【RP】K博士と鳥類館

ページ名:RP-K博士と鳥類館

 

登場人物


 


チョウシュウ鳥類館総支配人"サキ"


ザク少佐


K博士


アラスカン・マラミュート「アラン」

前書き


実施日時: 2017年8月25日

チョウシュウ鳥類館を舞台にしつつも、鳥のフレンズが一人も出てこない一風変わったロールです。

タイトル通り来園者のK博士が大活躍(?)する話ですので、その奔放さと、振り回される他の人物たちをお楽しみください。

余談ですが、サキ館長本人がロールに登場するのは比較的珍しかったりします。(鳥類館所属のフレンズの会話にはしばしば登場しますが)

 

本編


[チョウシュウ鳥類館 at PM10:15]
サキ館長
……うーん、次の館内イベント、やっぱりまたフミちゃんにお願いするしかないかなぁ。予算もそんなにないし……
[館内職員オフィスで資料を見つつつぶやく]
 


ザク少佐
[扉をノックする音がする]
 


サキ館長
あ、はーい。今行きまーす
[オフィスのドアを開ける]
 


ザク少佐
[黒ずくめの黒人男性がぬうっ と現れる]
こんばんは。
残業かい?
 


サキ館長
ぎゃあっ!
[盛大に後ろに転ぶ]
いっててて……
 


ザク少佐
おお、すまない。[手を差し出す]
脅かすつもりはなかったんだが。
 


サキ館長
え、あ……ザクさんでしたか、ごめんなさい
[差し出された手を掴み起き上がる]
 


ザク少佐
明かりが点いているのが見えたもんでな?
せっかくだから差し入れでも、と。
[コンビニのビニール袋を差し出す]
 


サキ館長
あ、ありがとうございます。ちょうど夜食を食べようか迷ってたので!
[受け取って開く]
 


ザク少佐
[おにぎりとお茶が入っている]
すまないが酒と煙草は無いんだ。
…俺がどっちもやらないからな。
ここ、座っていいかな?
 


サキ館長
いえいえ、どちらも私はしないので
あ、どうぞこちらに
 


ザク少佐
[本を取るための脚立を引っ張ってきて腰かける]
 


サキ館長
(……夜中にあの顔で訪ねてくるの、少しなれないなぁ。いつもびっくりしてしまうよ……)
 


ザク少佐
他の職員たちはみんな帰ったのか?
 


サキ館長
ええ、隣接する職員寮に皆さんおられますよ
いま館内に残っているのは私と警備の方、あとは夜行性の子達の世話係のシフトの方です
 


ザク少佐
ふむ、だがそいつは少し変だ。
 


サキ館長
えっ?
 


ザク少佐
聞こえないか?
足音…それも一人じゃない。
 


サキ館長
たぶん、シフトの方じゃないかなぁ
ちょっと見てきますね
[扉を開けオフィスを出る]
 


ザク少佐
世話係も夜警も普通は走りは…、おい!
 


K博士
あーーーーはっはっはっはっはっは!!!!
 


サキ館長
ぎゃあああああ!!!
 


K博士
[ドアの目の前に一人の女性が!!!]
 


ザク少佐
!!
 


サキ館長
[一目散にもとのオフィスへ]
ななななななななんなんですか!!!
 


K博士
この私に気が付くとは、ふふん、そこの骸骨君、さすがだね☆
 


ザク少佐
何者だ貴様は。
 


K博士
何者かだって!!!?
見たまえこのわんこを!!!!!

アラン
[呆れ顔で女性の横に立っている]
 


K博士
私はこのいたいけなわんこをここまで連れてきたいだいなるかがくしゃあああああああ!!!!!
K!!!!!!!!!!!!!
 


ザク少佐
わんこだと?[わんこを見る]
それにK?
 


サキ館長
が、学者?もしかしてパークの研究員の方ですか?!
 


アラン
…なにやってんだよ…[溜息をつきながらKを見る]
 


サキ館長
いくら職員でも深夜に突然の来館は困ります、警備の方に止められなかったんですか??
 


