補遺:以下は20██年█月にホッカイエリアにて発見された報告書形式の文書です。
発見当時、木に張り紙のように打ちつけられていました。
20██/11/10 狼王クルトーと話をした。 どうやら彼女はフレンズの事はもちろん、人間の事もある程度気に入っているらしい。
20██/11/15 クルトーに前から気になっていたことを聞いてみた。 彼女の逸話で刺し違えた「ボワスリエ」についてだ。
20██/11/17 クルトーが姿を見せなくなった。 どうしたのだろうか。
20██/11/18 エゾオオカミから彼女を見たという話を聞いた。重要な情報だ。
[ここから一部が血で汚れている]
20██/11/20 これを誰かが読んでいる頃、私はもう故人だろう。 彼女は野生解放していた。 そして群れのオオカミ達とともに何かを食べていた。
そんなことは重要じゃない。なぜ彼女が人間を食べている?
15世紀にパリで猛威を振るった人食い狼の群れのボス、それが彼女だ。
そして私は、彼女たちに見つかり攻撃された。 どうか、新月と満月の日には彼女に近づかぬよう。もし近づいてしまえば、そこは15世紀のパリ郊外。逃れる術はない。
―██████ |
この報告書の発見後、クルトーは数週間にわたり姿を現しませんでしが、現在は以前と変わらない生活をしています。
報告書にもありますが、満月・新月の日に彼女を探さないでください。
狼王クルトーの概要:1420年代末にフランスのパリに現れた、赤毛のオオカミの群れのボスです。クルトーの群れはパリに侵入し多数の住民を殺害・捕食しました。 その後も数年にわたってパリを包囲し、町から出てきた人間や支援隊にすら襲いかかり、獲物としていました。
パリ警備隊長のボワスリエという人物はこの状況を打開すべく、ノートルダム広場に餌を撒いてオオカミたちをおびき寄せ、城門を閉じて閉じ込めた後矢を射かけ、生き残ったクルトー達に白兵戦を挑みました。 最後はボワスリエとクルトーの一騎打ちになり、その結果はクルトーが串刺しにされると同時にボワスリエの喉を食い千切り相討ちになったと伝えられています。
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