ストレート・カミソリの剃り方

ストレート・カミソリは、安全カミソリが発明される以前に使われていた、柄のついた刃の開いたカミソリである。安全カミソリが発明される以前から使われている。まずお湯で顔を潤し、ブラシでシェービングソープを塗る。刃を肌に斜めに当て、短くコントロールしながらストロークする。2～3回顔の上を通過させ、次の髭剃りまでに刃を研ぐ必要がある。ストレート・カミソリを使いこなせば、安全カミソリで剃るよりもずっときれいに剃れるようになる。

その1

泡立て

1. お湯で顔を潤す。熱めのシャワーを5分ほど顔にかける。毛穴が開き、ひげがやわらかくなり、ひげそりが楽になる。床屋さんがお客さんにするように、ホットタオルを顔に巻いてもいい。小さなタオルをお湯に浸し、タオルが冷めるまでしっかりと顔に当てておく。
2. プレシェーブオイルを顔に塗る。良いプレシェーブオイルは、髭を剃りやすくするのに役立つ。ホホバ、ココナッツ、オリーブ、ヒマワリなどの天然オイルを含む製品を探そう。これらのオイルは、カミソリを止めずにヒゲを柔らかくするのに役立ちます。
3. シェービングブラシをお湯に浸す。シェービングボウルかマグカップにお湯を入れる。ブラシの毛が柔らかくなるように、お湯は熱めにしましょう。ブラシを1～2分浸しておく。その後、ブラシを手に取り、手首をはたいて余分な水分を取り除く。

   • 最高級のシェービングブラシはアナグマの毛でできている。猪毛ブラシは安価で、合成ブラシは最低品質です。
   • 指で石鹸やクリームをひげになじませることもできるが、ブラシを使えばもっと簡単だ。
4. シェービング用マグカップの底にシェービングクリームか石鹸を置く。マグカップまたはボウルの水を捨てる。5円玉大のシェービングクリームか、ソープケーキを入れ替える。石鹸は安価なオプションで、高脂肪の植物油グリセリン混合物で作られています。クリームも石鹸と同様で、ホホバオイルやココナッツオイルのような天然のエッセンシャルオイルを使ったものを探すとよい。

   • 一般的なシェービングジェルやフォームは避けよう。これらは使えるが、上質の石鹸やクリームほどの剃り味は得られない。
5. ブラシで泡を作る。湿らせたブラシをマグカップに入れる。石鹸やクリームを泡立てるようにかき混ぜる。かき混ぜればかき混ぜるほど、泡は濃くなる。
6. 石けんやクリームをひげになじませる。ブラシで泡をつまみます。剃りたい部分に円を描くように動かし、毛の1本1本まで行き渡るように注意する。十分な量の泡をつけたら、ブラシを2、3回動かして、剃り残しをなくします。

パート2

カミソリで剃る

1. 親指と3本の指でシャンクを挟む。カミソリに木やプラスチックの柄がついていても、握ることはしない。その代わり、親指をシャンク（柄とつながっている金属の部分）の刃の下に置く。人差し指、薬指、中指はシャンクの反対側に置く。最後に、小指をタング（柄の外側にある小さな金属片）に置く。

   • これが基本的な握り方であり、多くの人は使い心地や方向性を調整するために、時間をかけてこの握り方を調整する。
2. 刃を肌に対して30°の角度で持つ。刃は肌に平らに当てたり、直接肌に向けたりしてはいけません。その代わり、刃の鋭利な部分が肌の下を向くように、刃を少し回します。柄は鼻の近くに出す。
3. 反対の手で肌を伸ばします。顔の片側から始めます。空いている方の手で肌を引き上げ、肌を平らになめらかにします。こうすることで、剃り残しが少なく、なめらかな剃り心地になります。
4. 顔の側面は毛の流れに沿って剃る。毛は下に向かって生えているので、あごやあごに向かって剃っていく。カミソリをゆっくりと下に向かって、なめらかに動かします。カミソリの刃をすすぎ落とし、剃り残しがないように続けます。なでるたびに刃を洗い流します。これを顔の両側で行う。

   • ストレート・カミソリのベテラン・ユーザーでも、ときどき間違いを犯すことがある。カミソリを使い始めたばかりの頃は、自分自身を切ってしまうこともあるでしょう。がっかりしないで。皮膚を数分間押さえて止血するか、消毒用パウダーを塗る。
   専門家のアドバイス

   プロの理容師

   Timmy Yanchunはプロの理容師であり、Svelte Barbershop + Essentialsの共同設立者である。Svelte Barbershop + Essentialsはメンズグルーミングカンパニーであり、メンズヘア、ヒゲ、スキン、シェービング製品を専門としている。ティミーは13歳のときから髪を切り始め、18歳のときに6軒の理髪店のうち最初の店をオープンした。彼はまた、新たに立ち上げたブランドLTHRの共同設立者でもある。LTHRは世界初のワイヤレス・ホット泡立て器で、自宅で理容師並みのシェービングができる。TimmyとSvelteは、GQ、Men's Fitness、Hypebeastで紹介されている。

