登録日:2025/07/16 Wed 23:59:48
更新日:2026/07/02 Thu 15:34:05NEW!
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“近くて遠い”
2人が織りなす、
青春彩る学園物語!!
『薫る花は凛と咲く』は、三香里サカによる漫画作品である。
「マガジンポケット」(講談社)より2021年から連載されている。
既刊22巻(2026年3月現在)
●目次
【概要】
『進撃の巨人』*1をきっかけに漫画家業に飛び込んだ三香里サカ氏による純愛ラブストーリー。
“底辺男子校”と“お嬢様校”とで、確執のある2つの学校にそれぞれ通う男女が、ひょんなことから出会い、心を通わせていく恋愛模様を丁寧に描いている。
とりわけ、「生まれ・容姿・通っている学校・先入観」といった外向けの情報を超えて、その人物の内面や優しさに迫っていく物語は、読者を共感させるドラマとテーマを提示していると言えよう。
作劇にあたって、作者は「優しい世界」を作りたいと考えているが、2つの学校の確執を描くにあたって、編集から「もっとバチバチしよう」という提案を受け、序盤の展開に代表されるような険悪なイメージを与えながら描くことに苦労したという。
なお、主人公の凛太郎とヒロインの薫子は身長差のある*2カップルであるが、そうしたカップルを描くのは好きで、ギャップを狙うという観点から凛太郎のキャラは「見た目は怖いけど、優しくて過去にいろいろあって自信がない」キャラクターになったという。
また、物語が進むにつれて、凛太郎と薫子の関係を軸にしつつ、その周囲の友人たちにもスポットが当てられる、いわば「青春群像」のような作劇も盛り込まれている。
第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞第2位。
次にくるマンガ大賞2022WEB漫画部門6位
メディアミックスとしては、2022年にマガジンチャンネルにてボイスコミックが配信された他、2025年7月よりテレビアニメが放送されている。
【あらすじ】
─カーテンの向こう側。 俺には一生関係ない世界だ─
バカが集まる底辺男子校・千鳥は、
由緒正しきお嬢様校・桔梗女子に嫌われている。
常にカーテンが閉まり、
隣り合う校舎の教室は一度も見たことがない。
千鳥に通う紬凛太郎はいつも見かけで怖い人だと判断され、
敬遠されることからいつしか人と距離を取るようになっていた。
ある日、実家のケーキ屋を手伝い中にお客として来ていた薫子と出会う。
「凛太郎くんを怖いって思ったこと、一回もなかったですよ?」
凛太郎に偏見を持たず接する薫子との時間を
戸惑いつつも心地よく感じ始める凛太郎だったが、
彼女は桔梗の生徒で……。
“近くて遠い”二人が織りなす、鮮やかな青春彩る学園物語。
(テレビアニメHPより引用)
【キャラクター】
(主人公とヒロイン)
・紬凛太郎
CV: 中山祥徳
誕生日:1月28日
身長:190㎝
血液型:A型
好物:和食・いちご
「俺には一生関係ないと思っていた世界が少し近づいた気がした」
本作の主人公。
見た目が長身・金髪・強面と相まって周囲からは「怖い人」と思われている不憫さを持っている。
そうした容姿が初対面の相手から怖がられ結果的に変な噂を呼び、彼自身や彼の友人を始めとする人々にちょっかいをかける不良が多い。
しかし実際は誠実であり、誰が相手でも気遣いを忘れる事はない少年である。
一方でその少年期からか悩みを抱え込む事が多かったが、薫子との出会いの影響から少しずつ周りの友人たちを頼る術も覚えてきている。
実家はケーキ屋で時折ホールスタッフを手伝うこともある。*3
ちなみに学業成績は底辺校の千鳥の中でも下位のグループだが、薫子との出会いから学ぶ意欲を持ち出しており少しずつだが成績も上がり始めている。
なお運動関係はトップクラスでクラスメイトからも「お前から運動神経取ったら何が残るんだよ」と褒めてんだか貶してんだか分からない事を言われている。
薫子との出会いは、ケーキ屋のスタッフとして手伝いをしていた時である。最初は薫子のことは中学生相当に思っていたようだが、教室で桔梗の教室の窓で目が合った時に彼女が桔梗に通う女子高校生だったことに気づいた。
千鳥に通っていること、それまで周囲から怖いと思われている容姿を引け目に感じており、自分とは関わらない方が良いと言ってしまうも、通っている学校や容姿は関係なしに、彼の本質を知り、彼のことを知りたいと興味を持って接してくれる彼女の優しさに触れたことで心を開くようになった。
