ー玄関前
胡間「ご、ご主人様。お待たせしました」
ご主人「ううん、別に気にしないで。で、どんな服を着て……」
胡間「どうでしょうご主人様。似合っていますでしょうか?……ご主人様?あれ?ご主人様ーー?」
ご主人「……え?あ、ごめん。見惚れてた。あーその大変お似合いです。はい。」
胡間「本当ですか!?ありがとうございます!!」パァァ
ご主人「その上に着てるのってポンチョだよね?すごく良く似合ってる」
胡間「えへへ、そんなに言われると少し恥ずかしいです///」
ご主人「しょうがないよだってすごく可愛いいんだから」
胡間「もう、わかりましたから!早く行きましょう!日が暮れてしまいますよ!」
ご主人「それもそうだね、じゃあシバリちゃん手を出して?」
胡間「?…わかりました。どうぞ」
ギュッ
胡間「ちょ、ちょちょっとご主人様!?なんでいきなり手を握るんですか!?しかもこの繋ぎ方恋人つな///」
ご主人「だって言ったじゃん、デートしようって。デートするんだから手を繋ぐのは当たり前でしょ?」
胡間「そ、それはそうかもしれませんが!でも、いきなりこんな事されると…あうぅぅ」プシュー
ご主人「さてと、じゃあ行こうか」
胡間「(うぅー何時になくご主人様が積極的で胡間は心臓のドキドキが止まりません)はい。……不束者ですがよろしくお願いします
ーとあるショッピングモール
胡間「(会話がないまま目的地についてしまった。どうしよう、どうしよう、もしかして私ご主人様を怒らせてしまったのでは?)」チラッ
ご主人「ん?どうしたの?もしかしてトイレ?あぁ気づかなくてごめんね」パッ
胡間「あっ……。あ、いや別にトイレに行きたいとかそういうのではなくてですね。ただ……」
ご主人「ただ?」
胡間「歩いてる最中に全然会話がなくて、目も合わせてくれないので、もしかして私ご主人様を怒らせてしまったのではないかと…」シュン
ご主人「いや、別に怒ったとかそういうのじゃないんだけど……その、思ったより手を繋いで歩くのが恥ずかしくて、
周りから見たらカップルだと思われてるかなぁって考えてしまってシバリちゃんを直視できなかっただけなんだ」
胡間「……フフッ」
ご主人「…な、なんだよ」
胡間「いやぁ、ご主人様もなんだかんだいって恥ずかしかったんじゃないですか。そうやって見栄を張るからいつも失敗ばかりするんですよ」
ご主人「う、うるさいな、今はそのことは関係ないだろ!」
胡間「そうですね。今はそのことは関係ありません。……ですので」ダキッ
ご主人「おい、いきなりくっつくな!」
胡間「彼女を悲しませたんですからちゃんと、エスコートしてくださいね?」フフッ♪
ご主人「///…あぁもうわかったよ!!その代わり途中でもうやめてとか言っても聞かないからな!」
胡間「勿論!期待していますよ?ご・主・人・様?」
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