朝日放送テレビ<ABC_TV>

ページ名:朝日放送テレビ<ABC_TV>

目次

変更日時OPCL
1956年12月1日月~土:生放送OP
日:メロディ無しOP
天気予報CL/中之島CL
改称後不明社章CL?
1967年未来都市OP・旧演奏型
1974年1月?影絵CL
不明未来都市OP・新演奏型
1989年4月1日世界の日の出OP夫婦岩CL
1990年40周年OP
1998年イルカOP
2000年10月50周年OP
2001年12月キュキュOPDTV専OPキュキュCL
2003年12月花OP(無し)
2011年7月25日花OP
2018年4月朝日OP
2022年3月マスター室OP
2022年4月?朝日OP

生放送OP

  • 1956年12月1日 - 不明(月~土曜)/未発掘(生放送のため映像があるかすら厳しい)
  • BGM:「OTVシグナルミュージック」

「大阪テレビ放送」(OTV、JOBX-TV)として開局。

オープニングシークエンスは昼の放送と夜の放送の1日、2回放送された[1]

放送開始の30分ほど前に、テストパターン コンサート形式で開始。テストパターン開始の際は生で、ステーションIDが放送された。レコード演奏曲目は新聞各紙のテレビ欄で、簡単に告知されていた。このバージョンでは、いわゆる「猫」バージョンのテストパターンが使われた。

オープニングシークエンスに入る直前、ID画面となり「JOBX-TV、大阪テレビ放送です」。または「JOBX-TV、チャネル・シックス、大阪テレビ放送です」のIDが入り、服部良一作曲の「OTVシグナルミュージック」の演奏が始まる。演奏はオーケストラによるもの。

演奏が始まると同時に、猫の顔を置いたネットワークサインの映像となる。やがて猫の顔がアップになり、OTVロゴの画面となる。カメラがロゴの中心に寄っていくと、ロゴの猫の目の奥に、スタジオが見えてくる(その部分が打ち抜かれている)。ぎりぎりまで寄り切って打ち抜いた所から、スタジオを除いた映像となり、番組「オープニング ミュージック」の演奏者が、スタジオに入ってきた所でオープニング曲が終わり、Duoによるジャズの生演奏となる。この部分は日替わりの15分程の「オープニング メロディ」というコーナー名がついており、朝の放送分は当時の新聞[2]のテレビ欄に20分番組として記載されている。

内容は2台のカメラで演奏者を自由に捉え、曲の展開に合わせ、アドリブで動いてゆくという画期的な音楽番組だった。平日の放送開始は以上のプロセスを経て「毎日2回、完全に生放送」で行われていた。そのため、オープニングの映像は残っていない。

メロディ無しOP

  • 1956年12月1日 - 不明(日曜)/未発掘

日曜日は中心部が、数字の「6」のテストパターン[3]が使われ、テストパターン コンサートとID画像、アナウンスだけの簡単な放送開始だった。「オープニングメロディ」はなかった。

天気予報CL

  • 時期不明(OTV時代)/未発掘

『あしたのお天気』という天気予報の番組で、翌日の京阪神地方の天気予報と、翌日に放送される番組の予告を字幕で表示し、その後コールサインと、テストパターンが画面からズームダウンするもの[4]

中之島CL

  • 時期不明(OTV時代)/未発掘

中之島の夜景からネオンが消えていく様子の映像[4]

未来都市OP

大阪タワーを中心に、未来の大阪市内の朝をレトロフューチャー的イメージで描かれたイラストを使ったカラー映像(カラーフィルム映像。1分30秒+20秒)。前身の大阪テレビ放送が開局から使用していた「OTVシグナルミュージック」を継承し[5] 、ABCの本社が中之島から大淀南へ移転した後から長い間使用された。

  1. 試験電波音楽終了の直後、カラーバーから次の画面に移る)最初に、オーケストラの開始音楽に乗せ、まず大阪タワーのイラストを大きく映し、手前に引きながらタワーからABCのロゴが下半分に滑るように出てくる。
  2. ロゴが消えると、未来の都市の様子を順に映しながら、途中で映像と音声の周波数・出力のテロップを表示。
  3. そして、最後に大阪タワーから『6』ロゴが出て画面上で大きくなったあと、コールサインが一文字ずつ描かれて一旦終わる(ここまでで1分)。

長期間使用していたため、映像内の『ABC』およびコールサイン(『JONR-TV』)のロゴは初代のもので、2代目のロゴが登場した1970年代半ば以降もそのままであった(旧ロゴはABCフラッシュニュースなども同様に後年まで使われていた)。

旧演奏型

  • 1967年 - 音声多重放送開始?/音声のみ発掘
  • BGM:「OTVシグナルミュージック」旧演奏ver.

