親知らずは、口の奥に生える第三大臼歯です。 親知らずは、表面に出てくる十分なスペースがなく、正常に生えることができないため、歯ぐきから部分的にしか出てこないことがあります。 その位置のため、親知らずを清潔に保つことが難しく、虫歯や歯周病になりやすいことがあります。親知らずが部分的に生えていて、親知らずを抜く手術をしない場合、親知らずを清潔に保つことで、虫歯や感染症、痛みなどの問題のリスクを最小限に抑えることができます。
パート1
親知らずの衛生管理
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生えてきた親知らずは、先の細い歯ブラシで磨きましょう。部分的に萌出している親知らずの部分を含め、口腔内を清潔に保つことは、口腔の健康にとって極めて重要です。通常の歯ブラシでは届きにくい場所も掃除できるので、頭の細い歯ブラシで部分的に萌出した親知らずを掃除するのが最も簡単です。
- 朝と寝る前など、少なくとも1日2回は磨きましょう。また、食べかすが残っている場合は、食後のブラッシングもお勧めします。
- 歯ブラシは毛先の柔らかいものを使い、歯を落ち着かせましょう。親知らずの周りは歯茎が炎症を起こしている可能性が高く、敏感になっているため、痛みや腫れを起こさないよう、やさしく磨きましょう。シングルタフト歯ブラシや電動歯ブラシも試してみてください。
- オペルーム(親知らずの一部を覆っているフラップ状の皮膚)の下を磨くようにしてください。
- 舌も忘れずに磨き、歯茎に何かが入り込んで感染症を引き起こしたり、長引かせたりするリスクを最小限に抑えましょう。
- 最適なクリーニングのためにフッ素入りの歯磨き粉を使いましょう。
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少なくとも1日1回はフロスを使いましょう。フロスで歯と歯の間を磨く時間を取りましょう。普通のフロスを使ってもいいですし、歯と歯の間に詰まった食べ物を取るのに役立つ電動フロッサーを買ってもいいでしょう。親知らずの周りや歯茎の内側に溜まった食べかすを取り除くために、親知らずの周りをフロスで磨きましょう。
- フロスは最低18インチ(45.7cm)使用し、両手の人差し指(または使いやすい方の指)に巻きつけ、親指と人差し指でフロスを挟むようにすると、より効果的に清掃できます。
- フロスを歯と歯の間に通すときは、特にやさしくしてください。フロスが歯と歯茎の境目に達したら、フロスを歯にカーブさせます。
- フロスを歯と歯の間に入れるときは、歯茎の境目まで入れたら、フロスを歯に当ててカーブさせましょう。
- 必要であれば余分なフロスを使ってください。
- 歯ブラシを先にするか、フロスを先にするか、どちらでも構いませんが、フロスを先にした方が、フッ素がより効果的に歯に届くという証拠もあります。
- フロスは、ほとんどの食料品店や薬局、大型小売店で購入できます。
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.食後にはマウスウォッシュを使用することができます。歯磨き粉のフッ素を除去してしまうので、歯磨き後に直接洗口液を使うのは避けましょう。これは、歯垢や歯肉炎を減らし、口腔全体の健康に役立ちます。マウスウォッシュは、食べ物の残りかすやその他の細菌を一掃してくれるかもしれません。
- マウスウオッシュを口の中に振り回します。洗口液が親知らずの歯に届くように、口の中を振り回します。
- マウスウォッシュには、クロルヘキシジン濃度が0.02%以下のものが最適です。アルコール入りの製品は口の中を乾燥させ、口臭の原因になります。
- クロルヘキシジンのマウスウォッシュは、ほとんどの薬局や一部の食料品店で入手できます。
- クロルヘキシジンマウスウォッシュは2週間に1度、1週間ほど使用をお休みしましょう。
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.歯ブラシと歯ブラシの間に、塩水で口をすすぐだけで、歯と口の中を清潔に保つことができます。口の中を清潔に保つだけでなく、痛みの原因となっている炎症を抑えることもできます。
- ティースプーン1/2杯の塩をコップ1杯のぬるま湯に溶かし、塩水を作る。
- 口に含んだ食塩水を30秒間振り回した後、静かに吐き出す。
- 毎食後に塩水ですすぐと、歯に詰まった食べかすを取り除くことができます。
- 生理食塩水は、歯茎の痛みや、部分的に萌出した親知らずから生じる炎症を和らげることができる。
