ユーリヤ・アントノーヴァ・ニコリスカヤ

ページ名:にゃんにゃん

名前: ユーリヤ・アントノーヴァ・ニコリスカヤ(Юлия  Антонова Никольская)

年齢: 37歳

性別: 女性

取得管理権限: 2

所属: パーク医務局

所在: カントーエリア

 

人物

ユーリヤ・アントノーヴァ・ニコリスカヤ(Юлия  Антонова Никольская)はパーク医務局に所属するロシア人女性で、けもの病院に勤務する職員として活動を行なっています。元々はロシア連邦の首都モスクワに住んでいましたが、ジャパリパークへの就職を機に日本へと移住、正式な加入までの3ヶ月間を語学に費やし、パークでの勤務に備えて基本的な日本語を習得しています。細かいニュアンスなどは勤務中他の職員、アニマルガールと交流することで把握しようと試みています。

彼女はジャパリパークの職員として採用される以前から来園する事の多かった人物で、ジャパリパークへの憧れもあって志願したといった志望動機が彼女から語られています。

けもの病院に配属された現在はけがをしたアニマルガールの診察や簡易的な治療、健康診断などを担当している他、悩みの相談なども親身になって応対する事もあります。後述の性格からなる優しげな接し方もあって、アニマルガールたちからの密かな親しみの元となっているようです。

しかし時折盛大な失敗、と言うより何かしらのアクシデントに巻き込まれる事もあり、"未使用の注射器を足の上に落とし刺さってしまう"、"熱々のコーヒーを自分の服にぶちまけてしまう"等不注意によるミスによって自分が被害を被ってしまう事もあります。毎月一度はこういった事が発生するため決して小さく無い悩みのタネとなっているようです。

 

彼女の役職から運動が苦手という印象を持たれがちですが、彼女は以前アニマルガールを相手に逃走を図っているのを職員に目撃されており、決して運動は苦手ではないようです。

また食品の中で好きなものはパフェで、レストランに該当するものがあれば迷いなく注文するほどの感情を持っており、仕事後は行きつけのお店にあるパフェで疲れを癒すのが彼女の決めている日課だと言います。

休憩中は基本的にレストランやカフェで時間を潰すことが大半ですが特に休憩に集中しているわけでもないようで、知らない人から話しかけられても普段と変わらずに会話に応対するため、来園者と会話する様子も見られます。

 

 

性格

基本的に温厚な性格で、滅多なことで怒りを露わにすることはありません。手が空いているときは空を見上げていたりと若干ながらぼんやりとしている節も見られますが、やるときはきちんと職務を果たす為、必ずや怠け者と断じられるものではありません。好奇心が強く、初めて会う人との関わりは積極的に持つタイプで、知らない人間にも丁寧語ながら会話を投げかけていく姿も確認できます。

アニマルガールにも同様の接し方でコミュニケーションを取る為、診察中でも時間の大半を彼女たちとの会話に使うことが大半です。その場合は悩みを打ち明けやすいように、との理由で砕けた口調で会話を行います。

また、夜遅くまで書類の確認等を行なっている姿も職員から報告されている為、真面目な一面もあるようです。曰く"夜更かしには慣れっこです"とのこと。

 

 

経歴

モスクワの出身であり、初等・中等教育述べ13年間を学生として過ごしている。中等教育当時は統一国家試験に向けて勉学に励む傍ら、獣医の仕事に憧れを抱き試験後はそのまま入学した████獣医学校を卒業、獣医師免許を取得し今に至る。獣医を志したきっかけには傷ついた動物を見かけた事が関わっている事が語られている。

 

 

容姿

勤務時の服装はけもの病院職員の制服を身につけています。私服は長袖のディアンドルに似た服を着用、頭には帽子を被り、履物には黒タイツと靴を履いています。

髪型は二の腕までのセミロングの銀髪でもみあげがロールする様に整えられており、目の色は明るい青色です。

 

+[インタビュー記録]-[記録を開示]

けもの病院にて、ニコリスカヤとクリオネの会話の様子を記録したものです。

 

日付: 205█年██月██日

インタビュアー: ユーリヤ・アントノーヴァ・ニコリスカヤ(以下"ユーリヤ"と記述)

インタビュー対象: クリオネ(以下"クリオネ"と記述)


 

<00.00.00 再生開始>

 

 

ユーリヤ: それじゃあ、今からあたしになんでも話してってね。

 

ユーリヤ: 解決は出来ないかもしれないけど、相談には乗れるから。

 

クリオネ: うんーー  えっとね。えっとね。

 

クリオネ: 最近ね、外でご飯食べづらいの。

 

ユーリヤ: ふんふん、どうして?

