セルリアン管理番号: CEL-1-612/ID
種別名: Indominus Diabolus
世代区分: 第1世代
脅威レベル: 4(危急避難)
駆除状況: 未駆除
通称: プレデター
大きさ: 全長15m 体高6.4m
規定対応手順: CEL-1-612/IDは基本、封鎖区域に根城を構えていますが稀に封鎖区域の外にまで獲物を探しに行くことがあります。その場合はCEL-1-612/IDが好むサンドスターに色を似せた偽物の石を用いてCEL-1-612/IDを封鎖区域内まで誘導してください。万が一に封鎖区域の調査中にCEL-1-612/IDがアニマルガールと遭遇して戦闘行為に発展した場合、特殊動物戦闘能力評価C判定以上のアニマルガール7名を派遣が推奨されます。 CEL-1-612/IDを目撃した来園者等には記憶処理薬を投与し、隠蔽を行ってください。
補遺: CEL-1-612/IDとCEL-1-085/PDが共生関係を結んでいる場合、周囲にCEL-1-085/PDが存在するか、或いは存在していないかでCEL-1-612/IDの位置を大まかに把握する際の参考となる事があります。
説明: CEL-1-612/ID 通称"プレデター"は基本的に封鎖区域並びに森林地帯を中心に活動するセルリアンで、第1世代型セルリアンの区分の内、大型セルリアンに区分される個体です。基本的に単独で行動しますが、CEL-1-085/PD 通称"レイバー"と共に行動している様子が頻繁に確認される事からレイバーとは一種の共生関係にある個体もいる様です。
プレデターの容姿・形状は全体的に灰色に近い体色で、ティラノサウルスに準拠した形状を有していますが、頭部の目は三つで、後方に向かって形成された刃のようなトサカを有して居ます。頭部と背中それぞれに皮骨板に相当する頑強な部位が有り、これによって外敵からの攻撃への耐性を得て居ます。またティラノサウルスの物と異なりプレデターの腕は力強く長大で、強靭な長い4本の指を有しています。この指は類人猿の親指と同じように第1指が他の3指と向き合う形で付いているため対象を掴んで放り投げるといった行動も可能にしています。
頭部は非常に大きな角度で開くことが可能です、高い咬合力も相まって噛み付き一つで致命傷に繋がる危険性もある為駆除の際は十分な注意を払ってください。
その他には背中の皮骨板を開き、隙間からスピノサウルスの様な帆を展開する事がありますが、これによって大気中のサンドスターを吸収する事が分かっています。時々レイバーがこれに組み付き、帆に腹部を密着させた状態でサンドスターを吸収する事がありますが、プレデターがそれを邪険に扱う様子は確認されていません。
プレデターは肉食恐竜の様な出で立ちが特徴ですが、性質自体は温厚で自身に危害を加える外敵や獲物のアニマルガール以外には無闇に攻撃を仕掛ける事はなく、接近されても興味深そうに匂いを嗅ぐか無視をして深く干渉する事はありません。例外としてある程度の危険性を有している可能性があるとプレデターが判断した場合、大きく鳴き声をあげて威嚇します。しかし一度戦闘行為に発展すると活発化し、発達した後ろ足での跳躍、姿勢を低くした状態で狭い場所にも全身を捻じ込んで強引に移動を試みる等、暴力的且つ貪欲な動きが目立つ様になります。
このように激しい動きも可能な力を有していますが、やはり相応に体力を消費するのか、戦闘が終わった後は獲物を捕食出来たか否かに関わらず必ず縄張りへ戻り、暫くの間は休息に専念する事が分かっています。その為普段の動きはゆったりとした動きが多いのは、有事に備えて体力を温存させるといった一つの習性と考えられています。
セルリアン管理番号: CEL-1-085/PD 種別名: Parvus Dens 世代区分: 第1世代 脅威レベル: 1(低脅威) 駆除状況: 未駆除 通称: レイバー 大きさ: 全長40cm~70cm 体高20cm~80cm 規定対応手順: CEL-1-085/PDは人間・アニマルガールと共生関係を結んだ場合に限り敵対性が薄いことから、捕獲目的以外では特殊動物戦闘能力評価D判定以上のアニマルガールによる駆除が推奨されています。 実験用に捕獲されたCEL-1-085/PDは、必要に応じて耐セルリアン素材で構成された特殊飼育庫に収容してください。 また、来園者などにCEL-1-085/PDが目撃された場合欺瞞情報「試作の小型恐竜ロボット」を流布し、隠蔽を行ってください。 説明: CEL-1-085/PD 通称"レイバー"は15~25頭までの群れで行動する小型セルリアンで、他者と共生する珍しいタイプのセルリアンです。現在はCEL-1-612/ID "プレデター"と行動を共にする姿が頻繁に確認されています。
