ハイヒールの履き方（男性用）

ハイヒールは一般的にまだ女性の靴と考えられているが、21世紀には男女の規範が押し広げられつつあり、最近では男性でも気が向いたときにヒールを履くことができる。さりげなく身長を伸ばしたい男性には、エレベーターシューズやシューリフト、あるいはローヒールブーツがおすすめだ。ウェッジシューズやスティレットシューズを履きこなしたい男性には、練習あるのみだ！

方法1

ヒールを選ぶ

1. エレベーターシューズやシューズリフトを選ぶと、目に見えない高さがアップする。ヒールを履いていないように見せたいなら、エレベーターシューズがおすすめ。見た目は普通のドレスシューズだが、靴の内側にインサートが入っており、靴に取り付けられているか、取り外しが可能で、1～6インチ（2.5～15.2cm）の高さを加えることができる。

   • シューリフトと呼ばれるインサートを別途購入することもできる。ドレスシューズやレースアップブーツに入れれば、高さが数センチアップする。
2. ローヒールのブーツを合わせれば、さりげなくトレンディに。身長を伸ばすもうひとつの控えめな方法として、ローヒールのメンズブーツが流行に戻りつつある。革製やスエード製なら、レトロな雰囲気にも上品な雰囲気にもなる。

   • 女性用のブーツも見てみるといい！より男性的に見えるものもあれば、より女性的に見えるものもある。
   • 女性用のブーツを選ぶ場合は、履き慣れているものより幅が狭いかもしれないので注意が必要です。"ワイド "と表示されているものを検討してみてください。その方が快適です。
3. ローヒールやウェッジを履けば、ファッショナブルだが快適だ。ヒールの高い靴がお望みなら、最初は低めか太めのヒールを。高さが1インチかそれ以下で、太めのヒール、あるいはプラットフォームソールのヒールを探そう。このようなプラットフォームはウェッジと呼ばれ、かかとからつま先まである固いブロック、つまり「ウェッジ」を指し、高さを加えながら足を支える。

   • ローヒールブーツは、高いヒールを履きやすくするのに最適な方法でもある。
   • 初めてヒールを履くなら、最初の一足は低めのヒールかウェッジを選ぼう。次に履くヒールは、天まで届くような高さのスティレットなど、好みの高さにすることができる。
4. 自信と経験があるなら、スティレットを選ぼう。スティレットはクラシックな細くて高い先細りのヒール。ゴージャスだが、歩きにくいことで有名だ！低めのヒールで歩いたことがあり、チャレンジする気があるなら、一足買って試してみて。

   • 高さが足りなくてもあきらめないで。練習を続ければ、すぐに履けるようになりますよ。

方法2

ヒールを買って試着する

1. 婦人靴のサイズを把握しましょう。店員さんに婦人靴のサイズを測ってもらうのはちょっと気が引ける、あるいは単にお店やオンラインショップでの時間を節約したい、という方は、婦人靴のサイズを知っておくとプロセス全体を効率化できます。

   • アメリカでは、婦人靴は紳士靴より1.5～2サイズほど小さい。例えば、あなたがサイズ10を履いている場合、ヒールを含む婦人靴では11.5か12を履くことになる。
2. 足が小さめの人はデパートに行こう。ほとんどのデパートでは、ヒールを含め、US10より大きいサイズの婦人靴は扱っていません。もしあなたの足がUSメンズの8サイズより小さければ、お近くのデパートの靴売り場を見てみましょう。デパートではヒールの品揃えが豊富なので、気に入るものが見つかるはずだ。

   • 履き心地がよければ、店員さんにサイズを聞いて、おすすめの靴を紹介してもらいましょう。店内で試し履きをして、サイズと履き心地を確かめましょう。
3. 履き心地がよければ、店内でヒールを履いてみましょう。初めてヒールを買いに行くときは、多少履き心地が悪くても、ぎこちなくてもかまいません。店内でヒールを試着したくない場合は、自分のサイズを見積もって、試着せずに店員に一足持ってきてもらうこともできる。家で試し履きをして、サイズが合わなければ後で返品することもできる。質問を避けたいのであれば、家族や友人のためだと言えばいい。