 

クリオネ: 上着を被ったくらいじゃすぐクリオネってバレやすくなっちゃったんだー。

 

クリオネ: それでね、余計お散歩とか、ごはん食べにいったりってできなくて。

 

ユーリヤ: ふんふん…誰もいない時じゃないと、ご飯が食べられないんだね?

 

クリオネ: うん…。

 

ユーリヤ: んー、やっぱり服とか、それこそ髪の毛の色とか変えないと分かる人には分かっちゃうかも。

 

クリオネ: ふく?ふく…わたしのこれ服じゃないよ。

 

ユーリヤ: え?…レインコートみたいだけど。

 

クリオネ: わかんないけど、これはわたしの身体なの。外側なんだよー。

 

ユーリヤ: あー……あー、それじゃ満足に変装も出来無さそうだよね。

 

クリオネ: どうしたらいいかなー。

 

ユーリヤ: ホントの最終手段だけど夜中に行動するしかないと思うなあ。凄い危ないからあんまりおすすめしたくないんだけどね。

 

ユーリヤ: クリオネちゃんはどうしたいとか、あるの?

 

クリオネ: いっぱい貝食べたいなー。

 

ユーリヤ: 外を歩いて、レストランとかそういうとこで扱ってる貝料理が食べたい…ってところかな。

 

クリオネ: うん。

 

ユーリヤ: ふんふん…やっぱり本格的な変装しちゃうか…それか、一緒にご飯食べられるくらい仲良しなお友達と一緒にお出かけとかは?

 

クリオネ: お友達。

 

ユーリヤ: やっぱりね、何かしら有名になっちゃってる子は色んな人からの視線を全く集めないってのは難しいんだ。

 

ユーリヤ: だからこう、大好きなお友達と一緒にご飯食べればその子とのお話に夢中になるかで周りを気にしなくて済むし、一人孤立して目立ちやすくなる心配も減らせると思うの。

 

ユーリヤ: もし見られてても"好きな子の前でしか見せない"って言い訳が利くから、やっぱりひとりぼっちよりふたりぼっちでご飯食べた方が良いと思うなあ。

 

クリオネ: そっか、お友達。…作らなきゃー。

 

ユーリヤ: ふふっ。無理はしない程度に頑張ってね。

 

クリオネ: ありがとー、せんせー。

 

ユーリヤ: また何か困ったら、相談しに来てね。

 

 

<00.18.32 再生終了>

 

 

 

交友関係の特筆事項

  • 糸川すばる

彼女とはウロボロスのアニマルガールを診察する関係上、病気に対する備えの話をする事があり、その延長線でSNSを通しての交流を行なっているようです。しかしニコリスカヤの携帯端末の言語設定がロシア語であった為、暫くロシア語でメッセージを送っていたため彼女を動揺させていた事がすばる飼育員の口から語られています。


「…стыдно…あの時は……穴があったら飛び込みたいって思いましたね……」

 

 


ニコリスカヤの周囲評価

以下は、ニコリスカヤの人事的評価を示すための指標として、パーク運営事務局人事部が社内外の人物に氏の印象を質問した際のコメント集です。この項目はニコリスカヤ氏による編集も可能であるため、個別に返信コメントが書き込まれる場合もあります。また、アニマルガールや来園者にも同様に項目を追加することが許可されています。

たまにボンヤリしてるけど、優しい人ってのは伝わってくるよ。新人なのに遅くまで仕事してるし、真面目な人なんだとは思うね。でもたまーにドジやらかすから心配だよ。 -[匿名希望]

 