演奏が異なるほか、中継局一覧以降の展開が新演奏型と若干異なっているが、音声のみ発掘のため詳細は不明。

新演奏型

  • 音声多重放送開始? - 1989年3月31日
  • BGM:「OTVシグナルミュージック」新演奏ver.
  1. 映像に続いて、鳥のさえずりとOTVシグナルミュージックのアレンジを入れながら、同じ絵を背景にサテライト局(中継局)一覧のクレジットが府県毎に流された(30秒)。
  2. これが終わると、その日の日付と「きょうも一日 お元気で!」か「あけましておめでとうございます」と手書きで書かれた文字が入った写真の静止画が映し出される。
  3. その後、ABC女性アナアナウンサーの声で「JONR - TV、ch6(チャネルシックス)、ABC 朝日放送です」というブルーバック静止画のIDが流れる(合わせて20秒)。ch6をチャネルシックスと読むのは、大阪テレビ放送開局時からの伝統であった。

イラスト中に出ている大阪環状線をモデルにした線路を走る2階建て列車の先頭部には、国鉄のJNRロゴが描かれているが、1987年のJR化後もそのまま使われた。

社章CL

  • ABC改称以降? - 1973年12月? /未発掘

街のビルの明かりが消えてゆく映像に、ABCの社章とコールサインのロゴ(初代)が出た映像だった。

影絵CL

  • 1974年1月? - 1989年3月

影絵を使ったメルヘン調のフィルムアニメーションに、女声コーラスというもの。1974年1月から2001年11月まで、音楽は27年間、映像は15年3ヶ月間使われた。

まず影絵から始まり、影絵の母子や影絵のハープと続き、「6」と表示、ABC、朝日放送、コールサインと表示され、最後に流れ星が流れ、ズームアウトで星空の下に山と灯りと共に「おやすみなさい」と表示されて終了する(30秒)。

ABC、朝日放送、コールサインのロゴは既に登場していた2代目のものになっており、この時期は長らく、オープニングとクロージングで異なるロゴが使われていたことになる。なおこの曲は1989年にクロージング映像が日の出(夫婦岩)バージョンに変わった後も2001年(キュキュ登場前)まで使用され続けた。

世界の日の出OP

  • 1989年4月1日 - 1990年
  • BGM:「OTVシグナルミュージック」

1989年4月1日に一般的な呼称を「ABC」にしたことから、オープニング・クロージングとも映像が新たなものになった。どちらも、日本・世界各地の日の出の映像を集めたもので、最初と最後はCGでABCセンターとABCのロゴを示していた。ABCのロゴは3代目のものになり、2種類が混在することはなくなった。

音楽は服部良一作曲のもの(ステレオ録音版)が継続使用され、映像の尺も同じ1分+中継局表示30秒と同じである。

まず紀淡海峡から大阪湾を北上し、ABCセンターの正面に至るCGで流され、コールサインのロゴが画面に出てくる。続いて、パリやエジプトのピラミッドなどの日の出映像が出てきて、ABCのロゴと人工衛星を現したCGが出てきて曲が一旦終わる。その後、再び日の出映像が示され、中継局一覧のクレジットが表示された(1分30秒)。なお、続けて以前と同じように「きょうも一日…」の写真とIDが流された(20秒)。

バリエーション

曲の最後は「ABC,channel6」と歌う場合と同じ言葉を歌わないでコールする2バージョンがあった。

また、ABCのロゴと人工衛星が出るCGはオープニング・クロージングおよび15秒のシングルとも共用であったが1993年以降はクロージング映像のみとなった。

夫婦岩CL

  • 1989年 - 2001年
  • BGM:影絵CLと同じ曲

1989年より、オープニング同様の映像に変更された。同様に音楽は従来のものを流用した。

まず大阪湾上空から回転しながら、ABCセンターの正面に至り、ここでコールサインのロゴが出る。続けて、3ヵ所の日の出の映像(うち1つはエリア外である三重県伊勢市二見町の夫婦岩のもの)が出てきて、最後にABCのロゴと人工衛星のCGで終了する(30秒)。最後の「おやすみなさい」は表示されなくなった。

