ボディ・シェイミングに対処する方法

ボディ・シェイミングは、ネット上の見知らぬ人からであれ、親しい家族からであれ、非常に傷つくものです。サイズ、髪型、肌の色から全体的な外見に至るまで、その人の体について不適切な発言をして辱めることです。では、ボディ・シェイミングにどう対処すればいいのでしょうか？対処するのは難しいかもしれませんが、状況をコントロールし、対応し、ボディシェイマーにその発言が受け入れられないことを示す方法もあります。ここでは、誰かがあなたの体を辱めたときに最も効果的な対応方法を、例文付きで紹介します。

知っておくべきこと

• ボディ・シェイマーと直接対決する："私の外見はあなたには関係ないし、私は今のままの体が好きよ"
• ボディ・シェイミングにはポジティブに立ち向かいましょう：「心配してくれてありがとう！体重について意見を求めているわけではないのです」。
• 相手の言葉が傷つくことを説明する："あなたは気づいていないかもしれないけれど、あなたが私の外見について話すと、私は自分の外見にたくさんの努力をしているから、悲しくなるの"
• 次のような肯定的なマントラを繰り返すことで、内的なボディ・シェイミングを止めましょう："私は自分の体をありのままに受け入れ、愛する""私の体は強く美しい"。

方法1

見知らぬ人に対応する

1. 前もってコメントに対する返事の練習をしておく。あなたの体のある部分についてよく言われるのであれば、そのコメントに対する返答を練習しておくとよいでしょう。例えば、体重について否定的なコメントをされるのが心配なら、もしそうなったときに使えるような返事をいくつか考えておく。そうすれば、誰かの不規則な批判的な発言に不意打ちを食らうことはなくなる。

   • 例えば、"私の体重はあなたには関係ありません "とか、"私は今の髪型が好きです、ありがとうございます "などと言うのだ。
2. 無礼な発言に対しては、丁寧に相手を罵倒しましょう。ボディ・シェイマーを罵倒することは、彼らが二度と同じことをしないようにし、自分の発言にもっと気をつけるように促す効果的な方法です。たとえそれが見知らぬ人からのものであったとしても、失礼な発言を我慢する必要はありません。

   • 例えば、「そんなものを注文する必要があるのか？と言われたら、「私の食生活にとやかく言われたくないわ。私の体、私の選択です "と答えてみてください。
   • ただし、見知らぬ人が怒っていたり攻撃的だったりする場合は、特に人目につかない場所にいる場合は、無視するのが一番かもしれない。常に自分の安全を第一に考えましょう！
3. 相手にしたくないのであれば、見知らぬ人のコメントは無視しましょう。体を辱めるような発言に反応する義務はありませんし、場合によっては、反応することで相手の注意を引くだけです。だから、誰かと対立したくないなら、代わりに無視することを試してみてください。無視することで、相手が何を言ったのか、なぜそれが不適切だったのかを考える機会を与えることにもなります。

   • 無視するときは、相手の方を見ないこと。今していることを続け、相手の言っていることが聞こえないように振る舞いましょう。
4. 否定的なコメントから自分を切り離す。要するに、ボディ・シェイミングに負けないようにしましょう。誰かがあなたの体についてコメントするのは決して良いことではありませんが、相手の否定的な意見に流されるかどうかは、あなた自身が決めることができます。 そのようなコメントは通常、あなたについてというよりも相手についてであることを覚えておいてください。

   • 例えば、誰かが体を辱めるような発言をしたときは、少し時間をおいて自分を取り戻しましょう。何度か深呼吸をし、失礼な発言と自分との間にバリアを張ることをイメージする。
   • 彼らの言葉は私を傷つけることはできない。私は安全だ」とか、「私は幸せで健康だから、彼らの意見はどうでもいい。
   • 相手がまだあなたに話しかけようとしている場合は、素早く丁寧にその会話から離れましょう。人と待ち合わせをしていて、ちょっと遅れそうなので失礼します」とか、「話せてよかったけど、もう行かなくちゃ。さようなら"

方法2

オンラインでのボディ・シャミングに対処する

1. 無礼な人にメッセージをやめるよう伝えるか、ブロックする。個人的なメッセージを使って、あなたの神経を逆なでする人もいます。この方法は、公の場で悪者にされずに済み、他のネットユーザーからの応援もなくなるので、特に卑劣です。嫌なメッセージを受け取ったら、やめるよう相手に頼むか、完全にブロックし、既存のメッセージを削除しましょう。

