マリオ・バロテッリ

登録日：2012/01/13(金) 23:09:07
更新日：2023/08/18 Fri 10:30:38
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<本名>
マリオ・バロテッリ(Mario Balotelli)
<生年月日>
1990年8月12日
<出身地>
パレルモ
<現所属クラブ>
SSDモンツァ1912
<獲得タイトル>
セリエA 07-08､08-09､09-10
コッパイタリア 09-10
スーペルコッパイタリアーナ 2008
UEFAチャンピオンズリーグ 09-10
FAカップ 10-11
ゴールデンボーイ賞 2010
プレミアリーグ 11-12

彼はガーナ移民の両親の長男としてパレルモ(マフィアで有名)で生まれた。
生まれてまもなく、先天性の病に冒され1年間を病院で過ごした。
マリオの退院後、彼と共にブレシアに移住するが苦しい生活が続いたため、彼が3歳の時、バロテッリ家に里子に出した。

生い立ちはこんな感じ。少し波乱な人生のスタートである

プロデビューは15歳。セリエC1のACルメッツァーネ(ちなみにその年にバルセロナのトライアルに落ちている)。
そして、2006年にインテルと契約を結び、2007年の12月16日のカリアリ戦にてセリエAデビューを果たす(この時17歳)。
同年12月19のレッジーナ戦(コッパ・イタリア)でインテル初ゴールを含む2得点。
翌年の同大会、準々決勝2ndLegのユベントス戦でも2得点し一気に注目が集まる。
続いて4月6日にはセリエA初ゴールを記録。その年、インテルはセリエAを制しスクデットを獲得。これがバロテッリにとって最初のタイトルである。

その後も若いながら十分な活躍を彼は見せてくれた。
後に上がってくるダビデ・サントンと共にインテル下部組織出身(いわゆる生え抜き選手)として期待されていった。

そしてこの年、バロテッリはイタリアの市民権を獲得。同代表にも選ばれデビュー戦でゴールを決めている。

ジョゼ・モウリーニョ就任

これにより、彼のインテルでの生活が大きく変わる。元々問題行動が多かった彼はモウリーニョに良く思われていなかった。
試合に出れば活躍するものの私生活や、ラフプレー等の問題にモウリーニョは目をつぶらなかった。
罰金だけでなく、リザーブ行きを命じたりしたが、それが火に油を注ぐ結果となってしまい、彼らの溝は深くなる一方だった。
2010年の5月モウリーニョがクラブを去ったものの、問題行動が目立つバロテッリは同年の8月にインテルを去ることとなった。
ちなみに彼はモウリーニョについて、世界最高の監督と評しながらも、「行儀と尊敬を学ぶ必要があるね」とコメントしている。
……お前が言うな。

マンチェスター・シティ移籍

移籍金は2400万ポンド。世界屈指の前線を誇るシティでありながら、コンスタントに結果を出しゴールデンボーイ賞を獲得。彼にとって初めての個人タイトルだった。

翌年はさらにブレイク。一部の人間からは、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシに次ぐ才能とまで言われるほどにまで成長した。

2010-11シーズンのFA杯決勝ではマンオブザマッチに選ばれる活躍を見せ、シティ35年ぶりのタイトル獲得に貢献。
さらに2011-12シーズンでは、前半戦からコンスタントに活躍。プレーにも冷静さを感じることが多くなり、最終節ではシティの劇的な優勝を手繰り寄せるアシストを記録。
しかしその後も、下記に記したような問題を数多く起こしており、さらにFWの層が厚くなったことで、出場機会が減った。

13年1月、ミランに移籍。
ここではシーズン途中からの加入にも関わらず、13試合に出場し12得点の活躍でCL出場権の獲得に貢献した。

14-15シーズン、バルサに移籍したルイス・スアレスの後釜としてリバプールに加入したが、
リーグ戦やCL・EL・国内カップ合わせてわずか4得点に終わり、1シーズンで古巣ミランに無償レンタル。
復帰したミランでも、リーグ戦において20試合でわずか1得点しかあげられなかった。
結局復帰したリバプールでも構想外となり、16-17シーズン、フランスのニースへと移籍した。