オープニングが何度も変更される中、このクロージングは2001年(キュキュ登場前)まで使用され続けた。

終了後のフィラーは1995年夏ごろから最初の数年間はお天気カメラの生中継であったが、その後は天気予報のグラフィックが延々と繰り返し流れていた。このときのBGMはザ・シンフォニーホールでの公演が予定されているクラシック音楽家の演奏音源であった。

40周年OP

  • 1990年 - 1998年
  • BGM:作曲 坂本龍一

1990年、翌年の朝日放送創立40周年を記念して、オープニングだけ新しいものに差し替えられることになった。

坂本龍一の音楽は、アレンジを変更したものがABCラジオのオープニングとして1992年以降2011年現在も使用されている。

新しいオープニングには坂本龍一の作曲による音楽が用いられ、前半は「大阪の朝」をテーマをもとにした環境映像風のものになり、最後にABCセンターから大阪湾へ抜けるCG(日の出オープニングで使われた冒頭部分を逆再生にしたもの)で流され一旦終わる。

続けて大阪市内の上空からの映像(梅田→難波→京橋・OBP、なお、京橋・OBPの部分ではライバル局の讀賣テレビ放送の社屋が映っている)を流しながら、中継局の一覧が表示された。この時期、在阪局がオープニング・クロージングで中継局の表示をしたのは、このABCのオープニングのみである。ここまで時間は2分30秒かかり、従来より1分長くなった。

その後に従来通り「今日も一日お元気で!」とIDの静止画が流された。

1995年8月の24時間放送開始以降もこの映像は断続的に使われた。

バリエーション

  • 前半最後のCG部分では、当初コールサインは表示されなかったが、後に部分でコールサインが表示されるようになった。
  • 最後に出て来る「JONR-TV」の静止画IDは、OP変更後もそのままであったが、前半の最後の部分でのコールサイン表示に伴うなど、何度でも変更された。
  • 途中で出て来る時計に女子学生を合成した部分の映像は複数のバージョンが存在する。

イルカOP

  • 1998年 - 2000年9月

1998年には、子供2人+イルカ→朝日放送局舎→ザ・シンフォニーホール→ホテルプラザ(ホテル閉鎖の1999年4月以降映像省略)→朝日放送局舎→中継局の紹介時は水中カメラの映像という流れのオープニングに変更された。同時に音楽も変更されており、このバージョンだけ、唯一コールサインが表示されなくなっている。

50周年OP

  • 2000年10月 - 2001年12月
  • BGM:スピッツ「ホタル」

2000年10月からは、創立50周年バージョンとなり、テレビカメラと古びたテレビが出てくるCGアニメに、クジラが泳ぐ映像などを合成したものとなり、テーマ曲にが使用された。

なお、このオープニングからは中継局のクレジットや「きょうも一日お元気で!」などの静止画は流さなくなり、チャンネル番号も言わなくなった。

キュキュOP

  • 2001年12月 - 2011年7月24日/アナログ専用

2001年12月にキャラクター「キュキュ」が出てきたことにより、オープニングやクロージングも一新された。ただ、放送終了後・開始前はフィラー(天気予報やイベント案内)を流しているためか、どちらも15秒の短いものになった。コールサインを3回繰り返しながら、キュキュが宇宙から降臨するイメージのもので、最後に「info designing ABC」と歌って終わる。ABCやコールサインのロゴは使われず、キュキュのボディに描かれているものと同じフォントになった。

キュキュCL

  • 2001年12月 - 2003年11月

2001年の「キュキュ」登場により、オープニングとともにクロージングも一新され、キュキュがスポットライトの中を飛びながら着地し、六面体に描かれたABCの文字を1文字ずつ見せて、続いてキュキュを丸囲みで見せた後、黒バックに赤い文字で「JONR-TV」の表示とコールがされて終わる映像になっている。2003年にわずか2年で終了となり、ABCはCLを廃止した。