   • 自分のヒールに誇りを持つことは悪いことではない！
   • 逆に、自分だけのものにしておくのも悪いことではありません。
4. 足のサイズが大きい場合は、オンラインショップや専門店で注文しましょう。より豊富な品ぞろえやサイズの選択肢が欲しい場合、あるいは単にお店に行く手間を省きたい場合は、オンラインショップを利用しよう。一般的な女性用ヒールよりも幅が広く、長めの男性用ヒールを販売している店もある。

   • 欲しいヒールは決まっているけれど、店頭にない場合は、オーダーメイドのサービスを行っている店もある。
5. "ロッキング・テクニック "でヒールの安定性を試してみましょう。店頭で、または自宅でヒールを受け取った直後に、ヒールをテーブルの上に立て、ヒールを自分の方に向けます。ヒールを2、3回軽くたたいてみてください。左右に揺れるようなら、安定感がなく歩きにくいので、返品して新しい靴に履き替えることを検討しよう。

   • 2足目も同様に揺れるようなら、デザイン自体に問題があるのかもしれない。この場合は、別のスタイルの靴を選ぶ必要があるかもしれない。
6. ヒールを履いてみて、つま先がトゥ・ボックスにきつく押し付けられすぎていないか確認してください。つま先部分が緩すぎてもいけないし、そうでないと靴からすぐに出てしまう。

   • クローズドヒールやつま先が閉じている靴は、ヒールカウンター（かかとが滑り込む靴の裏側）に多少のゆとりがあったほうがいいが、歩いているうちに足が滑り落ちてしまうほどではない。
   • オープンヒールやスリングバックシューズの場合は、かかとが靴の甲に触れ、隙間ができたり、靴からぶら下がったりしないようにしましょう。

方法3

ヒールでの歩き方を学ぶ

1. ウォーミングアップで足を伸ばす。つま先を伸ばして大きく広げ、足首を左右に小さく回します。足とつま先をまっすぐに向け、次につま先が空中にまっすぐ向くように曲げる。

   • いくつかの簡単なエクササイズで、ヒールを履いて歩くときに働く筋肉をほぐし、鍛えることができる。
2. 座ってヒールを履く。靴下を脱いで素足に靴ひもをつけるか、ナイロン製のストッキングやパンティストッキングを履くとスムーズにフィットする。

   • 靴によってはバックル付きの小さなストラップが付いているものもあれば、単にスリップオンになっているものもあるので、履く前に靴をよく見ておくこと。
3. 背筋を伸ばし、バランスをとる。良い姿勢を保ち、背筋を伸ばすことに集中する。体重のほとんどがつま先にかかるのは、最初は奇妙に感じるかもしれない。

   • 心配しないで。初めてヒールを履くのは、男女を問わず誰にとっても奇妙なことだ！リラックスして、体重移動に慣れましょう。
4. 膝と腰の力を抜きながら、少しずつ歩を進めましょう。歩くときに膝が曲がるようにし、内股が正面を向くように足を少し出す。足の甲を先に下ろし、かかとの少し手前で地面につける。腰をリラックスさせ、自然に動かす。

   • 背筋を伸ばしたまま、手足を流れるように優雅に動かすことを意識する。
5. 胸を張り、下腹を引き締める。肩を引いて胸を張ることで、足の甲への体重移動のバランスをとることができる。下腹部に力を入れることで、腰を安定させることができる。

   • ボーナスとして、良い姿勢はあなたが新しいヒールを自信を持って感じるのにも役立ちます。
6. 片方の足をもう片方の足の前に出して歩きましょう。こうすることで、腰が自然に回転し、反り腰歩きを防ぐことができます。脚を大きく組んで歩くとバランスが崩れ、ちょっと変に見えます！片足をもう片方の足の前に出すことに集中しましょう。
7. 鏡の前で何度か練習してみよう。足首が左右にぶれたり、膝が硬くなったりして、前傾姿勢になったり、姿勢が悪くなったりします。また、歩くときに背もたれに寄りかかりすぎているのも、太ももに力が入りすぎていることを意味する。

   • 肩を落としてまっすぐ立ち、腰と膝をリラックスさせることを忘れないでください。
   • また、自分の歩く姿を撮影し、その録画を見てみましょう。足首のぐらつきや膝の固さなど、間違いがあれば注意してください。
8. できる限りヒールを履いて歩く練習をしましょう。楽しもう！廊下をキャットウォークに見立てて、堂々と歩いてみましょう。練習すればするほど、ヒールが心地よく感じられるようになり、ヒールを履いているときに自信が持てるようになります。