K博士
む、違うぞ、来園者だよ
 


サキ館長
もっと駄目じゃないですか!!
 


K博士
もっとも私の天才さは個々の科学者よりはるかに上だろうけどね☆
あははははは!
ここのセキュリティも実にちょろかったゾ☆
 


ザク少佐
そのポケットに突っ込んだ手を出せ。
…ゆっくり手を開いてを上にあげろ。
いらんことは考えるな。
 


K博士
おいおい勘弁してくれたまえよ
 


アラン
あー、アタシたちはこれを届けに来たんだよ[ハンカチを出す]
 


K博士
さっきも言ったじゃないか、このいたいけなわんこをここに連れてきたってね!
 


サキ館長
ちょろかったって、警備の方は……
 


警備員
ちょ、ちょっと待ってください、と……突然の来館は困りますって……!
 


サキ館長
あ、警備の方
 


K博士
ふむ、追いつかれてしまったか
 


ザク少佐
………………。
 


K博士
失敗失敗☆
でも失敗も成功の元! 博士はあきらめない! さすが! 天才!!
 


サキ館長
……深夜にアポ無しで一般の方が、しかも非公開エリアに入ってくるってどういう事なんですか!
 


K博士
天才だからいいじゃないか(きょとん)
 


警備員
すみません、なんせこの方動きがすばしっこいものでして
 


K博士
ねーねーいいだろーーーー?(すりすりすり寄る)
 


サキ館長
寄らないでください!!
 


K博士
あらら、悲しいなぁ☆ あははは!
 


ザク少佐
[館長の前に割り込む]
…どうやら危険物は持っていないようだが。
 


K博士
おっと
 


サキ館長
…駄目です、誰であってもなんの理由もなく入ってくるなんて…
 


K博士
そうじゃけんにしてくれないでおくれよー☆
 


ザク少佐
酔っているのか?
 


K博士
そのわんこのお話を聞いてからでも遅くないさ!
 


アラン
…少なくともアタシが出会ったころからこの状態だったな[Kを見ながら]
 


サキ館長
そちらはアニマルガールですか
 


K博士
おおっと! ひどいなぁここまで送ってあげたのにぃ
でも気にしない! 天才だから!!!
 


アラン
あー…でだ。アタシたちはこれを届けに来たんだ[ハンカチを差し出す]
 


サキ館長
……ハンカチ?
 


ザク少佐
待て。
…俺が受け取ろう。
 


アラン
この施設の近くに落ちてたんだよ
 


ザク少佐
[ハンカチを受け取り、ひらひらと揺らす]
 


K博士
警戒心の塊だねぇ。 うんうんまじめでよろしい!
 


サキ館長
……Kさんですか?お話はわかりました、あなたは出ていってください[怒り気味]
 


ザク少佐
薬品や硝煙の匂いもない。
ただのハンカチだ。
 


アラン
で、落とし物をどこに届けたらいいかこいつに聞いたらここまで引っ張られてきた訳さ[Kを呆れ顔で見る]
 


K博士
あはは! 悲しいなぁ☆ まぁまぁお茶でも飲んで落ち着いておくれよ
 


サキ館長
でーーーてーーーーけーーーー!!!
 


K博士
[どこからともなくティーカップが出てくる]
おおっと
割れちゃうじゃないかぁ、危ないゾ☆
 


ザク少佐
…今どこからカップを出した?
 


サキ館長
[警備員が取り押さえようとする]
 


K博士
ふんふんふーーん[躱しながら紅茶を入れている]
カップがどこから出たかだって?
 


警備員
うわっわっ
 


K博士
天才の私だからできるのだよ!!!
 


ザク少佐
…………。
 


サキ館長
もう、あなた達は何をやってるの!
 


K博士
はい、天才的紅茶だよー[サキ館長の机の上に置く]
 


ザク少佐
ふんっ![Kに駆け寄り、右手と左肩を掴む]
 


K博士
おお!?
愛の告白か!?
 


