アニマルガール情報
容姿:
動物名: チャーチグリム、ブラックドック
愛称: モディ
所属: けもの霊園
管理権限: 2
身長:170cm
アニマルガール概要
【生活について】
けもの霊園の一区画にある第四墓地区で、いわゆる「墓守」として生活しており、
普段は墓石や周辺の清掃、不審者の監視、来訪者への案内などを務めています。
彼女の管理担当する区画は、けもノートなどのSNSにてホラースポットとして有名であり、
しばしばアニマルガールたちが肝試しとして来訪するため、道案内する光景がよく見られます。
しかし、その黒く妖しい風貌や出で立ちから、時たま意図せず怖がらせてしまい、
そのまま逃げるように帰られてしまうこともあるようです。
その度ちょっとしょんぼりしている様子が見られます。
彼女は温泉に入ることと歌を口ずさむことを趣味としています。
温泉特有の硫黄の匂いが「なんだか落ち着く」として好んでおり、
仕事の疲れを癒すために一か月に数回程度ぐだぐだ温泉などを訪れます。
歌については、墓に眠る遺体の魂を鎮めるために歌っているようで、
よく教会の屋根に上っては墓地に向かって声を響かせている様子が確認されます。
【性格について】
基底動物はイギリス各地の伝承にみられる「ブラックドッグ」、
その中でも特にヨークシャー等の伝承にみられる「チャーチグリム」が主であると考えられ、
「チャーチグリム」を基準に他の各地の伝承にある特徴を少しずつ含有しています。
特に性格面においては、チャーチグリム時とブラックドッグ時の二面が表面化しており、
対象及びその行動によって切り替わる様子が確認できます。
なお、これらは人格の切り替わりというわけではなく、同一人格中の感情の移行に左右されます。
「チャーチグリムとしての性格」 彼女の平常時(相手が通常のアニマルガール、墓参りの遺族など、 温和な性格で他人に優しく、落ち着いた口調会話をします。 「ブラックドッグとしての性格」 彼女の非常時(相手がこちらに敵意のあるものや墓荒らしなど、 非常に狂暴かつ徹底的であり、対象を退けるために一切躊躇うことなく自らの力を振るいます。 共通の特徴として、彼女は硫黄の匂いに包まれていると落ち着くそうです。 |
【愛称について】
彼女は基底種通り複数呼び名を持っており、その中で自身で気に入っている呼び名を名乗ります。
「モディ」は彼女の呼び名「モディ・ドゥー」から来ています。
彼女の持つ呼び名
・モード・ドゥーク
・ブラックシュック
・バーゲスト
・モディ・ドゥー
・ギャリートロット
・マーザ・ドゥー
・ヘアリー・ジャック(毛むくじゃらのジャック)
【外見について】
ブラックドッグとしての服装は黒を基調とし、墓守や葬送者といった印象を与えます。
羽織っているケープの裾は、既成品のように整えられたものではなく、千切れや燃焼のあとが見られます。
彼女がよく所持しているランタンは、墓守の特徴としての意識からきているとみられ、
自身のけものプラズムにより形成されています。事故により破損した場合、
彼女はブラックドッグの別名であるヘアリージャック(毛むくじゃらのジャック)の特徴を有し、
大きく波打つ黒いロングヘアを後頭部で結い、そこを起点にボリューミーに広がりながら垂れ下がっています。
また、接近するとほのかに硫黄臭を覚えます。
基本的に普段の表情は穏やかですが、
ブラックドッグとしての性質が表面化した際の睨み顔や唸り声は他の感情由来の表情に比して極めて明確であり、
「恐怖だけで人間を死に至らしめる」と言われているブラックドックの特徴を如実に表します、
それは認識した殆どの人物(アニマルガールを含む)を戦慄させるほどです。
【身体について】
跳躍や嗅覚などの基礎能力は大型肉食獣のものとほぼ同等です。
身軽に跳び回るような運動は苦手としていますが、力強く地を駆ける、重く鋭い爪で引っ掻くなどのことができます。
しかし、基底動物の伝承に「流れる水が苦手」というものがあり、彼女も泳ぐことができません。