方法4

ルックを完成させる

1. スラックスと普通のシャツにエレベーターシューズを合わせる。エレベーター・シューズのポイントは、目に見えない高さを出すことなので、特に注意を引く必要はない。普段の服装に素敵な靴やブーツを合わせるだけで、数センチアップした身長を楽しむことができる。
2. ローヒールのブーツには、濃い色のジーンズを合わせよう。ショートブーツは、特にフィットしたジーンズと控えめなシャツに合わせると、ロックンロール・ルックにぴったり。スリムなジーンズは、大げさな印象を与えることなく、ブーツに注目を集めるだろう。
3. 高めのヒールを見せるには、タイトなジーンズやレギンス、カプリを合わせよう。Tシャツを羽織ってよりカジュアルに、あるいはぴったりとしたスーツにヒールを合わせて。タイトなパンツにヒールを合わせると、脚が最高に強調される。
4. ドレスやスカートを選べば、トレンディで性別にとらわれないスタイルに。多くのセレブがSNSでドレスを着こなし、ファッションデザイナーは男性的なモデルにスカートとヒールをよく着せている。男性がスカートを履くのは間違いなく新しいファッショナブルなトレンドなので、ぜひ試してみて！ヒールには膝丈のワンピースやスカートを合わせましょう。

   • ヒールに合う色を探しましょう。ヌード・ヒールならどんなものにも合うし、黒いドレスには黒いヒールが一番似合う。

方法5

ヒールを履いて出かける

1. プライベートでもヒールを履き続けましょう。人前でヒールをデビューさせるのは、まだ先でもいい。街でヒールを履いているときでも、家の中でヒールを履いているときでも、あなたが快適で幸せだと感じることは何でもしてください。
2. 安全で混雑していない場所を歩き回り、自信をつけましょう。初めてヒールを履いて外を歩くことに少し不安を感じるなら、小さなことから始めてみましょう。安全で快適だと感じる公園を歩いてみましょう。

   • 肩の力を抜いて、背筋を伸ばして立つことを忘れずに。しっかりとした姿勢をとることで、自信と落ち着きを感じることができます。
   • 友人と一緒に歩き、おしゃべりしながら歩くとリラックスできます。ヒントをくれたり、緊張したときに落ち着かせてくれたり、つまずいたときに受け止めてくれたりします。

   身長アップの自信を受け入れましょう。「私はヒールを履くのが大好きなノンケです。まだ人前でヒールを履いたことがなかったのですが、この記事を読んで勇気を出すことができました。ヒールの感触が好きなんです。身長が伸びるのも楽しいです。"アレックス、23歳

   一緒にヒールを履く仲間を見つける"私の隣人は、美しいヒールやスライドをたくさん持っている優しい女性だった。14歳のとき、彼女の家で彼女のヒールをよく履いていました。私が興味を持ったのを見て、彼女は私のサイズのハイヒールパンプスを買ってくれました。今、私は大人になったが、今でもハイヒールを履いている（自分のヒールと、彼女がプレゼントしてくれたご近所さんの中古のヒール、幸運にも彼女のサイズは私と同じ）。彼女と一緒にショッピングモールにハイヒールで買い物に行くこともよくある。この記事を読んで、他の人も同じことができるようになるといいな。"ジャスティン、28歳
3. 快適で自信があるなら、街を歩きましょう。準備ができたら、もっと普通の道や人通りの多い場所でヒールを履きましょう。歩道に段差やひび割れ、溝がないか注意してください。まだ恥ずかしさや緊張を感じているのなら、ほとんどの人はあなたの靴に気づくほど長い間あなたを見ていないことを覚えておいてください。普通に振る舞って、自信を持って歩きましょう！

   • もし誰かに嫌がらせをされても、無視して歩き続けましょう。その言葉であなたがヒールを揺らすのを止められないと分かれば、きっと諦めてくれるでしょう。
   • 追いかけ続けられたら、混雑した店に入るか、角を曲がってください。万策尽きたら警察を呼ぶ。
   • 何が起ころうとも、誰に何を言われようとも、いじめや嫌な経験で自信を失わないようにしましょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Wear High Heels (for Men) 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。