僕のメイドは絶対おかしい作タラスク

ページ名:僕のメイドは絶対おかしい作タラスク

僕の家は日本有数の金持ちだ、もちろん家にはメイドもいる。



10歳の誕生日に自分専用のメイドをもらったのだが



「ご主人様ー」



僕の専属メイド胡間シバリはなんと尻尾が生えている



「聞いていますか?ご主人様?2日続けて寝坊しているのですよ!」



「分かっているよ、うるさいな・・・」


「いいえ、分かっていません!明日こそはちゃんと起きてもらいますからね」


「大体ご主人様をちゃんと起こせないなんてメイド失格じゃないの」


「なんと!胡間のせいにするおつもりですか!分かりました、明日は絶対起きれるような言葉を使って起こしてさしあげます!」


「期待しないで待ってるね」


大体こいつがドヤ顔する時は検討はずれなことを考えている時だ。
そんなことより昨日の続きだ 今日こそ監視カメラの場所をクリアしてやる




「ご主人様ーはやく起きてくださいー遅刻しますよー」


「あと5分は寝れるでしょ」


「ご主人様昨日もそう言って遅刻しましたよー はやく起きないと 【 家出しますよ、胡間がいなくなってもいいんですか? 】」


「家出でもなんでもしたらいいだろ!僕はまだ寝たいの!」


「なんと!そうなのですか・・・」


「ただいまー」


「おかえりなさいませ、坊ちゃん、今日は学校に間に合いましたか?」


「何とかね、あれ、あいつは?」


いつもは尻尾をブンブン振り回して出迎えるのに今日はパパの執事が出迎えてくれた。


「シバリのことですかな?シバリでしたら坊ちゃんにお暇をもらったといい、先程荷物をまとめて出ていきましたが」


「え!?本当に?」


僕はランドセルを執事に預けて家を飛び出した


「どちらに!坊ちゃん!」


「探しに行ってくる!」


「はあ、これからどうしましょう」


ご主人様を置いて無断で出かけるなんてうまれて初めてのことだ。


「今頃、ご主人様は学校から帰られた頃かなー 寂しがってるかな、それとも喜んでいるのかな・・・」


行くあてもなく屋敷近くの河川敷でずっとうずくまっている。


「寂しい・・・ご主人様・・・」


《シバリー》


いた!


帰り道に会わなかったから反対側にいると思って正解だった


《シバリー》


「どこ行ってんだよ、まったく」


「ご主人様・・・ご主人様が胡間は家出しても構わないと・・・」


「あんな寝言、真に受けるなよやっぱりバカ犬なんだな」


「戻ってもいいのですか?ご主人様・・・」


「当たり前だろ、僕が直々に来てやったんだから」


「ありがとうございます、ご主人様!!」


「お、おい抱きつくな!」


「もう離さないでくださいね?」


「とりあえず離れろって、帰るぞ」


「分かりました、ご主人様♪」



「そう言えばまたシバリと呼んでくださいましたね」


「言ってない!」


「また、顔が赤いですよ。もしかして照れてます??」


「夕陽のせいだよ!」


「本当ですか~?」


「本当だって!それより明日はちゃんと起こせよ!」


「任せてください、新しい方法考えたのでバッチシです!」


ドヤ顔が不安だけど・・・


「ご主人様ー起きてください!遅刻しますよー 【起きないと噛みついちゃいますよ?】」


「まだ眠いから寝る・・・」


「しょうがないご主人様ですね【カプッ ハムハムハム】」


「うわわぁぁ、何すんだよ!?」


「おはようございます、ご主人様 びっくりしましたか?お手手でした、ほんとに噛みつかれたと思いましたか?」


「う、うるさい!」


「目が覚めたようなので、胡間はお仕事に戻りますね」


やっぱり、僕のメイドは少し変だよ

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