   • メッセージをやめるように伝えるには、こう言ってみてください。メッセージをやめてください。"
   • 相手がやめない場合は、.ほとんどのソーシャルメディア・プラットフォームではブロックが可能です。
   • 可能であれば、あなたのメールアカウントでその人を受信拒否メールリストに追加し、そこでも連絡が取れないようにする。
   • ソーシャルメディア上で嫌がらせや罵倒を受けた場合は、必ず報告しましょう。ほとんどのウェブサイトは、他のメンバーを罵倒するユーザーを追い出します。
2. オンラインのコメント欄には近づかないこと。ネット上で身体を辱められると、コメント欄に飛び込みたくなるかもしれない。しかし、そのようなコメントを読んだり読み直したりすることは、長い目で見ればあなたをさらに傷つけるだけです。その代わり、過去の経験から傷つくとわかっているコメントは読み飛ばし、否定的なコメントに出会ったら、それがボディ・シェイミングだとわかった時点で読むのをやめましょう。
3. ネット上でボディ・シェイミングをする人に暴言を吐かないようにする。インターネット上では、誰かが自分を攻撃しているように感じると、罵倒や個人攻撃に頼りたくなることがある。しかし、それでは何も得られず、むしろ相手のレベルまで下がってしまうだけです。相手を攻撃するのではなく、相手の言葉に反応することに集中しましょう。

   • 例えば、誰かが「あなたの鼻は醜いですね」と言ったとしたら、「あなたはおしゃべりですね。そのような返事は、あなたたちの間で険悪なやりとりが始まるだけでしょう。
   • その代わりに、「私は自分の鼻がとても好きです。ありがたいことに、私の評価はあなたの評価に左右されないわ」。
4. ポジティブさでボディ・シェイマーと戦おう。ネット上で誰かがあなたの容姿を貶めたら、あなたが自分の体や容姿を持っていることを示しましょう。 ポジティブなメッセージとともに、あなたがどれだけ自信を持っているかを示す写真を1、2枚投稿することで、辱めを逆手に取り、いじめっ子たちに、彼らの否定的なメッセージはあなたに自分を悪く思わせることはできないことを示しましょう。

   • 例えば、誰かがあなたの髪をからかったら、"他の人は好きではないかもしれないけれど、私はこの髪が素敵だと思う！"といったキャプションを添えて、あなたの髪を美しく撮った写真を投稿しましょう。
5. ボディ・シェイミングに挑戦する適切な機会を探しましょう。インターネット上では、（例えばYouTube動画のコメント欄のように）ボディ・シェイミングに挑戦するコメントを受け入れない人もいる。些細なコメントにいちいち反撃するのではなく、意図せずボディ・シェイミングに関与している友人の投稿など、あなたの言葉が実際に届くかもしれない場所を探しましょう。

   • 例えば、あなたが妊娠後の写真を投稿し、友人が「大丈夫、そのうち痩せるよ」と書き込んだら、「安心させてくれてありがとう、でも体型についてのコメントは求めていないわ」と返してみて。
   • 自分のために立ち上がる場所をいつも選ぶことはできないが、時には反撃することが益よりも害になることもある。場合によっては、意地悪なコメントから立ち去り、振り返らないほうがいいこともある。

方法3

友人、家族、知人に対処する

1. 相手のコメントについて、その場で何か言う。友人や家族から体を辱めるような発言をされたときは、その場で、その発言が筋違いであることを伝えましょう。 意地悪になったり、キレたりする必要はなく、その発言には納得できないとだけ言って、次に進みましょう。もしそう思うなら、なぜそのコメントが不適切なのかを簡単に説明する。

   • 例えば、友人から体を辱めるようなことを言われたら、「心配してくれてありがとう。今後はそういうことを言わないでくれるとありがたい」と言う。
2. 相手が何を言おうとも受け流し、話題を変えましょう。失礼に思えるかもしれませんが、相手の発言を無視することで、相手が何を言っても問題ないと理解することができるかもしれません。 褒め言葉に見せかけた侮辱に対してお礼を言いたくない場合もあるので、裏返しの褒め言葉などにもこの方法を使いましょう。

   • 例えば、あなたの母親が「きれいなドレスね、でもあなたには似合わないわ」などと言ったとしたら、無視するのが一番かもしれません。
3. ボディ・シェイミングについて正直に話しましょう。ボディ・シェイミングをしている人が一般的に親切な人であれば、自分のしていることが間違っていることに気づいていないかもしれません。彼らはあなたに有益なアドバイスをしていると思っているかもしれませんが、実際は傷つけるようなことを言っているのです。相手と一緒に座って、なぜその発言があなたを悩ませるのか、腹を割って話しましょう。

   • 自分では気づいていないかもしれないけれど、『今日はちょっと髪が乱れているね。今日はちょっと髪が乱れているね。せっかく髪をセットしてから来ているのに、悲しい気持ちになる」。
4. 体を恥じる友人や家族には、少し距離を置いてあげましょう。体を辱めるような話をやめる意味がわからない人もいるので、一緒に過ごす時間を減らしたほうがいいかもしれません。自分を嫌な気分にさせる人と一緒にいる義務はありません！あなたが彼らと過ごす時間を減らしていけば、彼らも察して行動を改めるかもしれない。そうでなくても、少なくともあなたは彼らの毒舌に付き合う必要はない。

   • 完全に避けることができない人もいるかもしれませんが、できることをしましょう。例えば、家族の集まりでしか会わないような人とは、なるべく会話をしないようにする。
5. 診察室で思い込みに挑戦する。時には、人（医師でさえ）があなたの体格からあなたを推測することがあります。あなたが大柄な人なら、医師はあなたの食事や運動、体調管理の仕方について決めつけるかもしれません。医師があなたを他の患者と同じように扱うためには、そうした思い込みに異議を唱えることが大切です。

