インドガン「ユーラ」

 

「インドガンのユーラです。あの...一緒に高地マラソンしませんかっ？」

[概要]

　ヒマラヤを越え往く渡り鳥、カモ目カモ科マガン属インドガンのフレンズです。パークでは学名の一つ"Eulabeia indica"をもじり「ユーラ」という愛称で呼ばれています。

時期は不明瞭ですが、大陸から迷鳥としてジャパリパークに飛来し、フレンズ化したとされています。パーク職員が発見した時には既に他のフレンズとも仲が良く、本人の希望も有りジャパリパークの保護対象となりました。
現在は高地が多く鳥のフレンズの多いホートクチホーで暮らしていますが、フレンズや職員の話によると他のチホーにもしばしば遊びに行くようです。
元動物だった頃の記憶はそこそこ鮮明で、ヒマラヤ山脈での冒険譚を意気揚々と話してくれます。

性格は仏教の神鳥ハンサのモデルとなっているからか控え目で欲が少なく、誰に対しても物腰柔らかです。
又、苦しそうにしている仲間を放っておけず人一倍気を配り支えてたりしています。
一方で内にはヒマラヤを越え往くアクティブさや前向きさを秘めており、困難を真っ向からねじ伏せようとする芯の強さが垣間見れます。

最大の特徴はその無尽蔵の体力であり，担当の飼育係やよく遊ぶフレンズからは「フィジカルおばけ」といわれています。
パワー・スピード共にアニマルガールの平均を越えており、特にスタミナは群を抜いていて彼女が息切れしているところを見た者はいません。
フレンズ化によって飛翔能力にはさらに磨きがかかり、その気になれば成層圏付近の上空10000 mまで飛翔できるレベルになっています。
最近はフレンズの体を持ったためか手足を動かすことを気に入っており、マラソンやインド映画のダンスをして遊んでいるようです。

 

[外見]

　純白を基調に黒いラインの入ったロングヘア、首の黒いバンドが元動物の頭部のカラーリングを再現しています。
又、白黒ツートンのランニングシャツに白地のスポーツスカート、黄色いスニーカーを着用し、黒模様入りの灰色パーカーを羽織っています。

[野生解放]

「これが、純粋な高みへと導くハンサ鳥の翼です...」

元のインドガンがヒマラヤ越えの際に代謝量を平常時の10倍以上増加させる特性からか、野生解放すると血液を模した赤色の高温けものプラズムを全身に纏い、翼も赤色に発光します。背後には光輪のようなけものプラズムを形成し、代謝により生じた膨大な熱量を放熱しています。性格はより落ち着き達観したものとなります。

光輪の出現と性格の変化は、インドガンが仏教の神鳥ハンサのモデルになったという説が反映されたものと考えられています。

全ての身体能力は圧倒的に向上し、特に飛行能力は中型ジェット旅客機の速度・高度・航続距離に肉薄します。
この野生解放状態は彼女の強靭なスタミナにより、元動物のヒマラヤ越えと同じ8時間程度持続できます。

又、光輪から放熱しているとはいえ代謝量が増える故に彼女自身暑いらしく、野生解放時はパーカーを脱ぎ腰巻きしています。

スキル「八寒地獄ヒマラヤブリザード」

けものプラズムにより再現されたヒマラヤの強烈なブリザードを纏い，強化された体力をもって無尽蔵のラッシュを相手に加えます。
ブリザードで自身が冷却されるため纏っていた高温けものプラズムや光輪は消滅し、自身のカラーリングも相まって姿は完全にブリザードの中に溶け込みます。
対象はブリザードにより視界と動きを封じられ，-40℃の烈風と雹、岩石，打撃を為す術なく浴びせられます。
高い攻撃力と数時間の持続性を有するものの、彼女自身の一撃の重さ及び防御力は並みの鳥類であるため長期戦特化型の能力となっています。このため連撃に耐えている間に鋭いカウンターが出せる高耐久・重量級パワー型の相手に対し相性が悪いです。

[動物解説]

動物名: インドガン（Bar-headed goose）

和名：印度雁

学名：Anser indicus

　　　Anser indica
　　　Eulabeia indica

分布：インド、モンゴルを中心とした東洋区

IUCNによる保全状況：軽度懸念（LC）

インドガンは主にモンゴル高原及びインドに生息しています。

渡り鳥であり、越冬のためモンゴルからインドへヒマラヤ山脈を越え南下しますが、この時の最高高度は6000 mを優に超え世界で最も高く飛ぶ鳥の一つとされています。

この低酸素、遠距離の過酷な飛行を実現するために、インドガンは通常の鳥よりも翼の筋肉、毛細血管、ミトコンドリア、循環・呼吸器系が発達しており、最大で通常の鳥の10倍以上の代謝量を実現しています。

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^{アニマルガール 鳥類 ホートク 未所属}