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mova端末・N502it NEC製 2000年
mova(ムーバ)は、日本の携帯電話会社NTTドコモの800MHz帯(一部1.5GHz帯)を利用した第1世代(アナログ)および第2世代(デジタルPDC)携帯電話無線機または同社による同無線機向けサービスの総称。
NTTは、1989年(平成元年)7月にDDIセルラーグループが採用したTACS方式(JTACS)による携帯電話サービスで提供されたモトローラ社製小型機MicroTAC(容積約300cc)に対抗するため、日本の主要通信機器メーカー、松下通信工業、日本電気、三菱電機及び富士通の4社と共同で容積200ccを目指したTZ-804型無線機を開発、1991年(平成3年)4月から提供。当時、自動車電話及びショルダーホンと区別するため「携帯電話」という商品名で提供していた既存商品TZ-802・TZ-803型無線機と区別する「超小型携帯電話・ムーバ(mova)」と呼称する商品群とした。「mova」の名称は英語のmovable(動かせる、移動する)の最初の4文字movaから採ったもので、携帯のしやすさ、移動のしやすさを表現したものである。DDIセルラーグループ・日本移動通信のデジタル網はローミング先として、IDOはセルラー・NTTドコモ、セルラーはIDO・NTTドコモという風にmovaにローミングした。なお、端末は当初はレンタルで、販売は1994年(平成6年)4月の売り切り制解禁からである。
1993年(平成5年)3月の第2世代デジタル方式サービス開始により、同サービス対応の携帯電話無線機を「デジタル・ムーバ」として従来のアナログ無線機と区別したが、1999年(平成11年)3月にアナログ方式サービスが終了し、2001年(平成13年)10月には第3世代デジタル方式の新サービス「FOMA(フォーマ)」に対応する無線機も発売されたことから、同年11月発売の211シリーズ以降は再び「ムーバ」に戻された。
「ムーバ」とは、登場以来長くNTTドコモが販売した携帯電話無線機(例外機種あり)の商標であったが、同社契約約款を2004年(平成16年)4月にFOMAサービスを除く「携帯自動車電話契約」を「movaサービス契約」と名称を改正したことから、同社の第2世代携帯自動車電話サービスの総称を意味するところとなった。
NTTドコモは2004年度(平成16年度)後半頃より、本来のカタカナ「ムーバ」はあまり用いず、ロゴなどでしか目にすることのなかった英字「mova」を契約約款での使用に準じて常用するようになっている。
「FOMA」の普及が進んで以降、加入者数の減少が急速に進んでおり、2007年度末に1000万件を割り込んだ。
初代mova N(TZ-804)改良版 NEC製
アナログ式時代は、まずNTT時代の1991年初登場のTZ-804型携帯無線電話機を「ムーバ x」(x=メーカ記号)とした。1993年に無線局免許証票の貼付を廃し、若干の改良(収納状態でも着信できるアンテナ、機器の発熱から耳を保護するイヤーパッドなど)を施したが、愛称に変更はない(厳密には名称は「 x1」となった)。NTTドコモ譲受後の後継機種は「ムーバ x2」となり、「TZ-」系の型式番号は廃止された。
デジタル(PDC)式が開始されると、これに対応した端末は「デジタル・ムーバ」となり、最初のものは各メーカごとに「デジタル・ムーバ x」から開始され、次いで「デジタル・ムーバ x2」となり、9.6kbpsデータ通信に対応したものは末尾に「HYPER」が付加された。その後は「デジタル・ムーバ xyyy」(y=型番数字)となり、型番は101から開始され、100番台および200番台で進められた。
iモード対応のものは501iから始まり、1.5GHz(シティフォン・シティオ)のものは151から始まっている。200番台のシリーズは209iからiモード対応となり、ドコモの800MHz端末は全部iモード対応に切り替わった。
高級仕上げや防水、高齢者向けなどの特殊仕様として、600番台がある。
なお、当初はP(松下通信工業)、N(日本電気)、D(三菱電機)、F(富士通)、R(日本無線)、M(モトローラ)製のものにだけ「ムーバ」の商品名が付けられており、ソニーやシャープなど他社製の端末は2001年まで「ムーバ」を名乗れず、「DoCoMo by Sony SO502i」のような型番となっていた。
HYPERは9.6kbpsでデータ通信ができるものにつけられていたが、全ての端末でその機能が実装され、1999年に廃止された第1世代と区別する「デジタル」という言葉も必要がなくなったため、211i(2001年10月)以降、「ムーバ xyyyi」となった。
以下は、「ムーバ」の名が冠された実績のある他社メーカーを挙げる。
「ムーバ」の名は冠されなかったが、過去にドコモ向け800MHzPDC端末を製造したメーカーとしては
がある。
FOMAへの移行が順調に進み、2003年9月以降、movaユーザー数は減少している。NTTドコモでは公式にはサービス終了時期を明らかにしていないが、慢性的に通信帯域が逼迫しているために、最終的にはFOMAに移行する方針になっている。そのため近年では、各種サービスにおいても、FOMA利用を前提としたものに改められている。