ニース移籍後はCL予備予選の出場権獲得に貢献するなど活躍を見せていたが、18-19シーズン、ベスト体重から12キロ超過した状態でシーズンイン。
88kgが適正体重と言われる中で103kgまで太っていたと報じられた。
前シーズンまでの活躍が嘘のように低調な出来となり、かつてインテルのチームメイトだったヴィエラ監督からも匙を投げられる羽目に。

その後移籍したマルセイユでは、18-19シーズン最終節のモンペリエ戦、途中出場から30分足らずで退場処分。
各メディアから酷評される形でシーズンと契約を終える形になってしまった。
現在所属しているブレシアでも、相変わらず練習を無断欠席するなど問題行動を起こしており、会長からも匙を投げられている状態。
20年6月には練習場に姿を見せたものの、警備員に止められて門前払いを食らうという、事実上の戦力外通告さえ受けている……
せっかく故郷のクラブに行くことができたのに、後味の悪い話である。

まぁ、あらすじはこんなところ。彼の素晴らしい所はそこではない。
彼の長所は……

とってもやんちゃ

なところである。彼が起こした問題をまとめてみた↓

<挑発・喧嘩系>

• 敵サポーターの差別的なチャントに挑発的な拍手でおかえし
• ローマの王子トッティに「爺さん、あんたはもう終わった」と言い蹴りを食らう
• チームメイトのタックルに切れて、掴み合い
• マンチェスター・ダービー後、相手サポーターとファーディナンドを挑発。キレられる

<警察沙汰>

• 交通違反を繰り返す。マンチェスター移籍後1年以内に、100万以上の罰金と25回以上のレッカー移動。愛車を警察にマークされる
• 許可なく女性刑務所に入ろうとして尋問
• オモチャの銃で遊んでたら通報
• 自宅の家財を持って帰ろうとしただけなのに通報
• 自宅内で花火をして、ボヤ騒ぎ。当然通報

<イタズラ>

• 退屈しのぎに後輩にダーツを投げつける
• ルーニーの彼女に「rooney.rooney」というワケのわからない歌を歌う
• ストラマッチョーニ監督のインテル就任会見に突然乱入

<その他>

• 基本的にマフィアとの関係を疑われてる
• カジノで勝ったから、ホームレスに1000ポンドあげる
• 決定機で回転ヒールキックを披露。失敗して交代
• 一人でビブスが着れない
• 愛車に腐った魚を入れられる
• 生放送にミランのユニフォームを着用して出演(インテル所属時)
• 母校でもなんでもない学校で勝手にトイレを使用
• 現在の彼女の元カレがクリスティアーノ・ロナウド
• 受刑者に人気

<反撃>

• ロッカールームにて、マルコ・マテラッツィから顔面パンチを喰らう
• テベスら先輩から、愛車に小麦粉をかけられ、スパイクを天井に張り付けられる

etc...

まぁ、こんな感じである。
彼がこんな風になったのは、幼い頃から人種差別を受けてきたからだと言われている(両親が移民の為、イタリア人でありながら黒人)。

自身がイジメられた経験があるからなのか、イジメられていた子供や不登校の問題を解決したこともある。嘘じゃないって。ホントなんだってば。

人間性に難があるが、選手としては間違いなく一流。
190cmの身長にガッチリとした体格で、パワーやスピードはもちろん、足元も非常に巧い。剛のプレーも柔のプレーもこなせて、プレースキックも得意。
ちなみにPKは2013年9月22日のナポリ戦まで必ず決めていた。
ムラがあるもののポテンシャルは高く、技術のみであれば彼を指導した監督はみな評価が高い。

しかし、性格からなのかラフプレーが多く、FWでありながらカードをよく貰う。

ちなみに本人は自身のことを「シャイで物静かな人間」としている。
嘘つけ。

なんでいつも俺だけが追記、修正されるんだ？

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▷ コメント欄

• 養子縁組の手続きをシカトしておいて、成功したらしゃしゃり出てくる実の両親とか、同情する要素もなくはないんだが　素行がアレすぎてな（遠い目） -- 名無しさん (2014-02-23 00:29:39)
• バロのプレーは見てて飽きない。アイディアがある -- 名無しさん (2015-06-02 17:15:28)
• もう30歳か。10年前の注目度考えるともっと大活躍しておかしくない選手なんだが -- 名無しさん (2020-07-26 21:50:31)
• なんというか、凄いけど未完の大器になりそうだなと思ってたらその通りになった選手 -- 名無しさん (2020-10-28 03:13:04)

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