レイバーの形状は青色のコンプソグナトゥスに良く似た姿を取っていますが足元にヴェロキラプトルの様な鉤爪の存在、限定的ながら飛行を可能とさせる始祖鳥の様な翼や羽毛を持っているなどいくつかの恐竜の特徴が混ざった姿をしています。
レイバーはその小さい実体からか非常に臆病で、自身より大きい、もしくは力のある存在と相対すると集団で頭を擦り付ける、猫の様に喉を鳴らしたりなどでスキンシップを行って友好的な態度を示し、取り入られようとすることが分かっています。レイバーの接触に対して排他的な態度を示さなかった場合、群れ全体が接触した存在の配下として行動するという性質を持っています。(以下共生関係を結ばれた存在を"共生対象"と呼称) しかし今従っている存在より強力な存在が現れると、それまで従っていた存在からすぐに乗り換え、今までの共生関係も破棄する性質も持っている事が分かっています。 また最初から敵対的な態度を示している存在等には本能的に外敵と判断する為近寄らず、接触の際に追い払われた場合は退散していきます。
基本的に共生する対象を発見していない頃のレイバーは小さい身体を生かして草木などに隠れながら移動を行うほか、木などの高さのある物体に登り、そこから滑空しての移動を行います。 共生関係を結んだ頃になると共生対象の周囲を移動し哨戒を行い、共生対象にとって脅威となる外敵が居ないか索敵をします。 外敵を発見した場合直ちに対象の元へと帰還し外敵の存在を知らせる他、高い鳴き声を群れ全体で発し共生対象へ向け警告を行うことも確認されています。 基本的に自分から攻撃を仕掛けることは有りませんが、共生対象が外敵によって危害が及ぶ場合、或いは共生対象が獲物に対して攻撃を仕掛けた場合にはレイバー群も協同で攻撃を始め、共生対象に対して支援を行います。
プレデターとの関係性: 前述のようにレイバーは共生関係にある存在より強いものが現れるとそれまで共生関係にあった物から乗り換えてしまう事がありますが、プレデターと共生関係にあるレイバー群はプレデターから乗り換える事はありません。この理由については諸説ありますが、一説ではプレデターの"帆"から定期的にサンドスターを安定して、且つ確実に得られる為ではないかとされており、レイバーが共生関係を結ぶ基準は"生物としての強さ"だけで無い可能性があると推測されています。 現在のところ上記の理由の他には、餌のおこぼれが貰える事や、他の脅威から逃れる為といった理由が挙げられています。 |
事案記録CEL-1-612/ID-1 20██/██/██
第1世代型セルリアンの一種、CEL-1-612/ID "プレデター"とティタノボア、エクスカリボサウルスのアニマルガールが遭遇した記録です。 CDCの監視カメラを通じて記録されました。
発生場所: 封鎖区域[編集済み]周辺地帯
対象1: ティタノボア(以下、レイナと表記) 対象2: エクスカリボサウルス(以下、ティニーと表記) 対象3: CEL-1-612/ID "プレデター" (以下、プレデターと表記) 対象4: CEL-1-085/PD "レイバー"(以下、レイバーと表記)
<00:07:25 再生開始>
プレデター: [咆哮を上げながら二人のアニマルガールを追跡する様子が映っている]
レイナ: うわわわわわわあっ![追われているティタノボアがアニマルガールを抱えながら、尻尾を使い全力で逃走していく]
ティニー: れ、レイナあ!?何かちっこいのも来てるよ!?
レイバー: [木々の上や草むらの中に、プレデターに続いて追跡するレイバーが複数映る]
レイバー: [木に設置されたカメラの前を一匹のレイバーが通り過ぎる]
レイナ: 無視無視無視ぃ!数が多いわ!戦略的撤退よッ!
ティニー: で、でもまだ追っ掛けてくるんだけど!
プレデター: [鳴き声を上げてレイバーに呼びかけた後、二人に向かって思い切り飛びかかる]
レイナ: おおおおぅわぁぁぁぁぁぁッッッ…!![直ぐに方向を変え、跳躍を回避する]
プレデター: [木々の合間に姿を消す]
ティニー: っ…!上!レイナ上ぇぇ!!
レイバー: [木の上から次々と複数のレイバーが滑空し、二人に襲いかかる]
レイナ: うひゃあっ!!あ、あっち行ってなさいよっ!!