ユーザー数については断りが無い限り業界団体(電気通信事業者協会)のまとめ([1])によるものである。
2006年6月18日付で、FOMAユーザー数がmovaユーザー数を上回り、ドコモユーザー全体に占める割合も過半数に達した(参照)。また、2008年5月末の段階で、movaユーザーの契約者が900万件を割り込み(約872万5千件)、FOMAユーザーの5分の1未満となった。FOMA新機種の投入などもあり、2008年末のユーザー数が700万件を割り込む可能性がある。
2004年11月の報道で、507iシリーズを発売しない方針が示されたが、その後FOMA基地局の整備の遅れから、movaの新機種を再投入する計画が上がり、N506iSII(NECが開発・生産)、P506iCII(パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発・生産)が発売された。2006年5月26日には、2007年度までに端末販売を終了するとの一部報道がなされたが、その時点では否定した(参照)。
しかし、ドコモはFOMAの普及を進めるため、この報道以後mova機種については「技術的にFOMAで実現することが不可能なもの、もしくは困難なものに限る」との方針が示され、順次販売が停止されていった。
FOMAへの技術移行が完了したこともあって、最後まで残っていた5機種(P213i、P506iC/P506iCII、N506iSII及びらくらくホンIIIF672i)も2007年末に製造・出荷が中止され在庫限りとなっており、グループ会社の統合に先立ち2008年6月13日には遂に公式サイトから完全にmova端末の紹介が消えた。
2008年3月11日に在庫限りで新規契約、機種変更を終了すると新聞各紙で相次いで報道がなされたが、決定したものではないとしている(参照)。なお、同月時点で端末は約23万台の在庫がある(参照)。
2004年11月の報道で、2012年までにmovaのサービス終了の方針が示された。公式発表はなされていないが、周波数再編の関係上、800MHz帯の使用期限が同年7月24日となっておりサービス終了せざるを得ない。
同業他社は世代交代の動きを加速させており、KDDIは第三世代への移行をほぼ完了。ソフトバンクモバイルも、免許の有効期限となる2009年度末で世代交代を完了させる方針を正式に表明した。
ドコモはまだ終了時期を明らかにしていないが、終了に向け、サービス面でFOMAシフトを加速させている。
以上の点から、ドコモとしてもFOMAと「第4世代」携帯電話に経営資源を集中させたい意向とみられており、今後早い時期にmovaサービス終了についての言及がなされるとの見方もある。ライバル会社は、新規ユーザー開拓のターゲットを、自社のメリットをアピールしやすいmovaユーザーに絞りつつあり、ドコモが今後どのようにしてmovaサービスを終了させていくかに、注目が集まっている。
ユーザーの増加のため、以下のように様々な方法の帯域確保が行われた。結果として、今ではFOMAへの移行の方針に至っている。
ハーフレート化ドコモでは他キャリアよりも早くハーフレート化を行っている。帯域が半分になるため2倍のユーザーに対応できることになるが、ビットレートが11.2kbpsから5.6kbpsへ半減する[2]ため、音質は劣化する。そのため、帯域に余裕があるときにはフルレートでデータ転送をする「ハイパートーク」機能を開発した[3]。他社買収による帯域確保テレターミナル(双方向通信に対応したポケベルに似たもの)業者の「日本シティメディア」を1998年に経営移譲を受けている。そのシティメディアが免許を受けていた5MHzをmova用に帯域転換している。ただし関東圏のみ。アナログ波の早期終了(1999年3月限り)アナログ波運用中より、デジタル波用に転用を開始し、アナログ波終了後は、デジタル波用に転用されている。1.5GHz帯デュアルバンド化211i・504i以降に発売された端末は一部(213iシリーズ・25xシリーズ・F505iGPS)を除き800MHz・1.5GHzデュアルバンド端末である。シティフォン・シティオサービスを行っているNTTドコモ・NTTドコモ東海・NTTドコモ関西のエリアで、800MHz帯が混雑している場合、1.5GHz帯が利用可能であれば優先的に使われるようになっている。1.5GHz帯ではパケット通信網が構築されていないため、音声通話のみである。なお、シティフォンの終了に伴い、movaのデュアルバンド用途も同時に終了となる。以下本項目全体において、日本国消費税法の規定に基づき、価格表記は原則として消費税課税後の価格を優先する。また、「本体価格」とあるのは、消費税額を除いた金額である。なお現在では、テレビジョン放送のデジタル化も含めた国の電波利用高度化政策もあり、FOMAシステムによる新プラン利用が推奨されている。
