登録日:2023/03/13 Mon 23:17:00
更新日:2024/07/05 Fri 11:00:06NEW!
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さばみぞれ hj文庫 ラブコメ ツンデレ 両片想い 小説家になろう ライトノベル 学園モノ 23年夏アニメ テレビ東京 おけまる 吉田ぽぷり 夢見る男子は現実主義者 ブラコン&シスコン多め
レーベル:HJ文庫
著 者:おけまる
イラスト:さばみぞれ
概要
小説家になろうに連載されていた小説の書籍化作品。
自己評価が著しく低い主人公と自分の気持ちを自覚していないツンデレヒロインの二人による両片想い学園ラブコメディ。
主人公はメインヒロイン一筋だが、自分の恋が成就することは望んでいないという異色の設定が特徴。
吉田ぽぷりによる漫画化もされているほか、2023年にアニメ化が発表されている。
あらすじ
同じクラスの美少女・夏川愛華に恋焦がれる佐城渉は、彼女との両想いを夢見て、めげずにアプローチを続けていた。
しかし、ある日突然、夢は醒める。
「あんな高嶺の花と俺じゃ釣り合わなくね……?」
現実を見て適切な距離を取ろうとする渉の反応に、愛華は呆然。
「もしかして、私、嫌われたの……?」
勘違いの末、焦り慌てる彼女からは無自覚な好意が見え隠れ!?
両片想いのすれ違いに悶絶必至の青春ラブコメ、開幕!
(1巻あらすじより)
登場人物
主要人物
●佐城渉(CV:宮瀬尚也)
主人公。鴻越高校一年生。
中学生時代から夏川愛華にベタ惚れで、高校も彼女と同じ場所に進学した筋金入り。
その姿はクラスでも噂になっており、周囲からは夫婦扱いされていた。
著しく自己評価が低く、自分の身の丈に合った人生を送ろうと心掛けている。
愛華に惚れてからはそれを忘れて猛アプローチを繰り返していたのだが、ある日サッカー部のサッカーボールが顔面付近に飛んできたときの衝撃で我に返ってしまい、自分が愛華と釣り合うはずがないと考えるようになった。
同時に自分のしてきたアプローチにドン引きしたため、以後はあえて疎遠になるような行動をとるようになって周囲を困惑させている。
なぜかそうなってから多くの女性と知り合って好意を向けられるようになったものの本人はあくまで愛華一筋であり、それでいて自分と愛華が結ばれることは望んでいない。
もっとも自分を必要以上に卑下して必死で誤魔化しているという側面もあり、行動の端々に好意が滲み出てしまっている。
中学生時代に愛華へアプローチする軍資金を得るために年齢詐称してアルバイトをしていたため、高校生にしては高い事務処理能力と接客能力を持つ。
その能力を見込まれ、姉が生徒会副会長なのもあってときどき生徒会の仕事を手伝わされている。
●夏川愛華(CV:涼本あきほ)
メインヒロイン。容姿が良く頭脳も明晰で、クラス内での人気も高い。*1
5歳になる愛莉という妹がおり、彼女のことになると暴走しがちになるシスコン。
渉には中学生時代に告白されて断ったのだが、諦めなかった彼に猛アプローチを受け続けている。
高校に進学してもその関係は変わらず、渉がアプローチして愛華があしらうという2人の姿はクラスの名物になっていた。
渉の存在は既に日常の一つになっていたこともあり、彼が突然疎遠になったことに困惑している。
同時期に渉の周囲に女性が増えたため、嫉妬心などの様々な感情がごちゃまぜになって情緒不安定気味になってしまった。
望んでいた状況になったはずなのにそれを喜ぶことができない自分自身に困惑しながら自分の本当の気持ちに向き合っていく。
サブヒロイン
●芦田圭(CV:花守ゆみり)
高校で知り合った愛華の親友で渉とも仲がいいクラスメイト。バレー部所属。
愛華を「愛ち」、渉を「さじょっち」と呼んでいる。
お気楽な性格に見えて実は洞察力が高く、渉に近づいてきた藍沢という女子の本心を見抜いて挑発するという一幕もある。
普段は渉や愛華とじゃれあっているが、渉が愛華にアプローチしなくなってからは彼の変化に戸惑うようになった。
また渉に少なからず好意を抱いており、彼が思わせぶりなことを言った際には「アタシでも良いの?」と赤面している(直後にあっさり否定されて憤慨したが)。
●佐城楓(CV:小松未可子)
渉の姉。3年生で生徒会副会長。