ザク少佐
[ギリギリと右手のカップをKの口へ運ぶ]
 


K博士
そんな怖い顔するなよー、しわが増えるよ☆
 


ザク少佐
生憎シワが増えるスペースはもうないんだ。
…この茶はあんたが飲んで、落ち着いたところでゆっくり話でも聞かせてもらおうじゃないか。
 


K博士
ん? 毒を疑ってるのか?
天才の私がそんな小細工するわけないよー☆
 


サキ館長
……もういいわよ
 


K博士
しいて言うならタカシ味というだけだ
 


サキ館長
ザクさん、開放してあげてください
 


ザク少佐
…………。[ゆっくり手を放す]
 


K博士
ついに心が通じ合ったんだね…! 感動したよ!!
 


アラン
タカシ味ってなんだよ…まぁとりあえずこれでやっと話し合えるな。
 


K博士
やっぱり紅茶はタカシ味に限る[手元の紅茶をすする]
 


サキ館長
許したわけではありません、あとできっちりお話は伺いますので
 


K博士
おお、怖い☆怖い
 


サキ館長
ADLBの管轄する場所で。[ザクへアイキャッチ]
 


K博士
スリーサイズから何まで答えるとも!
でも私はみんなのものだからな!
 


ザク少佐
[サキを一瞥する]
 


K博士
一所にはとどまれないことを理解してほしい!
 


アラン
(…いつもなら仲裁に入るんだけれど…今回は弁護のしようがないからなぁ…)…はぁ…
 


サキ館長
……それで、そちらのフレンズさんはハンカチを?
 


アラン
ああ、施設の外にハンカチが落ちてたからな
こういうのは落とし物で届けないといけないだろ?
 


サキ館長
まあ、うちの来館者のものの可能性もありますからねぇ
 


アラン
で、届ける場所をこいつに聞いたらここまで引っ張られてきたわけさ
 


サキ館長
……でも今日は夜も遅いですし、お近くの管理センターのほうが確実だったのでは……?
 


K博士
私は親切だからね、当然だよ、あはは!!
んん? 直接のほうがいいに決まっているじゃないか、
私の天才的な分析が、このハンカチはここに届けるのがいいとささやいたのだからね!!
 


サキ館長
……あなた、本当につまみ出しますよ
 


K博士
おっと、本気だよ? 疑われるなんて悲しいなー☆ あはははははは!
 


ザク少佐
……サキ館長、この女嘘はついていない。
無論そっちのアニマルガールも。
 


サキ館長
そうですか? どう見ても怪しいのですが
特にそちらの白衣の方
 


K博士
わかってくれるかい!
うれしいねぇ!
 


ザク少佐
ただの話の通じないタイプだ。
 


サキ館長
ふぬ……
 


K博士
これは辛辣ぅ☆
 


サキ館長
…まあ、そちらの落とし物は今回は特別に預かっておきましょう。
 


アラン
アタシが道を聞いた時も勝手に納得して突然引っ張られたからなぁ…
すまないな
 


サキ館長
[アランからハンカチを受け取る]
ただし!次からは管理センターのほうにお届けくださいね。
落とし物件数の計測もやってますので
 


K博士
んん? まだ気が付いてないのかい? 
預かるなんてたいそうなことしなくても、届けてあげればいいじゃないか
 


アラン
ああ…少なくとも次は道を尋ねる相手を選ぶことにするよ…[頭を抱える]
 


サキ館長
……だれに?
名前でも書かれてますか?
 


K博士
あの白い子だよ。アホウドリちゃんだ!
いやぁ以前あったけどいい子だよねぇ、うんうん
 


アラン
あれ?あのハンカチに名前書いてたか?
 


K博士
書いて無いね
 


サキ館長
ああ、オk………アホウドリのアニマルガールですか。
って、確証ないの?!
……何しに来たの……
 


K博士
そんなまさか! いっただろう、私はかわいくて!天才だと!!!
疑うならわんこ君、においを嗅いでみたまえ、わかるんじゃないかなー?
 


