動物名:ダツ
愛称:(なし)
所属:タズミ海洋動物公園
管理権限:0
重要事項
もしも夜間や暗闇などで彼女が居る可能性がある場所に入り込んだ時は、懐中電灯や携帯電話・スマートフォンなどの光を発する物を絶対に手に持ったり装備したりしないで、仕舞ってください。
万が一に彼女と遭遇し光を向けてしまった場合、光源となる物を手放しそして彼女の射線上から退避してください。
その後は専属の飼育員に連絡してください。
「また………………、
やっちゃったよ……。
…………………はぁ。」
概要
彼女はタズミ海洋動物公園の大水槽で飼育されていた個体でしたが、サンドスターと反応してフレンズ化したものです。
光やその反射に強く反応し突撃するというダツの性質が強く影響していて、光や反射光を向けられるとその方向に突撃していきます。この性質は誕生直後から様々な場面で事故を起こす原因でもあり、彼女自身もこれをコンプレックスとしていて、何とか抑えようと努力しています。
普段から光に慣れようとしていて、明るい場所に居るところをよく目撃されています。
専属の飼育員が随伴していることが多いのですが、彼女が一人で外を歩いている事もあります。
好奇心が旺盛な面がありながらも、自身の性質のために自分を抑えているように見えます。
その一方で、ストレスに強くポジティブに物事を考え失敗を恐れない強い心を持ち合わせています。
人見知りが激しいですが、ファーストコンタクトが最悪でない限り信頼関係を築くことが可能だと思われます。
容姿
元動物の特徴として、こめかみの部分から小さい胸鰭らしきものが生えていて、その他の鰭は腰から伸びている尻尾に集中しています。尻尾は地面すれすれまで伸びています。
もみあげを長く伸ばしていて、その部分が元動物の吻の様になっています。
服装は明るい青系でまとめられていて、ネクタイだけは濃くなっています。これは中骨が青くなっている特徴だと思われます。頭髪は黒みのある暗い青になっていて、元動物の配色に近くなっています。
突撃について
これは飼育員が観察する過程で判明した突撃に関する報告をまとめた物です。
その記録の中で特徴的であった内容のみを引用しました。
記録1: 広範囲を照らす照明には反応しにくい事が実験で判明しました。しかし光源を注視するなどした時に、光源に突撃してしまう事も分りました。 また太陽光や月光などには全くと言っていいほど反応しないことも分りました。 記録2: 一度、深夜に施設内を歩くことがあったのですが、その際に非常口誘導灯に反応しかけた事がありました。その際には偶然通りがかった███さんが身代わりになり、誘導灯の破壊は免れました。 ※暗闇の中では僅かな光にも反応してしまう事が判明し夜間は飼育員の同伴が不可欠となりました。 記録3: スポットライトのような一か所を照らすライトを向けられるとその方向に”勢いよく”向かって行く事が分かりました。 速さが通常の3倍程度あったように見えました。 記録4: 突撃を観察しているうちに突撃の瞬間に、けものプラズムが発生しているのが確認でしました。 これにより、突撃が一種の野生解放や技と言ったものである事が判明しました。 記録5: 突撃の衝動を抑えるための訓練を行い続けて、最初よりかは抑えられるようになりました。 私は彼女の成長を感じました。 記録6: 危機回避のために、真上に飛び上がって回避できないかと思い、相談の結果大丈夫だと判断しました。 これによって光源への被害は軽減できると思います。 初日からコツをつかんだ様子を見せていて、順調に進んでいます。 記録7: 一応の、報告と言うか、あの。 垂直発射訓練をしていて、なんだか、最高高度が段々と上がっている気がします。 |
分析 彼女の突撃を大まかに分析すると以下の通りになります。 1. 光を認識する。 2. 光を発している方へ向きを変えて走り出す。 3. 標的の約5m手前で踏み切り、そのまま突っ込む。 4. この時に、けものプラズムが発生していて体全体の衝撃を和らげている。 |
※この突撃は現在、飼育員の提案で訓練を施し、出来るだけ他者に危害を加えないよう対処が図られています。
※イメージで分かりやすいと思うのは『ちゃんみお』
飼育員米倉の連絡用通信機に残された記録
