武器・戦闘スタイル
使用する武器は刀。刀種は太刀。一部作目第三話から、元々使っていた刀からベンダバル家の守り神とも云われている『草薙』という刀を使うようになる。
戦闘スタイルは、近距離タイプ。抜刀術による剣技が主。刀身にマナを付与させることもあるが、ほとんどが剣術のみで戦うスタイル。自身の身体強化や小回復の魔術も一応は心得ている。一撃が重いパワー型であるエイリークとは違い、スピード特化型。物理攻撃は高いが、全体を通して素早さが随一。回避なども得意ではあるが、対魔術には若干弱い。防御力も少し低い。一つ一つの攻撃よりも手数で戦うタイプ。
宝刀『草薙』
代々ベンダバル家に受け継がれてきた宝刀。世界戦争の折に、ある大蛇の腹の中から出てきたと云われている。
約500年前に行われた第三次世界戦争終結後。当時アウスガールズを治めていたリョースアールヴが、協力関係にあったベンダバル家の領主にそれを授けた。和平条約の証のようなもの。
第三次世界戦争終結後の勝利者の、人間による種族差別や狩りの歴史が始まっても、その土地では種族の壁を隔てずに共存していた。授けられた刀はそれから現在に至るまで、ベンダバル家を守っている守り神だった。
技一覧
『抜刀 鎌鼬』
抜刀の際に風のマナを付与させ、相手を真空の刃で一刀両断にする。
『抜刀 科戸しなとの風』
抜刀術によって生み出された、罰や穢れを祓うと呼ばれる風が相手を下から上に向かうように切り刻む。穢れの象徴である魔物などにとっては有害。
『抜刀 番凩』
剣を振るい、凪いだ剣の剣圧が冷たい空気の刃に変化。それが扇状に広がることで、複数体の相手を下から上へと切り上げる。
『抜刀 木枯し』
抜刀と同時に、地上から吹き上げるような強烈な風を吹かせる。彼を中心に筒状に突風が吹き荒れ、相手からの攻撃を防ぐ。
『抜刀 水切』
一歩踏み出し、相手が大きく振り被ったと同時に、身を屈ませる。そして相手の懐に入り一直線に剣を、水を切るような刃の流れで一刀両断にする。
『抜刀 朧月夜』
抜いた刃を相手に向かって水平に薙ぐ。そしてすぐに右手を返し、相手の足元を狙って刃を振るう。一瞬間の二連撃を与える。
『秘剣 疾風』
左切り上げに剣を振るう。斬撃の直後、風圧にマナを加え風の刃に変化させる。さらには剣の風圧であっても、追尾機能がある。そのまま切り裂くのはもちろんのこと、相手が生み出した風に乗り、流されることによって確実に相手を斬っていく。
『秘剣 風神貫』
抜刀された武器を、地面と平行になるような形で一周振るう。その時に風のマナも乗せることで一瞬遅れて巻き起こった旋風が、四方からの攻撃から守るように、すっぽりと自身を包む。
『秘剣 防護刃』
剣に乗せた風のマナで、盾に見立てて防ぐ。範囲は狭い。乗せた風のマナの量で、防御力が決定する。
『秘剣 烈火』
抜刀された状態で剣に炎のマナを付与させる。刀身に宿った炎に燃える剣で、相手を斬る。直撃した相手に火傷を付与させる。
『秘剣 天の川』
抜刀された状態で剣を振り、その軌跡から無数の光の刃を放つ中級攻撃技。対象に一直線に放たれる無数の光は、目を暗ませる役割もある。さらにその光が刃となることで、見えない刃として対象を切り刻む。
『秘剣 月影』
抜刀された状態の剣に光のマナを付与させ、弧を描くように武器を腕全体で動かす。相手を光のマナを纏った刃で両断する。
『秘剣 無影刃』
一気に間合いを詰め抜身の刀で、月の光で土塀にうつる我が身の影を切るように一度相手を一閃する。そしてその後、相手の後方に回り込みもう一太刀浴びせる。
『風よ汝を戒めよヴィントブロカーデ』
風のマナで編み出した鎖で、相手の手足を拘束する術。
『天使の施しエルステヒルフェ』
優しい緑の光が相手を包む、簡易回復魔法。少々の状態異常を解除し、体力も少し回復させる。
【女神の巫女ヴォルヴァとして覚醒して会得した術技】
『ルーン魔術(古代文字)』
詠唱不要の術。一文字一文字に意味された理ことわりを理解することで、威力を発揮させるもの。組み合わせ次第でいくらでも応用が可能となる。
『限定的未来予知』
現在進行形、これから起こることに対して繋がる数分先の未来予知。
しかしその力を普通の人間の身で駆使するということで、大なり小なり無理をするということになる。その無理が、反動として身体に直接ダメージを与える。神経を傷付け、毛細血管をはじめとした血管のいたる所を引きちぎり、筋肉へ直に痛みを与えられる。簡単に言うならば、力を使えば使うほど、命が削られるということ。
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