その後、周囲の反響を気にして2人の関係を言えないままでいたが、とある事件をきっかけに千鳥の友人にも薫子の存在を話すことができ、新しい価値観を持った仲間たちと青春の日々を過ごしていくことになる。
そして
「好きです」
友人たちと一緒に海へ遊びに行き、2人で線香花火をしていた際に、
さりげなく薫子に自分の気持ちを伝えた。
その際は後悔しておらず、どこかすっきりとした自分がいたのだった。
後日、2人で夏祭りのデートをした際に告白の返事をもらい、晴れて恋人同士になった。
それと前後して薫子の誕生日に手作りケーキを作ったのをきっかけにパティシエの仕事に興味を抱いていくことになる。
・和栗薫子
CV:井上ほの花
誕生日:7月22日
身長:148㎝
血液型:B型
好物:ケーキ・シチュ
趣味:読書・弟とドラマ鑑賞
「凛太郎君を“怖い”と思ったこと、一回もなかったですよ」
本作のヒロイン。
桔梗学園女子高等学校に通っている2年生。
食べることが好きで、食べているときはとても幸せそうな笑顔を見せる。
凛太郎のケーキ屋にも月に1,2回程来店してケーキを食べている。身長的に凛太郎から中学生くらいに見えてしまうが、これでも凛太郎とは同い年である。
お嬢様学校の桔梗に通っているのだが、本人は一般的な家庭の出自で、特待生として合格している。父親は桔梗に通うことに難色を示していたが、結果を出すことを条件に桔梗へ通学することを許されている。このため、試験においては常に結果が求められている。
そういう事から優秀な桔梗の中でも文字通りトップの成績。
凛太郎との出会いは、彼の通うケーキ屋である*4。
彼の外見やバカ校である千鳥の生徒であるという色眼鏡を捨て、彼の本質的な性格と優しさを信じている。彼が心を閉ざそうとした時も、その笑顔で彼を照らしてくれる存在である。千鳥と桔梗、それぞれの校舎からカーテンを開けて見せた笑顔は凛太郎の心を開くきっかけを作った。
雰囲気から可愛く天然系だと思われがちだが、芯が強い。
凛太郎の悪口を言う不良を相手にしても、「不愉快です」とはっきり物申す度胸や、千鳥の手前で凛太郎を出待ちする行動力がある。
そんな彼女のまっすぐさと優しさに凛太郎は惹かれ、お互い会う機会を増やし恋焦がれていくことになる。
なお、こうした彼女の言動は彼と出会った頃から抱いていた「興味」「好意」の感情に基づいており、凛太郎のケーキ屋に通っていたのも、彼を「知りたい」という感情から来ていた程である。
そして
海へ遊びに行った際、凛太郎からの告白を受ける。
そして凛太郎と夏祭りのデートへ行った際、
彼の告白の返事をする。
「でも私たちは学校とは関係のない場所に出会って、勇気や元気をくれた、そんなあなたに、私は恋をしたの」
「私でよければこちらこそ、よろしくお願いします」
「私も、凛太郎くんが、大好きです!」
こうして2人は晴れて恋人同士になったのである。
(主要人物)
・宇佐美翔平
CV:戸谷菊之介
クラスの明るいムードメーカー的な存在である。
思ったことを口に出してしまうことがたまにキズで、ためにやらかしてしまうこともしばしばある。
例えば桔梗の女子を毛嫌いしていた頃、凛太郎を校門前で待っていた薫子を事情も知らずに威圧してしまうなど・・・。*5
しかし、薫子や昴が不良たちに襲撃された際には昴をいち早く守ったこともあり、仲間思いな一本気な性格なのが見て取れる。
自身にも幼い弟妹がいる事から子供好きであり、子供の相手をすることがかなり上手。
なお、学力は凛太郎と共に低く、定期試験では毎回赤点・・・。
代わりと言うわけでもないが運動神経はかなり良い。
・夏沢朔
CV: 内山昂輝
千鳥に通っている凛太郎の友人。
クールだが情義に厚い性格でやや意固地。
情が深すぎる面があり、それのせいで逆に友人たちと対立しそうになる事もある。
自分や友人たちと対立する相手に対する反応は冷淡にして苛烈である。
薫子と関わることを周囲に話してしまえば、薫子にとっても良くないし、気まずくなってしまうと思った凛太郎は薫子のことを千鳥の友人には隠してしまっていたため、序盤の物語では一時気まずくなってしまった。
とりわけこの朔はそんな思いを強く募らせる結果となった。
しかし、凛太郎の後を付けて真意を聞いた際に、彼の思いに納得し、不良たちの襲撃から彼や桔梗の女子(薫子と昴)を守った。
勉強は得意で、本来であればカリキュラムが進んでいるはずの桔梗の問題も初見で解いてしまう程(曰く“天才肌”)。
