アニマルガール情報
動物名: アメミト
愛称: 特に無し
所属: なし(神出鬼没)
管理権限: 1
アニマルガール概要: 古代エジプト神話の女神/怪物であるアメミトのアニマルガールで、職員の私物である古代エジプト関連の図録等にサンドスターが当たって誕生したと考えられています。
アニマルガール化後も正義の神としての性格を残しているのか、善人と見做した相手には優しく、悪人にはかなり厳しく接します。
そのため、パーク内での軽犯罪者などの発見・確保に当たるなど、パーク内の"風紀委員"(あるアニマルガールによる) 的に活動する姿も多く見られるほか、最近ではセルリアンの退治にも協力しています。
ただし善悪の基準は本来の(古代エジプト的な)ものからはかなり緩めてあるようで、基本的には犯罪や非常に攻撃的な言動を行ったものにしか怒りを見せることは有りません。
外見はライオン・ワニ・カバの3種類のアニマルガールを混ぜ合わせたような見た目であり、手には壺(審判(後述)の際に心臓を入れる壺だと思われます)を携えていますが、中に何が入っているのか、何故持ち歩いているのかは不明です。
元となった3動物の性質を兼ね備えているため、戦闘能力は高い部類に入ります。
なお、アニマルガール化後に初めて「心臓以外の」まともな食べ物を味わったようで、現在は密かに食べ歩きを趣味としています。
野生解放能力: アメミトの野生解放能力は「ウル・シェフィト(ur shefit, 古代エジプト語で「強い恐怖*1」)」と呼ばれ、恐怖の象徴としての能力を完全発揮して見た者の戦意を喪失させます。影響を受けやすい相手(悪人ほど影響を受けやすいようです)の場合、罪を悔い詫びるなど、死者の審判(後述)前の死者のような行動を取ることもあります。ただ、アメミトは無差別に恐怖を与えるこの能力を好んでいないようで、解放することはほとんどありません。
交友関係
- ホホジロザメ
2人共食べ歩きが趣味のため料理店で顔を合わせることが多く、言葉をかわす機会こそ少ないものの何となく仲間意識を感じているようです。
動物情報
(秤の前で審判を待つアメミト(中央右))*1
動物名: アメミト(Ammit, Ammet, Amhemit, Amam, Ammut, Amemetなど諸説)
(ヒエログリフ表記: *2)
学名: なし
分布: 冥界(一説には地下世界ドゥアトの「火の湖」の畔)
前半分はワニであり、後ろの4分の1はカバである。彼女の真ん中部分はライオンのそれである。 ーフネフェルの「死者の書」*3 |
動物概要: アメミトは古代エジプト神話の女神(死者の書等において女性名詞が使われていたことからの類推)であり、正義を司る神々のうちの一柱です。
古代エジプト人が陸上、水辺、水中でそれぞれ最も恐れた動物であるライオン、カバ、ワニの3種類を組み合わせた姿であらわされることが多く、その独特な見た目から女神ではなく「幻獣」「怪物」などと呼ばれることもあります。
(絵によっては顔が犬であったり、あるいは人間の姿を取る場合もあります)
アメミトが登場する場面としてもっとも有名なものが「死者の審判」(上図)で、真実の女神マアトの羽根よりも心臓が重かった(=生前の罪が重い)死者の心臓をむさぼり食らう役割を担います。古代においてもその役割が重要視されていたのか、「アメミト」という名も「貪り食らうもの」の意味を持っています。
ただし一説にはアメミトはドゥアト(冥界の一部、オシリス神の領域)にある「火の湖」を守る神であり、受け取った死者の心臓も食べるのではなく火の湖へ投げ込むとされています。
他方、善人にとっては守護神であり、死後の再生を手助けし、永遠の生を保証すると言われています。
画像出典・参考文献:
*1 : フネフェルのパピルス(部分)、Wikimedia
*2 : E.A.Wallis Budge, The Greenfield papyrus in the British museum, 1912
※ヒエログリフ表記にも表記ゆれがみられ、”The Routledge Dictionary of Egyptian Gods and Goddesses Second Edition”では、最後の獣がパンの絵文字となっている。
*3 : E.A.Wallis Budge, The Book of the Dead - the Papyrus of Ani, 1895
Papyrus No.EA9901,3 - The British Museum Collection Online
※英訳文は前者の脚注による。和訳は筆者。
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