セプタム（鼻軟骨壁）ピアスの開け方

中隔ピアスを開ける前に、安全でプロフェッショナルなピアッシングができるよう、前もって計画を立てましょう。正しい場所を選び、新しいピアスのお手入れ方法を知っておくことで、後々のピアス感染を防ぐことができます。ピアスが治ったら丁寧に洗浄し、手を洗わずに触らないようにしましょう。ピアスを健康に保つことは難しいと思われがちですが、何をすべきかを知っていれば感染を防ぐことは簡単です。

パート1

安全なセプタムピアッシングの準備

1. 評判の良いプロのピアススタジオを探しましょう。多くのデパートでできるものとは異なり、鼻ピアスはタトゥーまたはピアスパーラーで行う必要があります。ネットで中隔ピアス専門のスタジオを調べ、スタジオのレビューを確認してから場所を決めましょう。

   • ほとんどの国には専門のピアス協会があり、その方針に従ったピアッサーを認定しています。自分の国の協会に認定されたピアススタジオを選ぶようにしましょう。
   • 中隔ピアスをしている友人にお勧めを聞いてみましょう。
2. ピアッシングを受ける前に、自分に合うかどうかテストしてみま しょう。ピアスをあけたことがない場合、一般的な金属（チタンやニッケルなど） に皮膚アレルギーがあるかもしれません。ピアスを開ける前に、医師または皮膚科医にアレルギ ー検査を受けることを相談してください。アレルギーを起こしたセプタムスタッドは必ず外してください。

   • 疑わしい場合は、低アレルギーのピアス を選んでください。
3. 中隔ピアスが職場環境に適合しているかどうかを判断し ましょう。職場によっては、中隔ピアスが足枷になることがあります。肉体労働が多い職場や、ジュエリーの使用を禁じ ている職場では、中隔ピアスの着用は避けましょう。

   • 服装規定が不明な場合は、従業員ハンドブックを参照するか、雇用主に相談してください。
   • 勤務先でピアスの着用が禁止されている場合は、仕事中にピアスをめくって見えないようにするか、他の方法を見つけることができるかもしれません。
4. アレルギーの季節には中隔にピアスを開けないでください。花粉症になりやすい人は、ピアスを開ける前に季節性アレルギーが治るのを待ちましょう。鼻水が出るとピアスのケアが大変になります。

   • 風邪の場合も同様で、完全に回復し、鼻づまりがなくなってから中隔ピアスを開けましょう。
   • 動物や花など特定のものにアレルギーがある場合は、ピアスが治るまでアレルギーを誘発するようなものは避けてください。
5. 自宅で中隔にピアスを開けるのは避けましょう。一般的にセルフピアスは危険ですが、中隔ピアスは特に危険です。鼻のピアスは感染しやすいものです。訓練を受けたプロが滅菌された道具を使用し、自宅では適切に再現できないピアッシングテクニックを行います。

パート2

プロによる鼻中隔ピアッシング

1. 早めに到着して書類に記入しましょう。ほとんどの評判の良いピアススタジオでは、予約の前に写真付き身分証明書を持参し、事務手続きを行う必要があります。書類には施術の概要、潜在的なリスク、お客様の健康歴や関連する医療情報などが記載されている場合があります。

   • 予約時間には10～15分前に到着するようにしましょう。
   • 中隔ピアスの治癒時間を変える可能性のある服用している薬があれば、ピアッサーに知らせてください。
2. ピアスに使用するスタッドを選びます。ファーストセプタムピアスには様々なスタイルがあります。サーキュラーバーベル、キャプティブビーズリング、セプタムクリッカー、セプタムリテーナーなどが人気のオプションです。各タイプの違いを知って、正しい選択をしましょう：

   • サーキュラーバーベル：先端に金属製のボールまたはスパイクが付いたシンプルなバーピアス。
   • キャプティブ・ビーズ・リング：リングの両端を挟む分離可能なボール。
   • セプタムクリッカー：ピアスのロッドに引っ掛けるヒンジの付いたストレートロッド。
   • セプタムリテーナー：上下に反転できるカーブしたピアス。
3. ピアッサーが滅菌済みの器具を使用していることを確認してください。ピアッサーに滅菌済みの使い捨て器具を使用しているか尋ねてみま しょう。ピアッサーがプロであれば、答えは必ず「はい」です。針を再利用したり、不潔な器具を使用するピアッサーを信用し ないでください。
4. ピアッシング中はできるだけじっとしていましょう。急に動くとピアスが不正確になることがあります。ピアッサーが作業している間、体を動かしたり、首を回したりしないでください。ピアッサーが作業を終えるまで動かないでください。