花OP

  • 2003年12月 - 2018年3月/デジタル専用
  • BGM:中村幸代「Afternoon」[6]

地上デジタル放送用のデジタルテレビ放送のオープニングは、花を映したHD映像で、最後にコールサインと右上にキュキュが小さく出て終わる15秒のものである。曲はNHK教育テレビと同じである。現在のロゴマークに変更後もキュキュを使用する。キュキュが廃止された2015年6月15日以降、右上のキュキュの部分が「6 ABC」のロゴに差し替えられ、コールサインのフォントも変更された。


朝日OP

  • 2018年4月 - 2022年2月、2022年4月1日? -

分社化に伴うコールサイン変更に伴い一新。海岸の日の出→朝日の映像(15秒)。テロップは右上(当初は左上)にコールサイン「JOAY-DTV」、左下(当初は右下)に「ABC TV」のロゴ、ナレーションは「JOAY-DTV、朝日放送デジタルテレビジョンです。」2022年2月28日のマスター更新後しばらくはマスター室OPが流れてたが、4月ごろから再びこのOPが放送されている。

マスター室OP

  • 2022年2月28日 - 2022年3月31日?

マスターの更新を記念して制作。本社内のマスター室の照明が点灯した後、いくつものモニターに上述の朝日OPが映る。テロップは右下にコールサイン「JOAY-DTV」と「ABC TV」のロゴ、BGMやナレーションは朝日OPと同一の「JOAY-DTV、朝日放送デジタルテレビジョンです。」

特別編

社屋移転日

2008年6月22日のプログラムを終えた25:10(日付上は6月23日午前1:10)、旧社屋からの放送を全て終えた。最後の番組はANN NEWS&SPORTSで、ローカルニュース終了後1分間のスポットCMを放送した後、特にクロージング用のアナウンスや画像は放送せず、5分間程度お天気カメラから撮影した新社屋の映像を映し、「2008年6月23日(月)4時59分より新社屋から放送を開始いたします。」の字幕を出しただけであった。

その後、23日午前1:15ごろに旧社屋から最後の映像となるカラーバーを1-2分程度(デジタルのカラーバーは「ABC D MASTER」の表示。アナログテレビジョン放送は「ABC OSAKA」を10秒程度表示)映して停波し、旧社屋での電波送出を全て終了。

その後午前2時ごろから新社屋での最初の電波送出となるカラーバー(画面左下に「ABC MASTER」の文字入り)を4:58まで放送した後、4:58に再び新社屋を映したお天気カメラを出して「ABC新社屋から放送を開始いたします。」の字幕を出し、その後ABC新社屋移転キャンペーンCM(2本。1本はABC出演のアナウンサー・スタッフや、おはよう朝日ですのおき太くん等を繰り出して新社屋へ走るもの、もう1本は引越しセンターのスタッフが新社屋に荷物を運び出した後、引越しセンターのダンボールからABCの女性アナウンサーが飛び出すもの)を送り、その後通常のオープニングID画面を送った後、ステーションブレイクなしで5時のおはようコールABCのスタートへつないだ。

アナログ最終日

2011年7月24日23:59のアナログ放送完全停波時には、前半は大阪テレビ放送開局時の街頭テレビ(天六周辺)の前に群がる群衆と大阪テレビ放送本社およびABC合併後のABC堂島社屋時代の写真を「OTVシグナルミュージック」(ステレオ録音版)に乗せて、後半は大淀ABCセンターの社屋・大阪タワーなどを映した写真を坂本龍一のオープニング音楽に乗せて流し、曲の終わりでほたるまちの現社屋の写真が1枚、最後に黒バックに初代ロゴによる「JONR-TV」(楠淳生アナウンサーがアナウンス)の白い文字が1文字ずつ書かれ、画面右下に「ch6」と入った画面が示されたクロージングが流れ停波となった。

分社化によるコールサイン変更告知

2018年3月31日、朝日放送の放送事業分社化により23:59:45-0:00:15[7]に「ABCテレビからのお知らせ」と題した告知番組を放送した。内容は橋詰優子アナが「4月1日にコールサインが変わります」と前置きして旧コールサインと局名を読み上げ、0時の時報音を挟んで新コールサインと局名を読み上げるというものだった。