アラン
匂いを嗅いだところでそのアホウドリとかいうやつの匂いかはわからんぞ
 


サキ館長
そもそも、落とし物を確認するのにアニマルガールの特性に期待するのもどうなんですか……
 


アラン
アホウドリとは会ったことがないからな
 


K博士
でも似たようなにおいはこの場所から感じるだろう?
見つけたところはここから遠くで気が付かなかっただろうけどね!
 


アラン
まぁ…[ハンカチの匂いを嗅ぐ]
[続いて施設内の匂いを嗅ぐ]
確かに似たようなにおいがするな…
 


K博士
どうだね? 少しは信じる気になったんじゃないのかな? んん?
 


サキ館長
[アランに小声で]
……あなたも大変ですね、本当に
 


アラン
[小声で疲れたように返す]
…ああ…
 


K博士
おや、内緒話なんて感心しないよー☆
まぁ何ということはない、私たちはハンカチを直接渡しに来ただけということだ!
あの子とは以前楽しく遊ばせてもらったからね☆
 


サキ館長
まあ、明日アホウドリさんが起きてからお話を聞いてみましょう。あと管理センターにも報告しときますね
……それとADLBにも[Kを睨む]
 


K博士
あはははは! まいっちゃうなぁ☆
 


ザク少佐
ここの警備員達じゃ彼女を捕獲できないようだからな。
…あとで話がある。[警備員達を見る]
 


K博士
いいぞぉ、鬼ごっこは大好きだ!
[足踏みをする]
 


ザク少佐
落ち着け天才。
じっとしていろ。
 


K博士
これが落ち着いてられるか!!!
私の天才が! 興味が! 足で爆発しろとささやいている!
 


ザク少佐
あとで鬼ごっこでもかくれんぼでも付き合ってやるから今は話を聞け。
 


K博士
それは素敵だ、いいとも聞こうじゃないか!
 


サキ館長
[警備員が少しざわめいている]
 


ザク少佐
…あんた、名は?
 


K博士
おや、K博士といったじゃないかぁ
世紀の天才とは私のことだよ(フフーン)
 


ザク少佐
ふっ、違う。そうじゃない。
お互い骸骨とアルファベットでは示しがつかないだろう。
 


K博士
うむ、それはもっともな言い分だね。
えーと[タブレットたぷたぷ]
ザク少佐君!
改めてK博士だ! よろしく☆(てへぺろ)
 


ザク少佐
…は
はははは!そうか。
 


K博士
残念だがこの名前しか今はないんだ。すまないね☆
 


ザク少佐
"ケー"だな。
 


サキ館長
ケー………
 


ザク少佐
…憶えておこう。
不審者としてな。
 


K博士
怖いなぁ、私は仲良くしたいよ?
 


ザク少佐
だが回避は見事だった。
 


サキ館長
同じく、次にこのようなことがあれば出禁ですよ出禁
 


K博士
それは困る、またハンカチを落とした子がいたら私は出禁になっちゃうね!!
 


アラン
…管理センターの場所を教えてくれるだけでよかったんだがな…
 


K博士
名前のないハンカチがそんな所に行っても届かないぞぉ、わんこ君
やはり直接だね! 今回あの子の笑顔は見れなかったがそれはまた今度ということにしよう!
 


サキ館長
もはや何を言っても無駄なようね……
 


ザク少佐
…………。
ずっと気になっていたんだが、
そっちの君、まさかわんこという名前じゃないよな?
 


K博士
あはは! まさか!
 


サキ館長
そういえばお名前はまだでしたね
 


アラン
ん?ああ、そういえばいろいろありすぎて名乗ってなかったな
 


サキ館長
そちらの変な方は分かりましたけど
[強い口調]
 


K博士
いやぁ照れちゃうね☆
 


アラン
アラスカン・マラミュートのアランだ。よろしくな。
 


K博士
うん! よろしくねわんこ君!!!
 