しかし教え方は下手で、薫子や昴も彼の解き方を理解できなかった。
ちなみに勉強も運動も出来て顔もイケメンとクラスメイトからは、やっかみがてらに怨嗟の声が漏れている。翔平「でもゲームは下手だぜ~」
・依田絢斗
CV:石橋陽彩
千鳥に通っている凛太郎の友人。
男友達たちの中では頭一つくらい小柄な体格であり、柔和で性格で普段から優しげな雰囲気を持っている。
実際にも優しいが、割と毒舌であり言う事はきっぱり言う少年。
もっぱらテンションのまま暴走しがちな翔平のストッパー役。
しかし怒らせると怖く、自分たちも怒ってた翔平や朔ですら絢斗の反応を見た際には「あっ・・・」「やばっ」と冷静になったくらい。
不良集団が凛太郎たちを襲撃した際、過去に凛太郎の頭部の傷をつけたことが発覚し怒りの火がついて、不良集団を返り討ちにしたことから、かなり喧嘩が強いことが伺える。
ちなみに分からされた不良たちは二度と姿を見せなくなっている。
なお絢斗自身は喧嘩は嫌いだが、「友達を傷つけられたら別でしょ」と述べている。
ちなみに学業成績は朔ほど良くもないが、凛太朗・翔平よりは悪くもない模様。
喧嘩を差し引いても運動神経はかなり高く、ボウリングでは凛太朗と二人で無双している。
ちなみにマイブームは凛太郎を隠し撮りすることという、いささかアブノーマルな一面も有している。
・保科昴
CV:山根綺
薫子とは小さい頃からの幼馴染であり、同じ桔梗学園女子高等学校に通っている。
身長は172㎝と高身長でモデルようにスタイルが良く、とりわけ長く特徴的な銀髪は人の目を惹き付ける。
素の性格はよく気が利く優しい女の子であり、勉学が出来るだけでなく頭の回転が速い。
一方で運動神経は壊滅的であり、千鳥組から体の動かし方自体を教えてもらってたりする。
また下記の事情から自分の色恋沙汰に興味が無く、また男心にも疎い。
しかし、幼い頃はこの目立つ銀髪が原因で男子から虐められてしまった過去を持つ。
そんな自分を薫子が助けてくれたことによって、薫子に対しては絶対的な信頼を持っている。
上記の経緯もあり、男子は苦手。特に千鳥に通う男子については、その前評判と周囲の噂も相まって毛嫌いしており、薫子と凛太郎が交流していることが耐えがたく、薫子に嫌われること覚悟で凛太郎に「薫子とは関わらないで欲しい」と言ってしまったほど。*6
当然、その要望は受け入れられなかったが、やがて凛太郎の律儀かつ優しい一面を目の当たりにして、今まで自分が抱いていた価値観が変わっていくことに気づいていく。
結果的に凛太郎とも友達になっただけでなく、彼の友人(翔平たち)ともその輪が広がっていき、いつしか青春を楽しむグループのようなものになっていた。桔梗に通っている時とは思いもよらぬ楽しい時間を過ごすことで、自身の「男嫌い」も克服していくことになる。
そしていつまでもこのグループの輪の中にいたいと居心地の良さを自覚していく。
海へ遊びに行ったときには、そんな自分の心境をあらためて伝え、晴れてグループの一員として受け入れられていくことになる*7。
・柚原まどか
薫子、昴たちの桔梗での友人。
何気に第1巻(アニメでは3話)から出ており、登場が昴よりも僅かに早かったりするが、本格的に凛太朗たちと友人関係になるのは原作9巻辺りから。
三つ編み・眼鏡と一昔前のがり勉少女みたいな姿だが、実際はゲーム好きの勉強嫌いで桔梗の中では劣等生の部類に入り、よく薫子に試験勉強を付き合ってもらっている。
桔梗の中では薫子同様千鳥に嫌悪感を一切抱いてない稀有な子であり、桔梗の教師たちの千鳥評も話半分にも聞いてない。
底知れぬ陽キャであり、一瞬で翔平と意気投合している。
ちなみに趣味はゲーム全般。
(その他)
・紬圭一郎
CV:置鮎龍太郎
凛太郎の父で、ケーキ店の店主である。
実はケーキオタクでケーキの事になると厨房に籠もってしまい、寝ずにケーキ作りに没頭した結果、体調を崩すこともある。
凛太郎が薫子のためにケーキを作ることになった際も厳しくも彼のがんばりに向き合ってくれた。
・紬杏子
CV:日笠陽子
凛太郎の母親で、薫子とも店で面識があった。
友だちが出来ない、物事に取り組むことを諦めて心を閉ざしてしまった彼を見てきたもので、心配しているところがある。
実は元々黒髪で、凛太郎が金髪とピアスをしたいという気持を吐露したのをきっかけに、彼の障害にならぬよう、自分もそれを実践したことがある*8
その後、彼が友だちを作り、家に呼び込んで楽しい学園生活を過ごしている様を見て、感極まってしまった。
【用語】
・千鳥高校
凛太郎たちが通っている男子校。
