Eエンディングとは
設定資料集に収録されていた小説の1つ
Eエンドは、元は設定資料集に収録されていた「失ワレタ世界」をゲームに落とし込んだものだ。同書のインタビューで便宜上Eエンドと呼称されていたが、リマスターのPS4版で新たなエンディングとして追加された。
Eエンディングの内容(ネタバレ注意)
Dエンドの3年後が舞台
Eエンドは、Dエンドの3年後が舞台だ。成すべきことをやり遂げたはずのカイネは、魔王を倒した後に流した涙と疑問に答えを出せないままでいた。嫌な夢を見たと毒づくカイネは、マモノを倒すために北平原へと赴く。
神話の森の異常を調査にしに向かう
北平原で襲われている男を助けたカイネは、神話の森の住人と連絡が取れないという話を聞く。男に自分が行くと言って神話の森へと向かうと、住人は皆亡くなっており、神樹の奥からは機械と植物が混ざりあった奇妙な存在が出現していた。
神樹の奥で大切な人を取り戻す
カイネは、神樹の奥に現れた人の形を模した存在に試される。神樹の奥で自身のコピーと戦い、エミールと再会して自身の記憶の中へと潜り込んでいく。
カイネは自身の記憶の中で、最も苦い記憶たちと戦う。最後に祖母を奪った「フック」を倒し、カイネは大切な人の記憶と存在を取り戻す。そして同時に、大切な人と引き換えに世界が終わることを確信するのだった。
Eエンディングの考察
神樹の森の管理人の目的
神樹の森は、カイネたちの区画を管理するのが主な役目だと設定資料集のSSにより語られている。本来は他の区画の人間が戻ってくるまで凍結するのだが、自分の存在意義が分からないのでいっそ消してしまうつもりだという。
ゲームではレプリカントの可能性を試している?
ゲーム版では、管理人は少女と少年の二人に変更されている。セリフも一部変更追加されており、まるでカイネを神樹の奥まで誘うような言動がところどころに現れている。そのため、設定資料集のSSの管理人と違い、レプリカントの可能性を模索するのが目的だった可能性もある。
ニーアはなぜ少年の姿なのか
Eエンドの最後でニーアは再生されるが、なぜ少年の姿なのか。設定資料集にも詳しく描かれていないので想像になるが、再生されたニーアは少年期に初めて森を訪れたニーアだと考えられる。
青年期の記録は残っていない?
では、青年期のニーアは再現できなかったのだろうか。憶測だが、鍵集めの際にニーアは神樹の中にある魂と思われる存在を破壊してしまっている。そのため、青年期のニーアの記録が残っていなかったと予想できる。
ニーアはどこまでの記憶を保持しているか
少年の姿で復活したニーアだが、記憶はどこまで保持しているのだろうか。記憶についても肉体同様、青年期に神樹のコアとなる部分を破壊した影響で、少年期しか残っていない可能性が高い。
少年期の記憶しか保持していない場合、ニーアは復活しても幸福な生活は送れないかもしれない。妹は大きくなっていて余命幾ばくもなく、世界も随分変化している。更にカイネとエミールとの記憶の空白を埋める術もないので、復活しても彼らが皆で幸せに暮らしていけるとは考え難い。
ヨナは生きているか
設定資料集によるとヨナの黒文病は治っておらず、全てのルートにおいて近いうちに亡くなるという記載がある。そのため、Dエンドから3年が経過したEエンドにおいて既にヨナは亡くなっているか、亡くなる寸前ではないかと考えられる。
リィンカネーションではヨナの病気が完治している
「ニーアリィンカネーション」のコラボでは、ヨナの病気は5年前に完治したという記載がある。ただし「リィンカネーション」の世界がEエンドに直接繋がるとは名言されていないので、ifのストーリーの可能性もある。
Eエンド後の世界はどうなるか
全てのエンディングに共通していえるが、魔王を倒してしまった後なので人類の滅亡は決定している。レプリカント体は生殖機能を持たない上に、ゲシュタルト体は魔王から魔素の供給を受けないと崩壊体になってしまう。
更に、レプリカント体の生成と管理を担っていたデボルとポポルも主人公の手で破壊してしまっている。つまり、ニーアが復活しても世界はどん詰まり、終焉が決まっているのである。
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