バストを引き締める方法

ハリと弾力のあるバストを手に入れたいと思うのは、珍しいことではありません。残念なことに、妊娠、ホルモンの変動、乳房組織や皮膚の老化は、簡単にバストを垂らす原因になります。医療専門家に相談し、場合によっては手術を受ければ、すぐに劇的な効果を得ることができますが、ハリのあるバストを手に入れる唯一のルートではありません。生活習慣や姿勢を正すことで、これ以上垂れるのを防ぎ、胸の筋肉をターゲットにした普段の運動習慣を身につけることで、時間をかけてバストを持ち上げていくことができます。

方法1

バストのたるみを予防する

1. 運動中はサポート力のあるスポーツブラを着用しましょう。バストはジャンプやステップのたびに弾み、伸びます。運動は健康的な習慣ですが、ジョギングに出かける前には、必ず体にフィットしたスポーツブラを着用しましょう。適切なスポーツブラを着用することで、乳房組織や胸の筋肉にかかるストレスや負担を軽減することができます。

   • 胸を胸壁に対して平らにするような圧迫ブラジャーは、なるべく避けてください。コンプレッションブラは上下の揺れを抑えるのに役立ちますが、左右の揺れは抑えられません。その代わりに、バストの動きを個別にサポートするモールドカップが別々に付いているカプセルブラを選びましょう。
   • バストが大きい人は、太めのストラップが付いたアンダーワイヤーのスポーツブラを探しましょう。
2. サポートバンドが伸びたら、ブラジャーを交換してください。ブラジャーの一番内側の留め具が、きつくフィットしなくなったら買い替え時です。バストのサイズは、ホルモンや体重の変動、妊娠によって変化することがあるので、今使っているブラジャーが不快だったり、ゆるすぎたりする場合は、新しいブラジャーのサイズを測ってもらいましょう。

   • 普段、一番緩い留め具でブラジャーを着用している場合は、ブラジャーが伸びるにつれて、徐々にきつい留め具を使い始めましょう。そうすることで、ブラジャーを最大限に活用することができます。
   • ブラジャーを洗濯する前に留め具を締めて、ブラジャーの寿命を保ちましょう。手洗いができない場合は、やさしく洗濯し、メッシュのランドリーバッグに入れて、ブラジャーが伸びないようにしましょう。
3. 胸を長時間日光にさらさないようにしましょう。特に日焼け止めを使用せずに、トップスを着用せずに過度な日焼けをすると、バスト周りの組織が乾燥し、弾力性が失われることがあります。日焼けをしたい場合は、控えめにし、必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
4. 背筋を伸ばし、肩を落として良い姿勢を心がけましょう。背中を丸めて肩を前に出すと、胸の筋肉が緩んで胸が垂れてしまいます。これが常態化していると、自然と重力に引っ張られて胸が下がってきます。姿勢を正すだけで、胸周りの筋肉が引き締まり、バストアップにつながります。

   • 椅子でうつむくときは、背中に枕を置きましょう。
   • 床に座っている場合は、猫背にならないように壁に背中をもたせかけましょう。
5. 仰向けで寝る。寝ているとき、片方ばかりに気を取られていると、マットレスを背にしたときよりも、高くなった胸が垂れて伸びてしまうことがあります。仰向けで寝ることで、両方の胸の張りを長く保つことができます。

   • 寝るときにブラジャーを着用していると、朝には胸が張ったように見えるかもしれませんが、実は胸に長期的なダメージを与えている可能性があります。夜間にブラジャーを着用すること、特にアンダーワイヤー入りのものを着用することで、バストが自然に持ち上がる力を確実に低下させているのです。
6. ヨーヨーダイエットによる体重の変動を避けましょう。ダイエットのオンとオフを繰り返すと、妊娠線や弾力のない皮膚になることがあります。体重が増えると、バストの周りの皮膚が伸びます。その体重をすぐに減らすと、皮膚が伸びてバストがより垂れて見えることがあります。時間が経つにつれて、体重の変動が続くと、肌の弾力性が失われていきます。

