熱血硬派くにおくん

ページ名:熱血硬派くにおくん

登録日:2026/03/18 Wed 16:30:00
更新日:2026/06/17 Wed 15:44:48NEW!
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くにおくん くにおくんシリーズ アーケード ゲーム タイトー テクノスジャパン ベルトスクロールアクション ヤンキー 不良 熱血硬派くにおくん 良作 高難易度 1986年.fc


なめてんじゃねーぞ!


がんばってね☆


『熱血硬派くにおくん』とはテクノスジャパンが開発し、1986年にタイトーから稼働したアーケードゲーム。
1987年にはファミリーコンピュータにアレンジ移植された。
2014年にはPlayStation4、2018年にはNintendo Switchで、「アーケードアーカイブス」の一作としてアーケード版が移植された。


●目次


概要

主人公「くにお」がいじめられっ子の親友ひろしの仇討のため様々な相手と喧嘩していくアクションゲーム。
格闘で敵を倒し敵を全滅させると次の面に進む…所謂ベルトスクロールアクションの元祖的存在のひとつ。
「不良の喧嘩」という題材も、SFやファンタジー的世界観の多かった当時のゲームでは画期的な存在だった。
後のシリーズと比べると等身が高い。


このゲームは最強の不良が敵をなぎ倒して無双する…ようなゲームではない
なんなら、真正面から殴り合ってたらステージ1の雑魚敵にも負けるようなバランスである。


というのも作中の敵は全員が

  • 自分からは積極的に仕掛けず、じりじりと距離を詰めてくる。
  • 攻撃のリーチ外ギリギリの距離を保とうとする。
  • 攻撃後の隙や背部を積極的に狙う。
  • 他の敵がくにおと相対している場合はゆっくりと背後に回り、場合によっては羽交い絞めにしてくる。

といったいかにも現実の不良っぽく立ち回るようにプログラムされているからである。
しかも敵は5,6人は同時に現れるなど、かなり多い。
加えて連コによるコンティニューは不可能であり、当時基準でも難易度は高い。


そのためプレイヤーは隙を見せず、攻撃を受けずに立ち回るかが重要となる。
それに加えて斜め移動やキックなど一部の攻撃の長めのリーチをうまく利用するなどを頭に入れておくと、どんどんクリアできるようになるスルメゲーでもあるのである。


ファミコン移植版

ストーリーが変更され「ヤクザにさらわれたひろしを救出に行く」という展開になっている。
ファミコンに合わせてグラフィックが簡略化。
さらに敵は同時に3体までしか出てこない。
しかし、難易度が3つから選べ、各種ステージも新しいギミックが用意してあるなどアーケード版経験者を飽きさせない工夫のされた作品となっている。


操作法

レバー、右攻撃ボタン、左攻撃ボタン、ジャンプボタンからなる。
このボタンによる攻撃方向が決まっているというのが曲者で、結構慣れがいる。


ファミコン版でもほぼ同様だが、ジャンプボタンは削除。


  • パンチ

進行方向と同じ攻撃ボタンを押すと進行方向に繰り出すパンチ。ボタン連打で連続パンチ。
これが攻撃の基本になるのだが、攻撃相手に普通に割り込まれたりするため、くにおの技の中では性能が低め。


  • キック

進行方向と逆の攻撃ボタンを押すと背中側に繰り出す蹴り
パンチよりリーチが長く、出も早い。もう足技だけ使ってくれ
くにおは自動的に敵の方を向いてしまうので、後ろに回った敵をけん制する際に。


  • ダッシュ

レバーを2回入れると走って移動する。
敵にぶつかるとダウンさせられるが、壁にぶつかるとこっちがダウンしてしまうので注意。


  • ダッシュパンチ

ダッシュ中に攻撃。
威力は低めで攻撃タイミングに癖があるが、隙が少なく当てればダウンもとれる優秀技。


  • ジャンプキック

ジャンプ中に攻撃するとだす飛び蹴り。(ファミコン版では攻撃ボタン同時押し。)
躱されることも多いが、リーチが長めのため使いやすい。
ダッシュ中に出すと移動しながら攻撃できる他、壁に放つと反射しながらキックする三角飛びとなる。


  • えりづかみキック

前かがみに怯んだ相手(パンチだと3回、キックだと1回)に近づくと敵をつかむ。
この状態で進行方向に攻撃すると膝蹴り。
つかんだ相手からは割り込まれず、ダウンまで一方的に攻撃できるが、隙も大きい。


