僕のメイドは絶対おかしい3 作タラスク

ページ名:僕のメイドは絶対おかしい3 作タラスク

僕の家は日本有数の金持ちだ、もちろん家にはメイドもいる。


10歳の誕生日に自分専用のメイドをもらったのだが


「ご主人様ー」


僕の専属メイド胡間シバリにはなんと尻尾が生えている。


「どうするのですか、猫なんか拾ってきて!お父様に叱られますよ!」


「いいじゃん、べつに青色の猫なんて珍しいし、鳴き声だって可愛いんだよ」


[にあーー]


「ほら、可愛いでしょ、にゃーじゃないんだよ、にあーって言うんだよ」


「そういう話ではありません!大体誰が世話するんですか?」


「僕がちゃんと世話するから!」


「ならご主人様が学校に行ってる間誰が世話するんですか?」


「そこはシバリが・・・ね?」


「うっ、ね?じゃありません!あと名前呼びしても胡間はほだされませんよ」


「お願い、シバリ、お願いお願い」


「わかりました、とりあえずお父様に聞いてみましょう」




「わーい、今日から君も家族だぞーにあー」


[にあーー]


「ちゃんと世話をするのですよ?胡間とのお約束です」


「はーい、よしにあご飯にしよう」


「台所にツナ缶があったはずですよ」


「分かった、ありがとう」


そうしてご主人様はにあを連れて台所まで連れてった。


ちゃんと世話をできるのか、私はとても心配です。




「じゃあ、学校行ってる間お世話よろしくね」


「行ってらっしゃいませ、ご主人様」


[にあーー]


「にあも行ってきます!」


そう言ってご主人様は行ってしまわれた


「いいですね、にあはご主人様から常に名前呼びされて」


[にあーー]


「さ、お仕事お仕事」




「こら、にあ、お掃除の邪魔です」


ベランダでお日様にあたりながら昼寝するなんてなんて呑気な猫なのでしょう


「ただいまーにあーー帰ってきたよ」


[にあーー]


「あ、こら 」


大体ご主人様もご主人様です。メイドより先に猫を呼ぶなんてどうかしてます


「お帰りなさいませ、ご主人様」


「よーしよーし、元気にしてたかーにあー」


「ご主人様!」


「あ、はい、ランドセル」


「ご主人様のバカー」


「あ、おい、シバリ」


猫にうつつを抜かすご主人様はもう知りません!


台所まで逃げ込んで1人いじけていた。


「どうしましょう、ご主人様にバカと言ってしまいました」


[にあーー]


「どうしたのですか?1人いじけている胡間を笑いにきたのですか?」


[にあーー]


足元に擦り寄ってきたにあを膝の上に乗せてみた


「大体、あなたが悪いのですよ、新入りのくせにご主人様をたぶらかして」


[にあーー]


「いいですか、ご主人様は胡間が専属メイドなのですよ」


[にあーー]


「まったく、その鳴き声は分かってるんですか?」


[にあーー]


「にあと喋れるなんてシバリは仲良しさんなんだね」


「ご、ご主人様、いつからそこに!?」


「え、今来たとこだけど」


「それならいいのですが」


「それよりだいぶにあと仲良くなったよね」


「なってませ[にあーー]」


「被せないでください、仲がよいみたいじゃないです[にあー]」


「あはは、ほらやっぱり仲良しじゃん」


「うっっー」




「先程はご主人様に勘違いされたじゃないですか!」


[にあーー]


「あ、そこはご主人様のベットですよ、そこで寝ないでください」


[にあーー]


「あ、布団の中まで入り込んで」


にあを取り出すために布団の中に入る


「あ、暖かい、それにご主人様の匂いが」


朝から働き詰めだったから、眠気が・・・




「シバリーにあーー どこ行ったのー?」


シバリもにあもいなくなったから屋敷の中探してみたけど、なかなかいない


「とりあえず部屋に戻ろうかな」


部屋の中に入ってみると


「あ、いた」


2人?もしくは2匹仲良くベットに寝ていた


「なんだ、やっぱり仲がいいんじゃん」

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