サキ館長
犬のフレンズさんですね
私はサキです。この鳥類館の総支配人……いわゆる館長ですね。
 


アラン
サキ館長か、今回は色々とすまないな。
 


ザク少佐
アラスカン・マラミュート…
エスキモーの誇り高き猟犬か。
俺はザクだ。
よろしくアラン。
 


K博士
心外だなぁ、せっかくハンカチを届けたっていうのに
博士悲しいゾ☆
 


サキ館長
ハンカチを届けるにしても、然るべき場所があるんですよ。警備員にセンターの場所を聞けばいいものを……ブツブツ
 


K博士
まぁまぁ! 今度何かあったら天才でかわいい私が助けてあげちゃうから!
頼りにしてくれていいよ?[腰に手を当てる]
 


サキ館長
……とにかく、こちらのハンカチは私が責任を持って預かります。いいですね……ってうわっ
[デスクに腰をうち、おいていた資料がKの前に落ちる]
 


K博士
おっと
 


アラン
…肝に免じておくよ…っと[資料を踏まないように後ろに下がる]
 


サキ館長
あ、その資料はっ!
 


K博士
[資料を手に取る]
 


サキ館長
駄目です!それはあなたに見せられません!!返しなさい!
[Kを追い回す]
 


K博士
なぁーに、拾うのを手伝ってあげるだけだとも。あはははは![ひらりとかわす]
 


ザク少佐
資料を置け。[構える]
 


K博士
おや、ザク少佐が拾ってあげたかったかい?
なら早く言いたまえよー[パッと資料を離す]
 


サキ館長
返しなさいって!って、うわぁっ!!
 


K博士
いいところ、見せろよ!!![ぐっ]
 


ザク少佐
っ![顔から飛び込み資料を拾う]
 


サキ館長
[盛大に顔から転ぶ]
 


K博士
おお! アグレッシブ! ハンサムぅ!
 


アラン
…大丈夫か?[二人に近寄る]
 


ザク少佐
…大丈夫だ。
 


サキ館長
わ、わらひはだいじょーぶひゃない……
[顔と床を接したまま話す]
 


K博士
あわてんぼうだなぁ。いい薬があるんだがいるかい?(どこかから塗り薬を出す)
 


ザク少佐
次々とどこから出しているんだ…。
そしてそれは机に置け。
 


K博士
おや、またかい? いやしんぼだなぁ
仕方ない、これは試供品として君にあげよう!
[机の上に置く]
 


サキ館長
もう、散々だわ本当に!
[起き上がって見た顔は、鼻が赤く腫れている]
 


アラン
試供品って…もしかしてお前が作ったのか?[Kを見る]
 


K博士
当り前だよ! 天才だからね!!
 


サキ館長
うぅ……[鼻を抑えている]
 


K博士
これはサンドスター由ら…おっと、企業秘密企業秘密☆
 


ザク少佐
今なんて言った?
[資料を机に置きKを見る]
 


K博士
いや? なにも?(フフー)
 


アラン
…サンドスター由来…って言ったな…[Kを疑わしそうに]
 


K博士
うん、そうだね

 


サキ館長
……さ、サンドスターを加工していいのは、パークの専門研究員だけですよ……

 


K博士
聞こえちゃったかーなら仕方ない!
でも勘違いしないでくれたまえ。
私はちゃーんと許可が出てるんだよ。 天才だからね!
 


サキ館長
……ザクさん、多少の手荒な真似は構いません。取り押さえましょう。
 


K博士
おいおい本当なのにぃ
 


サキ館長
一般来園者に許可が出るはずないでしょ!!
 


K博士
手荒だなー、悲しいなー やんなっちゃうよー☆
 


ザク少佐
……………。
[Kの重心がかかっている方の手を下に引き、腰に手を当て椅子に座らせる]
 


K博士
おおっと
 


ザク少佐
飲むか?
[自分の買って来た緑茶をKの傍に置く]
 


K博士
女性はもっと丁寧にエスコートするものだよ?
次は参考にしてほしい!
 


