アクサロン号(ビーストウォーズ)

登録日：2023/07/09 (日) 00:09:21
更新日：2024/07/09 Tue 13:54:21
所要時間：約 7 分で読めます

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▽タグ一覧
tf トランスフォーマー ビーストウォーズ 宇宙船 サイバトロン マクシマルズ 基地 拠点 アクサロン 調査船 不時着

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アクサロン号とは、CGアニメ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場するサイバトロンの宇宙調査船である。

【概要】

サイバトロンの宇宙調査船。
ワープ機能を備え付けており、デストロンのテラクラッシャー号のワープスピードに付いて来れる唯一の船であったことから、ゴールデンディスク奪還のため、メガトロン達の追跡の任を与えられる。
交戦しながらワープを繰り返し、惑星エネルゴア付近にて互いの船の安定装置が破損、星の引力に引き込まれ、滝が流れる岩場に不時着し、サイバトロン側の基地となった。
墜落のショックで航行不能になってしまったが、動力部以外は稼働している。

【武装】

●プラズマキャノン砲
船体上部に取り付けられた砲台。
普段は船体の慣性を損なわないような形で収納されている。
惑星エネルゴア不時着前の交戦時、テラクラッシャーに向けて発射され、船体にダメージを与えていることから、高威力な武装の1つと思料される。
構造上、機体の正面にしか発射することができず、不時着後は使用されていない。

●オートウェポン
2連装型迎撃用武装。1ヒットで敵を遠くに吹き飛ばす程の威力を持つ。
船体上部に2門、その他船体下部にも複数備え付けられている。

●サイバガード
船の防御装置であり、船全体を覆うシールドを発生させることができる。
シールド自体はダメージを喰らう事に持続時間が短縮されていくため、定期的にリセットが必要（第5話参照）
ストーリーによっては、膜を覆うシールドだったり、船体の表面にシールドが付着しているようだったりと描写に差がある。

●ガードコイル
外部エネルギー波（エネルゴン等）から船内の乗員を守るために船体上部に収納されている機械。
このコイルのおかげで船内でもエネルゴンの影響を受けず、ロボットモードでいることが可能である。

【施設】

●司令室
船体機首に位置しており、中心に円形のモニターテーブルが設けられている。
正面には各乗員の座席が5箇所、その両脇に出入口となるエレベーター式ハッチが設けられている。
背面には、船体背部へと続く通路が2口、その間に再生カプセル1台が設けられている。

●再生カプセル
トランスフォーマーの身体を修復・再生させるためのカプセル
（1話ではコンボイのDNAスキャンにも利用されている。）
司令室に1台の他、各通路部屋に複数台設置されている。

●格納庫
基地最後部に位置されており、惑星調査用のプロトフォームが保存された救命ポッド等が格納されていた(プロトフォームが保存されていない救命ポッドも幾つか保管されている)
惑星エネルゴアの引力に引き込まれた際に、墜落の衝撃によるプロトフォームの破損を防ぐため、20個以上の救命ポッドが惑星の軌道上に放出されている。

【再起】

やがて第15話にて、デストロンが仲間割れで全滅してしまい、コンボイ達がテラクラッシャーの動力部を手に入れてアクサロンを再び動かそうとする中、コンボイは修理したアクサロンで救命ポッドの回収を急ぎ、調査任務を再開しようとするが、ラットルから調査は放っておいてセイバートロン星へ帰ることを提案される。

だが、元デストロンのダイノボットだけは苦悩した末に、「セイバートロン星に帰ってもただの裏切り者だから」という理由で、この星の支配者になるべくエネルゴアに留まることを決心。
サイバトロンの面々に別れを告げ、アクサロンを後にする。

だがデストロンは死を偽造しており、ダイノボットはそれを知って大急ぎでコンボイに知らせに行くが、メガトロンたちの攻撃で負傷してしまう。
コンボイはチータスによる援護射撃を得て、シールドでデストロンの攻撃を防ぎつつダイノボットを救出。
メガトロン達も、タイガトロンが放った速射砲であえなく片付けられた。

そうこうしている内に船は離陸の時間になり、チータスは傷ついた体に鞭を打って出入り口にたどり着き、コンボイは先にダイノボットを出入り口に投げ、ジャンプしてチータスの手を掴んだ。
これでハッピーエンド……と思われたその時、スコルポスが「そうはいかの金太郎！」とミサイルでコンボイを落下させてしまった……。