   • 現実的な運動と食事制限の方法を考え、それを守るようにしましょう。そうすることで、ヨーヨーダイエットのサイクルを断ち切ることができます。
   • ヨーヨーダイエット以外の原因で体重が変動することもありますが、ホルモンの影響、ストレス、病気など、自分では解決できないこともあります。ヨーヨーダイエットを避けるようなものです。
7. 組織の伸張とコラーゲンの破壊を最小限に抑えるために禁煙する。ニコチンは、バスト周りの皮膚の弾力性結合組織であるエラスチンと、バストのハリを作るコラーゲンを分解します。エラスチンやコラーゲンがすでに受けているダメージを元に戻すことはできないかもしれませんが、たるみの悪化を食い止めることはできるかもしれません。

   • まずは、かかりつけの医師の診察を受け、禁煙を安全に始める方法を相談しましょう。禁煙は難しいもので、ニコチンがない状態に慣れるまで体に負担がかかります。禁煙のストレスが悪化させる可能性のある進行中の症状や病気について、医師に相談することをお勧めします。
8. 冷たい水を胸に当てる。冷水や氷は、胸の周りの皮膚の弾力性を高めるのに役立ちます。お湯でシャワーを浴び終わったら、冷水で胸をすすぎましょう。

   • 冷水を胸に当てるのは、通常のエクササイズに加えて行うのが効果的です。この方法は皮膚の弾力を助けるだけなので、バストにハリを与えることはできません。バストを引き締めるには運動が必要です。

方法2

胸の筋肉を鍛える

1. バストラインを引き締めるために、近所のプールで数周泳ぎましょう。水泳は流れるような泳ぎ方とは裏腹に、地道に行うにはかなりの体力が必要です。プールがあれば、簡単にバストを引き締め、エクササイズにもなります。

   • フリースタイル・ストローク、ブレスト・ストローク、バタフライ・ストロークを練習して、体幹と胸の筋肉を鍛えましょう。
2. 胸と上半身の筋肉を鍛えるために、伝統的な腕立て伏せをしましょう。最初は難しく感じるかもしれないが、余分な器具を使わずに筋持久力を高める簡単な方法だ。回数を重ねるにつれて、胸と体幹の筋肉が鍛えられ、バストアップにつながります。

   • 腕立て伏せをするときは、背筋はずっとまっすぐにしておくこと。背中が反ってしまうと、胸の筋肉を効果的に鍛えることができません。
   • 筋肉を鍛えるには、膝をついて腕立て伏せをすることから始め、徐々に伝統的な腕立て伏せができるようになるのが効果的です。
3. 胸の筋肉を引き締めるには、ウェイト・ベンチ・プレスを行いましょう。ウェイトは胸と肩の筋肉に抵抗を与え、バストを長時間持ち上げる。ダンベル・ウエイトでもバー・ウエイトでも、自分が使いやすい方を使おう。

   • エクササイズベンチの上に仰向けになり、両手でウェイトを持ちます。背中を平らにしたまま、重りを肩から離して空中に押し出す。息を吸いながら重りを胸に戻し、さらに10回繰り返す。
   • ベンチプレスは、頭の真上からウエイトを持ち上げるので危険です。万が一に備えて、必ず補助者をつけてください。
4. ウェイトベンチプレスを上級者向けのダンベルフライエクササイズに変身させましょう。ベンチプレスで筋肉をつけたら、同じテクニックをダンベル・フライのエクササイズに移行することができる。これは、余分な筋肉をターゲットにする簡単な方法であり、この運動は立って行うこともできます。