なお、EPGの番組内容もコールサインの変更について書かれたほか、朝日放送テレビのロゴマーク[8]も同時にお披露目された。

その他

「OTVシグナルミュージック」

『OTVシグナルミュージック』は服部良一の作曲。1990年、坂本龍一の曲に変更されるまで、朝日放送テレビのオープニングとして使用した[9]。2014年8月からは朝日放送ラジオ(ABCラジオ)で月曜早朝に放送されるオープニングにOTVシグナルミュージックが「ABCのテーマ」[10]のタイトルで用いられている[11]

演奏の違い

未来都市OPの音楽は、ステレオ化以前と以降で2つの録音があり、編成・オーケストレーションも異なっている。ステレオ以前のものは、残された録音で判断する限り、二管編成のフルオーケストラによるもので、パートの多さを活かした、複雑な内声部を持ったオーケストレーションが施されている。一方、ステレオ化以降のものは、弦楽器や高音部の金管楽器、打楽器群などをスタジオ収録した上に、ホルンや木管楽器の代わりとしてシンセサイザーによる演奏が宛てられている。こちらは前者と比べパート数が小さい分、内声部のオーケストレーションは簡素に抑えられている。

楽曲はコラール風である。弦楽器のグリッサンドを伴った短い序奏のあと、主題的なメロディAが弦によって6小節間やや甘くうたい上げられ、続いて、再びメロディAの前半2小節が(最初のバージョンでは引き続き弦で、あとのバージョンではシンセサイザーのホルン+高音重奏によって)提示される。そして、それを受けて新たなメロディが弦によって力強く4小節演奏される(最初のバージョンではここで中低音の管楽器群、弦楽器による近代的和音を含んだ対位的な伴奏があてられており、編曲者の腕の高さを感じさせる)。

続いて、バイオリン群による三度目のメロディA前半が、ビオラ群による静かなアルペジオを伴って演奏されるが、その流れは弦楽器群の決然としたフレーズ1小節とそれを受けるtuttiの1小節をはさんで、ティンパニーを伴った四度目のメロディAの前半に引き継がれる。この部分は、主に弦によって高らかに演奏されるクライマックスであるが、さらにこれを受けたコーダがtuittiで演奏された、ティンパニーの連打を伴いクレッシェンドする全楽器の長奏によって華やかに締めくくられる。続く中継局紹介部分のBGMもメロディAの前半をもとにしたスタジオオーケストラ演奏の軽いものである。

人工衛星CG

1992年ごろまでは世界の日の出OP及び夫婦岩CLに使われている人工衛星CGにオリジナルの曲を使った15秒のジングルが、主に自社製作以外の番組(ニュースステーションなど)の終了直後に流されていた。

最初のCGはオープニングと同じ紀淡海峡から北上するものおよび、ABCセンターから大阪湾に抜ける(紀淡海峡から北上するものを逆再生した)ものと、あるいはクロージングと同じ大阪湾上空から回転しながらABCセンターに至る3バージョンがそのまま使われ(コールサインは表示されない)、続いて大阪や神戸などの映像(5バージョン程度あった)を出した後、最後はABCのロゴと人工衛星が出るCGまたは白バックに真下の青色のABCロゴと真上の赤色の『6』ロゴが表示される映像の2バージョンを出す。

CL前のお知らせ

クロージングの前には、長らく「おやすみ前にはガスの元コックの確認を……」という静止画が流されていた(星と元コックのイラストが描かれている。大阪ガスが大株主である関係から)。

一時期[12]、「ガスの元コック」の映像を流した後(プログラム上では「お知らせ」の最後)に、ブルーバックとテロップで「この後は1008kHz 朝日放送ラジオでお楽しみください。」と表示して、終了直後にクロージングという形になっていた。また、クロージング終了直後にはラジオの「ABCヤングリクエスト」「もうすぐ夜明けABC」といったラジオの深夜放送の案内が流されたケースもある(これはクロージングと別体)。

夫婦岩CLから、直前の「おやすみ前にはガスの元コック・・・」の静止画はクロージング映像が変わった後もそのままであったが、1991年のオープニング映像の「JONR-TV」の静止画の一新に伴い変更された(背景色が紺色から青色に)。この「元コック」の静止画は2009年8月まで使用されている。