ティニー: くっ…このおっ![剣を振り回し、飛びかかるレイバーを振り払っていく]
レイバー: [何匹かがティニーの体に組みつく]
レイナ: もう!シッ!シッ!![手でぱしぱしとレイバーを振り払う]
ティニー: あ、ありがとう!
レイバー: [振り払われた個体が再び追跡していく]
レイナ: っ…さっさと離れないと…!
ティニー: …あれ、さっきのでっかいのは…?
レイナ: どうせ見失うか落っこちたかしたのよ![するするとレイバーの群れから逃げていく]
レイバー: [木々の上から鳴き声が記録される]
レイナ: ほら、明かりが見えたわ!もうすぐ公道よ…!
ティニー: 公道っていうのはちょっと違うと思うけど…![しっかりとしがみつく]
プレデター: [出口の様に開けた場所で先回りしていたプレデターが姿を現し、彼女たちに向かって大口を開く]
ティニー: うわあああああああああ!!?
レイナ: うそでしょおおおおおっ!! [咄嗟に身を低くしてプレデターの大口を避ける様に滑り込んでいく]
プレデター: [レイナの尻尾が噛み付きを躱した所で後退し、二人に向けて腕が掴みかかる]
ティニー: !そりゃっ! [腕を剣で叩いて弾く]
プレデター: [後ろを通り過ぎる二人に向けて尻尾を振り下ろす]
レイナ: うわぁあっ! [衝撃で吹っ飛びかけるも、そのまま逃走していく]
プレデター: [ゆったりと振り向き、逃げる二人を疲れた様子で眺めていた]
<00:12:18 再生終了>
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事案記録CEL-1-612/ID-2 20██/██/██
第1世代型セルリアンの一種、CEL-1-612/ID "プレデター"が他のセルリアンと遭遇した記録です。封鎖区域周辺の河川地帯に設置されたCDCのカメラが記録しました。
発生場所: 封鎖区域[編集済み] 河川地帯
対象1: CEL-1-612/ID "プレデター" (以下、プレデターと表記) 対象2: CEL-1-085/PD "レイバー"(以下、レイバーと表記) 対象3: CEL-1-682/PS "セイレーン" (以下、セイレーンと表記) 対象4: CEL-2-239/MA "ホーネット" (以下、ホーネットと表記)
<00:02:35 再生開始>
セイレーン: [川の近くで眠そうにあくびをしている]
レイバー: [25頭程のレイバーの群れがそこへ現れる]
セイレーン: ?[現れたレイバーの群れへ気怠げに視線を向ける]
レイバー: ♪[集団がセイレーンの体にスキンシップを行い、友好的な態度を示し始める]
セイレーン: …[害がないと分かると、再び頭を地面に着けてゆったりと過ごし始める]
レイバー: ──♪[そのまま群れは鳴き声を上げたあと、セイレーンの体の上に乗ったり、周りを徘徊し始める]
セイレーン: [特別気に留めず、ぼんやりと数分間過ごしている]
プレデター: [そこにプレデターが地面の匂いを嗅ぎながら現れる]
レイバー: ! ![すぐさま集団が現れたプレデターに近寄り、先ほどの様にスキンシップを始める]
セイレーン: ?[去っていくレイバーたちを見やる]
プレデター: …[寄って来たレイバーを受け入れ、ゆっくりと座り込む]
レイバー: ♪ ♪ [一斉にプレデターの背中に乗りはじめる]
セイレーン: …[自身の隣に座って来たプレデターとレイバーの間で視線を上下させる]
セイレーン: …[軽く鳴き声を上げ、眠ろうとし始める]
ホーネット: [そこにホーネットが9機出現、一機がプレデターの頭に固定されレシーバーとなる]
レイバー: ──![現れたホーネットたちの影響か、群れが小規模ながら騒ぎ始める]
プレデター: …[上空のホーネットに目を丸くして注視するものの、固定されたレシーバーにも気にする事はなく、再び休憩に入る]
レイバー: …! ![しばらくしてホーネットが外敵でないと分かったのか騒ぎは収まり、それぞれの個体がレシーバーの匂いを嗅いだりホーネットを眺め始める]
セイレーン: …[一連の流れを見ていたのか、プレデターたちに向いていた顔が川に向けられる]
セイレーン: [睡眠状態に移行する]
プレデター: [川を見つめながらぼんやりと過ごしている]
ホーネット: [プレデターの周囲を飛行している]
<00:20:38 再生終了>
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画像提供: CDC職員の時雨さんより頂きました。
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