FOMAと同一のプランかつ時間帯・曜日毎の通話料を一律とし、分かりやすさを重視した料金プラン。2005年11月1日より開始された。それ以降にFOMA・movaに新規加入した場合、従来の料金プランは選択出来ず、以下の新料金プランの中から選択することになる。
「無料通話分」は利用料金の先払い分であり、プランごとの単価に基づいて利用料金が精算され、無料通信分を使い切った後利用料金が加算開始される。
無料通話分はパケット通信料としても利用が可能。また余った無料通話分は2か月先まで繰り越し利用ができる。また、2005年2月より、2か月先まで使い切れなかった分は、ファミリー割引を契約している家族で共有できるようになった。なお、割引サービスが適用されても、無料通話分が減ることはないため、高額の料金プランにおいては、割引適用状況によっては実質的に基本料金が戻ってくる仕組みになっている。
基本料金プラン (価格)は本体価格 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
料金プラン | 基本料金 | 音声通話料 単価(/30秒) | 備考 | |||
基本支払額 | うち 無料通信分 | 実質基本料金 | ||||
タイプSS | 3,780円 (3,600円) | 1,050円 (1,000円) | 2,730円 (2,600円) | 21円00銭 (20円00銭) | ||
タイプS | 4,830円 (4,600円) | 2,100円 (2,000円) | 2,730円 (2,600円) | 18円90銭 (18円00銭) | ||
タイプM | 6,930円 (6,600円) | 4,200円 (4,000円) | 2,730円 (2,600円) | 14円70銭 (14円00銭) | ||
タイプL | 10,080円 (9,600円) | 6,300円 (6,000円) | 3,780円 (3,600円) | 10円50銭 (10円00銭) | ||
タイプLL | 15,330円 (14,600円) | 11,550円 (11,000円) | 3,780円 (3,600円) | 7円87銭5厘 (7円50銭0厘) | ||
タイプリミット | 4,410円 (4,200円) +上限分 | 2,310円 (2,200円) | 2,100円 (2,000円) | 21円00銭 (20円00銭) | 上限額については下記を参照。 各種割引対象適用外 | |
タイプビジネス | 10,290円 (9,800円) | 5,775円 (5,500円) | 4,515円 (4,300円) | 時間により異なる | 平日昼間の通話料を割安にしたプラン だが、各種割引適用対象外 | |
ファミリーワイド | 3,150円 (3,000円) | 無し | 3,150円 (3,000円) | 26円25銭 (25円00銭) | 各種制限事項あり。 下記参照 | |
ファミリーワイド リミット | 3,360円 (3,200円) +上限分 | 無し | 3,360円 (3,200円) | 26円25銭 (25円00銭) | 2006年3月に開始。 各種制限事項あり。下記参照 |
上限額コース (本体価格) | 840円 (800円) | 2,940円 (2,800円) | 5,040円 (4,800円) | 8,190円 (7,800円) | 13,440円 (12,800円) |
---|---|---|---|---|---|
利用可能額 (本体価格) | 3,150円 (3,000円) | 5,250円 (5,000円) | 7,350円 (7,000円) | 10,500円 (10,000円) | 15,750円 (15,000円) |
新料金プラン導入後は、それまで加入していた利用者のみ継続して利用できる。旧料金プランは、地域会社ごとに異なっていたので、ここではドコモ(中央)契約の場合の料金で説明し、通信料単価については地域会社・利用時間帯によって異なっていたため省略する。他の地域会社の契約の場合は、基本料・無料通信分が異なるプランもある。(価格)は本体価格。
プラン | 基本使用料 | 無料通話分 | 実質基本料金 | 備考 |
---|---|---|---|---|
プランA | 4,725円 (4,500円) | 630円 (600円) | 4,095円 (3,900円) | サービス開始当初からのオリジナルプラン |
プランB | 3,675円 (3,500円) | 525円 (500円) | 3,150円 (3,000円) | |
おはなしプラスM | 4,305円 (4,100円) | 1,365円 (1,300円) | 2,940円 (2,800円) | |
おはなしプラスL | 6,195円 (5,900円) | 3,570円 (3,400円) | 2,625円 (2,500円) | |
おはなしプラスBIG | 9,555円 (9,100円) | 6,930円 (6,600円) | ||
長得プラン | 4,725円 (4,500円) | 630円 (600円) | 4,095円 (3,900円) | 課金が分単位で「1分まで」「1分~2分」「2分以降」の3段階の単位があり、 段階的に分単位の単価が安くなっている |