6月の中頃、傷ついた鳥の子を連れていったら直ぐに処置を施してくれましたね。対応も丁寧だったですしね。怪我をした時の事を聞かれた時はフレンズの方が答えてたんですけど、泣き出しそうな中で頭を撫でてあげてる姿が印象に残っていますね。 - リカルド警備員

 

あの人、フレンズにも優しいし頑張り屋だしとても良い人だってのは分かるわ。でもなあんかどっかで見たことがある顔してるよねえ… -パークガイド・テツノ

 

 


画像提供: ドッグカフェの職員旭さんからいただきました!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

+[管理権限4以上のみ閲覧可能]-[アクセス承認]

補遺1

パーク内で勤務しているニコリスカヤですが、█年前ロシア連邦軍参謀本部情報総局に所属していたエージェントに、彼女によく似た人物であるコーシュカ(кошка)と呼ばれるエージェントの存在が確認されています。コーシュカは組織の内部情報や機密情報の取得を任務としていたようで、これまでにもスパイとして成果を挙げていることが分かっています。任務の際には名前及び外見を微妙に変えていたらしく、潜入していたとされる組織には「マイヤ」、「サーニャ」、「レギーナ」といった、ニコリスカヤとよく似た女性が勤務していた記録が残されています。

仮にニコリスカヤの正体がこのコーシュカであるとすれば、彼女は年齢・経歴を偽っている可能性が非常に高いため、引き続き調査が必要です。

補遺2

調査の結果、現在の所ニコリスカヤ氏とコーシュカは外見、顔つきなどが似ている以外の確定的な証拠は無く、彼女らが同一人物である事を示す明確な裏付けは進んでいません。調査開始後もニコリスカヤの勤務態度に特筆すべき変化、不審な振る舞いなども現在確認されず、現状見つかっている証拠のみではニコリスカヤ氏がコーシュカであると断定するには早計であるとパーク運営事務局人事部より発表されており、明確な処分等は消極的賛成の意見が見られます。

しかしながら並行して実施されていたコーシュカに関連する調査の結果、彼女は軍を退役し、現在はオーティマ財団の職員として勤務しているという事例も少数ながら入ってきています。要監視対象へのアニマルガール情報流出などの潜在的な危険性は残されている為、引き続き監視は継続されます。

補遺3

けもの病院がアニマルガールに対する健康診断の折に採取したアニマルガールの血液が紛失する事件が発生しました。採取された血液は容器に保管されていた中から数種類、いずれも絶滅した動物が基底種となっているアニマルガールから採取されたものでした。紛失した血液サンプルの行方は現時点で不明です。

前述のコーシュカらと関連性が存在する可能性も否定できず、参考資料として報告書への掲載が許可されています。

備考

+[コーシュカについての情報を閲覧する]-[権限を確認、アクセス履歴は記録されます]

 

名前:コーシュカ

性別:女性

年齢:不明

所属:オーティマ財団の疑い

所在:不明

基本情報

エージェント・コーシュカはかつてロシア連邦軍参謀本部情報総局に所属していた諜報員の一人で、黒い髪の毛と後述の性格から『チョールナヤ・コーシュカ』と仲間内から非公式な呼び名で呼称されることもあったことが分かっています。本名は不明。
彼女は既に軍を退役し、その後の消息はつかめていません。
しかしオーティマ財団との関わりを匂わせるような目撃情報が調査で確認されている為、仮にパークに潜伏していた場合にも対応出来るように警戒態勢が敷かれています。
身長は目撃されている限り約160cmほどであった事が確認され、これまでに各国で見られたコーシュカの変装によるものと思われる女性の身長とほぼ一致しており、ニコリスカヤの身長とも合致しているなど偶然と呼びきれる物では無く、裏付けを取るためパーク渉外局はロシア連邦に対してコーシュカのDNA検査の結果等のデータ提供を呼びかけて居ますが、205█/██/██現在まで返答はありません。

以下は205█/██/██現在、パーク側が把握しているコーシュカの人物像です。関連人物からの聞き込みによって得られた情報が中心である為、今後の展開で変化する可能性もある事を留意してください。

 

 

人物:

