セルリアン管理番号: CEL-2-964/NL
種別名: Nigrum Liquidum
世代区分: 第2世代
脅威レベル: 2(高脅威)
駆除状況: 未駆除
通称: トゥーンリキッド
大きさ: 本体:6cm 底面6cm 液状体展開限度:最大1m 内容量: 推定50ml?
規定対応手順: CEL-2-964/NLはサイズ・強度において軟弱なため、対処そのものは容易です。容器型の本体から生成される液体型実体は通常のインクと同様の効果も持つ為、出現地域におけるインク痕等に対する損害が懸念されています。パーク内でCEL-2-964/NLのものと思われるインクが来園者・アニマルガールに発見された場合は欺瞞情報「インクをこぼした」を適用し隠蔽を行なってください。
説明: CEL-2-964/NL 通称"トゥーンリキッド"はパーク内部事件B-057CL"女王セルリアンによるパークセントラル襲撃事件"以降に出現が認められた第2世代型セルリアンとして知られる個体の1つですがセルリアンの中では小型の部類に入り、武器として使用可能な危険性の高い部位の類は有していない事が分かって居ます。
当初は来園者間に実施したアンケートにおいて「パーク内にインクがこぼされている」との記述が時々上がる程度でしたが、20██/05/12に清掃に向かった職員がインクの塊が蠢いているのを発見し、初めて存在が発覚しました。(目撃した職員には既に記憶処理薬の投与が完了しています)
トゥーンリキッドの形状は小さな丸い四足の付いたインクボトル型の本体と、貯蔵した黒色の液状体(以下単に"インク"と呼称)に分かれており、普段は本体の状態で行動しています。本体に貯蔵されているインクは、通常のインクと同じ様にサラサラとした手触りを持ち、付着した対象を黒く汚すなどの影響を及ぼします。
トゥーンリキッドがヒトやアニマルガールなどを発見し警戒態勢に入ると、貯蔵したインクを展開、スライムのように動くインクで本体を包みます。展開されたインクは滑走しての高速移動、相手への散布などに用いられる他、狭い場所へ素早く逃走するなどトゥーンリキッドの行動を補助する存在として機能しています。
第2世代セルリアンに見られる「石」も本体の底部分に存在が確認されて居ますが、本体のサイズの小ささも合間って石そのものを狙うのは困難である為、本体ごと破壊する駆除方法が定石となっています。
トゥーンリキッドは外敵に対して明確な悪意を持って攻撃を行う性質を持ち、衣服にインクを付着させる、目潰しを試みると言った"嫌がらせ"レベルのものが大半を占めており単純な戦闘能力は脅威には成りませんが、紙媒体や電子機器などに物品に対する損害が懸念されます。攻撃後も外敵がトゥーンリキッド側に敵対の意思を向けた時にはインクを使って即座に場を離れようとするなど、危機回避能力にも優れているため、遭遇した場合は一定の注意が必要です。
日付・概要 | 結果 |
---|---|
20██/12/11 アンインエリアにおいて、イエイヌのアニマルガールにインクをぶちまけた。 |
怒りを買って追跡されるものの、トゥーンリキッドは逃走に成功。駆除は失敗。 当該アニマルガールには欺瞞情報「誰かの悪質なイタズラ」を適用済み。 |
20██/01/02 ホッカイエリアにおいて、トウゾクカモメのコレクションがインクで黒く塗り潰されていた。 |
後日、CDC調査員がインクを散布したとされるトゥーンリキッド個体を発見。しかし追跡中トゥーンリキッドが崖から転落し、そのまま海中に沈没。 コレクションはインク除去が可能だった物品を除き止む無く処分された。 |
20██/04/24 ゴコクエリアにおいて、ミチアト古生物研究所内のティタノボア「レイナ」の自室に侵入した。 |
レイナにより駆除。駆除後、彼女の自室に多量のインクが破壊されたトゥーンリキッドを中心に散布され、タンスや絨毯等がクリーニングに出された。 当該アニマルガールには欺瞞情報「インクの入った水風船の投入」を適用済み。 備考: この日は換気の為に窓が少し開かれていた。 |
20██/08/29 カントーエリアにおいて、寮に向かっていたCDC職員の鞄に向かってインクを散布した。 |
散布後トゥーンリキッドは逃走、鞄に入っていた特定特殊生物報告書・中間報告書等の書類に損害。 |
補遺1: 中のインクが何処から補充されているのか分かっていませんが、有力な説としてはこのセルリアンが生成するインクがDH型セルリアンと同じ特徴を持っているために吸収したサンドスターから生成している可能性があると考えられています。しかしトゥーンリキッドから分離したインクからは通常のインクと同じ成分しか検知されておらず、その説に関して現時点で確固たる裏付けは取れていません。
補遺2: トゥーンリキッドのインクは無尽蔵に生成されて行くため、捕獲した個体を使い無限にインクが沸くボトルとして運用が出来ないかの実験が計3回行われています。しかし本体が動き回る上、接着剤等で固定に成功してもインクを振り回すなどの行動を取った為、無限インクボトルとして運用するには単純に非効率であるとの判断が成されました。
画像提供:来園者のいどらさんより許可を頂いて使用しています。尚当該セルリアンに関する記憶は記憶処理薬にて隠蔽しました。
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