ビジネスプラン | 10,290円 (9,800円) | 5,460円 (5,200円) | 4,830円 (4,600円) | 平日昼間の通話料を割安にしたプラン |
リミットプラス | 4,515円 (4,300円) +上限分 | 2,310円 (2,200円) | 2,205円 (2,100円) | 上限額については下記を参照。 各種割引対象適用外 |
上限額コース (本体価格) | 840円 (800円) | 2,940円 (2,800円) | 5,040円 (4,800円) | 8,190円 (7,800円) | 13,440円 (12,800円) |
---|---|---|---|---|---|
利用可能額 (本体価格) | 3,150円 (3,000円) | 5,250円 (5,000円) | 7,350円 (7,000円) | 10,500円 (10,000円) | 15,750円 (15,000円) |
1パケットは128バイトで、2004年6月1日現在の価格。FOMA転換を進めていることもあり、movaにはパケット料金の割引が設定されていない。
なお、旧料金プランを利用している契約者には、iモードを利用している場合月あたり400パケットまでは課金されない特典がついていた。これは、迷惑メールの受信によりパケット料金が発生してしまう事への批判に対応したものである。しかし、新料金プラン利用者はその対象となっていない。
ここでは、iモード対応である501i以降に登場した端末を挙げる。
movaのフラッグシップ。以前まではドコモのフラッグシップだったが、現在はFOMAにフラッグシップの座を譲っている。そのおかげで、505と506で実売で1万円程度安くなっていた。前述の通り2007年末に生産は終了しており、在庫分のみの販売となっている。503i以降はiアプリ、504is以降はカメラ対応である。
501i[]1999年2月より発売開始。日本初のブラウザ付き「iモード」対応端末である。その当時、液晶は全てモノクロだった。N、P、F、Dが発売された。サントリー缶コーヒーのBOSSの懸賞用にボス電(NTTDoCoMo i-mode P501i)がある。
502i[]1999年12月より発売開始。第2世代に当たる。N、P、F、D、SO、NMが発売された。F502iは初のカラー液晶端末である。次にカラー液晶としてD502i、F502it、N502it、SO502iWMが発売された。N機種が爆発的ヒットしたのはN502i・N502itの登場によるものである。
502it[] ファイル:NEC N502it DoCoMo.jpgmova端末・N502it NEC製 2000年・左側開き、右側閉じ
型番の末尾にtがつく機種は、iナビリンク(対応するカーナビと接続すれば、カーナビの画面にiナビリンクサイトとよばれるサイトから現在位置に関係した情報や、現在iモードで接続しているサイトを表示できる機能)を搭載している。F502it(2000年6月発売)、N502it(2000年9月発売)の2機種がある。なお、N502itの登場前、NECは九州・沖縄サミットの関係者向けにカラー液晶を搭載した折りたたみ型の機種を製作し、貸し出した。ちなみに、itではないがP502iも同等の機能を持つ。
502iWM[]2000年12月、SO502iWMが発売された。SO502iWMはメモリースティックでの音楽再生機能が付属し、携帯カメラ等に採用されたメディア読み込み機能付きの携帯電話であった。型番末尾のWMは「With Music」の略で、音楽再生機能を搭載した機種に付けられる。SO502iWMのほかはMusic PORTER(D253iWM),Music Porter II(D701iWM),MUSIC PORTER X(D851iWM)等がある(mova#253ix)。
503i[]2001年1月より発売開始。日本初の携帯アプリ「iアプリ」対応端末である。全ての端末の液晶がカラー化された。2xxシリーズがiモード化したために50xシリーズはアプリ対応機の意味になった。P、F、N、SO、Dが発売された。
F503i2001年1月発売。ストレート式。77g。P503i2001年1月発売。ストレート式。74g。N503i2001年3月発売。折りたたみ式。98g。SO503i2001年3月発売。折りたたみ式。115g。ジョグダイヤル採用モデル。D503i2001年3月発売。フリップ式。81g。文字変換にATOKを利用。503iS[]2001年5月より発売開始。503の2ndシリーズである。先のNの成功で全ての端末が折りたたみになった。P、F、N、SO、Dが発売された。
P503iS2001年5月発売。この機種より折りたたみ式になった。98g。背面液晶を搭載。F503iS2001年8月発売。この機種より折りたたみ式になった。97g。背面液晶を搭載。N503iS2001年8月発売。折りたたみ式。105g。背面液晶を搭載。D503iS2001年9月発売。この機種より折りたたみ式になった。105g。SO503iS2001年9月発売。折りたたみ式。115g。504i[]2002年5月より発売開始。シティフォンで使用している1.5GHzとのデュアルバンドに対応。iアプリ待ち受け画面など503iよりiアプリが拡張された。P、F、N、SO、Dが発売された。通信速度が28.8kbpsに対応。赤外線通信も導入された。
