小鳥の夢はステージと共に....。

ページ名:小鳥の夢はステージと共に....。

6月2日 13:00 試験解放区 屋内ライブステージ


『夢を届ける小鳥』ファーストアルバムリリース記念ライブが今日開催され、始まってないのにも関わらず、会場は熱気で溢れかえっていた。

人、様々なアニマルガールが来場しておりライブの開始を今か今かと待ち構えていた。

 

 

.......。そして今日、ある人にお祝いと感謝を伝えるために来場しているファンのみんなに協力してもらい、あるサプライズをPinちゃんは企んでいた....。

 

 

「よし、打ち合わせはこれでおわりだよ。Pin、楽しんで歌って行けよ!」

 

「うん! お父さん! ありがとう!」
 

 

「それじゃあPin、そろそろアナウンス始めるからステージ裏へ行こうか」

「うん!」

ーステージ裏ー

 

<アナウンス(Pin)>

はいは~い! みなさんこんにちは~! 『夢を届ける小鳥』のPinちゃんです!! 今日は来てくれてありがとう!! ファーストアルバム記念ライブ開始まで30分を過ぎました! 会場のみなさんは水分補給を忘れずに今日のライブを楽しんでいってね! それじゃあ!時間まで楽しみに待っていてね!ばいば~い!

 

~30分後~

遂に待ちわびた『夢を届ける小鳥』のライブが始まった。 ステージが暗転し、スポットライトが照らす先にはPinがアイドル衣装の姿で登場し、会場席から黄色い歓声が上がり、ひかるぼーが会場を照らしそして会場の熱気は一気に最高潮に上がった。

「みなさん~! 『夢を届ける小鳥』のPinちゃんです!今日はファーストアルバムリリース記念のライブに来てくれてありがとう! 早速だけど、この歌からいくよ~!」

『Shining The Sky !!』


ーーーーー~~♪。
 

キャー!! ピンチャーン!!
<歓声が上がる>

ーーーーーー~~♪

「ということで、初アルバムから新曲『Shining The Sky !!』でした~!」


<拍手>

 

「ありがとう~! よーし!このまま二曲目いくよ~!!」

『Smiling!!』

[二曲目が歌い終わる]

 

<拍手>


「二曲目は『Smiling!!』でした!! 聴いたり歌ったりすると元気が溢れてくるPinちゃんも大好きな曲の一つです!それでは・・・・・・・・・~」

 

ーーーーその後、休憩タイムでトークを話しながら時間は過ぎ去っていき、いつの間にか最後の曲になったーーーー

 

「7曲目、Pinちゃんドレミの歌でした~!」

 

<拍手>

 

「.....そして残念なお知らせですが最後の一曲になってしまいました~。」


<え~などの落胆の声>

 

