タズミ飼育員のメモ帳

これは、タズミ動物公園でスジイルカの「おしか」の名付け親であり、彼女の担当になっている飼育員のメモ帳に書かれた日記のようなものである。

 

・　彼女は負傷した状態で保護されたが、状態は悪化していき瀕死の状態だった。もう助からないと自分も思った。だが、それを見守っていたフレンズ達が助けたい一心で願っていたら突然、フレンズ達から謎の波紋が発生して、それに共鳴するかの様に空気中のサンドスターとイルカ反応し、スジイルカはフレンズになった。

後に、その謎の波紋は「けもハーモニー」ではないかという話を聞いた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タズミ飼育員のメモ帳より。

・彼女は、ナリモン水族館の話は聞いていて、「タズミにはいないイルカのフレンズがたくさんいる」という話には興味を示していて、いつかはタズミのフレンズ達と一緒にナリモンに行ってみたいと思っている。

しかし、ナリモンのイルカ達は個性が強すぎるっと聞いている。　ナンパされるとか寿司を買わされるとか凶器をブン回しているとか・・・。少し臆病な彼女はそれに耐えられるのか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タズミ飼育員のメモ帳より

・不安に思う事がある。 フレンズは、フレンズ化が解けるとフレンズになる前の状態に戻るらしい。

もしも、彼女のフレンズ化が解けたら、どうなるのだろうか。怪我や病気は治っているのか、それとも治っていなくて戻った瞬間に死んでしまうのか。
自分はそれが不安だが彼女はあの時が嘘のように元気でいる。
少なくとも、今の彼女が自分にとって救いでもあるし、この状態がいつまでも続いて欲しい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タズミ飼育員のメモ帳より

・ついにこの時が来た。　おしかにとって夢だったナリモン水族館へのゲスト出演だ。他にもイロワケとツメナシも一緒に行く事になった。さっきまでシャチに驚かされて泣いていたのが嘘の様だ。自分に色々と楽しみにしている事を笑顔で話しながら支度している。本当に、彼女はかわいいなぁ。

でも本当に、あのナリモンのフレンズ達に耐えられるのだろうか？
まぁ、自分も一緒に行く事になったから何とかなると思いたいが・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タズミ飼育員のメモ帳より

 

 

 

 

---

^Tale