ガンガゼ

ページ名:ガンガゼ

登録日: 2010/06/25(金) 18:43:13
更新日:2023/08/12 Sat 19:24:33NEW!
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Diadema setosum



『ウニ』の一種。




特徴は何と言っても、本体の約4~6倍もある長いトゲである。
ガンガゼの存在を知らず、はじめて見る者は大抵面喰らう。


このトゲ、他のウニとは比較にならないほど鋭く、
人間の肌程度ならば、触れた程度で簡単に突き刺さる。
ダイバースーツをも突き破るとの報告もある。


しかもコイツ、毒をもっている


そのため、刺されると約3日に渡り激しく痛む。
さらにそのトゲは折れやすく、体内に残りやすい。


日本では房総半島以南によく見られる。
主食である海藻を狙って磯の岩場にいることが多いので、そういった場所で遊ぶ際には充分な注意が必要である。
なるべく、近付かないようにしよう。


食用として用いることはあまりないが、一応食べることもできる。
食通の間では通常のウニの代用にも耐えられると言われるとか。
あまり美味しくないとされるが、愛媛大学の研究によれば、「ブロッコリー」と「ミカン」を与え続けることで味に風味が増し美味になったらしい。*1
特殊調理食材かお前は。


※勝手に捕ってはいけません。許可が必要です。




通常多くのウニ類は群れない(岩場などに群れているイメージはあるが、それは海藻を求めてたまたま同じ岩場に行き着いたもので所謂「群れ」ではない)が、ガンガゼは群れる習性がある。
特に南方に行けば海底に10~30のガンガゼが固まっている光景がよく見られる。
やや不気味である。



ガンガゼは「移動速度」もウニ類一である。
ただ、あくまでウニなので、そう驚くほどの高速移動をするわけではない。
が、やはりウニとしては驚嘆ものの速さである。


金色に輝く眼のようなものが特徴だが、実は眼のように見えるのは「肛門」である。


ガンゼと読む人もいる。ガンゼで検索すると「もしかして:ガンゼ」とGoogle先生が突っ込むがそれなりに検索結果に出る。
漢字で書くと雁甲蠃・雁石陰子と書くが甲蠃または石陰子とはウニを指す古語で「カセ」または「ガゼ」と読む。
雁のように黒い色のカゼだから雁甲蠃と名付けて、ガンの音に引っ張られてカセもガゼと濁ってガンゼ”になったのだろう。
ガンゼと読んだとしても間違いだとは断定できない。


余談だがよゐこの濱口はテレビで頭に刺されたが、翌日何事も無かったかのように魚をとりに行っている。


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  • 濱口すげえ・・・ -- 名無しさん (2016-11-20 17:23:35)
  • デイリーポータルZで名物ライターの平坂さんが喰っていたなw -- 名無しさん (2018-04-09 22:14:41)
  • 仲間にはアオスジガンガゼ、ヤミガンガゼとかがいる -- 名無しさん (2021-12-26 19:34:32)

#comment

*1 ウニは食べた餌によって身の食味が変化しやすく、最近痩せたウニに廃棄するキャベツを食べさせて育てるという試みがあるが本当にキャベツだけ食わせたウニは美味しくないので出荷する1週間くらい前から餌を海藻に切り替えている。

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