彼女は非常に好奇心が旺盛な性格を有し、自身の"興味"を思考の根幹に置いて行動するタイプの人物です。物事、特に"秘密"のような隠し事の類を探るのを好んでいたようで、現役時代にも度々その傾向が見られていた事が分かっています。自分の興味の赴くままに動き回る様は"猫"のようだと度々揶揄されており、コーシュカというコードネームの由来も彼女の性格を表すものとして与えられていたようです。

その逸話が示すように過去の彼女の活動の中には、偽の情報をつかまされてしまう等、まだ諜報員になって間もない頃の未熟な彼女の姿が伺える記録もありました。ただただ彼女も反省しないまま活動を続けてはいなかったようで、後期になるに連れて手口が用心深くなっていき、職員として潜入し、時間をかけて自然な流れで情報を得る形で任務を進めるケースが多く見受けられます。

その過程で演技力や即応力を鍛え、国の抱えるエージェントの一員として活動をしていましたが、ある日の任務から帰還した後彼女は自ら軍としての人生を退いています。その後は一般の市民として暮らしているものと推測されていました。

しかし近年になってオーティマ財団の構成員の中にコーシュカと見られる女性が確認された為、現在のコーシュカは要監視対象組織に所属しているとみて理由や詳しい活動も含めて調査が進められる方針です。

 

容姿: コーシュカの見た目は黒の二の腕までのふんわりとした形のロングの髪の毛とライダースーツのような服(ボディースーツとの証言も有り)と足回りにブーツ、手には手袋を着用しているといった出で立ちが特徴的です。"コーシュカとして活動する"時はこの姿であるようで、主に夜間の任務などを進めるために衣服は黒く、体が動きやすい材質を使って制作されていた事が分かっていますが、製造メーカーの特定には至っていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

+2068/██/██追記  イラス山中にて発見された文書-

現物はロシア語で記されていたため、以下の写し書きされた文章は意訳した内容となっています。

 

 

 

これを読んでる男の子か女の子か…おじさんかおばさんかは分からないけど。ちゃんと読めてるかな。

これ見つけてる頃にはパークってどうなってるのかな?すぐには見つかんないって信じた上で隠してあるから、1~2年じゃなくて10年単位での話をしてるんだ。

パークは一体どんなことになっているのかな?流石にまだ営業は続いてるとは思うけど。

なんでわざわざ文章を書いてるのかって思うかもしれないんだけど…気まぐれ、なのかな。あたしが居たって証を残したくなったのかも。なんて

もしこれを鵜呑みにするっていうなら、これはとても重要な資料になるはず。頭からつま先まで信じちゃうならね。それでもいいなら、是非知ってほしいな。知って、知ることの喜び、脳みそに麻薬が溢れ出る感覚、早く教えなきゃっていうポジティブな脅迫感、いやいや秘匿すべきじゃないのかっていう懸念。なんだっていい、"隠されたこと"を知る事によって起きる頭の中の大騒ぎをあなたにも体感してほしいな。

 

始まりは、小さい頃のちょっとした疑問だったんだ。みんなは小さい頃どんな事ではてなマークを頭に浮かべたりしたかな?

