失恋、そして新たな恋

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僕は恋をしていた

あの子を見た時、一目惚れしたんだ

そこから僕は……アプローチもできず、見ていただけだった

だけどさり気なくいろいろしてたりした……

いつか好意に気づいてくれるかなって

だけど………

「………」

結果はこの有様

あの子は別の子と付き合っていた

僕はただ、遠くから眺めることしか出来なかった

そう、他人の気持ちなんてわかるわけがない……それは一番理解していたはずだった

だけど僕はいつか気づいてくれるかもしれないとどこか慢心してた……

バカだった…………

悔しかった…………

そしてこれが失恋と理解した

頭がいいのも困りようだ……

もっと僕が普通の子だったらすぐに忘れるはず……

だけど僕は………


・・・・・・・・・・・・・

「………」

気づかない内にカントーの森の中にいた

雨が降り、びしょぬれだ

「はぁ………」

どうしよう…と思った時

「お主いいいいいい!」

「うわっ!」

空から来たフレンズ
「アキアカネ」のアキちゃん
ルークの友達である。

「一体どうしたんじゃ?こんな雨降りの森の中で……」

「風邪引くぞ?早く雨宿りじゃ!」

「あ、あわわ……」

そのまま引っ張られていく

 

使われてない管理施設にて

ポタポタ

「ひーベタベタじゃ………」

「お主、どうしたのじゃ?あんなところで……」

「なにかあったんじゃろ?ウチで良ければ聞いてあげるが……」

「…………」ウルウルウル

「お主?」

「う、うわああああああああああああんっ!」

アキの胸で泣きじゃくるルーク

「ルー坊………ワシの胸でよければ泣いていいぞ……」

「うわああああああああああああんっ!うわああああああああああああんっ!」

 


「どうじゃ、ルー坊…落ち着いたかの?」

「…うん」

「で、何があったんじゃ……」

「えっと……」


「ほう、主に好きな子がいたが失恋したと?」

「はい……」

「ほう……辛かったのう……」

「………」

「そもそもお主、もっと男らしくなるべきと思うのじゃ」

「例えばじゃ……」

「もっと壁ドンとかなんとかじゃ……」

「ほら、ワシを練習台にして」

「あーゴホン…」

コンッ

「…僕、好きなんだ」

(ドキッ)

「だ、ダメじゃ!もっと男らしくやるのじゃ!」

「は、はい!」

(なんじゃワシ……こんなにドキドキして……)

「じゃあ、もう一回じゃ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・

「…………」

「壁ドン・顎クイ・なでなで……そして」

ドキドキドキ

(どうしようアキちゃんの方向見れない……)

(……あかん、ワシとしたことが……でも……)

「………」

「………」

(こ、こういう時は僕から………)

「あ、あの……」

「な、なんじゃ?」

「僕……アキちゃんのこと好きになっちゃったみたい……」

「なんかまるで乗り換えたみたいな感じだけど………ダメ、かな?」

「……!」

ズキュン

「お、オーケーじゃ!」

「恋人なら歓迎じゃ!」

射抜いたようだ

「でも……ええんか?ワシみたいに色気もなく、のじゃのじゃ喋る爺臭いフレンズで」

「アキちゃんは十分可愛いよ」

「……」ポッ

赤くなるアキ

「じゃ…じゃから、これからもよろしくじゃ…」

チュッ

「これからよろしくのキスじゃ」

「……///」

「じゃ、雨もやんだようだし、行くかの」

「う、うん!」

終わり

作・キャラクター設定・・・ダイヤモンド

 

 


Tale

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