   
   プロの理容師

   熟練の技：ストレート・カミソリを使いこなすには、まず風船にシェービングクリームを塗ることから始める。その後、風船を顔の前にかざし、カミソリでシェービングクリームを取り除く。手首を使って風船のカーブに沿ってカミソリを誘導しながら、実に簡単に行う。風船を破裂させることなく剃ることができれば、顔を剃っても大丈夫だ。
5. あごと上唇を剃る。あごは顔の側面から剃るのが一番簡単だ。ここの皮膚は切りやすいので、短く優しいストロークでポイントに向かう。唇をしっかりと引っ張り、その周りをカットする。
6. あごの下から首にかけて剃る。顔の残りの部分も側面と同じように剃る。頭を後ろに倒し、空いた方の手であごを引き上げ、あごの下をなでるように剃る。顎の周りをケアしたら、首の下に移動する。
7. 泡立てた後、首の横をもう1度なでる。顔を洗い流し、先ほどと同じように泡立てます。今度は横から横へ。1回目よりも優しく押す。耳から顔の中心に向かって動かします。なでるたびにすすぎます。

   • 最初のうちは、仕上げに2回目のストロークは下向きに行う。こうすることで、切り傷の余分なリスクを負うことなく、刃の扱いに慣れることができる。
8. もう一度泡立て、木目に逆らって最後の1回を行う。もう一度洗い流し、お湯と石鹸またはクリームで再度泡立てる。3回目のパスで、可能な限り最も近いシェービングができる。首の下から上に向かって剃る。切り傷を作らないよう、できるだけやさしく。
9. 冷水で顔をすすぐ。冷水は毛穴を閉じると同時に肌に潤いを与える。また、ウィッチヘーゼルやベイラムなどのアフターシェーブを塗ることで、刺激を抑えることができる。水や製品をこすりつけるのではなく、肌をパッティングする。
10. カミソリを乾かす。柔らかい布で刃を拭き取る。トイレットペーパーでも構いません。刃が錆びないように水分を取り除くことが重要です。シャワーの蒸気を含め、湿気を避けて保管する。

    • 長期間保管する場合は、椿油などの刃物油を塗ってください。

その3

刃を磨く

1. ストロップを家具に掛ける。吊り下げ式のストロップは、ベッドの柱や浴室の引き出しのノブなど、しっかりした面に取り付けられるフックが付いています。髭剃りやホーニングの後は、必ずストローピングをしましょう。カミソリの刃が滑らかになり、剃り心地がよくなります。

   • ひげそりの間は、キャンバス面で十分です。研いだ後は、革の面を使う。
2. 刃の柄をストロップの一番端に当てます。空いている方の手でストロップを強く引く。刃をストロップの一番奥まで動かします。ブレードのシャンクを持ち、鋭利なエッジを自分から遠ざける。
3. ブレードを手前にストロークします。ストロープがしっかりと引かれていることを確認します。ストロープに刃を当てながら、刃を手前に動かします。軽い力で、刃を持ち上げないように注意してください。
4. 刃を裏返し、後方にストロークします。刃を背の上で転がします。鋭利な刃がストロップに触れないようにします。刃先が自分の方を向くようにします。刃をストロップに沿ってもう一方の端まで、先ほどと同じように動かします。
5. 刃が滑らかになるまで、ストローピングを繰り返します。通常、片側15回ずつ、合計30回ストロークします。ストローピングのしすぎは禁物です。始めるときは、ゆっくり、やさしく。だんだん早くできるようになり、ストロッピングに時間がかからなくなります。

パート4

刃を研ぐ

1. 砥石を拭き取り、注油する。まず、砥石またはセラミック砥石をタオルで拭き取り、残留物を取り除きます。冷水、オイル、またはシェービングの泡で砥石を覆い、潤滑します。この潤滑剤は、刃にダメージを与える熱や粒子から保護します。

   • ノートン4,000/8,000グリットコンボのような砥石は、金物店で入手できます。ナイフに使うような安物の砥石は使わないこと。
   • セラミック製の理髪用砥石は、eBayのようなサイトを通じてオンラインで購入する必要がある。これらは砥石ほど粗くはない。
2. 粗い方を上にして石を平らに置く。砥粒の数が多い方、または粗い方を探します。カミソリを適切な切れ味にするために使用します。
3. カミソリを刃の上に平らに置きます。砥石の短い辺の一方から始めます。カミソリの鋭利な刃先と刃先の両方が砥石に触れるようにします。鋭利な刃先を自分から遠ざける。指先でシャンクを持つ。もう片方の手の指先で刃を抑える。
4. 刃を石に沿わせる。指で刃を砥石に沿わせます。刃に適度な圧力をかけながら作業する。刃の幅が砥石より広い場合は、刃を前に掃くように動かします。刃の下部から始めます。刃の上部を砥石に押し付けながらストロークします。
5. カミソリを裏返し、後方に撫でる。カミソリを裏返しにします。刃先で砥石に触れない。刃先が自分の方を向くようにカミソリをセットする。先ほどと同じ手順で刃を押し出す。
6. 刃が鋭くなるまで研ぎを繰り返す。刃を各方向に10回ほどなでる。湿らせた指の爪の上を軽く引きずって刃をテストする。くっつかずに食い込めば、研ぎ上がりです。研いだカミソリをそのまま研ぎ続けないでください。髭を剃る前に、まず刃を研いでください。

   • 刃は6週間から8週間研ぎ続けます。剃るたびに刃を止め、研ぎ直しが必要になるまで切れ味を維持します。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Shave with a Straight Razor " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。