「サンタさんはどうしておうちにこないの」「どうして早く眠らなきゃダメなの」「どうして赤ちゃんは生まれてくるの」…色んな事を不思議に思ったと思うの。

でもそういう質問に限って大人たちはあの手この手ではぐらかしたの。「良い子の元にしか来ないのよ」「怖い悪魔が食べにくるのよ」「コウノトリさんが運ぶのよ」…なんて。でも、信じやすい子にはこれ以上ないくらいの効果を上げたの。あたしもそれを信じ切っちゃった一人なんだけどね。真実は10歳の頃までお預けだった。事の真相を知った時は、なんだろう。怒ったりだとかじゃなくて、すごい感心したんだと思う。ああ、そういう事なんだ!って。きっとその頃からあたし、隠された物事を知った時の想いの波にハマっちゃったんだと思う。あたしって凄い知りたがりな人間だって昔から言われてたけど、思えばアレが、今のあたしを築いた出来事だったのかも。兎に角、知った後はもうノンストップ。興味のままに突き進んでいく猫みたいな考え、心が出来ちゃったの。大人たちの隠してる事を知ろう、って。そんな考えで軍のエージェントの道を目指したりもしたっけ。何でかって言われたら、秘密に迫りたかったからってあたしは答える。ホントのことだもん。私には国を支える人の秘密が重要だったの。無事にエージェントになった頃は当然ながら大変なことの連続だったの。拷問に耐えるための訓練とか、バレないように行動するための訓練とか、兎に角訓練尽くし。そうまでして赴いた任務も肝心なとこで失敗しちゃったりと、スムーズに物事は進まなかった。向こうの仲間に成りすまして秘密ゲットっていったって最初の頃は勝手がまだ分からないし、中東あたりの過激派組織のアジトには起きてた兵士に見つかった所為で捕まりかけたんだよね。他には武器を運んでるルート探るために兵器運送会社の一味が雇ったPMCの人たちに混じってトラック乗ってたんだけど途中でPMCの人たちが兵器運送会社の人たちに攻撃始めちゃって…どさくさに紛れてトラックの中身見たら武器じゃなくて何かの資材だったし。…後々にそれが学校を作るための備品だって分かった時はすっごくガッカリ、とかあったんだよ。エージェントになっても必ず成果を上げられる訳じゃないんだなって思ったし、だからこそ初めて任務を成功に近い形で終わらせた時は胸が空いちゃうような気持ちだったんだ。詳しくは言えないけど、どっかの怪しい会社から趣旨よく情報とか抜き出すことが出来たんだよね。その時からちょっとやり方を変えたんだ。殴られることも撃たれることも心配しないでやれるから心持ちは穏やか。ただその任務も途中でさ、会社の施設が爆発事故を起こしちゃって、うかうかしてたらあたしまで瓦礫の下敷きだったの。エージェントの頃はこういうアクシデントがいっぱいだったんだ、不自然なくらいに。

そうなんだよ、あたしって素晴らしく運が無いって言われるくらいに出先でトラブルに出くわしちゃうんだ。結局最後のお仕事も…たしかイギリスだったかな、その辺りで開かれてたチャリティーライブを狙ったテロに居合わせちゃって、爆発で飛んできた破片が耳とか左胸あたりを切っちゃったりとかしたっけ。今までも死にかけた事いっぱいあったけど、あの時は本当に怖かったなあ。あたしでも流石に怖いよ、人が吹き飛ぶところを見るのは。

任務が終わって国へ帰った時、軍の人に辞表突き出して…エージェントとしての道はそこで終わった。今は誰に言われてじゃなくて、オーティマさんのところでお仕事したりしてる。あんまりドンパチ起きなくて平和だしさ。それにオーティマさんの"失われた生命を取り戻す"ってそんな魔法みたいなことどうやるんだろう?って所にすっごく興味が湧いちゃったし、同じくらい秘密がありそうなジャパリグループと関係があったって聞いてから、これは財団に入らなきゃ!って決めたんだ。

 

オーティマさんのところで、の部分でまだエージェントまがいのことやってるの?って思ったかもしれないけど、そうだよ、まだやってるよ。やめられる訳ないじゃない、こんなに楽しいこと。大人たちが物事を隠す理由もやっと分かってきたっていうのにね。

みんなみんな、後ろめたい事があるから隠し事をするんだ。明かしたいけど、打ち明けられないような事を抱えてるから隠し事をしちゃうんだ。身に染み込むくらい分かったよ、大人たちのきもち。

スパイだって隠しながら、潜入先の人たちと仲良くなっていったあの日々。思い出すだけで震える。みんなを最初から、裏切る前から裏切っている背徳感、いつかバレてしまうかもしれない怖さ。

ああいうのをみんなみんな大人たちは背負って生きてるんだ、形は違っても。びっくりしたよ、こんな事を、こんな気持ちを隠してるなんて…

ほんとに酷いよ!なんでこんな楽しいこと隠してたの?

 

 

補遺-1: この文書はおそらくコーシュカが書き残したものと推測されていますが、イラス山中に埋められていた理由は未だに分かっていません。現状コーシュカがパークに居た事を示す有力な証拠となっています。

 

 

 

 

 


パーク職員 カントー 要監視対象 オーティマ財団 パーク医務局

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