シャーリィのプレゼント

ページ名:シャーリィのプレゼント

 


「~♪」

シャーリィはショッピングモールに来ていた。
勿論、ただ買い物をしに来ただけではない

「クリスマス、室長とハミィに何渡そうかな……」

そう、二人に渡すクリスマスプレゼントを買いに来たのだ。

「うーん、二人は何が良いんだろう……」

「ハミィは可愛いリボンとかで良いと思うけど、室長は………」

『ああ?ほしいもの?別に……』

「うーん……特に何もなさそう……」

「あ、でも」

シャーリィは思いつく

(室長が使ってるマグカップ、室長落として欠けちゃってたから……)

「そうね、室長にはマグカップをクリスマスプレゼントしよう……」

「早速雑貨屋さんに…………」

 

 

「いらっしゃいませー」

「いろいろある……」

「ピンクとか可愛いけど、室長のイメージじゃないし……」

「うーん………」

「日本の男はユノミを好むって聞いたことあるけど……室長はそんな人じゃなさそうだし……」

(迷う……)

「………そういえば室長、ジャガーとか好きとか前に言ってたような……」

「そうだ!ジャガー柄のマグカップにしよう!」

「店員さん、すみませーん!」

 


「メリークリスマスです、室長さん、ハミィ!」

「おう、おめでとう」

「めりーくりすます……」

「というわけでプレゼントです!」

「はい、ハミィ」

「はい、室長さん」

「うわーリボンだ、ありがとうシャーリィ」

「これは……」

「ジャガー柄のマグカップです!」

えっへんとしているシャーリィ

「…いやこれヒョウ柄だぞ」

「え!?」

「よく見ろ、結構違うだろ」

「え?………ホントだ…」

「まあ見間違えるのはよくあることだ、俺も昔は見間違えたよ……数回くらい」

「すみません……」

「大丈夫だ、これシャーリィが選んできてくれたんだろ?ありがとな」

シャーリィをナデナデする室長

「こ、子供扱いしないでください!」

「ハミィもなでなでして……」

「了解了解……」

「ハミィまで……」

和気あいあいとなってる研究室であった………


END

作・ダイヤモンド


Tale

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