  • 背負い投げ

相手をつかんだ状態で進行方向と逆に攻撃すると発動
敵を後ろに投げてダメージ。
ダウンさせる上に複数の敵を巻き込める。


  • こしかけパンチ

ダウン中の敵に下レバーを入れて馬乗りとなり、その状態で進行方向に攻撃すると発動。
倒れた相手の顔面を殴る。
相手が死ぬまで殴り続けることが可能だが、その分隙も大きい。
なお、ボスには雑魚敵がおらず相手の体力が一定以下でないと成功しない。また、みすずのみ瀕死状態まで追い込んでも不可能。


メインキャラ

「まて このやろう」
強面だが、弱い者いじめを嫌う正義の不良
ひろしの仇討ちのために方々走り回ることに。
上記のように肉体的にはそこまで強くないのでしっかりと立ち回る必要がある。
マッハキック?あれはダウンタウン熱血物語からだよ。


アーケード版では熱血高校の制服が白ランなのだが、ファミコン版では白ランを着ているのは彼だけになり後のシリーズもこれを踏襲している。
モチーフは当時のテクノスジャパン社長の瀧邦夫氏。


  • ひろし

いじめられっ子で、なにかとぼこぼこにされる不幸な少年。
ファミコン版では何者かにさらわれてしまう



各ステージ

ステージ1

舞台:花園学園近くの駅のホーム
敵:花園学園の不良
ボス:りき
多くのプレイヤーがこのゲームの洗礼を味わうことになる面。
ゲームに慣れてしまえば木刀をもった雑魚(トオル)が厄介程度だが、それまでが大変。
駅のホームから落ちると一撃死するが、それは敵も同様。
りきは投げられないが、雑魚はジャンプキックや背負い投げで押し出してしまおう。


ファミコン版では電車内戦闘が追加された。
お相撲さんの看板や「しんじゅく」とひらがなで書いてある看板が印象的。


  • りき

「なめんなよこのやろう」
花園学園の番長で青い学ランに茶髪リーゼントの男。
喧嘩キックに加え、相手をつかみ何度もパンチを繰り出すマッハパンチの使い手。
今となっては2Pキャラとしてお馴染みの親友キャラな彼も、当時は1面ボスとしてのデビューだった。
FC版説明書でも三白眼のいかにもやられ役っぽい顔であった。


ステージ2

舞台:埠頭
敵:暴走族
ボス:しんじ
厄介なバイクに乗った雑魚(タケシ)が登場する。
ジャンプキックで倒してしまおう。
バイク雑魚を倒すと、徒歩の雑魚戦となる。
ステージ1と同様に海に落とせば、くにおも雑魚も一撃死。


ファミコン版では通常雑魚戦とバイク雑魚戦の順序が入れ替わり、バイク雑魚部隊を全滅させるとバイクに乗って移動するバイク面が追加されている。
蹴り倒された敵はバイクごと爆発するが大丈夫なのだろうか。


  • しんじ

「ざけんじゃねえ」
青服の茶髪リーゼント。暴走族の親衛隊長。
つかみからの連続パンチや範囲の広い後ろ回し蹴りが得意。
他のメンツと比べるといまいち地味な存在。


ステージ3

舞台:夜の繁華街
敵:スケバン
ボス:みすず
チェーンや鉄板の仕込んだカバンなどリーチのある攻撃を持った雑魚が特徴。このステージの敵はマッドギアのロキシーとポイズンのようなニューハーフなどではなく全員女。…いじめをするような輩に男も女もないのだ
ここまで来れたならそこまで苦戦はしないが、敵が多くみすずも硬いためタイムに注意。


ファミコン版では雑魚を全滅させるとルート分岐がある。ボスのみすず戦か雑魚集団戦に分岐するが、どちらを選んでもステージクリアになる。
余談だが、ファミコン版のかばんを持ったざこ(クミコ)は説明書ではめっちゃ可愛いので必見。ますます叩きのめすにも良心が痛む…。


  • みすず

「なめてんじゃねーぞ」
女子プロレスの悪役レスラーを思わせる恵体スケバン。
アーケード版とファミコン版でかなり外見が違うように見えるが、ファミコン版でもくにおが負けた画面で表示されるそのステージのボスの顔が、
みすずの場合アーケード版準拠(赤毛のパーマ)なので設定変更ではなく単純にハードの都合らしい。
絶大な威力のつかみからの連続ビンタや巨体を生かしたタックルは全国のプレイヤーを恐怖させた。
たぶんファイナルファイトでいうとこのソドムとアビゲイルを足して2で割ったような強敵と思えばしっくりくるかもしれない。…女性ですよね?
アーケード版では見た目に反して声は意外と可愛かったりする。
太った女子がみすずといじめられたのは当時のお約束。当たり前だが、いじめなどしないように。


