名前: 鋸草 慎二(イノクサ シンジ)
性別: 男性
取得管理権限: 2
所属: Amigos de la bestia、伍長
所在: パトロールと称して各エリア観光巡回
人物: 警備会社Amigos de la bestia(以下: ADLB)に所属する警備員です。性格はお調子者で場の空気が読めない、マイペースな人物です。彼は「配属されたらアニマルガールに囲まれてパークで暮らせる」という私欲にまみれた動機で、ADLBの門を叩いた変わり者です。他のメンバーも大体変わり者ですが。
主にパーク内の巡回を行い治安維持に努めるのが彼の業務ですが、それをいいことにパーク中に出向き観光するなどサボり癖が散見されます。ただし、観光先で発生した事件を解決したりと完全に業務を放棄しているわけではないようで、度々そういった活躍で自身のサボりを大目に見て貰うのが彼の常です。
彼はADLBへの志望動機から分かるように巡回中にアニマルガールとの交流を好む傾向があります。その場合、日が暮れるまでアニマルガールと遊び回る可能性もあるので、そういった場面を目撃した際は即座に、他のADLB警備員へ連絡することをおすすめします。特にガーラ警備員が彼のお目付役です。
彼の特技は百発百中と評される投擲技術で、ダーツでは負けなしの実力です。パーク内での武装が制限される中で、彼は警棒の他に、対人用にギリギリと言える改造を施したダーツを装備しています。
彼は特定のコードネーム、あだ名を必要と考えていないためそういった通称を積極的に使おうとはしません。ただ、嫌っているわけではないため彼を「アキレア」と呼ぶ者も少なからず存在します。
追記: 最近になって彼は突如としてADLB駐屯地内にパンを焼くための窯を開きました。何を思い立ったのか一心にメロンパンを焼き、出来たパンは駐屯地内の者達にお裾分けしているようです。窯を開く以前はセントラル中のメロンパンを買い占めるなどの行動を取っている事が確認されています。
インタビュアー: 本日はよろしくお願いします、鋸草さん。 鋸草: いいっすよ~、答えられる範囲でなら何でも答えるっすから。 インタビュアー: では初めに、鋸草さんは周囲から『やる気がない』『仕事しない』『信頼感ゼロ』と言われていますが。 鋸草: うん、君はのっけから攻めた質問してくるっすね? インタビュアー: その辺り、あなた自身はどう考えているのでしょうか? 鋸草: そうっすねぇ……手を抜いていたと言えばまあ、そうかもしれないっすけど。やるべき事はやって来てたし別段、問題ないかな~って。 インタビュアー: よくアニマルガールと談笑したり遊んでいる姿が目撃されていますが。 鋸草: 休憩っす。補足するとその場合でもちゃんと周囲の安全確認や警戒は怠ってないっすからね?実質仕事してるみたいなもんっすよ。 インタビュアー: なるほど。このあいだはメロンパンを作るために駐屯地で窯を開いたとか。 鋸草: まあその……自分にも趣味が欲しいなって思ったんっすよ。出来たものは駐屯地のみんなにも配ってるっす。 インタビュアー: なるほど一番出来が良かったものを彼女に……と。 鋸草: うん……うん? インタビュアー: ところで最近は駐屯地では自主訓練したりと真面目な態度も見受けられるようになったと聞きます。 鋸草: そ、そうっすね。そろそろ自分も他の隊員に負けないように鍛えとかないとなーって。 インタビュアー: なるほど彼女を守るために……と。 鋸草: ……んん? インタビュアー: そういえば鋸草さんはアニマルガールとはどんな話をしているのですか? 鋸草: え?あ……はい。この前はクドリャフカちゃんとお話ししたっすね。旅先で何か面白そうな場所とか施設がなかったかとか……。 インタビュアー: なるほど彼女とのデートスポットのチェックを……と。 鋸草: ………………。 インタビュアー: ところでレッドラムさんとの関係についてですが。 鋸草: 君、十中八九で今回の主目的それっすよね? インタビュアー: いえ、そんなことは……。 鋸草: いや見えてたからね?さっきから何かこそこそメモしてるの。 インタビュアー: そうですか。じゃあ、はい……どうなんですか? 鋸草: 急に投げやりになるのやめてくれないっすかねぇ?別に何もないっす。同じ伍長として懇意にはしてもらって……。 インタビュアー: あ、レッドラムさんが男性に声かけられてるー。 [鋸草が勢いよく椅子から立ち上がる。その手には矢が鋭いダーツが握られている] インタビュアー: というのは全然なくってですね 鋸草: ………………。