- カモミールティーも炎症に効果があるので、1日1回試してみてください。
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潅水器で歯の周りをすすぐ。イリゲーター(小さなプラスチックの注射器)を使って、親知らずの周囲をすすぐことができます。この器具を食後や就寝時に使用することで、歯に感染する可能性のある食べかすを効果的に洗い流すことができます。
- この器具に生理食塩水を入れることができます。水圧が強すぎて歯茎から出血する場合は、先端と歯の間の距離を広げ、約30秒間回転運動を行ってください。
- イリゲーターの先端を、部分的に萌出している親知らずの歯に近づけます。
- イリゲーターは多くの薬局や医療用品店で購入できます。
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口の中を湿らせておく。口の中を湿った状態に保つために、1日中たくさんの水を飲みましょう。そうすることで、細菌の発生や感染のリスクを最小限に抑えることができます。
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定期的な歯科受診を予約する。口腔内の健康維持の一環として、半年に一度は歯科医に診てもらいましょう。親知らずが生えてきた場合は、お口の健康を保つために、より頻繁に歯科医に診てもらうことをお勧めします。
- 親知らずのことで何か問題があれば、必ず歯科医に伝えてください。
パート2
親知らずの痛みの治療
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痛み止めを服用しましょう。部分的に生えた親知らずで痛みを感じることがあります。市販の鎮痛剤、または医師から処方された鎮痛剤を使用して、痛みを和らげ、腫れを和らげましょう。
- イブプロフェンやアセトアミノフェンは、痛みを最小限に抑えるか、取り除くことができます。イブプロフェンは、歯茎の腫れに伴う腫れを抑えるのにも役立ちます。
- 市販の鎮痛剤が効かない場合は、医師が鎮痛剤を処方することもあります。
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腫れと痛みにはアイスパックを。親知らずが歯ぐきから生え変わるとき、腫れや痛みを感じるかもしれません。アイスパックを頬に当てると、親知らずの周りの腫れや痛みが和らぐかもしれません。
- アイスバーンを防ぐために、アイスパックをタオルで包みます。
- アイスパックは一度に10分まで頬に当てることができます。1日に5回まで氷を当てることができます。
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医師または口腔外科医に相談する。歯の痛みがひどくなったり、感染症など親知らずに関連する他の問題が発生した場合は、かかりつけの歯科医か口腔外科医に相談してください。 親知らずの外科的除去を含む治療計画を立てる手助けをしてくれます。また、感染症に罹患していないことを確認することもできます。
- 歯科医から口腔外科医に紹介されることもあります。
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抗生物質を処方してもらいましょう。場合によっては、親知らずの周囲に感染症が起こることがあります。この問題は智歯周囲炎と呼ばれ、感染がひどい場合は、歯科医が抗生物質を処方したり、手術を勧めることもあります。
- 最も一般的な抗生物質はペニシリンです。
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親知らずを外科的に抜歯する。口の中を清潔に保ち、痛みを和らげるために、手術が最も最適な方法である場合もあります。部分的に萌出している親知らずの場合、手術が最善の方法であることもあります。歯科医または口腔外科医に、あなたにとって最良の方法を相談してください。
- 親知らずの周囲に深刻な感染症や歯周病がある場合、部分的に萌出している歯が虫歯になっている場合、矯正治療中に他の歯がきちんと並ぶスペースを確保する場合、親知らずが周囲の歯に害を及ぼしている場合などです。
- 親知らずの抜歯は外来で行われるため、手術を受けたその日に帰宅することができます。
- 手術は一般的に安全で、多少の腫れや痛み以上の合併症はあまりありません。
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