   • ベンチプレスでウェイトを上に押し上げるとき、息を吐きながら、ウェイトが肩と水平になるまで腕を翼のように広げる。腕をまっすぐ伸ばしたままウェイトを持ち上げ、胸のあたりまでウェイトを戻す。
   • 手首を曲げたりひねったりしやすいので、重いウェイトでこのエクササイズを始めないこと。
5. 小さなエクササイズボールでハイローボールスクイーズを行う。これは自宅でも、テレビを見ているときのコマーシャルの合間にもできる簡単なエクササイズです。小さなエクササイズボールか、遊び用の小さなボールを用意するだけで、簡単に始めることができる。

   • ボールを手のひらで挟む。ボールは手のひらの間にすっぽりと収まり、持ち上げると少し重みがあるくらいがいい。
   • ミッドスクワットのように大きく構える。膝は90度に曲げ、つま先はやや外側に向ける。
   • 肘を曲げてボールを胸に持ってくる。次に両腕を頭の上に伸ばし、ボールを強く握り、同時に膝をワイドスタンスから半分伸ばします。
   • 脚を元のしゃがんだ姿勢に戻す。そして、ボールを胸に戻すと同時に、脚を素早く上にパルスさせる。この動作は流動的で、小さなバウンドのようでなければならない。

方法3

医学的または外科的な解決策を見つける

1. バストの皮膚がたるんでいる場合は、皮膚科を受診しましょう。医師は、たるんだ皮膚を引き締めるケミカルピーリングやレーザー治療を提案してくれるかもしれません。また、アンチエイジングクリームのような侵襲性の低い治療や、皮膚のコラーゲンを改善するような他の皮膚の治療法についても尋ねるべきです。
2. 美容整形や形成外科手術には、さまざまなリスクや、現在の健康状態に影響を及ぼす可能性がある。整形手術を受けられないような基礎疾患がないことを確認したい。医師の許可が下りたら、評判の良い形成外科について医師に尋ね、医療保険が適用されるかどうかを確認しましょう。

   • 選んだ外科医とは、必ずメリットとリスクについてよく話し合いましょう。あなたの希望を説明し、外科医に様々な手術の選択肢、費用、回復時間について詳しく説明してもらいましょう。
3. 乳房吊り上げ術は、皮膚、靭帯、乳房組織を吊り上げ、乳房を引き締めます。もう子供を産むのはこりごりだとお考えなら、外科的乳房吊り上げ術で胸全体を若々しくハリのあるものにすることができます。

   • マストペクシーは胸を引き締めるだけで、胸の大きさは変えません。回復にはしびれや痛みが引くまで6週間、胸が完全に治るまで2、3ヶ月かかります。
4. バストを引き締めるためにナノ脂肪移植を行います。この手術では、外科医があなたの体の他の部分から脂肪を取り除き、それを胸の部分に注入して、あなたの胸をより豊かでハリのあるものにします。 このオプションは、豊胸手術を受けるよりも自然な外観を提供しますが、あなたが望む結果を得るために4～6回のセッションが必要になることもあります。

   • あなたの胸は、ナノ脂肪移植から完全に治癒するために数週間を必要とし、一度落ち着くと、結果に満足していない場合は、さらに別のセッションが必要になる可能性があります。
5. バストの大きさを変えるためにインプラントを入れる。 これは、バストのサイズを劇的に大きくする最も手っ取り早い方法です。あなたの年齢や好みに応じて、シリコンインプラントまたは生理食塩水インプラントを得ることができます。

   • シリコン・インプラントはあらかじめ充填され、乳房組織の下に入れられます。感触は人間の脂肪に似ています。これらは乳房再建のために利用可能であり、22歳以上であれば誰でも利用できます。
   • 生理食塩水インプラントは、乳房組織の下に配置され、その後滅菌塩水で満たされています。これらは乳房再建のために利用可能であり、18歳以上であれば誰でも利用できます。
   • インプラントを得るために6週間までかかることがあることを覚えておいてください。その6週間の間に、外科医との定期的な面会があり、徐々に運動習慣を取り戻さなければなりません。

エクササイズ例

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Firm Your Breasts 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。