[真顔でインタビュアーを見つめている] インタビュアー: この前はようやく一緒にショッピングに出掛けることができたようですね。しかもやっと自分から手を繋げたとか。いやはや、若いですねぇ。 鋸草: おい待て。どこ情報だそれは。 インタビュアー: 守秘義務がありますので情報提供者の名前は……。仮にAさんとしておきましょうか。 鋸草: はいはい、もう誰だか分かったわ。そういう外堀から攻める手は好きだったよ。今嫌いになったけど。 インタビュアー: 指輪を渡す時期はいつが良いのかと調べてたそうですが……。 鋸草: はい、インタビュー終わり!しゅーりょー!!!! <記録終了> 追記: この記録は何者かにより複数回に渡り消去を行おうとした痕跡がありましたが、その度に復元されています。 |
今日も平和っすね~。ちょっとフレンズと遊んでこようかな…あ、ガーラさん。すんません、パトロールしてきます。 - 鋸草
彼の正体はパーク倫理保安局監察部に所属する、特に機密度の高い監察を行うために存在する特別監察官です。
表向きの業務とは別に、ADLB内部の動向の監視と実態調査を行っています。
本名: カナタ・アースキン(2代目“岸花”)
性別: 男
取得権限: 4E
所属: パーク倫理保安局監察部特別監察官
所在: 不明
人物: 彼は英国貴族アースキン家の養子として幼少の頃に迎えられた、時期アースキン家の当主と目される人物です。その境遇から、これまでの人生で彼が他者に対して心を開くことはありませんでした。それはアースキン家の人間に対しても同様であり、家族にも本心を語ることは無く生きてきたようです。やがてそんな彼を見かねたアースキン家当主、エドワードによりパークへの勤務を言い渡され倫理保安局監察部に所属する特別監察官となりました。
幼少期
幼くしてただ一人の家族であった母を亡くしたカナタは、母親と旧知の仲であった英国の貴族エドワード・アースキンによりアースキン家へと迎え入れられた。カナタが、かつてエドワードと敵対した男の孫であるという事実は、まだ幼かったカナタは知るよしもなかった事である。ただ、優しかった母はもういないという事実だけが彼の心に暗い影を落とすことになっていく。英語圏での生活には幼い時期に引き取られたということもあり特段問題も無く馴染み、生活において不自由はなかったようだ。
少年期
この頃から、自分が他のアースキン家の者達と違うという事を嫌でも認識するようになってくる。肌の色も、瞳の色も、髪の色も質も。全て自分だけが違う。それに気づいた時、彼は子供ながらに「自分はこの家の人間ではない」と考えるようになっていた。勿論、アースキン家の者達がその事実に触れることは無かったが、その気遣いが彼の疎外感に拍車を掛けていった。
カナタには二人の義妹がいたが、お互いに上辺だけの関係であり普段から関わり合うことも少なかった。やがて思春期になり長女は非行に走り次女は引きこもるようになると、いよいよ次期当主の選択肢が無くなったと口々に囁かれるようになっていた。初めからエドワードはカナタに次期当主となってもらおうと考えていたが、その考えをカナタ自身が知るはずも無く、「自分は当主の空白を避ける保険のために養子にされたのだ」とますます心を閉ざしてしまう。
自分には当主になるしか存在理由はない。カナタがエドワードと同じ轍を踏むようになり始めたのはその頃からだった。カナタはエドワードにあらゆる戦闘技術の師事を乞うようになりエドワードは悩んだ末、カナタの希望に応える。理由はカナタに自分自身を守る術を教えるためだった。初めは護身術程度の訓練だったがカナタの予想以上の成長にエドワードも本腰を入れざるを得なくなっていく。
最終的にはエドワードがかつて活躍した英国の諜報組織へ所属することになる。常に完璧であろうとするカナタの活躍はめざましく、組織内でも注目される存在になっていった。
しかしエドワードは志も無く、義務感だけで生きるカナタを心配するようになる。今のカナタは、義務感だけで戦い続けていたかつてのエドワードそのものだったからである。
特別監察官へ
エドワードはカナタへパークでの勤務を言い渡す。『自分が大切だと思えるものを見つけて欲しい』というエドワードの優しさからの行動だったが、カナタはこれも自分が当主になるための試練に違いないと誤解したままパークへ向かってしまうのだった。しかしこれがカナタの運命を大きく変えることになっていく。
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