校内での人気が高く、生徒会内にも彼女を狙う男子は多い。
渉に家族以上の感情は持っていないものの非常に高いヒロイン力の持ち主で、しばしば美味しいところを持っていってしまう。
渉に対しては傍若無人に振舞っているが本心では彼を大切に思っていて、渉の方も不満は多々あるものの姉弟仲自体は悪くない。
渉が愛華を諦めたことを知り、それは自分が弟の自尊心を奪ってしまったからではないかと思い詰めて涙ながらに謝罪し行動を改めると宣言するも、
自分のせいで姉が変わってしまうという事に強い嫌悪感を感じた渉が拒否したため結局は元の関係に落ち着いた。
●四ノ宮凛(CV:石原夏織)
楓の親友の風紀委員長。
クールビューティーなタイプで男女ともに人気が高く、圭からは「凛様」と呼ばれている。
しかし本人は周囲に持ち上げられているせいで親身に接しようとしても上手くいかないことに悩んでいた。
自分が可愛がっている後輩とトラブルがあった渉に興味を持ち、翌日に現場に来たことで知り合う。
その場で成り行きから悩みを相談してアドバイスをもらったことで渉を気に入り、交流を続けるうちに風紀委員に入ってほしいと思うようになった。
同時に異性としても少なからず意識するようになりつつある。
●一ノ瀬深那(CV:佐伯伊織)
渉のクラスメイト。文学少女タイプの大人しい性格。
一学期に渉の隣の席になったものの会話はほとんどなかった。
兄が大好きなブラコンだったが、兄に彼女ができたことを機に兄離れと自立を決意。
その一環として夏休みに行きつけの古本屋でのアルバイトに申し込んだところ、偶然同じ店で先にバイトしていた渉の後輩となる。
そこで色々とサポートされたことですっかり渉に懐いてしまい、二学期以降は困ると渉の後ろにくっつくようになった。
●笹木風香(CV:栗坂南美)
美白浜女子中学校3年生。鴻越高校を志望している。
彼女の弟が中学生に絡まれているのを目撃した渉が助け、連絡先に電話した際に迎えに来たことで知り合った。
後に趣味の読書のために古本屋に行ったところで再会し、交流するようになっていく。
大人びた外見と雰囲気の持ち主で、出会った当初は渉に女子大生だと思われていた程。
ただしその雰囲気はある程度意識して作っており、慌てたりすると年相応になってしまう。
友人達には「少女漫画の世界を拗らせている」とからかわれていた。
過保護気味の両親に育てられた箱入り娘な上に学校が女子中学なのもあって男性との交流の経験がほとんどない。
そんな中で知り合った渉に強い関心を抱いている。
その他
●佐々木貴明
渉のクラスメート。サッカー部所属。
愛華に本気で恋をしており、渉をライバル視しているが仲自体は良好。
渉から愛華を幸せにできる相手として密かに期待されていたが……。
ヤンデレかつブラコンの有希という妹がいて、彼女への対応に苦労している様子。
●山崎
渉の友人。出番は多くないが出るたびにからかわれる弄られポジション。
渉が凛と知り合った際には風紀委員に名前を覚えられたくないと彼の名前を名乗ったものの、
後に凛が渉のクラスに直接訪れたためあっさりバレた。
彼からすればそのおかげで凛と話せたことは役得だった模様。
アニメ版
概要
2023年7月から9月までテレビ東京ほかで放送された。
アニメ版では静岡県浜松市がモデル地として選ばれて、
市を挙げてPR活動もされた。
一方でOP演出が他作品の演出と酷似していたり、
作画面においてキャラデザが安定しない、
髪を染めた主人公の色が変化していない、
背景と登場人物の遠近構図が一致していない等といった作画崩壊ともとれる現象が発生し、
批判を招く事態も起こってしまった。
主題歌
OP:「Paraglider」石原夏織によるOP
ED:「#夏は短し恋せよ乙女」 夏川愛華(涼本あきほ)によるED。
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▷ コメント欄
- 主人公が自己肯定感の低さから自分より下と見るや容赦がなくなる点とか典型的と見せかけてその実結構ドロドロしてる印象(特に主人公) -- 名無しさん (2023-08-06 20:06:10)
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