01
米倉:・・・なんてこった、上からじゃ確認できない。 新人:米倉さん、下から見えました! 米倉:どこだ、沈んでるのか! 新人:ああ!今浮いて、・・・そっちに行ってます。 米倉:了解した! [大水槽の足場を走る音] 米倉:・・・・・アレだ! 新人:米倉さん!ここから見えなくなってしまいました! 米倉:大丈夫だ、見つけた! ███:米倉!俺もそっち行く、確認頼んだこっちも出来るだけ急ぐ! 米倉:了解しました。こちらも確認を急ぎます。 [足場から降りて硬い床の場所に立つ音] 米倉:おーい!聞こえるか―! 米倉;反応なし、やばいか。 ??:んん、ん、あぁぁ。 米倉:お?おーい、大丈夫か! ??:ん、んぁ、ぁぁ、ああああああ! 米倉:えっ? ??:ああああああ!! 米倉:ウヴォォオアア! [床に叩きつけられるような音] 新人:ちょ!米倉さん大丈夫ですか! 米倉:ああ、ゲホッ、オファッ、大丈夫だ。しかも、分かったかもしれない。何がフレンズ化したか。 新人:え!どういうことですか! 米倉:███さん!入るとき気を付けてください!この娘は!! ███:米倉!大丈夫か! 米倉:あああ!███さん!メガネ!メガネ! ███:えっ!? ??:ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!! ███:ドゥウッファワアァァァァァァァアアアアアアアア!! 米倉:███さぁぁぁぁあああああああああああん!! [少し離れたところで何かが床に叩きつけられるような音] 米倉:やっぱり、反射した光に反応してる。恐らく、この娘は、・・・『ダツ』だ! ダツ:ぁぁぁぁぁぁぁあああああ!! 米倉:まずい!ヴォオウワッ!! 新人:米倉さぁぁぁぁあああああああああああん!! [水に叩きつけられる音] この直後、飼育員米倉の通信機は水没し破壊されました。 |
02
[静かな波の音と海鳥の鳴き声] ダツ:…っと。………これでもう録音されてるの? 米倉:そう、それで記録のタイトルを言うんだ。 ダツ:うん、ええっと。コホンッ。 ダツ:はち月にじゅうに日、突撃の回避のための訓練、そのさん。………これで良いの? 米倉:そう、これで記録開始だ。 ダツ:うん、わかった。 米倉:さて、それじゃ始めるか。 ダツ:よろしく。 米倉:それじゃ、説明する。 米倉:まずは光を見て、その後に少し上に飛ぶ事を始めよう。 ダツ:や、やってみる。 米倉:オーケー、始めるぞ。 [砂浜を走る音の後に、懐中電灯のスイッチを入れる音] ダツ:うぅぅ………。 ダツ:あ、あわわ、あわ、わわわわわ、ぁぁぁぁぁ……。 米倉:上だ、上。 ダツ:ぅ……ぅぇ………。 米倉:そう、上だ。 ダツ:あわ、わわわわわ、わあああああやっぱり我慢できないいぃぃぃぃぃ! 米倉:うおっっ、って、ああ! ダツ:ヨネクラアアアァァァァァァァァァァァ!!! 米倉:直撃を回避…出来た! ダツ:ァァァァァァァァァァァァァァァァァ……。 [遠くで何かが着水する音] 米倉:意識すれば制御できる。……これでプランが通せる。 ダツ:ヨネクラァァァアアアーーー!!できたァァァアアア!! 米倉:おおー!!……っそっちの通信機!壊れてないかあああーーー!! ダツ:ええーーー!!………………あああああああ! 米倉:あっちゃぁ~、ありゃ完全に水没しちゃったかもなぁ。 ダツ:ヨネクラーー!!コワレターー!! 米倉:……物損リスト、書き直さないとな。 ダツ:よ~ね~く~ら~。ど~しよ~。 米倉:気にすんな!大丈夫さ、何とかしておくよ。
※米倉氏に弁償してもらいました。
※この記録は報告書にも添付されています。 |
動物情報
ダツ目ダツ科に分類される魚の一種。
細長い体を持ち、両顎が長くとがっているのが特徴。
背中側は青色で、腹側が銀白色をしている。
主に水面に近い場所に群れをなして生活する。
尾びれを使って高速で泳ぎ回り小魚を捕食する。
この際に小魚のうろこに反射した光に反応し突進していく性質があり、
夜間にライトなどで照らさした際にも反応して突進してくる。
時より人体に刺さり死傷する様な事故が発生する。
制作者:妖猫狐
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