やがてアクサロンに入り込んできたメガトロンが、ラットル以外の全員をビームで気絶させてしまい、ラットルを捕らえる。
しかし、ライノックスはすぐに目覚め、反応が遅れたメガトロンは一方的にやられ、そのまま船外へと落とされるのであった。

だが、メガトロンはただではやられず、デス・クローを制御装置に突き刺し、これによってアクサロンが墜落を始める。
もはや絶望的かと思われたその時、復活したコンボイがスーパーマンっぽいBGMをバックに駆け付けてアクサロンをキャッチし、元あった場所へと不時着させた。
制御装置へのダメージはあまりにも大きく、結果としてアクサロンは二度と飛べなくなってしまうのだった。

【最期】

以降もサイバトロンの基地として登場し続けたアクサロンだったが、続編の『メタルス』では、サイバトロンの先祖ロボット達の船・アークを発見し、メタルスコンボイがパワードコンボイへとパワーアップした後、不人となった基地をランページとスパイダーポッドが強襲。
基地本体にワイヤーを固定し、岩場から引きずり出そうとするも、駆けつけたコンボイによってワイヤーが切断され事なきを得たように見えた……が、ランページがやられ際にコンボイに向けてミサイルを発射。

ミサイルの軌道上にある初代コンボイのスパークを守るために腕のシールドでミサイルを弾くも、ミサイルはそのまま基地を僅かに支えていた岩山に衝突し、支えを無くした基地は中央から徐々に亀裂を生じ始め、重力に逆らうことができず中央部から機首が切断し、滝底の岩間に落下してしまう。
その後を追うように、サイバガードや格納庫等を含めた基地背部は水面に落下、沈没してしまう…。

【新生サイバトロン基地】

基地を失ったサイバトロン一行だったが、初代コンボイらが眠るアークを防衛する任務が新たに出来たそして何よりパワードコンボイがデカすぎてどの道旧基地に入れなくなった為、岩間に落下したアクサロンの機首と、ジャガーの戦艦『トランスワープクルーザー』の残骸を使い、アークが眠る火山地帯に新たな基地を建造した。

◆外部構造

基地自体はアークが眠る山中を基点をしているため、基地のメインゲートは、船の残骸をかき集め継ぎ接ぎで作られた大型の観音開き式ゲートが洞窟入口に設置されている。
その両サイドに有人操作可能型のオートウェポンを設けている。
…が、今までのようにシールドがない状態で運用されており、射角もかなり限られているので死角から狙撃され破壊されてばかりいる。

◆内部構造

アクサロンの司令室部分を中心とした機首の一部を岩壁に取り付け、基地の拠点としている。
動力源等はアークからコードを繋げて確保している。
巨大化したパワードコンボイに配慮したのか、全体的に開放的な仕様になっており、天井が無くなっている。
司令室中央に設置された円形型のモニターテーブルには、パワードコンボイ専用のモニターパネルが接続されている。
フロアが2つに分かれており、2Fがメインルーム、1Fは洞窟との接地面となり、フロアの移動は既存のエレベーターハッチが使用されている。
よって出撃の際は、メインフロアのエレベーターで降下し、洞窟を通りながらメインゲートまで向かう必要がある。
また、迎撃用に出入口方面に向けてオートウェポン1台を備え付けている。

洞窟内にはデプスチャージ等の大型トランスフォーマーも利用可能な大型再生カプセルの他、各メンバーの部屋やメディカルルーム等が組み込まれている。

シールドを失ったこと、また基地全体の敷地面積が広くなったことでオートウェポンでのカバーが行き届いていないことも合わさり防御面は以前と比べるとかなり弱体化している。
第16話にて防御シールドを取り戻すべく、沈没した基地背部から制御システムをラットルが回収しようとするも、失敗に終わり、デストロンのテラクラッシャーに防御シールドが転用されてしまった。*1

【玩具】

海外限定で、ビーストウォーズ10周年記念で作られた『オプティマス・プライマル』にミニチュア玩具が付属。

そして日本版オリジナルで、「トランスフォーマー・ユナイテッド」にて、『UN-28 オートボットスペースシップ　アクサロン』が販売された。
設定上はサイバトロン(オートボット)の戦艦アクサロンが、戦艦アークを乗っ取って不完全な復活を遂げたアークユニクロンの猛威の最中、突如スパークが宿り、トランスフォーマーとなった…らしい。
人智を超えた存在故か、カタログスペックは全て『UNKNOWN(測定不能)』となっている。

