温湯山の白狐/ミチビキキツネ

ページ名:Incarnation

アニマルガール情報


動物名: 温湯山の白狐/ミチビキキツネ

愛称: 「ひみつじゃね♡」とのこと

所属: アンインエリア チョウシュウ ユタ温泉

管理権限:

アニマルガール概要: アンインエリア西部に位置する、小さな山の麓にある『チョウシュウ ユタ温泉』の主です。容姿は白い髪と肌にやや赤みがかった琥珀色の瞳をしており、お遍路さんのような着物姿で金剛杖を持ち歩いています。彼女は『アニマルガール達の集まる温泉がアンインエリアにある』という情報から、職員達が調査のためにその地域へと向かった際に発見されました。職員達との遭遇時、自らを「温湯山の白狐」あるいは「ミチビキキツネ」と名乗り自身の管理する温泉へと快く案内しました。その後、白狐自身が温泉を観光施設とすることに同意して現在に至ります。現在は同施設の主らしくユタ温泉を広めることを第一としており、時には各エリアへ遠出をして宣伝活動も行っています。

物腰は柔らかく、暇な時は縁側で茶をすすり、方言を用いて話すことから周囲からは「おばあちゃんみたいだ」と評されています。ただしマナーの悪い客に対しては非常に厳しく、彼女の逆鱗に触れた場合は水を操る彼女の力によって施設外へと強制的に排除されてしまいます。

好きなものは饅頭、外郎といった和菓子。稀ですがお酒も嗜むようです。嫌いなものは「マナーの悪い客じゃね!」ときっぱりと明言しています。

 

野生解放能力: 水を操ること以外は詳しいことは分かっていません。水温、水圧、流速も自在で時には傷を癒やす温水を地面から湧出させることもあります。ユタ温泉周辺に設置された狐の像は自らの分身として動かすことも可能です。

うちの力は傷を癒やし、邪悪を払う。うちの温泉に来れば万病もたちどころに治るけえね! ー ミチビキキツネ

 

動物情報


とある伝説: -昔々、ある山の麓に、深い木立に囲まれた古い寺があった。ある春の夜のことである。だん家の法事に招かれた和尚は、ついつい引きとめられて帰りが遅くなった。その家を出たのは、だいぶ夜もふけたころ。ほろ酔い加減のいい気持ちであぜ道を通りすぎ、寺の境内にさしかかった時。しん静まりかえった境内の奥から、ピチャピチャという妙な音が聞こえてきた。耳をすますと、ピチャピチャという音が、間をおいては聞こえてくる。

和尚は、音のする方へ足音を忍ばせて行った。池のそばまできて、ふっと足をとめた。白狐が一匹、月の光にてらされて、池に足を浸していたのだ。

その白狐は、時折水をかいては休み、水をかいては休みしている。妙な音はこの白狐の水をかく音だったのだ。じっと見つめていると、人の気配に気づいたのか、すばやく池から這い上がり、辺りをきょろきょろ見まわした。それから後ろ足をかばうように、ぎこちない走り方で山の茂みの方へ消えていった。

和尚は不思議に思いながらも、その夜はそのまま寺に帰って寝てしまった。

その次の晩も、またその次の晩も同じようなことが繰り返された。七日目の晩がやってきた。
白狐は、決まったように池に足を浸し、山へ帰っていった。それきり白狐は、姿を見せなくなった。
「どうして足がよくなったのじゃろう。」和尚は、不思議に思って池に足を浸した。
池の水が、ちょうどよい温かさになっていた。においを嗅ぐと、温泉のにおいがする。

白い狐は痛む足を癒やすために足を浸しに来ていたのだ。さっそく里の村の人々に話し、池の近くを掘らせてみた。
すると思ったとおり、熱い湯がこんこんと湧いてきた。村人たちはよろこびの声をあげた。深く掘り下げていくと、くわの先に固いものがあたった。丁寧に掘りだすと、それは泥まみれの仏像だった。和尚が池の湯で丁寧に泥を落とすと、黄金の薬師如来の像があらわれた。村人たちはひざまずいて、薬師如来像をふしおがんだという。 

その後、薬師如来像は温泉の守り本尊として池のほとりに建てられた堂におさめられた。
この仏像をおがんで湯に入ると、どんな難病もたちどころに治ると言われ、湯に入りにくる人が後を絶たなかった。その後、誰が言うとなく温泉は「白狐の湯」と呼ばれるようになった。

 

管理権限-5を持つ職員のみ閲覧可能-

温湯山の白狐に関する調査結果


これまでの調査で彼女はその性質、話しぶりから山口県に存在する湯田温泉にゆかりのある白狐であることは間違いありません。不明とされた野生解放時の能力に関しても少しずつですが判明してきています。