またブラックドッグの特徴の一つとして、体内のサンドスターを消費することにより、
牙や手足の爪に電撃を付与することが可能です。
この電撃付与状態からの攻撃で爪や牙が触れた個所を焼け焦がすことが可能になりますが、
長時間付与し続けている、また短時間に電撃付与を使用しすぎると、付与した箇所が自身の電撃により負傷するため、
使用には注意が必要となっています。
・野生開放能力
彼女が冷静な状態でのみ発動できます。
手元のランタンに意識を集中させることで自身そのものを電撃へと変化させ、瞬間的な長距離移動をします。
連続使用をすることによるデメリットはありませんが、電撃状態で実態を保つには極度の集中力が必要であるため、
疲労による集中力の欠如がみられる場合は使用は推奨されません。
このランタンは(けものプラズム製であれど)市販のものとなんら変わりはない普通のものですが、
能力使用にあたっての彼女の意識的なトリガーとなっているようです。
動物紹介
動物名: ブラックドッグ(Black Dog)、チャーチグリム(Church Grim)
分布: イギリス全土
動物概要: イギリス全土に伝わる、黒い犬の姿をした不吉な妖精のこと。
イギリスでは不吉の象徴としてめちゃくちゃ有名である。
大抵の場合、夜中に古い道や十字路に現れる。
燃えるような赤い目に黒い身体、大きさは仔牛くらい。
黒犬の妖精としての伝承は多種存在するが、
その中でも「ブラックドック」と「チャーチグリム」の伝承が特に色濃い。
一つ目、ブラックドックは雷と共に人を殺す黒犬の伝承。
14世紀から20世紀あたりにかけてのイギリスでの逸話が残っている。
その性質は、突然教会や農家、監獄に現れ、周囲を雷で焼き焦がしながら無差別に人を襲うというもの。
番兵を唸り声だけでショック死に至らしめたという伝説も残っており、その性質は極めて狂暴。
二つ目、チャーチグリムは墓を守る番犬の伝承。
イギリスでは新しく墓を作る際に「最初に埋められた死者は天国に行けず、墓地の番人になる」
という迷信から、黒犬を埋める習慣があった。
これにより墓守となったとされた黒い犬がチャーチグリム(教会の妖精)。
道に迷った子供を助けたり、境界の葬儀の鐘に合わせて遠吠えをあげて
死者の魂の行き先を神父に知らせるなど、基本的に温和。
黒犬のイメージが染みついた由来としては、
16世紀にイギリスの劇作家シェイクスピアによって書かれた戯曲「マクベス」の作中での魔女の言及である。
地獄の女神ヘカテーの眷属には魔女と猟犬達が数えられ、
月の無い新月の夜を象徴するヘカテーの従者は黒色で想像された。
ヘカテーは再生と共に死も司る女神であり、彼女に従属するブラックドッグ達は
死の先触れや死刑の執行者としての側面を持っている。
伝承中に見られる(主にブラックドックとしての)特徴は、
・直接噛み付かなくても、見たり触れたりしただけで死んでしまう。恐怖だけで人間を死に至らしめると言われている。
・神に祈りを捧げると逃げ出す。
・流れる水が苦手で、川を渡ればそれ以上追いかけてこない。
・稲妻と共に現れる。
・硫黄の匂いがする。
・炎のオーラを纏っている(?)。
・ブラックドッグが見えない人には危害を加えることができない。
というものが挙げられる。
クレジット
・容姿案...菊狛さん、結城 時雨さん
・容姿画像着色...旭 櫻花さん
・一部記事文章原型...hag fishさん、菊狛さん
・設定提供...hag fishさん、菊狛さん、さん
・全体校正...hag fishさん、菊狛さん
・発案、記事文章、その他...idola
製作にご協力頂いた皆様には感謝申し上げます。
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ページ管理者: idola
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