大人の男の着こなし方

シンプルで汎用性が高く、体にフィットした服は、大人の男の着こなしの秘訣だ。ワードローブに大人の装いを加えるなら、テーラードスーツがいいスタートだ。ネズミ色のTシャツをボタンダウンやパリッとしたカジュアルシャツに替え、カーゴやジーンズのショートパンツは捨てる。何年も履けるウール素材と上質なフォーマルシューズに投資しよう。多少の出費は必要かもしれないが、大金をつぎ込む必要はない。大人のワードローブは時間をかけて集めていくものなので、忍耐強く、少しずつクローゼットをアップグレードしていこう。

方法1

上質な洋服の定番を買う

1. 仕立ての良いネイビーのスーツに投資しよう。就職面接から結婚式まで、良いスーツは大人のワードローブに欠かせない。薄いラペルの2つボタンのネイビースーツを選び、仕立て代は予算に組み入れよう。

   • スーツは汎用性が高く、フォーマルでもカジュアルでも着回しがきく。
   • 汗ばむような化学繊維の素材は避け、コットンやウールなどの天然繊維のスーツを選びましょう。
2. ボタンダウンのレパートリーを増やす白のボタンダウンシャツはどんな場面でも活躍する。ジーンズに合わせてもいいし、スーツのジャケットの下に着てもいい。まずは白を2～3枚、次にブルー、グレー、グリーンなど他の色を加えて、ボタンダウンのコレクションを作りましょう。

   • 自分の肌の色やスタイルに合った色を選ぶこと。一般的なルールとして、暗い肌色には明るい色が、明るい肌には暗い色が似合います。
   • 服は常にプレスし、シワがなく、汚れのないものを選びましょう。
3. スリムカットの汎用性の高いダークデニムを選ぶ。大人の男は体にフィットしたジーンズを履くものだから、バギーパンツをスリムカットの体にフィットしたインディゴデニムに替えよう。ダークデニムはより汎用性が高く、スーツジャケットと合わせてビジネスカジュアルに、あるいはパリッとしたTシャツと合わせてフォーマルでない場にも対応できる。

   • バギーパンツは避けましょう。体にフィットした服を着たほうが大人っぽく見える。
4. 古くなったTシャツは、パリッとしたカジュアルシャツに替えましょう。古いバンドロゴのTシャツを捨てる必要はありませんが、家の中をブラブラするとき用に取っておきましょう。上質な白、黒、グレーのTシャツを買いましょう。

   • 繰り返しになるが、汎用性が重要だ。良いTシャツは、ジャケットの下に着てビジネスカジュアルにしたり、ちょっとした用事のときに素敵なショートパンツと合わせたりできる。
5. カーゴ、ジーンズ、バギーショーツは避けよう。サファリでもない限り、ポケットだらけのショーツは避けよう。ショーツはぴったりとフィットし、膝上丈で、デニム製でないものがよい。リネンやシアサッカーなどの通気性のよい素材や、ゆったりとした綿織物を選ぶこと。

   • ブランチやバーベキューなどのカジュアルな場には、ショートパンツにボタンダウンを合わせて。職場やビジネスシーンでは、ショートパンツは着用しないこと。

方法2

アクセサリー、アウター、靴を選ぶ

1. シンプルで洗練された腕時計を買う。良い腕時計ほど「私は大人の男です」とはっきり言うものはない。シンプルなデザインの金属製のアナログ時計（デジタルではない）を選びましょう。

   • せっかく良い時計に投資するのなら、たくさん使いたいもの。迷ったら、すっきりとした控えめなデザインのものを選びましょう。派手なワニ革のストラップはゴージャスに見えるかもしれないが、それがどれだけの服装や場面にマッチするか考えてみよう。
2. ネクタイのコレクションを始めましょう。太い結び目のネクタイは時代遅れなので、細身のネクタイを選びましょう。ネクタイは個性をアピールする場でもありますが、キッチュなデザインは避けましょう。