D504i2002年5月発売。折りたたみ式。110g。背面液晶を搭載。F504i2002年5月発売。折りたたみ式。105g。N504i2002年5月発売。折りたたみ式。105g。T9入力に対応した。SO504i2002年6月発売。折りたたみ式。120g。この端末を元にiモードFeliCa試験端末のSO504iCが開発された。P504i2002年6月発売。折りたたみ式。99g。prosolid発売まで折りたたみ最薄の厚み16.8mmだった。今後のPシリーズに受け継がれることとなるワンプッシュオープンボタンを採用。504iS[]2002年11月より発売開始。251iに次いでカメラ付き携帯電話になった。P、F、Nが発売された。505i以降、パケ死が騒がれ始めたため、あえて504iを購入するユーザーも多く、N504iSがmova史上最も売れたとされている。
P504iS2002年11月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。P504iにカメラを追加した。厚みは18.8mmと薄い。カメラ性能はCCD11万画素。N504iS2002年11月発売。折りたたみ式。105g。外部メモリーは非対応。N504iにカメラを追加した。カメラ性能はCMOS32万画素。F504iS2002年12月発売。折りたたみ式。105g。F504iにカメラを追加した。カメラ性能はCCD11万画素。504iC[]2003年10月より試験サービス開始。iモードFeliCa実験用に作られた端末である。登場時期が既に505iに移行していた2003年10月だったが、端末の安定性などを考慮して504ベースになったと思われる。SOとNが作られ、SOが504iベースなのでカメラ無し、Nが504iSベースのためカメラ付きである。各5000台ずつ作られ、一般向けに市販はされず、iモードFeliCaサービスの提供業者などで各種試験に使われた。
SO504iC2003年10月より配布。折りたたみ式。SO504iをベースに開発。N504iC2003年10月より配布。折りたたみ式。N504iSをベースに開発。505i[]2003年5月より発売開始iアプリ領域がさらに拡張された、iアプリDXに対応。液晶がQVGA化された。「携帯付きカメラ」と言う様なカメラ機能を強化した機種も出てきた。PとN以外はメガピクセルカメラ搭載。以後、通信面に関しては機能強化はされていない。P、F、N、SO、SH、Dが発売された。
D505i2003年5月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。スピンアイ機能で、カメラ部が回転する。デジカメ機能が重視されている。カメラ性能はハニカムCCD63万画素で記録画素は123万画素。SO505i2003年6月発売。詳しくはSO505iを参照の事。SH505i2003年6月発売。折りたたみ式。125g。外部メモリーはminiSDカード対応。シャープはこの機種で初めて50xシリーズに参入した。カメラ性能はCCD100万画素。詳しくはSH505iを参照の事。N505i2003年7月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCMOS32万画素。F505i2003年7月発売。折りたたみ式。105g。外部メモリーはminiSD対応。携帯初の指紋認識機能を搭載した。カメラ性能はCCD128万画素。P505i2003年8月発売。詳しくはP505iを参照の事。505iS[]2003年10月より発売開始。全ての機種がメガピクセルカメラ搭載になった。P、N、SO、SH、Dが発売された。
D505iS2003年10月発売。折りたたみ式。113g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。D505i譲りのスピンアイ機能が特徴である。カメラ性能はハニカムCCD100万画素で記録画素は200万画素。P505iS2003年11月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。P2102Vに次ぎ、2軸回転機構を搭載した。カメラ性能はCCD128万画素。オートフォーカス対応。N505iS2003年12月発売。折りたたみ式。117g。外部メモリーはminiSD対応。N伝統の形状でメガピクセル対応した。カメラ性能はCCD130万画素。SO505iS2003年12月発売。回転式。133g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO505iを元に軽量・薄型化された。また、ATRAC3対応音楽プレーヤー機能も搭載している。カメラ性能はCCD130万画素。なお、SO505iのジョグダイヤルにかわり、円盤状のジョグを回して項目を選択する「ディスクジョグ」が搭載された。SH505iS2003年12月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。デジカメスタイルでの撮影が出来る様になった。カメラ性能はCCD202万画素。F505iGPS[]2003年12月より発売開始。折りたたみ式。115g。外部メモリーはminiSD対応。F661iに次いでGPS機能が搭載された。ドコモではGPS携帯は主流に成りきれていない。カメラ性能はCCD123万画素。