   • 緊張する場合は、練習をするか、精神的な支えになる友達を同伴してください。
5. 中隔にピアスを開けるときは、軽い痛みを覚悟してください。最も痛いピアスではありませんが、多くの人は中隔ピアス を不快な感覚と表現します。鼻を殴られたような痛みと表現する人もいます。ピアッサーが作業している間、痛みが来ても驚かないように、痛みを心に留めておいてください。

   • ピアッシングの痛みを和らげるためにしびれ止めクリームやコールドパックを使用するかどうか、ピアッサーに尋ねてみてください。

パート3

ピアスを清潔に保つ

1. 汚れた手でピアスを触らないようにしましょう。洗っていない手でピアスを何度も触ると、中隔に感染することがあります。ピアスを触る前に石鹸と水で手を洗ってください。治癒を早めるため、最初の数週間はできるだけピアスに触れないようにしてください。

   • 中隔ピアスで遊んではいけません。ピアスをいじると治りが遅くなり、感染のリスクも高まります。
2. 感染症が始まる前に、塩水または生理食塩水を使用して感染症を予防しましょう。布に生理食塩水を浸し、ピアスやその周囲をこすります。ボウルに少量の塩水を入れ、鼻を完全に沈め、鼻の中をきれいにします。

   • ほとんどのピアス・パーラーでは生理食塩水を無料または低価格で用意しています。
3. ピアスを冷水ですすぎ、痂皮を取り除きます。数日後、中隔ピアスの周りに痂皮ができることがあります。塩水洗浄の後は、鼻に直接冷水を当ててください。痂皮の蓄積を防ぐために、毎日鼻の痂皮に注意し、洗浄してください。
4. アルコール系の洗浄液でピアスを洗浄しないでください。アルコール溶液はピアス周辺の皮膚を乾燥させ、炎症を起こすことがあります。石鹸や洗浄液のラベルにアルコールが含まれていないか確認してください。中隔が完治するまでは、アルコール系洗浄剤は使わないでください。
5. 中隔ピアスを頻繁に外す場合は、6～8ヶ月間待ってからにしましょう。中隔ピアスの治癒には少なくとも6ヶ月かかりますが、圧痛が残るのは2～3週間程度です。ピアスの圧痛がなくなり、長期間ピアスを外しても閉じなくなれば完治します。

   • 不快な臭いを避けるため、治癒後も毎日中隔ピアスの洗浄を続けてください。

パート4

感染したピアスのケア

1. 緑や黄色の鼻汁に注意してください。中隔ピアスをあけてから最初の数週間は透明な鼻汁が出るのが普通です。緑がかった黄色の液体、または膿は感染を示します。感染の兆候として、鮮やかな色の分泌物があるかどうかを確認してください。

   • ピアス穴の近くにしこりを伴う膿がある場合も感染の徴候です。
2. 腫れを抑えるためにコールドパックをします。感染したピアスは腫れたり炎症を起こしたりすることがありますが、コールドパックで炎症を抑えることができます。氷を直接皮膚に当てると炎症が悪化することがあります。その代わりに、冷たいパックを布で包み、鼻の上か下に押し当ててください。

   • 2～4時間に1回、または必要に応じて、20分ずつ鼻に当ててください。
3. ハーブ療法で炎症を鎮める。カモミール、ラベンダー、ティーツリーオイルは炎症を抑える効果がある。鼻の近くに1～2滴垂らすか、冷たい布にハーブティーを染み込ませて、感染したピアスの痛みを和らげましょう。

   • 強い香りに敏感な場合は、エッセンシャルオイルをキャリアオイルで薄めて使用する。
4. ピアスが感染していると思われる場合は、医師の診断を受けてください。ピアスの感染症の中には、抗生物質や専門家の治療が必要なものもあります。症状が48時間以上続いたり、発熱したり、ピアスを触ったときに強い痛みを感じたりする場合は、すぐに医師に連絡してください。

   • 治療後も感染が続く場合は、ピアッサーに連絡し、除去の可能性について相談してください。中隔が治癒してから数ヵ月後に再度ピアスを開けることもあります。

この記事はCC BY-NC-SAの下で公開された " How to Get a Septum (Nose Cartilage Wall) Piercing " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。