ユタ温泉付近で発生したセルリアン襲撃事件にて彼女は野生解放と思われる能力を1度ですが発動しています。
彼女は背部に光背のような光り輝く紋様を展開、周辺へと自身のけものプラズムとおぼしき光の粒子を散布しました。直後に水が周辺の地面から湧出、河川等からも水が彼女の元へと集まる様子が確認されました。その後、集めた水による攻撃でセルリアンは撃破されました。また、その水により負傷したアニマルガールの傷が治癒する様子も確認されています。


この事から彼女の普段使用する能力は限定的なものでしかなく、本来の野生解放は上記のものであり、薬師如来に由来する治癒能力を水を媒介にして発揮できるものと思われます。自身のけものプラズムを水に浸透させる事になるため副次的に水を自在に操れるのではないかと推測されています。この推測が正しければユタ温泉の異常なまでの効能から考えて、既に“ユタ温泉に対して能力を発動した後”であることになります。
そして、大半の力を温泉のために使っているため普段は力を制限されていると考えられます。

未確定情報につき非公開-

オリジン態について


- ユタ温泉第1次調査報告からの推察

ユタ温泉第1次調査にて、白狐との初接触後に職員が報告した情報から当初白狐は現在とは異なる姿をしていた可能性があります。便宜上、この白狐の未確認形態を『オリジン態』と仮定して現在調査中です。これは後に第1次調査報告を行った職員が「記憶違いであった」という報告したことによって覆されていますが、未だに疑問の残る点が幾つか存在しています。

その1つにあげられるのは第1次報告での白狐の戦闘能力にあります。些細な部分は省かれていますが、報告ではDH型セルリアン複数体を相手取り、無傷で撃破するなど現在と比べてもその能力が遙かに高いことが窺えます。加えて彼女の戦闘力を裏付けるように女王事件以前から未開の地であった筈のユタ温泉周辺地域は第1次調査以降、セルリアンの被害報告が極端に少なく安全なエリアとなっています。
彼女はユタ温泉の観光地化のために女王事件以前から活動していたと言われており、周辺地域のセルリアン減少は彼女の駆除活動による可能性が非常に高いです。

2点目にあげられるのは第1次調査報告にて職員が報告した白狐の容姿に現在との乖離が大きくあることです。
当初の報告では『白い法衣とも千早とも思えるような服を身につけており、服にはマントのようなものが付いている。尻尾や服に金属の装飾が存在していた』とあります。実際の彼女は白い千早に見える服は身につけておらず現在の容姿と違う点として指摘されています。同時に尻尾に装飾もなく、マントのような部分も見受けられません。
また、『全身衣服により脚部等に肌の露出は見受けられない』とも報告されていました。何れの報告も現在の彼女に当てはまる部分は非常に少ないと言えます。

3点目に口調にも報告との違いがありました。当初、彼女は長州弁を話していなかったようです。職員との接し方も『威厳のある態度を取っていた』とあることから現在との乖離が窺えます。

以上の観点から、これまでの調査結果から得られている情報と照らし合わせると『白狐は本来の姿と能力をユタ温泉の維持の為に失っている』と結論づけられるように思えます。

 

- オリジン態の能力

ユタ温泉第1次調査報告では非常に多くの推察材料が散見されますが、現在の彼女から得られる情報と併せることで彼女の能力についても更に解明が進むと思われます。

水を操るメカニズムにはアニマルガールを構成するけものプラズムが関係しています。アニマルガールは現存種よりも絶滅種が。絶滅種よりもUMA種が、身体を形成するうえでけものプラズムの割合が多いことが分かっています。
けものプラズムを自在に操ることが出来る四神の例があるように、白狐も自身を形成するけものプラズムを限定的ですが操ることが可能であるようです。以下に白狐の水を操るメカニズムを3段階で示します。

① けものプラズムの粒子化と散布する(範囲は不明)
② 粒子化したけものプラズムを水に浸透させる(地中、空気中の水分にも浸透可能)
③ 水を自身の手足として自在に操ることが可能になる

けものプラズムが浸透した水は実質、彼女の手足となります。この水は治癒能力を発現させることも出来ますが、その場合は浸透していたけものプラズムが治癒能力使用後に消失するようです。傷病を癒やす効能を持つユタ温泉を維持するには常にサンドスターの補給とけものプラズムの散布が必要であり、その為に能力の大半を使用できない状態になっていると推察されています。

 

 

 

 

交友関係



アニマルガール アンイン uma

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