感染したタトゥーの治療法

新しい入れ墨を入れたばかりの人も、長い間入れ墨をしている人も、入れ墨の感染は心配で怖いものです。タトゥーに感染したと思ったら、まず、タトゥー施術による通常の反応でないことを確認してください。そして、タトゥーを清潔に保ち、腫れを抑えることでタトゥーの炎症を治療します。感染の兆候がある場合、または炎症やその他の症状が2週間経っても改善しない場合は、医療専門家に相談し、より専門的な治療を受けてください。

方法1

感染したタトゥーの症状を確認する

1. 新しいタトゥーの治癒過程では、少量の血液や体液が出ることが予想されます。新しいタトゥーの後、24時間以内は少量の血液が出ると思ってください。タトゥーが絆創膏に浸るほどではありませんが、少量の血は普通です。また、施術後1週間までは、透明、黄色、または血の混じった液体が少量出ることを覚悟しなければなりません。

   • また、新しいタトゥーは、入れてから1週間は盛り上がると思ってください。約1週間後、タトゥーは色や黒のインクの小さな斑点に剥がれ始めます。
   • その部分から膿が出始めたら、感染症にかかっている可能性があります。医師または皮膚科医に連絡し、検査を受けましょう。
2. 発熱、腫れ、炎症、かゆみなどがないか確認してください。タトゥーは1週間経っても痛みや圧痛、かゆみがないはずです。もしそうなら、おそらく感染しています。
3. 赤い筋が見えたら、すぐに医者に行きましょう。赤い筋は感染の兆候で、感染が広がっている可能性があります。時には、敗血症として知られる血液中毒の兆候であることもあります。刺青から赤い線が四方八方に出ているように見えます。敗血症は深刻な病気を引き起こす可能性があるので、すぐに医師や医療専門家に診てもらいましょう。

   • 一般的な赤みは血中毒のサインではありませんのでご注意ください。

方法2

自宅で軽度の炎症を治療する

1. 炎症を抑えるために保冷パックをする。氷を直接肌に当てないこと。代わりに、氷を薄いタオルで包んでから皮膚に当てます。

   • 氷を10分間当てる。
   • 5分間氷を外し、腕を休ませる。
   • 必要に応じて1日2～3回繰り返す。
2. かゆみを和らげるために抗ヒスタミン薬を服用する。ベナドリル（Benadryl）のような抗ヒスタミン剤は、炎症やかゆみを抑えるのに役立ちます。 抗ヒスタミン剤は必ず食事と一緒に服用し、規定量以上は服用しないでください。ベナドリルなどの抗ヒスタミン薬にアレルギーがあることがわかっている場合は、服用しないこと。
3. タトゥーを保護するために、ワセリンと粘着性のない絆創膏を使用する。ワセリンやアクアホールのようなワセリンゼリーを薄く塗り、粘着性のない包帯で入れ墨を覆い、汚れやほこり、日焼けから保護します。ゼリーと絆創膏は毎日取り替える。

   • 絆創膏を剥がそうとしたときに、絆創膏がくっついてしまった場合は、絆創膏をぬるま湯に浸してからもう一度剥がしてください。
4. アロエベラで軽い肌荒れを和らげ、治療する。アロエベラには痛みを和らげ、皮膚の修復を促進する成分が含まれています。タトゥーとアロエベラが乾くまで、カバーせずにそのままにしておく。必要に応じて塗り直してください。
5. タトゥーは可能な限り呼吸させてください。あなたの入れ墨を汚れ、ほこり、日光から覆うことは重要ですが、あなたの入れ墨を呼吸させることも同様に重要です。あなたの入れ墨を清潔で日陰の空気にさらすことは、あなたの体がそれ自身でそれを癒す機会を与えます。家に帰ったら、包帯を外してください。
6. 2週間後か、症状が悪化したら医者に行きましょう。これらの方法で炎症が治まらない場合、または治療を始めてから症状が悪化した場合は、医師または皮膚科医に診てもらいましょう。皮膚生検や血液検査を行い、刺青感染の治療法を決定してくれます。

   • 医師は、抗生物質や処方箋なしでは手に入らない薬を処方してくれるかもしれません。
7. ステロイド外用軟膏でアレルギー反応を治療する。感染症とは異なり、アレルギー反応はインク、最も一般的な赤インクによって引き起こされます。ボコボコした赤い発疹ができ、かゆみを感じる場合は、おそらくアレルギー反応です。このような反応は、従来の感染症治療では治りません。アレルギー反応が治まるまで、ステロイド外用軟膏で治療する。

   • 軽度のステロイド外用軟膏であれば、Derma-SmootheやAclovate Creamを試してみてください。少し強めのものであれば、ダーマトップクリームやカルティベートクリームを試してみてください。
   • どの程度の強さのステロイド外用軟膏を手に入れたらよいかわからない場合は、皮膚科医に相談してください。

方法3

将来の感染を防ぐ

1. 将来タトゥーを入れる場合は、認可を受けたタトゥーショップで入れましょう。タトゥーを入れる前に、タトゥーパーラーが適切な免許を持ち、清潔で安全な方法を用いていることを確認してください。 タトゥーの従業員は全員手袋を着用し、針やチューブは滅菌された密封されたパッケージに入ってから使用されるべきです。

   • 選んだタトゥーショップの施術に違和感を感じたら、新しいショップを探しましょう！
2. タトゥーを入れた後、24時間は皮膚を覆っておきましょう。そうすることで、タトゥーが最も柔らかい段階で回復し、汚れ、ほこり、日光から保護されます。
3. タトゥーの治癒中は、タトゥーにくっつかないゆったりとした服を着ましょう。タトゥーにこすれるような服は、感染症を引き起こす可能性があります。衣服がタトゥーにくっつかないようにするのに苦労している場合は、タトゥーを入れてから6週間まで、石油ゼリーと包帯でタトゥーを覆ってください。
4. タトゥーが完全に治るまでは、タトゥーをほじらないようにしましょう。掻くとタトゥーを傷つけ、感染症を引き起こす可能性があります。
5. タトゥーを入れてから6～8週間は日光や水に当たらないようにしましょう。タトゥーを水や日光にさらすと、感染や傷跡が残る可能性が高くなります。シャワーを浴びる時は、タトゥーが濡れないようにラップで覆いましょう。

   • 洗った後は刺青をこすらず、軽くたたいてください。こすると炎症を起こしたり、皮膚に穴をあけたりすることがあります。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Treat an Infected Tattoo 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。