   • 例えば、医師が病気や症状を治療する唯一の方法は体重を減らすことだと提案した場合、医師はもっと痩せている人と同じように治療するかどうかを尋ねてください。
   • さらに、あなたの体重と病状がどのように関係しているのか、医師に説明してもらいましょう。私の体重がどうしてこんなことになるのですか？この病気は痩せている人では診断されないのですか？" と言ってください。
   • 医師が本当にあなたを助けようとしてくれているのか、あなたの外見についてコメントしているのではないのかを見極めるためにも、医師の話には心を開いて耳を傾けましょう。
   • 自分の体型が健康問題を引き起こしているとしても、だからといって自分を卑下する必要はないということを忘れないでください。体型のためではなく、健康のために前向きな変化をもたらすために、医師と協力することに集中しましょう。

方法4

体をポジティブにする

1. 自己愛を育み、自分に優しく接しましょう。健康は常に外見よりも大切です！自分のことをよく思わない日があるかもしれませんし、体を辱めるような発言はその気持ちをさらに悪化させるかもしれませんが、セルフケアと受容が助けになることはよくあります。 よく食べ、自分を喜ばせてくれる趣味に時間を費やし、自分を気遣ってくれる人たちと一緒に過ごしましょう。

   • 鏡に映った自分を見るとき、自分の内なる対話に注意を払う。批判的ですか？毅然と "No "と言って、否定的なコメントを止めましょう。
   • 新しい方法を探しましょう。 瞑想や深呼吸をすると、気持ちが落ち着き、ストレスに圧倒されなくなります。
2. 否定的なセルフトークを、肯定的な考えやアファメーションに置き換えましょう。自分のことを否定的に考えていると、体の内側から恥ずかしさが湧いてくることがあります。 それを防ぐには、自分の好きなところにフォーカスを移してみましょう。否定的な考えではなく、自分らしさを誇りに思いましょう。

   • 例えば、自分の体について否定的なことを考えている自分に気づいたら、立ち止まって、"I accept my body the way it is"（私は自分の体をありのままに受け入れる）とか、"My body is strong and beautiful"（私の体は強く美しい）などとマントラを繰り返してください。
   • 最初はポジティブになれず苦しくても大丈夫。いきなりポジティブなアファメーションから始めるのではなく、ボディ・ニュートラルを試してみましょう。
     • ボディ・ニュートラルを実践するには、ネガティブなセルフトークを、あなたの体にできること（見た目ではなく）をシンプルに表現するフレーズに置き換えてみましょう。
     • 例えば、"私の身体はいろいろな面で私を助けてくれる "とか、"私の身体は一生懸命働いていて、尊敬に値する "などと言うのです。
3. ありのままの自分の体に感謝することを学びましょう。足りないと思うものをすべて望むのではなく、今ある体に感謝するようにしましょう。結局のところ、あなたの体は毎日あなたを生かし、人生を最大限に生きることを可能にしているのだ。それを愛してやまないものがあるだろうか？普段は意識していないような、あなたの体ができる単純なことすべてに注目し、そのことに感謝しましょう。

   • 例えば、呼吸や心拍を記録することはあまりないかもしれないが、どちらもすべての体が行っている重要な機能であり、感謝する価値がある。
4. ソーシャルメディアのアカウントとそれに費やす時間を管理する。ソーシャルメディアに多くの時間を費やすと、体を辱めるようなコメントにさらされ、ストレスが増えるかもしれません。自分の身を守るために、無神経で体を辱めるようなコメントをする人たちのフォローをすべて外し、ポジティブな友人やインフルエンサーだけをフォローして、自分のアカウントにボディ・ポジティブなフィードを作るようにしましょう。

   • 時間をよく使う人は時間を考え、他の活動に集中しましょう。
   • 例えば、Twitterをスクロールしている時間を、直接友人とつながったり、外に出て運動したりする時間に使いましょう。
5. 食べ物に対する健康的な態度を保つ。自分の体についてどう感じようが、他人から何を言われようが、食べ物は敵ではないということを思い出すために、マインドフルな食事を実践しましょう。 体重が何キロになろうが、どんな体型になろうが、食べることに喜びを感じることができます。

   • 携帯電話やテレビなど、気が散るものはすべてシャットアウトして、食事を楽しむことに集中しましょう。
6. サポートが必要なときは、信頼できる人に相談しましょう。他人からボディ・シェイミングを受けたときは、友人や家族に声をかけ、直接会ったときでも、メールを送るだけでも構いません。信頼できる親友がいれば、自分の感情を分かち合い、ボディ・シェイミングを受けたことによる精神的負担に対処するためのはけ口を与えてくれるでしょう。

   • さらにサポートが必要だと感じたら、資格のあるメンタルヘルス・カウンセラーを検討しましょう。カウンセラーは、あなたの感情を処理し、ボディシェイミングに対処する方法について適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Assertively Deal with Body Shaming 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。