後書

ページ名:後書

 

 

 

緊急につき、要点だけを書き残す。

パークに僕以外の"人"がいた。しかも子供のようにも思える。

ときどき光る腕輪を着け、パークガイドの帽子をかぶった人の周りには、沢山のフレンズが居る。

黄色い猫のフレンズ、元気溢れた灰色のフレンズ、大きな耳のフレンズ、海鳥のフレンズだ。 それが"人"に着いて行っている。 皆とても楽しそうに見えた。

今のパークのフレンズは文字が読めないと聞いていたが、もしかしたら、あのフレンズたちの中にいる"人"なら読めるかもしれない。 この、パークを愛していた人々の記録を託せるかもしれない。

今から██と一緒に話をしに行く。  きっと、良い"ともだち"になれる筈だ。

 

 

この後書は木の下の地中に残して行く。 そのまま僕が持って行く必要性も薄いだろう。

願わくば、僕とあの"人"以外の人間が、他にも人間が居る事を実感するための手がかりとならん事を。

 

 

 

2███/03/29


tale

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