玩具は『トランスフォーマー スーパーリンク(海外名：ENERGON)』のテレビ未登場キャラである『シャークティコン』のリデコ品*2である。
その為、ビーストウォーズ劇中とはデザインはもちろん異なるものの、シャークティコン自体がデストロンらしからぬヒロイックでカッコいいデザインだっただけに、所属とエンブレムをサイバトロン(オートボット)に変えただけで全く違和感なく収まっている。

サイズは小さめであるものの、アクションポーズもよく決まり、艦首を展開させたプラズマキャノン砲(仮称)も迫力満点。
手持ち武器は無いが、同時期に店頭特典で配布された『アームズマイクロン ベクターオラクル』*3が狙ったかのようにピッタリ収まる。

【余談】

• 無印第15話は、アメリカではエアラザーが登場する前に放送されたが、日本ではエアラザー登場後に放送されている。これは第13&14話「浮島のデスマッチ」を年末の1時間スペシャルとして放送するために話数調整する必要があり、エアラザーの登場を早めた結果本エピソードが後回しになった事情によるもの。

• 無印第15話にて、コンボイがアクサロンをキャッチした際、ダイノボットとライノックスが画面にぶつかりライノックスが「餃子食った？」と発言しているが、アゲインで後編が放送された日のちょうど45分前の世界では偶然にも餃子の話題が出ていた。

追記修正はダイノボットパンチを食らってからお願いします。

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▷ コメント欄

• メーク・ドラマってフレーズに時代と世相を感じるなあ -- 名無しさん (2023-07-09 08:36:44)
• 劇場版リミックスではメガちゃんがアクサロンに飛び移る時「宣伝しちゃうよ～！　これがっ！　ドルービーサラウンドだぁ～っ！」と叫んでる -- 名無しさん (2023-07-09 14:35:19)
• エピソードの順番が入れ替わったせいでエアラザーだけ仲間はずれにして帰るみたいになったのはさすがに気になるよね -- 名無しさん (2023-07-09 16:10:27)
• メタルス最終回リミックスでもメガちゃんが新春シャンソンショー言ってて笑った -- 名無しさん (2023-07-09 16:59:30)
• ↑初代でも初期の話を後半に持ってきたりして、大半の仲間はどこ行っちゃったの状態になったこともあるけどね。BWはメンバー少ない、話に連続性がある分気になるのかも。 -- 名無しさん (2023-07-10 00:15:38)
• 正確には「新進シャンソン歌手の新春シャンソンショー」だよ。 -- 名無しさん (2023-07-10 00:18:29)
• ダイノボットがいらんことしなきゃポッドの仲間も回収出来て帰還してればリターンズの悲劇も防げた -- 名無しさん (2023-07-10 00:53:27)
• ↑でもどの道デストロンに妨害されてたし、ダイノボットはサイバトロン(特にコンボイ)にとって絶対見捨てられないかけがえのない仲間なのよ -- 名無しさん (2023-07-10 01:02:33)
• シリアスな話なのに、ギャグみたいなタイトル・・・しかし、サイバトロンの通信機破壊成功の回といい、ビーストウォーズという作品そのものを続けさせることに関しては補正がすごいビーストデストロン -- 名無しさん (2023-07-10 08:37:09)
• コンボイ、チータス、タイガトロンのMPでラストシーンを再現できたのは嬉しい -- 名無しさん (2023-08-31 22:56:16)
• 著作権保護のため、項目名を「メーク・ドラマだデストロン(ビーストウォーズ)」から「アクサロン号(ビーストウォーズ)」に変更しました -- 名無しさん (2023-08-31 23:19:40)
• メタルスでアクサロン号が破壊されたのは悲しかった… -- 名無しさん (2023-08-31 23:37:26)
• 項目名だけ変えてなんの意味が…？ -- 名無しさん (2023-09-09 19:12:49)
• 後でなぜかメインルームが岩山にもあったけど、あれメインルームがある舳先の部分は岩に落ちて沈まずに済んだからそれを取り付けたんだな。でもどうやってあのデカいのを回収したんだろう？ -- 名無しさん (2023-11-13 16:24:56)
• ↑×2そりゃ↑×4を読めばわかるだろう -- 名無しさん (2023-11-13 16:30:01)

#comment(striction)

*1 ただし、この防御シールドはタイガーファルコンによってアッサリ破壊されてしまった。
*2 グレーとベージュメインの配色にし、エンブレムとスパーククリスタルをサイバトロン（オートボット）に変えただけ。
*3 『変形！ヘンケイ！トランスフォーマー』のサイクロナスに付属するターゲットマスターのナイトスティックのリカラー。