ステージ4

舞台:ヤクザの事務所
敵:ヤクザ
ボス:さぶ
雑魚は禿げたヤクザだが、全員ドスを持っているのが特徴。
刺されたら一撃死する。毒を塗ってるんじゃあるまいな…。
そのため、今まで以上に攻撃を食らわないように立ち回るのが基本となる。
ステージが横長なのを利用して、ひたすらダッシュで体当たりして雑魚の体力をチクチク削っていくのが有効。
なお、ステージ4をクリアするとループして1に戻る。


ファミコン版では大幅にアレンジされ、ヤクザは出てこなくなったが正しい道を選ばないとループする面となった。
さらに今までの雑魚敵やボスが総動員となりくにおを待ち受ける。
難易度によってはりき6体とか、みすず6体とかわけのわからない部屋も用意されている。お前らはおそ松くんか。それともまさか顔のそっくりな中ボスクラスの敵の群れということで、ファイナルファイトのアンドレ一家の元ネタになったりしたのだろうか?


  • さぶ

「おんどりゃー」
46歳でヤクザの若頭。ファミコン版では今までの敵を操っていた黒幕になっている。
学生に対して拳銃をぶっ放してくるとんでもない男。
当たると即死だが、動作自体は遅い。
本人より周囲の雑魚が怖い。


アーケード版では周囲とピストル頼りの男だったが、ファミコン版ではタイマンになった代わりに蹴りも交えてくるようになり、本人の強さは上がった。
さらに最高難易度では3体も出てくる。


余談

アーケード版のポスターにはくにおと敵たちが描かれているが、くにおとさぶの間の「角刈りで茶色い服の男」のみ本編未登場。誰なのだろう?
一方ファミコン版はパッケージの絵は「波止場にくにおが一人立っているだけ」とシンプルだが、箱裏はそれ以上に潔い仕様になっており
「ヒロシを救え!!」「これは、一人の男が親友のために命を懸けた熱い物語。」と、たった2行ですべてを語る男気溢れる説明。


海外版は『RENEGADE』というタイトルに。
くにおくんは裸革ジャンのリーゼント、他の敵もモヒカンなど昔のアメリカのダウンタウン風なゲームに。
特筆すべきはエンディングで金髪の彼女と抱き合うものに。ひろしが女体化した…?
逆にジャパニーズヤクザのイメージなのかさぶだけほとんど変わってない。


2011年には「熱血硬派くにおくん すぺしゃる」としてリメイクされ、AC版の合間を補完するかのようなストーリーモードが実装されている。
2013年にドラマ化している


本作以降のシリーズは

の3種に分岐していくこととなる。


今作で格闘アクションのノウハウを積んだテクノスジャパンは発展版として「ダブルドラゴン」を製作。
同作が国内・海外共にヒットした事により、カプコンの「ファイナルファイト」が現れるまでテクノスジャパンはベルトアクションの雄として名を覇せる様になる。



追記・修正は親友の仇討ちをした人にお願いします。



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  • 追記して思ったけど、何気にダブルドラゴンの個別記事ってアニヲタwikiに無いんだね。 -- 名無しさん (2026-03-18 22:45:16)
  • ドス -- 名無しさん (2026-03-19 12:55:47)
  • ドスや銃でやられると悲鳴上がるんだよな・・・ -- 名無しさん (2026-03-19 12:56:28)
  • ↑なので「おんどりゃー」はFC版のみのセリフ -- 名無しさん (2026-03-19 12:59:43)
  • 近隣の不良に因縁付けられてボコられるのはともかく、ヤクザに刺されたり拉致されたりするのはひろしも何かしらヤバい事をやっているのでは… -- 名無しさん (2026-03-19 22:15:37)
  • このゲームの難易度の高さを思うと、「80年代当時の不良の皆さんとしても、やっぱり『誰にも負けない最強の男になる』というのはいくら憧れても辿り着けないくらいの永遠の夢だったのかなー」と複雑な気持ちになる。 -- 名無しさん (2026-03-20 16:45:43)
  • 岸本さん本人から聞いた話、社長はタイトルに自分の名前が使われてるのをゲームの発表まで知らず、この事をあまり良く思ってなかったとか -- 名無しさん (2026-03-22 10:51:40)
  • カプコンのファイナルファイトは「ただパンチを振ってるだけでもある程度ザコが殴られに来てくれる」という調整なので、この辺は作り手の考え方の違いだろうな -- 名無しさん (2026-04-04 17:13:47)
  • 本作のディレクターを務められた岸本良久氏とBGMを手掛けられた澤和雄氏(こちらは2024年に他界)が共に鬼籍に入られたとのこと -- 名無しさん (2026-04-06 21:37:59)

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