CEL-1-296/LS "ユメミミズク"

ページ名:CEL-1-296_LS_dreamer_

フクロウ型セルリアン

 

セルリアン管理番号: CEL-1-296/LS

種別名: Lallus Strix

世代区分: 第1世代

脅威レベル: 3(通常避難)

駆除状況: 未駆除

通称: ユメミミズク

大きさ: 全高3m 翼長6m


説明: CEL-1-296/LS  通称"ユメミミズク"は主に樹上を住処とする第1世代型セルリアンです。夜行性で用心深い性質を持ち、基本的にアニマルガールとの戦闘を避ける傾向にあります。

 

ユメミミズクの形状、容姿はサイズを除いてフクロウに準じており、身体の仕組みや仕草もフクロウに類似していますが、足はカッコウ類やオウム類などに見られる対趾足に似た太い足を有して居る様です。

体色は黒く艶があり、顔には赤い目の後方上下に小さい目が二つ存在しています。

後頭部には獣耳の様な羽角が存在します。

 

ユメミミズクは基本的夜間のみに行動し、昼間は洞窟などに姿を隠して居る様です。

夜間行動する際も積極的に動く事は無く静かに樹上で待ち伏せて居る事が大半です。

待ち伏せ地点の周辺でアニマルガールが通過する、または休憩を始めた際には連続して小さく発声、その声を聞いたアニマルガールを最短18分程でレム睡眠に陥らせます。眠った段階でアニマルガールを捕獲、ないしはその場で捕食という手段をとっています。

アニマルガールが中々睡眠に至らない場合は眠るまで根気良く声を聞かせる為、何らかの音波を用いらず、単純に音色で眠らせているようです。

ユメミミズクがアニマルガールを眠らせる際に発する「声」はオルゴールの音色と酷似しており、声を発するリズムにも幾つかのレパートリーが存在している事が確認されています。

+"ユメミミズク"の音声レパートリー一覧-記録を開示します。

以下は当該セルリアンが演奏していると推定される曲の一覧です。

演奏楽曲(推定) 備考
日本の子守唄

演奏時間 2分35秒

比較的使用頻度の高い曲。

古風な雰囲気の曲。

米国の子守唄

演奏時間 2分54秒

全体的に音程が高い曲。

比較的新しい子守唄

演奏時間 4分28秒

転調の少ない落ち着いた曲調の曲。

日本の童謡

演奏時間 3分

ゆったりとした速さの曲。

演奏が終わった後、時折同じ曲が奏でられる。

琉球由来の子守唄

演奏時間 5分

演奏時間が比較的長い曲。

ロシアの子守唄

演奏時間2分6秒

他のレパートリーと比較して暗い雰囲気の曲。

ジャパリパークで使用されている曲

演奏時間 1分44秒

子守唄の次に使用頻度が高い曲。

パーク閉園アナウンス時に流れる曲に類似。

不明

演奏時間3分28秒

ユメミミズクのレパートリーの中では唯一既存の音楽との類似性が見られない曲。

 

 

実際のオルゴールの様に明確に曲を奏でるタイプのセルリアンですが、第2世代型の様な特徴は有していないため、オルゴールから輝きを後天的に奪った結果この様な進化を遂げたと推測されています。

反面戦闘能力はそれほど高くなく、多人数のアニマルガールならば簡単に駆除が出来る程度とされて居ます。また待ち伏せている時に遠隔の攻撃を当てた場合、枝から容易く落下する程には突然の衝撃に弱いようです。

その為ユメミミズク自身も前述の様に用心深く、待ち伏せ地点を通過した対象が多人数(ヒトも含む)の場合はそもそも手を付けない為、夜間に出現地点近くを通過する際は2名以上で通過する事が推奨されています

その際にはアニマルガールに「夜道は1人で歩かない」の欺瞞情報が適用され、「声」に関しては「来園者の落し物」の欺瞞情報が適用されます。


補遺: 用心深く人前に姿を現さない点、そもそも人間を捕食対象として見ていない点により隠蔽が比較的容易なセルリアンである為、戦闘力の低さも考慮し特定特殊生物対策委員会は当該セルリアンの脅威レベルを「3」へ降格するに至りました。


セルリアン 第1世代 脅威レベル3 未駆除

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