   • ネクタイの色は、スーツを引き立てる色とコントラストをつける色を選びましょう。クールなブルー系の無地や繊細な柄は、控えめな装いにぴったり。赤やピンク、オレンジはネイビーのスーツに映えるので、手元に置いておくと主張が強くなります。
3. ウールのオーバーコートを。寒冷地ではウールのピーコートが必須だ。大の大人がスポーツロゴ入りのボロボロのパフコートを着て面接に向かうわけがない。

   • まずは黒のピーコートから始め、余裕があれば日焼けした冬用コートや薄手の夏用ジャケットをプラスしよう。
4. 冬のアクセサリーで気品をプラス。シンプルなカシミアやウールのスカーフは、どんな冬の装いにも男らしさと気品を添えてくれる。マフラーは幅15～36cm、長さ150～180cmのものを選びましょう。グレーやブルーなどの無地か、控えめなチェック柄やストライプがおすすめ。

   • 冬の帽子は、シンプルな黒かグレーのスカルキャップかビーニーをかぶればいい。 ただ、室内で帽子をかぶらないように注意しよう。
   • かさばる手袋は、スーツや素敵なオーバーコートに似合わないので、スマートなものを選びましょう。黒のレザーは定番だが、服装によってはフォーマルすぎることもある。一組しか買えないなら、ウールの方が万能だ。
5. 上質な黒や茶色の革靴に投資しましょう。フォーマル・シューズは高価な投資となりますが、良い一足に奮発する価値はあります。良い革靴は、手入れをすれば何年も履き続けることができる。シンプルなデザインであればあるほど、より多くの服装や場面にマッチする。

   • 靴は大きな投資なので、何にでも合い、流行遅れにならない、クリーンでタイムレスなデザインを選ぶこと。まずはブラウンとブラックの2色から始めましょう。時間をかけて、茶色と黒のブーツをコレクションに加えましょう。

方法3

予算内でワードローブをアップグレードする

1. 忍耐強く、少しずつワードローブを改善していきましょう。大人のワードローブを作るには時間がかかるので、一晩でスタイルをアップグレードするために何千ドルも払う必要はありません。上質で長持ちするアイテムに1点ずつ投資しましょう。最終的には、クローゼットがシャープな服、靴、アクセサリーでいっぱいになるでしょう。
2. 他の予算を削減しましょう。夜の街に出かける代わりに、シャツやパンツ、時計を買う。衝動買いを避け、予算の中で大人のワードローブのために資金をシフトできる場所を探しましょう。
3. セールを探したり、古着屋を探したりしましょう。アウターやショートパンツなど、季節もののお買い得品を見つけ、来シーズンまで保管しておく。裕福な地域にある委託販売店や古着屋は、質の良いアイテムを大幅値引きで探すには絶好のスポットだ。

   • デザイナーのアウトレットもチェックしよう。たとえオンラインでお得な商品を見つけたとしても、店舗で試着しない限り、オンラインで服を買うのは避けましょう。試着せずに購入する場合は、返品規定がきちんとあるか確認すること。
4. 奮発するのは、定番の服やアクセサリーだけにしましょう。懐を深くして贅沢をするときは、その服がたくさん着られるかどうかを確認すること。例えば、シンプルなネイビーのスーツはいい買い物だ。逆に、派手な色のスーツはあまり着ないでしょう。
5. 木製ハンガーに投資しましょう。針金ハンガーはもういらない！良いハンガーを使えば、衣服はパリッとし、寿命も延びます。

   • ハンガーは、服を床に山積みにしておくのではなく、実際に使うようにしましょう。品質を保つだけでなく、吊るしておけばアイロンがけの手間も省けます。
6. 靴を磨き、コンディションを整える。靴の素材に合ったコンディショナーやクリーナーを購入し、少なくとも月に1回は靴を手入れしましょう。靴は適切な手入れをすることで、何年もシャープな状態を保つことができる。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Dress Like a Grown Man 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。