眼鏡の処方箋の読み方

ページ名:眼鏡の処方箋の読み方

眼鏡をかけている場合、処方箋を読めるようにしておくと便利です - 特にオンラインショップで新しい眼鏡を注文する場合。検眼医や眼科医は、処方箋のコピーを無料で渡すよう法律で義務付けられていますが、処方箋の情報を理解し、正しく使用できるかどうかはあなた次第です。処方箋に記載されている略語や数字の読み解き方を学び、視力検査機関で瞳孔距離を教えてもらえなかった場合でも、瞳孔距離を知る方法を見つけましょう。

方法1

用語を理解する

  1. O.D.またはO.S.を見て、どちらの目かを判断します。ほとんどの処方箋には、少なくとも2列の数字が記載されています。1つは "O.D."、もう1つは "O.S. "です。O.D.は "oculus dexter "の略で、ラテン語で "右目 "を意味します。O.S.は "oculus sinister "の略で、ラテン語で "左目 "を意味します。
    • 時折、両眼にO.U.(oculus uterque)と書かれた処方箋を目にすることがあります。
    • O.D.とO.S.の代わりに、R.E.とL.E.、または単に「右」と「左」を使用する処方箋もあります。
  2. 近視または遠視の場合は、「SPH」の欄をチェックしてください。SPHは "spherical "の略。この欄の数字は、近視や遠視を矯正するために、レンズがどれくらいの強度を必要とするかを示しています。数字はディオプターを表し、レンズの矯正力を表すのに使われる測定単位です。
    • 例えば-2.00のようなマイナスの数値は近視(遠くが見えにくい)を示します。
    • 1.50のようなプラスの数値は、遠視(近くが見えにくい)を示します。
  3. CYL "と "Axis "の欄を読んで、乱視の補正を見つける。乱視とは、水晶体や角膜の凹凸によって視界がぼやけることです。 乱視の矯正に必要なレンズの度数は、CYL(「円柱」)の欄でわかります。軸の欄には、乱視の角度に対応する数字が入っています。
    • 乱視が遠視に相当するか近視に相当するかによって、CYL欄の数字はプラス(例:+3.00)かマイナス(例:-0.50)になります。
    • 処方によっては、軸の欄がない場合があります。その代わりに、軸の前にxが付き、円柱形の測定のすぐ後に書かれている場合があります(例:+2.50 x30)。
  4. 遠近両用レンズが必要な場合は、"Add"(追加)の行があるか確認してください。近方視力と遠方視力の両方の矯正が必要な場合は、処方箋には球面矯正の行が2つあります。多くの遠近両用処方箋では、近方視力補正は "Add "と呼ばれる行に記載されています。また、近視と遠視の矯正をN.V.とD.V.の列に分け、遠近両用レンズが必要であることを示すために "add "と記載するものもあります。
  5. プリズム」と「ベース」の列で、視線補正を見つけます。これらの補正は、斜視や "lazy eye "など、目のアライメントに問題がある場合のものです。プリズム補正は、分数の "プリズム・ディオプター"(例えば、0.5または1/2)で表記されます。ベース欄は、レンズ上のプリズムの位置、つまり "上"、"下"、"内"、"外 "を示します。
    • ほとんどの処方箋にはプリズムやベースに関する情報は含まれていません。
    • 処方箋に「プリズム」の欄がない場合、プリズムの視度測定値は「p.d.」と表示されるか、三角形で始まることがあります。
    • ベース位置は、BU("ベースアップ")、BD("ベースダウン")、BI("ベースイン")、またはBO("ベースアウト")と書くことができます。
方法2

瞳孔距離を知る

  1. 眼科医に瞳孔距離を聞いてみましょう。瞳孔間距離(P.D.)とは、瞳孔と瞳孔の間の水平距離をミリメートルで表したものです。レンズを作る眼鏡屋は、眼鏡の中心を正しく配置するためにこの情報を必要とします。ほとんどの場合、眼科医があなたのP.D.を開示することは法律で義務付けられていませんが、無料または有料で開示してくれるところもあります。
    • 眼科で瞳孔距離の測定に手数料を請求された場合は、オンラインショップで払い戻しを受けられる場合があります。
  2. 瞳孔距離定規を購入するか、プリントアウトして、DIYで簡単に測定できます。眼科医が瞳孔距離を開示してくれない場合は、自分でP.D.定規を使って測定することができます。直定規やデジタルP.D.定規をオンラインで購入するか、無料のテンプレートをダウンロードして印刷して切り抜きましょう。また、普通の定規でメートルエッジを使ってP.D.を測ることもできます。
  3. P.D.定規で自分の瞳孔距離を測る。P.D.を測るには、鏡の前に立ち、定規の切り欠き部分(0印)を鼻筋に当てます。左目を閉じ、定規の数字を右目の瞳孔の真上から読み取ります。逆の手順で、左の瞳孔の測定値を求めます。2つの数字を足し合わせて、合計の距離を求めます。
    • 成人の平均的なP.D.は54~74mm、子供は43~54mmです。もしあなたのP.D.がこの範囲から大きく外れている場合は、測定が間違っている可能性があります。
    • 正確な結果を得るために、3~4回P.D.を測定してください。
    • 普通の定規を使う場合は、0mmの印を右の瞳孔の真上に置き、そこから左の瞳孔の真上の数字まで測ります。
  4. 友人にP.D.を測ってもらう。自分で測りたくない場合は、友人に手伝ってもらう。視野のすぐ下にしゃがんでもらい、10~12フィート(3~3.7m)先のものに焦点を合わせながら、P.D.定規で測ってもらう。
    • 測定中は目を動かさず、友人の方を見ないでください。目を動かしたり、友達に焦点を合わせたりすると、測定結果がゆがんでしまいます。
  5. 瞳孔距離アプリを使えば、素早く簡単にデジタル測定ができます。カメラ付きのスマートフォンがあれば、GlassifyMeのPD Meterのようなアプリで瞳孔距離を測定することができます。また、Warby ParkerやFinestGlasses.comなどの多くのオンライン眼鏡販売店では、写真をアップロードしたり、ウェブカメラを使ってP.D.を測定できる無料のP.D.測定ツールを提供しています。
    • これらのツールのほとんどは、写真にスケール用のオブジェクト、通常は署名面をカメラに向けたクレジットカードを含める必要があります。
    • この方法では、クローズアップされたターゲット(携帯電話のカメラやコンピュータの画面)に焦点を合わせなければならないため、不正確な結果が出る可能性があることに注意してください。瞳孔距離は、近くのものを見ているときに狭くなります。
  6. メガネのフォーカスポイントを使って、より正確にP.D.を測定しましょう。現在使用しているメガネをかけたまま、少なくとも20フィート(6メートル)離れた遠くのものに焦点を合わせます。左目を閉じ、洗えるサインペンを使って右目のレンズに点を置き、ピントを合わせている対象物を直接覆うようにします。右目を閉じ、左のレンズにも同じことを繰り返します。そして、2つの点の間の距離をミリメートル単位で測ります。
    • 近用メガネのP.D.を見つけようとしている場合は、代わりに近くのもの(通常の読書距離の本など)に焦点を合わせてください。
この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された " How to Read an Eyeglass Prescription " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。

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