サバンナキャットとシャーリィさん

ページ名:サバンナキャットとシャーリィさん

「はぁ……室長さん、また私に仕事押し付けて……」

『この案件だけは絶対にやらん!シャーリィ、行ってきてくれ』

「はぁ……で今日の仕事は」

「「サバンナキャットのサンドスター調査」ですか……」

(どんなフレンズなんだろう?)

「ええっと、解放特区のここらへんに……あった」

「このアパートですね………」

ギシギシッと二階に上がっていく

「ええっとこの階の一番奥の………ここだ」

「「サバンナキャット」っと………」

ピンポーン

「ジャパリパーク動物研究所のシャーリィです、生活調査に来ました」

「なんだって?」

中から声が聞こえてくれ

「サンドスター調査に来ました!」

「え?」

「サ!ン!ド!ス!ター!調!査!」

「なんも聞いてないんだけど……」

「抜き打ち調査です!サバンナキャットさんに事前に通達すると高確率で用事か居留守を使われるって聞いてましたから!」

「あーはいはい……鍵開いてるから上がって」

「わかりました、お邪魔します」

・・・・・・・・・・・・・・

「うわ……ゴミが………」

「散らかっちゃってごめんねー……あ、そこゴキブリいる」

「え!?」

(清潔じゃない……ハミィとは大違いね……)

リビングらしきところもゲームハードなどがそこらじゅうに転がっており
しかもポテチのカスなどもあり、とても汚れている……

(整理整頓は苦手っと……)

これを記録するシャーリィ

「ごめんね、ちょっと汚れてるけど、適当なとこに座ってね。すぐお茶出すから」

「……今、ちょうどカップ麺食べるところだったんだ、あなたも食べる?チキン?しょうゆ?しお?」

「カップラーメンはいいです……さっきご飯食べてきたので」

「ふーん……じゃあ、はいお茶」

「ありがとうございます………」

部屋は昼間であるにも関わらず暗く、電気がついてやっと明るい
なおゴミ袋などもそのままになっており、ゴミ屋敷寸前でもある

「ふふ~ん、3分待つのがいいのよねー」

「あのー、本当にフレンズさんなんですよね?」

「うん、サバンナキャットだよ」

「サーバルキャットとイエネコの混血種だったと聞きますが……」

(サーバルさんやイエネコさんとは全然違いますね……性格が)

「まあサーバルみたいに偉く走りまわったりとかはしないけどね」

「ほら、私太ってるから」

「は、はあ………」

「で、サンドスター調査だっけ?」

「はい、この機械を腕につけてもらいます」

「ふーん、血圧計みたいね」

ビリッペタッ

「つけたよ」

「その赤いボタンを押してください」

「はいっと」ピッ

「それで体内のサンドスターを計測しますから……」

ピピピッ

「ええっと、数値は……」

「………一応は問題ありませんが、問題あります」

「え?」

「運動してください、数値がちょっと危ないです」

「えー運動ならゲームでいつでも」

「そういう問題じゃなくて!」

「まあいいじゃん、人生色々あるし」

「あ、出来た」

「あの……はぁ……」

(突っ込む気力もない………)

「はーおいしー……やっぱ日洋食品のカップ麺は最高ね」

「あ、夜のお笑いの録画しないと」ピッ

(………こんなフレンズさんもいるんだ)

(人と同じように生活するフレンズ………)

(やっぱりフレンズさんと人って変わらないのかな?)

シャーリィは心の中でつぶやいた

・・・・・・・・・・・・・

「では、私はこれで」

「今日はありがとねー」

「はい、ありがとうございました」

「いつでも来ていいよー、なんもないけど」

「はいはい………」

(フレンズと人……か)

(まだまだ私にもわからないことだらけですね………)

シャーリィは帰路についていくのであった。

終わり

作・ダイヤモンド

キャラクター設定
シャーリィ・・・・ダイヤモンド
サバンナキャット・・・・idola


Tale

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コメント

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名無し

解放特区って試験解放区のことですかね

返信
2018-06-14 15:51:13

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