1995年からテレビショッピングを放送するようなったが、テレショップの放送がある日には「ガスの元コック」映像[13]を流した後にテレショップを放送し、その終了直後にクロージングという形になった。

CL廃止後

2003年以降はクロージング画面は放送されておらず、テレビショッピングのある平日は同番組終了後『MUSIC FILE』をはさんですぐに、ない場合には「ガスの元コック」の静止画を流した後、『MUSIC FILE』を放送後すぐにフィラーになる。

2011年夏ごろからは、朝日放送が主催・後援する音楽イベントがあるとき、その関連のミュージッククリップビデオが放送され、天気予報のグラフィックの放送が激減している。(日曜日の深夜など極限られた機会のみで、2011年秋ごろからは3-4時台に通販番組が組まれるなどしており、平日はほぼフィラーの時間がないほど番組が埋まっており、事実上の24時間放送と化している)

テレビショッピング放送時はその番組終了後の『MUSIC FILE』直後に、なければ「ガスの元コック」静止画の後、『MUSIC FILE』終了直後にフィラーになる。

2010年1月5日未明より7月26日未明までは毎週火曜日未明に「美人時計」のテレビ版が放送された。放送上の番組扱いは火曜日4時から4時55分であるが、月曜日付けの深夜放送終了後から実質フィラー扱いで放送されていた。

2021年現在、天気予報フィラーが復活した。[14]また、シンフォニーホールで今後行われる公演の宣伝を兼ねた静止画も共に放送するようになった。「試験電波発射中 JOAY-DTV」のテロップが天気予報の左上に掲載されていることもある。時々、社屋背景に「ただ今、試験電波を発射しております JOAY-DTV」と書かれた1枚画を表示し、アナウンス[15]を挟んでからフィラーに入る事がある。

地デジ化告知

2008年7月以降、アナログ放送のみオープニング前か、未明のテレショップとテレショップの合間に、地上アナログ放送終了告知画面(30秒、岩本計介アナウンサーのアナウンス付き)を放送した。

画面は当初は水色バックで、お知らせの部分を黄緑色に、お問い合わせの部分をブルーバックとした静止画を使用していたが、同年9月からは地デジカのイラストのものに変更された。

緊急警報放送

月末の日曜深夜(月曜未明)のフィラー前に、緊急警報放送の試験信号を発射する(最初には「ただいまから緊急警報放送の試験信号を朝日放送からお送りします。」と言う。アナログ、デジタル共、加藤明子アナウンサーのアナウンス付き)。

2008年6月まで、発射する際に、大阪タワーから電波が発射されるCG映像が使われていた(以前オープニングなどで使われていたABCセンターのCGとは多少違う映像が使われた)。新社屋へ移転した2008年7月以降はほたるまちの新社屋の写真を使用したハイビジョン製作の新しい映像に変更されている。また、緊急警報放送テストという名称で番組表に記載されている。

未確認情報

  • 番組表にはクロージングを「フィナーレ」と記された時期もあったらしいが期間は不明(2002年に一時復活した[16])。
  • 2006年に「未来都市は映像が劣化してダメになって処分となった 絵のパネル自体は残ってるみたい」という謎リーク[17]
  • 未来都市の作者が真鍋博であるという説、影絵CLの演出が藤城清治、作曲がキダ・タローであるという説があるが出典は不明。
    • 真鍋博説は「真鍋博的イラスト」として紹介されていたことが原因の誤情報か。
    • キダタロー説は、情報が多い人物にも関わらず手がかり皆無。出処も不明。
    • 藤城清治説は、ファンによると作風が違うとのこと[18]
  • 未来都市OPは中継局リストで音がふらつくバージョンがあることが知られているが原因がよく分かっていない(マスター更新?動画の圧縮のせい?)。
  • 平成初期当時の大阪再開発のプロモーション映像?に、世界の日の出OP等で使われたのと酷似するCGがある。この他にも別の映像がABCのニュースOPに流用されるなど何らかのつながりがあったようだが詳細不明。
  • 旧演奏型未来都市OPで、イラスト+シグナルミュージックの後は鳥のさえずりをBGMに、その日の日付と「今日も元気で ABC」テロップが映されていたとの情報。サテライト局一覧やよく知られた「今日も一日 お元気で!」ではないことに注意。

