帽子の洗い方

帽子にはたくさんの汚れがたまる。特に手編みのウール製ならなおさらです。手洗いが一番安全ですが、丈夫な帽子なら洗濯機で洗えるものもあります。洗う前に、帽子の素材と型崩れの有無を確認してください。最も簡単な方法は、この情報が記載されたタグを確認することです。タグがない場合は、ご自身の判断で洗濯してください。

方法1

帽子を手洗いする

1. 小さなプラスチックの桶に冷たい水を入れる。ぬるま湯や熱いお湯は色落ちの原因になり、素材によっては帽子の縮みの原因にもなります。帽子が浸かる程度のスペースがあればよい。一つか二つの帽子を洗うだけなら、桶の代わりに大きなプラスチックのボウルを使ってもいい。

   • この方法は、手編みの帽子やデリケートな野球帽など、洗濯機で洗うとほつれたり伸びたりするのが心配な場合に最適です。
   • 自分で編んだ帽子の場合は、毛糸のラベルに洗濯方法が記載されているか確認してください。
2. マイルドクレンザーを混ぜる。小さじ1杯程度の洗剤か石鹸を、完全に溶けるまで水に混ぜます。使用するクレンザーの種類は、帽子の素材や落としたい汚れによって決まります。

   • ニット帽の素材がウールの場合は、ウール専用の石鹸を選びましょう。そうすることで、毛玉や変色などのダメージを減らすことができます。このタイプの洗剤が手に入らない場合は、漂白剤やその他の添加物の入っていない中性洗剤でも大丈夫です。
   • 塩素系漂白剤や酵素処理剤はウール製品には絶対に使用しないでください。
3. スポットテスト初めて帽子にこの方法を使う場合は、全体を浸す前に小さなパッチを浸します。パッチを2分ほど水に浸したままにする。

   • 帽子がまだ濡れている間に、色がにじんでいないかチェックする。水中で染料が落ちるのに気づくかもしれない。落ちない場合は、帽子を軽い表面や物につけてみてください。
   • パッチを軽くたたくときは、漂白しやすいか、変色しても構わないもので行うようにしてください。
   • 帽子をかぶっているとき、他の人から見えにくい部分を選んでください。そうすれば、変色が目立ってしまっても、帽子全体の見た目に影響しません。
   • 色のにじみや全体的な変色に気づかなければ、次のステップに進みます。
4. 帽子全体を浸します。分後、テストパッチにダメージの兆候が見られなければ、帽子全体を浸します。通常の軽いクリーニングであれば、帽子を30分程度浸すだけでよい。帽子に泥がこびりついていたり、汚れが頑固な場合は、数時間浸す必要があるかもしれません。
5. 帽子をすすぐ。石鹸水から帽子を取り出します。水道水の強い水流ですすぎ、洗剤をすべて落とします。変色や縮みを防ぐため、冷たい水を使い続ける。べたつきがなくなり、石鹸が見えなくなるまですすぎを続ける。
6. 余分な水分を取り除きます。帽子を両手で挟み、軽く握ります。清潔なタオルの上に帽子を置き、水滴がなくなるまでたたきます。帽子を絞ったり、ねじったりしないでください。
7. 帽子を自然乾燥させます。ニット帽を風通しの良い場所に置きます。タオルの上に平らに置き、元の形に整えます。近くで扇風機を弱で回すと早く乾きますが、高温のドライヤーは使わないでください。熱で帽子が縮むことがあります。直射日光の当たる場所には置かないでください。

方法2

洗濯機でニット帽を洗う

1. デリケートなニット帽はランドリーバッグに入れてください。手編みのニット帽、特にウールのニット帽は、洗濯機の動きで傷んでしまうことがあります。これを防ぐには、枕カバー、ネット付きインティメートバッグ、または洗濯可能なガーメントバックにこれらの帽子を入れます。袋は巾着で閉じるか、巾着がない場合は上部を結んでください。こうすることで、帽子が落ちるのを防ぐことができる。

   • この方法で洗濯するニット製品には注意してください。アクリル、スーパーウォッシュ・ウール、コットンの糸でできた帽子なら、洗濯機に入れても大丈夫でしょう。しかし、特に「スーパーウォッシュ」と表示されていないウールや、洗濯機で洗えないものは、洗濯機で洗ってしまうと、洗濯物が変色してしまう可能性があります。
2. 可能であれば大きめの洗濯物を用意してください。ニットの場合、洗濯機の負荷が低いとフェルトの可能性が高くなります。ランドリーバッグが帽子を保護するはずですが、洗濯中にバッグが外れてしまうことがあります。他のアイテムも同じような色にしてください。これらのアイテムもニットであることが理想的です。
3. 洗濯物を入れる前に、洗濯サイクルを冷風で開始する。洗濯機に冷水を入れます。攪拌サイクルが始まる前に洗濯機を一時停止し、洗濯物を入れる。