506i、506iC[]2004年5月より発売開始。506iについてはF、N、D、SO(premini-II)が、506iCについてはP、SO、SHが発売された。506iCは「iモードFeliCa」対応端末である。2004年11月の報道で507iシリーズを開発しない方針が示されている。
D506i2004年5月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。D505iSを洗練・薄型化させている。カメラ性能はハニカムCCD100万画素で記録画素は200万画素。F506i2004年5月発売。折りたたみ式。116g。外部メモリーはminiSD対応。F505iのカメラ機能を強化した様な端末である。カメラ性能はCCD204万画素。N506i2004年6月発売。折りたたみ式。126g。外部メモリーはminiSD対応。カタログデータ上はN505iSと変わらないが、N伝統の形状を捨てリバーススタイル(2軸回転機構)になった。カメラ性能はCCD130万画素。P506iC、P506iCII2004年7月発売。折りたたみ式。128g。外部メモリーはminiSD対応。P505iSをiモードFeliCa対応にした端末。サブディスプレイは廃止されている。カメラ性能はCCD200万画素、ストロボ搭載。2006年4月8日にカラーバリエーション追加で、P506iCIIが発売された。2007年末にメーカー出荷が終了し、これが最後のmova端末となることがほぼ確定した。SH506iC2004年7月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。SH505iSをiモードFeliCa対応にし、ビューアースタイル(2軸回転機構)に出来る様になった。カメラ性能はCCD202万画素。SO506iC2004年7月発売。スライド回転式。140g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO505iSをiモードFeliCa対応にした端末。スライド回転の開閉をアシストする機能もついた。カメラ性能はCCD130万画素。premini-II(SO506i)2005年2月発売。ストレート式。97g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO506iCよりiモードFeliCaを外し、軽量化した端末(すなわちSO505iSを軽量化した端末)。カメラ性能はCCD130万画素。506iS[]2005年2月より発売開始。N、SOのみが発表されている。
N506iS2005年2月発売。折りたたみ式。130g。外部メモリーはminiSD対応。NEC製パソコンにも搭載された技術でもある、液晶画面より音を鳴らすSoundVu(サウンドビュー)を搭載。(端末の広告では、Flat Panel Speaker(フラットパネルスピーカ)といわれる。)それ以外はN506iと殆ど同じである。カメラ性能はCCD130万画素。premini-IIS(SO506iS)2005年5月発売。ストレート式。97g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。premini-II(SO506i)のマイナーチェンジ端末。premini、premini-Sの関係と同じくPOPな外観になっている。カメラ性能はCCD130万画素。N506iSII2006年3月10日発売。折りたたみ式。128g。外部メモリーはminiSD対応。フラットパネルスピーカは撤去されている。本機を最後にmova端末の新規開発はなくなった。200番代のシリーズは、iモード登場以前はmovaのメインストリームであったが、最初のiモード対応機501シリーズの登場後の209iより、iモード普及機として2xxシリーズが位置付けられることになった。movaの普及ラインとされたが、最近では個性派(薄型、超小型)携帯も出てきている。iアプリ非対応、カメラ無しである。
209i[]2000年6月~12月に発売。P、F、N、D、KO、ERが発売された。このシリーズからドコモ800MHzPDC端末は、すべてiモード対応となる。500番台のシリーズに対し、このシリーズはiモードの入門・普及機として位置付けられた。全機種にメールキーがある。F, D, KOは256色カラー液晶、P, Nはモノクロ4階調液晶、ERはモノクロ液晶を搭載している。502iとの違いは、単にiモードボタンの有無だけである(ただし、P502iにはiモードボタンはない)。