註釈

  1. 「大阪テレビ放送研究会」研究報で報告されている。直接取材による発見
  2. 毎日新聞(1959年1月6日朝刊)に記載。
  3. 後に、朝日放送テレビのテストパターンになったデザイン。
  4. 4.04.1 『まぼろしの大阪テレビ』おやすみのまえに(あとがき)より
  5. 社史「Album OTV」
  6. (アルバム「In my Life」に収録、名前がそっくりな「Afternoon Conversation」とは別曲)
  7. プレスリリース「朝日放送テレビのコールサインが変わります」 より。EPG上では0:04まで
  8. 既存のABCロゴに「TV」がついた「ABC TV」ロゴ。これとは別に「TV」を「テレビ」にした「ABC テレビ」ロゴもあるがこの時点では流れていない。
  9. 同楽曲は途中、当初のモノラル音源から、ステレオで録音し直した物に変更されている。2011年7月24日、朝日放送テレビアナログ放送終了の際、特別クロージングの前半BGM(後半BGMは、坂本のオープニングテーマ)にも使われた。
  10. Twitter / abc1008khz 2014年8月11日 14:20のツイート
  11. ABCの倉庫から同曲が収録されたオープンリールテープが発見されたことで実現した。ただしテープのケースには『OTVシグナルミュージック』ではなく『ABCのテーマ』と記載されていた。
  12. 1979年11月頃、1984年10月、1986年3月、1989年4月、1990年10月にも確認
  13. プログラム上では「お知らせ」の最後
  14. 少なくとも2019年にはフィラーが放送されていた。
  15. 「朝日放送デジタルテレビジョンです。試験電波を発射しております。」と読み上げ。
  16. https://tv.5ch.net/test/read.cgi/tv/1018015896/163
  17. https://tv8.5ch.net/test/read.cgi/tvsaloon/1145319607/93
  18. <動画>クリアバージョン朝日放送クロージング! | 藤城清治ファンのページ

外部リンク

服部良一全仕事昭和30年~35年



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ワイドFM開始前までは、オープニング・クロージング共通でステーションソングの「箱根越えたら」のインストゥルメンタルバージョンが流れていたが、ワイドFM開始に伴い別のフリー音源の曲に変更された。1970...

青森朝日放送<ABA>

目次1 表2 人文字OP3 りんごCL3.1 ナレーションなし型3.2 ナレーションあり型4 社屋空撮OP5 デジタル送信所空撮OP6 社屋空撮CL7 朝日OP8 地域映像CL9 風景OPCL9.1 ...

青森テレビ<ATV>

目次1 表2 鉄塔OPCL2.1 オープニング2.2 クロージング3 港CL4 ロゴアニメOPCL4.1 オープニング4.2 クロージング5 海岸OP5.1 初期型5.2 新映像型6 海岸CL6.1 ...

関西テレビ放送<KTV>

目次1 表2 君が代OP3 大阪城OP4 波止場CL5 チャンネルエイトOP5.1 黄バラ型5.2 ピンクバラ型6 チャンネルエイトCL6.1 前期型6.2 後期型7 気球猫CL8 ラッコ物語OP9 ...

長野朝日放送<ABN>

目次1 表2 愛を見つめて動物版OPシリーズ3 アンティーク部屋CLシリーズ4 愛を見つめて四季の映像OP4.1 周波数付き型4.2 周波数無し型4.3 末期型5 四季の映像CL6 りんご丸OPCL6...

長野放送<NBS>

目次1 表2 動物アニメ3 美ヶ原送信所OP4 夜景の静止画CL5 宇宙OP6 上高地の風景OP7 千曲川源流の風景CL8 ハチポ9 長野県内の風景OP10 長野県内の風景CL11 特別版11.1 ア...

長野エフエム放送<FM長野>

1世代前オープニングBGM:Sean Harkness「Coming Home」ナレーション:おはようございます。こちらは、JOZU-FM、FM長野です。只今より本日の放送を開始します。FM長野は、周...

長崎文化放送<NCC>

変更日時OPCL1990年4月1日日の出~九州CGOP送信所~夜空CL2006年四季の風景OP夜景CL1990年開局~2006年 ナレーションはオープニング/クロージング共に大嶋真由子アナウンサーオー...