サキ館長
全く……[電話を取り出し、パーク倫理保安局へ緊急連絡をしようとする]
 


K博士
[どこからともなく女性マニュアルを取り出す]
 


サキ館長
[電話]……ああ、もしもし、サキです。いまチョウシュウ鳥類館に不審な人間がいまして。
 


アラン
(…とんでもない奴に道案内頼んじまったなぁ…)…はぁ…[頭を抱える]
 


K博士
まぁ保安局にかけてもらっても構わないよ!
許可が出てるのは本当だからねー。[緑茶を飲む]
わんこ君、君も飲むかい?
 


アラン
いや、遠慮しとく…
 


サキ館長
[電話]……ええ、そうなんです。サンドスター加工許諾が降りていると本人は主張していまして……って、えっ!?本当にですか!?
 


ザク少佐
………………。
 


K博士
それは残念☆
 


サキ館長
[電話]……って、ああ……そうですか。分かりました。そう言う事なら、後ほどADLBの方から別途連絡があると思われます。はい、では夜分遅くに失礼しました。
[電話を切る]
…………。
 


ザク少佐
…頭痛がしてきたぞ。
 


アラン
奇遇だな…アタシもだ…
 


K博士
許可は出ていただろう? かわいくて! 天才だからね!!!!
 


サキ館長
……Kさん。
 


K博士
うん? なんだい?
 


サキ館長
あなたに降りてる許可は、サンドスターのレプリカの貸出許可です。
何を嘘ついてるんですか!!
っていうか、レプリカを加工したりしてないでしょうね!?
 


K博士
なぁにレプリカのレプリカを作っただけさ!
ちゃんと貸し出しされたものは使ってないよ☆
 


サキ館長
ただのプラスチック片でできた薬を誰が使うんですか!!!!
 


K博士
ふふふ、使わないならいいんだよ
なら返してもらおうかな?
 


サキ館長
ああもう、こちらは保安局行きです。あと、恐らくですがあなたには弁償請求があると思いますよ。
[呆れ気味]
 


K博士
それはそれは、貸し出されたものに手は加えてないんだけどなぁ。
なら仕方ないね!
 


サキ館長
さて、要件はもう済みましたよね?あとはザクさんの指示に従うだけですよ。
 


K博士
お、ついに鬼ごっこかい?
 


ザク少佐
ふう…ちょっと待っててくれ。
[電話を取り出す]
…あぁ、…フリード。ちょっと面倒な事になっててな。アフガン経験者を5人ほど集めてくれないか。…………聞くな。
 


K博士
おお!?面白くなってきたねぇ
なら私も本気を出さなくてはな!(タブレットたぷたぷ)
 


アラン
(…そういえばこいつザクの名前を言ってた時もタブレットを使ってたな…何が載ってるんだ?)
 


ザク少佐
[電話を切る]
…喜べK。
ゲリラ狩りのプロ5人プラス俺とあんたの7人で鬼ごっこだ。やったな。
 


サキ館長
(元軍人ばっかりだもんね……)
 


K博士
うん、すごく楽しみだよ!
久々に本気になれそうだ!
全部倒してしまっても構わんのだろう?(微笑む)
 


ザク少佐
やれるものならな。
全員から朝まで逃げきれたら勲章をやろう。
 


K博士
[ぶぅーんと一基のドローンが部屋の中に入ってくる]
 


サキ館長
な、なに!?
 


ザク少佐
…。
 


K博士
[それに続いて大量のドローンが!!!]
 


アラン
なんだ?[ドローンを見る]
 


ザク少佐
そのおもちゃはあんたのだったのか。
 


K博士
[ドローンたちが博士の周りを回りだす]
 


アラン
って、うぉ!?[大量のドローンに驚く]
 


K博士
ふふふ、いいだろう?
 


サキ館長
ドローンがなんで中に入ってきてるの!!
 


K博士
今度あげてもいいゾ☆
 


サキ館長
警備員は……って、全員この部屋にいるから!!!!
 


警備員
す、すみません……
 


K博士
よっと[少し大きめのドローンの上に博士は飛び乗る]
 


アラン
流石に警備緩すぎだろ…[警備員たちを見る]
 


K博士
んじゃー鬼は10秒数えてね!よろしく!!
[そういうとドローンたちが銃口のようなものを向け、何やらねばねばしたものを発射してきた!!!]
 