209iS[]2000年8月に発売されたP209iSのみ。P209iSは一般向けmovaの折りたたみ型として初めてカラー液晶と背面液晶(モノクロ)を搭載した小型携帯電話で、ヒットした。また、サントリーの缶コーヒーBOSSの懸賞賞品としてBOSS仕様のP209iS(通称:ボス電2)が出た。背面液晶は今後の携帯に広まっていく。
210i[]2001年4月より発売開始。P、F、N、SO、D、KOが発売された。KO210iを最後に日立国際電気は携帯電話事業から撤退。
211i[]2001年11月より発売開始。シティフォンで使用している1.5GHzとのデュアルバンドに対応。P、F、N、SO、D、Rが発売された。このうちD、Rはプリペイド式携帯電話のぷりコール対応機種である。
211iS[]2003年4月より発売開始。211iにワン切り対策をした端末である。212iよりも後で登場した。PとNが発売された。
212i[]2002年11月より発売開始。SO212i、F212iがそれに相当する。
SO212i着せ替え携帯F212i詳しくはF212iを参照の事。薄型ストレートである。213i[]2004年7月より発売開始。premini(SO213i)、prosolid(P213i)がそれに相当する。個性派携帯モデルである。
premini(SO213i)ストレート式。カメラつき携帯全盛の2004年7月に発売された。機能は、通話関連の一般的な機能、メール、iモード、簡易ツール(スケジュール、メモ、電卓)に絞り込み、カメラは付いていない。超軽量(約69g)・超小型のボディでニュースにもなった。「スロープキー」を採用しているため小型にもかかわらずボタンが押しやすい。prosolid(P213i)詳しくはprosolidを参照の事。213iS[]2004年11月より発売開始。preminiのマイナーチェンジモデルpremini-S(SO213iS)が相当する。
premini-S(SO213iS)2005年10月発売開始。preminiをベースにAM/FM/TV(音声のみ)チューナーを搭載した。WRはWith Radioの略。AMラジオの搭載は業界初となった。
ボーダフォン(現 ソフトバンクモバイル、251i当時はJ-PHONE)の影響を受けて、20x・21xシリーズにカメラを追加した。20x・21xシリーズに代わるmovaの普及機である。50xシリーズに先駆けてカメラを搭載した。50xシリーズとの差別化から、意図的に画素数は30万画素に抑えられている。しかし50xシリーズの廉価販売により、存在意義が薄らいでいる。現在はFOMA 70xシリーズへの移行を完了し、製造・販売ともに打ち切られた。
251i[]2002年6月より発売開始。F、N、D、SHが発売された。D251iはドコモ初の外部メモリースロット対応機である。シャープが最初にカメラ機能付きとしてSH251iを先行発売した。
SH251i2002年6月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。D251i2002年7月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はCCD11万画素。F251i2002年7月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD11万画素。N251i2002年10月発売。折りたたみ式。98g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS11万画素。251iS[]2003年1月より発売開始。P、N、D、SHが発売された。
SH251iS2002年11月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。D251iS2003年1月発売。折りたたみ式。120g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はハニカムCCD17万画素。P251iS2003年1月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。N251iS2003年4月発売。折りたたみ式。99g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS11万画素。252i[]2003年9月より発売開始。通信速度が28.8Kbpsに対応。P、N、D、SHが発売された。
D252i2003年9月発売。折りたたみ式。99g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はハニカムCCD17万画素。SH252i2003年10月発売。折りたたみ式。98g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。N252i2003年10月発売。折りたたみ式。97g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS31万画素。このシリーズで唯一赤外線通信に対応。P252i2003年10月発売。折りたたみ式。114g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCCD31万画素。252iS[]2004年4月に発売になった。Pのみの発売になった。出た時に小さい端末と話題になった。
