鍋島の化け猫

ページ名:鍋島の化け猫

 「鍋島の化け猫と呼ばれる者じゃ。本来の名など、忘れてしもうた。

故にお主も妾のことを好きに呼ぶと良い」

 

 

アニマルガール情報

アニマルガールとして姿を現すまでの経歴が一切不明であり、なにかと胡散臭い。

神出鬼没で、どこにでも出現する。どこかに居を構えているらしいのだが、その場所は未だ判明していない。

普段は妖術で他のアニマルガールやパーク職員、来園者や研究者に化け、パークのあらゆる場所に忍び込んでいる。そのため、どこから仕入れて来たかわからない話を仕入れてくる。そのため、管理権限-2以下の情報なら、だいたいは知っている。

管理権限3以上の情報は、機密事項にアクセスできる事がパーク運営にバレており、欺瞞情報しかないデータベースにリダイレクトされるようパークに対策されている。そして彼女はその事に気付いていない。

何故かは不明だが収集癖があるらしく、パーク内のあちこちで珍しい品々を購入する姿が目撃されている。

普通の猫の時からなのか、おかかが好物。

特に決まった名前を持っておらず、本人も好きなように呼ぶよう言っているので様々な呼称をもつ。特に多い呼称は「鍋島さん」「鍋さん」の2つである。

 


 
外見


黒い着物と赤い帯を身に纏い、普段は妖術で耳と尻尾を隠しているため、初めて彼女を見た者はアニマルガールであると分からない場合が多い。

もともとは黒猫だったらしく、髪や瞳、ケモ耳や尻尾が黒統一となっている。

目は猫目で、瞳孔は縦長。雪のように白い肌に枯草色の足袋と雪駄を履いている。

髪は腰に届くぐらい長いストレートで、衣服と相まって、大和撫子を彷彿とさせる容姿である。

 


 
性格

元ネタである怪談の内容(下記参照)通り、飼い主の息子を殺され復讐をした経歴から人の悪意について詳しく知っている。だが、飼い猫として可愛がられていたこともあるので、完全にヒトを恨み切れずにいた過去を持つ。

アニマルガールになってからは、すっかり丸くなっているが、アニマルガールになってから今に至るまでの経緯は決して話そうとしない。

口調は京都弁と大阪弁が混ざったような独自のモノで、人のよっては聞き取りにくかったりもする。一人称も「妾」だったり、「わっち」だったりと特に決まっていない。

全てを見透かしているかのように言葉を紡ぎ、気づいた時には姿を消し、忘れたころに現れる神出鬼没っぷり。

また、猫であるが故の性なのか、気紛れで他者を助けたり、逆にからかったりしている。Sっ気があり、誰かをからかうときには口角が上がっていることが多い。

 

 


能力


変化の術を中心に様々な妖術を扱える。変化以外には結界術や降霊術も扱える。

変化の術の精度はかなり高く、遠目に見れば本物と見分けがつかないが、言動を注意深く観察すれば猫としての習性が隠せず、そこから見破ることができる。

また、姿を瓜二つに化けても記憶や癖を完全にコピーしてるわけではなきので、長時間化けているとボロが出る。

また、半径5m以内なら無生物であることを条件に、自身以外も化けさせられることができる。彼女の術で化けさせられたものは、彼女から5m以上離れる。もしくは、彼女が眠ると元に戻ってしまう。

また、フレンズ化してないネコ科動物との意思疎通ができる能力を持つ。


 
 

 


野性解放

一切不明

 

 

 

交友関係

 

 

 

動物(怪談)情報 


佐賀に伝わる怪談噺。

怪談の内容は、肥前国佐賀藩。鍋島光茂が藩主を務めていた時代。

光茂の臣下であった龍蔵寺又七郎が光茂の機嫌を損ね、殺されてしまう。このことを聞いた又七郎の母は、飼い猫に悲しみの胸中を打ち明け、自害をしてしまう。

飼い主の血を舐めた猫は化け猫となり、光茂の側室・お豊を食い殺し、なり替わる。

お豊に成りすました化け猫は、夜な夜な妖術で家臣を発狂させたり、奥女中を虐殺したりと様々な怪異を引き起こしていた。

しかし、家臣の一人で槍の名手であった千布本右衛門に正体を見破られ、槍で貫かれ化け猫は退治されるというもの。

この話は、後に芝居化され、江戸の中村座で初公演された。その後、鍋島家の人間から公演中止の申請を受けるが、この出来事が却って化け猫騒動を全国に広める結果となった。


アニマルガール 未所属 懐疑的 UMA 全土 ネームド

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