   • フロントローディング式洗濯機の場合は、洗濯を始める前に通常通り洗濯物を入れてください。理想的ではありませんが、帽子は大丈夫でしょう。
4. 液体石鹸か洗剤をキャップ1杯入れる。ウール製品を洗う場合は、ウール専用の洗剤が最適です。これらの洗剤にはラノリンが含まれていることが多く、ウールのコンディションを整えて静電気を抑え、耐水性を高めてくれます。ウールを洗わない場合、または専用洗剤が見つからない場合は、漂白剤などの刺激の強い化学物質を含まない中性液体洗剤を使用してください。
5. 洗濯物を浸け置きします。洗濯機を再始動しないでください。少なくとも1時間は浸け置きします。特に汚れのひどいものは、一晩置く必要があるかもしれません。最初はウール製品が上に浮いていても心配しないでください。やがて十分な水分を含み、自力で下に沈みます。
6. 洗濯機を「回転のみ」で回します。これは、通常洗濯サイクルの最後の部分です。洗濯機は、石鹸水を排水する前に、中身を非常にマイルドに撹拌します。スピン・サイクルは、求心力によって余分な水分を取り除き、衣類を部分的に乾燥させる働きもあります。それでもまだびしょ濡れの場合は、もう1度回転サイクルを回してください。
7. 帽子を自然乾燥させる。清潔な乾いたタオルを平らな場所に広げます。その上にニットを広げます。シーリングファンのある部屋など、風通しの良い場所が最適です。帽子を自然乾燥させる。数時間で乾くはずです。

方法3

洗濯機で野球帽を洗う

1. ライナーかヘッドバンドを前処理する。ライナーは着用中に汗や皮脂を吸収するため、キャップの中で最も汚れやすい部分です。酵素ベースの洗濯用プレスプレーを選び、この種の汚れを分解するために吹きかけてください。

   • ここ10年ほどの間に作られた最新のベースボールキャップのほとんどは、洗濯機で簡単に洗うことができます。
   • ウールのベースボールキャップは手洗いしたほうがいい。
   • 古い野球帽のつばは厚紙でできていることが多い。これらのキャップは決して完全に水に浸してはいけない。代わりに、スプレーボトルと洗濯バサミで洗うのがベストだ。
2. キャップは普段の洗濯物に混ぜてください。この段階では、キャップを他の洗濯物と同じように扱いましょう。キャップと同じような色の衣類を組み合わせ、好みの洗濯洗剤を使う。

   • 最も良い結果を得るためには、冷水で洗うこと。ただし、ぬるま湯でも大丈夫です。熱いお湯で洗わないでください。
   • 漂白剤は使用しないでください。
3. キャップは自然乾燥させてください。洗濯が終わったらキャップを外し、風通しの良い場所で平らな場所に置いてください。近くに扇風機を置くと乾きが早くなります。キャップは衣類乾燥機に入れないでください。

方法4

麦わら帽子を洗う

1. 麦わら帽子が洗えるかどうか確認してください。麦わらの種類によっては、手洗いでも洗えないデリケートなものもあります。しかし、ほとんどの麦わら帽子は丈夫な麦わらで作られているので、手洗いでやさしく洗うことができます。メーカーのタグを確認してください。バクやシャンタンの麦わらは丈夫なようです。

   • 帽子の素材がわからない場合は、帽子の縁を軽く曲げてみてください。曲げに抵抗があったり、少し元の形に戻るようであれば、丈夫な麦わらである可能性があります。簡単に曲がったり、ほつれ始めたりする場合は、デリケートすぎる。
2. 可能であれば、装飾品は取り除く。ロープやリボン、ボタンなどの装飾品は、小さな針金で麦わら帽子に固定されていることが多い。針金は簡単にほどくことができるので、飾りは簡単に取り外すことができる。ただし、糸で留められている場合は外す必要はない。掃除のときよりも、縫い付けようとするときに傷つけやすいからだ。
3. 洗濯バサミで軽くこする。ブラシではできない軽いクリーニングには、湿らせた洗濯バサミを使う。帽子の表面についた汚れを払うように、丁寧に直接なでる。麦わらを湿らせないでください。
4. 過酸化水素水を使って帽子全体を洗う。水だけでは汚れが落ちない場合は、過酸化水素水を使うと効果的です。スプレーボトルに過酸化水素と水を半分ずつ入れます。

   • 柔らかい布にスプレーする。布で帽子全体を丁寧に拭き取る。
   • 特に頑固な汚れの場合は、帽子に直接スプレーし、洗濯バサミで拭き取ります。麦わらを浸すと、反りや縮みの原因になるので避けること。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Wash a Hat 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。