サキ館長
ぎゃあ!
 


ザク少佐
っ![脚立で防ぐ]
 


サキ館長
[粘液でベタベタに]
 


アラン
あっぶねぇ![とっさにその場から飛び退く]
 


K博士
ばっははーーーい!
[ドローンとは思えないスピードで部屋から博士は去っていった]
 


サキ館長
……何なのよ、もう
なんで今日はこんなことばかりなの……
もう嫌……[泣きそう]
 


ザク少佐
…サキ館長。
 


サキ館長
な、なんですか。
 


ザク少佐
"今ので書類は汚れたか?"
 


サキ館長
書類は……あっ
[粘液に浮かぶ資料]
………。
 


K博士
[しかし驚いたことに書類から粘液が見る見るうちになくなっていく]
 


サキ館長
あ、あれ?
 


ザク少佐
………。[無線を取り出す]
 


サキ館長
蒸発していってる……?
 


K博士
[10秒待っていてね、博士のそのセリフを思い出す]
 


アラン
まさか…10秒後に消える粘液とかか…?
 


サキ館長
よ、よかったぁ……[服を整えて資料を拾う]
 


アラン
なんでもありだな…あのKとかいうやつは…[呆れ顔]
 


ザク少佐
「聞こえるか、"鬼"たち。"狩れ"」
兵士A「狩れ、だとさ」
兵士B「ほお…狩りじゃ…」
兵士C,D「久々の狩りじゃ…」
兵士E「俺らのボスはトキドキカゲキだぜぇ」
 


サキ館長
(……もう12時も過ぎちゃってるし、あとはザクさんにお任せしましょう。)
 


アラン
(…最初はただ落とし物を届けようとしただけだったのに…どうしてこうなった…)
 


ザク少佐
5秒前!

4!

3!

2!

1!

鬼ごっこ開始ッ!
[外からの轟音と共にヘリが現れ、次々と兵士が降下していく]
 


サキ館長
わっわっ
 


K博士
あはははははは! いいぞぉこっちこっちー☆
 


サキ館長
[館内の鳥やフレンズが騒がしくなる]
 


K博士
[ドロ−ンたちがちかちかと光を放つ]
 


ザク少佐
俺も行かねば。
悪いが館長、ま た あ と で っ。
 


アラン
…っ[騒ぎ声や轟音の為耳をふさぐ]
狼犬の耳には轟音はきついぞ…[そっとふさいでいた耳を離す]
 


ザク少佐
[部屋から出ていく]
 


サキ館長
え、ああ……さよなら……。(きょとん)
……後でみんなにも事情を話さないと。鳥たちもストレスが……

 


K博士
サキ君もアラン君もまーたねぇーーー[空から小さな声が聞こえる]
また遊びに来るよーーーーあははははははは!
 


サキ館長
もう来ないでください!!
 


アラン
…厄日だ…
 


サキ館長
……はぁ。アランさんは、今日はどうしますか?
 


アラン
…とりあえず…管理センターの場所だけ確認して帰るよ…[疲れ顔]
 


サキ館長
そうですか。まあ、ハンカチは後でアホウドリさんに聞いておきますね。
認めたくないけど、多分当たってると思うし……
 


アラン
ああ、すまないな…それじゃあアタシは帰るよ。
 


サキ館長
はい、ではさようなら。
[アランを玄関まで見送る]
 


アラン
じゃあな。[帰っていく]
 


サキ館長
…………。
本当に厄日でしかなかったわ……。
ま、まあ……資料は粘液も乾いたから大丈夫って
[裏返した資料は、殆どが滲んでいて判読不能になっている]
……………もう寝よう。
[fin]

 

 


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キャスト

サキ館長 / 警備員: 春日井磯也

ザク少佐: ZAKU

K博士: 川の向こうへ

アラン: DerMaltu

校正: Fu_sutu , Nordic , idola

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