成績的にも「底辺」クラスの生徒が通っていることから、「バカ校」などと呼ばれている。
近年では学力の底上げのために定期試験で赤点を取ってしまうとスポーツ大会返上で追試になってしまう。
・私立桔梗学園女子高等高校
薫子が通っている女子校。
所謂、お嬢様学校である。
隣の千鳥高校の生徒とは犬猿の仲で、先生からも千鳥の生徒とは関わらないようにと徹底されるほどである。
その際たる例が、千鳥がみえる窓には終日カーテンで閉じられていることにある。
・Patesserie Plain
凛太郎の実家があるケーキ屋である。
薫子も月に1・2回ほどの頻度でやってくる。
【テレビアニメ版】
2025年7月よりテレビアニメ版が放送されている。
アニメーション制作はClover Works。
この放送クールではClover Works製作の「着せ恋」や「青春ブタ野郎シリーズ」も放送されており、地域や放送局によっては3作品連続で放送されているところもある。(いわばClover Works製作の恋愛ストーリーを1時間30分かけて楽しむ時間になる)
実際に連続放送されることから、コラボ企画も展開されている。
原作者の三香見氏は、アニメ制作現場に対して温かく穏やかな方たちに囲まれ、互いにリスペクトできる環境で製作されているとインタビューで述べている。
「こうしたら更に良くなるかも」という感覚が一致できており、安心して意見を出せる環境でありがたい限りとも述べている。
(主題歌)
OP:「まなざしは光」:キタニタツヤによるオープニングテーマ。
ED:「ハレの日に」:汐れいらによるエンディングテーマ。
追記・修正はカーテンを開けて好きな人と笑顔を交わせた時にお願いします。
&link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー}
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- 桔梗が千鳥を露骨に嫌う原因は原作でも未だに不明なんだよな… -- 名無しさん (2025-07-17 00:34:55)
- この主人公とヒロインの組み合わせ、刺さる人にはトコトン刺さりそうって思った -- 名無しさん (2025-07-17 14:15:30)
- 好きな漫画だからずっと読んでて買っててアニメ化も嬉しかったけどアニメ化する前から500万部以上売れてたのを知ってそこまでバケモンだったのかってなった。そんなに売れてたならそりゃアニメ化するよなぁ -- 名無しさん (2025-07-17 17:01:09)
- 記事建てありがとうございます -- 名無しさん (2025-07-17 17:01:35)
- ギスギスすればするほど支持率が高まるということなんでしょうか……?(戦慄) -- 名無しさん (2025-07-17 18:02:08)
- 毎度思うがアニメ化と同時に項目建てられたときはどこまで追記していいものか迷うな。原作は大分進んでるし -- 名無しさん (2025-07-17 18:58:08)
- 2期やるだろうなぁ。 -- 名無しさん (2025-10-02 01:23:47)
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*2 42㎝
*3 本人はこんな強面な自身をホールに出していいのかと思っているが、母親は特に気にしていない
*4 実は凛太郎が意識する前から彼のことを知っていた。本人は無自覚ながら店で優しくしてくれたのがきっかけ
*5 ただしこれは午前中に桔梗の女子が落としたハンカチを拾ってあげた際に、「そのまま捨ててくれて結構です」とあんまりな態度で返された事による怒りのせいでもある。翔平自身は普段は桔梗の生徒に特に思うところはない。
*6 とはいえ個人をしっかりと見る事もできるので、最悪の初対面だったにも関わらず凛太郎を「この人はたぶん悪い人ではない」と感じている。それでも薫子と関わらないでほしいと頼んだのはそれだけ千鳥と桔梗の問題が大きいからである
*7 それまでは少し気まずい気持ちも有していた模様。その中で「ここにいたい」「友達になりたい」としっかり伝えられた場面と受け入れられた時の彼女の笑顔は必見である
*8 金髪ピアスをしたいという彼の気持ちの表明は、杏子としても初めて相談されたことから、否定したくなかったという心境があるようだ
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