「やっぱり最後はこの曲で決まりです!! Pinちゃんの初めてのオリジナル曲で『だいすき』」
 

~~~~ ・・・・・・・・・♪

 

この曲が終わった時にはちらほら泣いている観客もいた。 

 

「・・・・・・・・・コホン。」


「みんな~!何か忘れてませんか~!?」
「感動して泣いてもらうのもうれしいですが! 何か忘れていませんか? 準備はいいですか~!!」
「それではPinちゃんが大好きなお父さんに登場してもらいましょう!!」


~時は戻って宇佐美サイド~

 

「よし、Pin頑張ったな。お客さんも盛り上がってるようだし。」

「宇佐美さんそろそろ出番ですよ!」

「え? 何かありましたっけ・・・・・・・・・?」

「ささ、早く早く」
[宇佐美の腕を引っ張っていきステージ裏へ強引に連れて行く]

「え?ちょっとま」
[無慈悲にも引っ張られていく]

~そして今現在のステージ裏~

「で、ステージ裏に連れてこられたけど何かあったっけな....。」

「それではPinちゃんが大好きなお父さんに登場してもらいましょう!!」

「ほら、可愛い娘さんがお呼びですよ。ほら行った行った。」

[体を押してステージへ押し出す]
 

「え゛」
[押されてステージ横から出る]

「ということでカンザシバトの特殊動物飼育員の宇佐美さんに来てもらいました~。」

 拍手

「Pinどういうこと・・・・・・・?」

「まだ秘密♪」

「それではみなさん準備はいいですか!?」

<は~い>

「せ~の!」

はっぴば~すで~てゅ~ゆ~!! はっぴば~すで~てゅ~ゆ~!! はっぴば~すで~いず、あ!お父さん!!はっぴば~すで~てゅ~ゆ~!!

「お父さん!! 誕生日おめでとう!!そして観客のみんなも参加してくれてありがとう!!」 
 

<拍手とおめでとうの歓声が聞こえてくる>

 

「えっ・・・・・・・・・?」
[放心状態になる]

[ステージからケーキと綺麗にラッピングされた箱が運ばれてくる]

[Pinがラッピングされた箱を持って宇佐美の前に立ち、箱を渡し声をかける。]
「お父さん、お誕生日おめでとう!! これ私からのサプライズプレゼント!!」

「.....え? あ、ありがとう。」
[放心状態から戻る]

「開けていい・・・・・・・・・?」

「うん! 開けていいよ!」

「え...これ。」

[中身には、黒色の羽と青い石のネックレスと一枚の手紙が入っていた。]

「Pinちゃんとお揃いのネックレス!! 私が作ったの!! あと箱の中の手紙も読んで!!」

[Pinから言われてプレゼントと一緒に入っていた手紙を読む。そして手紙にはこう書いてあった。]

ー私の大好きなお父さんへ

誕生日おめでとう!お父さん。 

私が生まれた時に暗くて、冷たくて独りぼっちだった私を見つけて「大丈夫、もう怖くないよ」と声をかけて抱きしめてくれた。 あの時に温かさと優しさを知って、怖さから解放されて安心から泣いちゃいました。

あの日の出会いからいっぱい色んなことを教えてもらって文字も書けるようになって、そしてアイドルになりたいと急に言い出した私を許してくれてそれでマネージャーとして後ろから支えてくれたおかげで、今ジャパリパークで、『夢を届ける小鳥』としてPinちゃんをたくさんの人に知ってもらえて、今日のライブにたくさんの人が来てくれました! お父さんありがとう!

ーーー。[それから色々な感謝の言葉が書いてあり、宇佐美は何時の間にか涙がこぼれていた。]

そして、今日のライブをお父さんの誕生日に開催したのには理由があって......。これは、言葉で言うね!!
Pinちゃんを見て!!

[宇佐美は視線を手紙からPinへ移す]
「Pinちゃんは嘘をついていました!! 内緒にしてたけど、PIPみたいな輝いているアイドルも目指すっていったけど、それよりもいつかこんなに~も大きいステージで私を育ててくれたお父さんにライブをして最後にいままでの感謝の言葉を送ってあげたいと思ってた! そして今日がその日なの!」

「お父さん!!これまで喧嘩したり、心配させてしまったりと色々迷惑かけちゃったけど、本当の子供のようにPinちゃん....カンザシバトの私を育ててくれてありがとう! もしかしたらこれからも何かしら迷惑をかけちゃうかもしれないけどこれからも一緒に楽しい思い出をいっぱい作って! これからも楽しく過ごそうね!!」

「最後に・・・・・。」
 

「お父さん!! とってもだ~い好き!! 」

「あぁ....。まったく、お前はずるいよ...グス....Pin、俺もPinのことは....グス....大好きだよ!」
 

「Pinちゃんも大、大、だーいすき!!!!」

・・・・・・ーーーーーーーー。

その後Pinとお父さんは、誕生日ケーキを一口だけ食べて、観客の盛大なる拍手や歓声を聞きながらライブは幕を閉じた。そして今日のサプライズは二人にとっての大切な、大切な思い出の一つとなり、今よりもっと仲が深まりましたとさ。
 

 

小鳥の夢はステージと共に....。 おしまい!! 



登場キャラクター カンザシバト「Pin」 宇佐美光佑  会場スタッフ
作・キャラクター案 鯖ナメクジ


tale 1000pコンテスト

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