P252iS2004年4月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCCD31万画素。253i[]2004年9月に発表になった。P、D、Nが発売された。
D253i2004年9月発売。スライド式。96g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。N253i2004年10月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS31万画素。P253i2004年11月発売。折りたたみ式。92g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCMOS31万画素。アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にも登場した。253ix[]2004年12月より発売。個性派携帯モデルであるMusic PORTER(D253iWM、FMラジオ内蔵、音楽再生機能を充実)、ボディに合成皮革を使用した女性向けデザイン携帯Lechiffon(ルシフォン、P253iS)が発売される。
Music PORTER(D253iWM)2004年12月発売。折りたたみ式。100g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はCCD32万画素。液晶画面は横長で、MDプレーヤーのような外観である。64MBのメモリースティック、イヤホン、リモコンを同梱している。Lechiffon(P253iS)2005年2月発売。詳しくはLechiffonを参照の事。iモード登場前から元々、600番代はmovaの特殊モデルである。個性的な機能を搭載。
今では6xxにはFOMAの国際ローミング対応兼廉価モデル(SIMPURE)が位置づけられている。
D601ps,P601ps,F601ps,P651psぷりコール専用端末。F601evSH601emF661iGPS機能が搭載された。iアプリなし、カメラなし。らくらくホン[]高年齢層向けに、シンプルさ、使いやすさに特化した機種。
らくらくホン(P601es)1999年10月発売。フリップ式。iモード・iアプリなし、カメラなし。らくらくホンII(F671i)2001年9月発売。フリップ式。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。らくらくホンIIS(F671iS)2002年9月発売。F671iSより折りたたみ型になった。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。らくらくホンIII(F672i)2003年9月発売。折りたたみ型。F672iは万歩計機能が搭載されている。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。GEOFREE[]対衝撃、防水性能に特化した機種。詳しくはGEOFREE参照。
R691i GEOFREE2001年2月発売。iアプリ、カメラは無い。詳しくはR691i参照。R692i GEOFREE II2002年8月発売。R691iをカラー化したもの。iアプリ、カメラは無い。日本無線が最後に発表した端末でもある。詳しくはR692i参照。800番台のシリーズは「ドッチーモ」の商品名が付けられた、PDC方式携帯電話とPHSとの複合端末である。このため、ドッチーモプランなどの携帯+PHSの契約を行うと、1台の端末に携帯の090と、PHSの070の二つの電話番号を持つことになる。後に、8xxという型番はFOMAの企画端末につけられている。
SH8111999年4月発売。P8111999年4月発売。N8111999年4月発売。SH821i2000年6月発売。「スーパードッチーモ」。ストレート式。iアプリなし、カメラなし。N821i2000年7月発売。「スーパードッチーモ」。デュアル端末である事以外はN502iによく似ている。折りたたみ式。iアプリなし、カメラなし。P821i2000年9月発売。「スーパードッチーモ」。ストレート式。iアプリなし、カメラなし。N8312000年2月発売。PDCがぷりコール対応、それ以外はN811と同じ。このページの内容は、ウィキペディアから取られています。オリジナルの記事は、Movaにあります。この記事の著作権者のリストは、ページの履歴を御覧ください。ケータイ wikiaと同じく、ウィキペディアのテキストは、GNU Free Documentation Licenseで提供されています。 |
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