星龍パーフェクト・アース

ページ名:星龍パーフェクト_アース

登録日:2023/01/02 Mon 16:00:00
更新日:2024/06/28 Fri 13:36:41NEW!
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ゴッドドラゴンによる究極と超絶の戦いは、パーフェクト・ヘヴンを産み出した。



星その物が龍となり、世界の全てが奇跡となる。

*1



星龍パーフェクト・アース》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-27「極神編 第4弾 完全極神」に収録された五色レインボーワールド・ドラゴンであり、同弾のパッケージも飾っている。



解説

星龍パーフェクトアース SR ////自然文明 (5)
クリーチャー:ワールド・ドラゴン 6000
W・ブレイカー
自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。

DM-27にて初登場した五つの文明全てを併せ持つ多色クリーチャーの1体。
極神編では三色クリーチャーが実装されるなど多色カードのピックアップが盛んであり、パーフェクト・アースら五色獣はその集大成として登場した。


召喚には五つの文明全てを必要とする面倒な作業になるためか、コスト5でありながら基礎パワー6000にW・ブレイカーと当時としては破格の基礎スペックをしている。
効果自体はシンプルに一つのみで、シールドから手札に加えるカード全てにS・トリガーを付与するというもの。
単純明快だがその効力は非常に強大であり、どんなに重いコストのクリーチャーでも呪文でもシールドから捲れさえすればS・トリガーとしてノーコストで召喚・発動できる


相手にシールドを割られた際に確実に発動できる反撃手段として活用するのも手だが、敢えて自分からシールドを破壊してS・トリガーを発動させる「暴発」と絡めると能動的に効果を発揮できるようになる。
特に《黒神龍ブライゼナーガ》とのコンボは凶悪の一言。
S・トリガー化したシールドをブライゼナーガの効果で一気に回収できるため、シールドに埋まっていたカード全ての踏み倒しという何とも豪快なコンボが繰り出せる。
DMC-55で同時収録された《超神龍ルナーズベルグ》の効果を活用すれば2体同時に着地でき、公式も推奨する組み合わせのようだ。


天敵はS・トリガーその物を封じるカード。
…が、貴重な逆転要素を潰しデュエマというゲーム性を否定するためか、プレミアム殿堂入りしている《呪紋の化身》を始めとして公式もこの手の効果には厳しく、あまり考慮に入れなくていいかもしれない。
警戒すべきは、シールドその物を墓地へと追いやる《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》に代表されるシールド焼却効果の方だろうか。



派生カード


星龍が残していった記憶は、様々な問題を引き起こした。


星龍の記憶 R 光文明 (3)
呪文
S・トリガー
次の自分のターンの終わりまで、自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。

パーフェクト・アースのS・トリガー化が呪文化して登場。
一色かつ3マナで唱えられるので発動コストは大幅に低下し、このカード自体にS・トリガーが盛り込まれた事で相手ターンにも発動できるように。
しかし、その実態は裁定変更に振り回され悲しき運命を辿ったカードで、2017年3月25日に行われたルール改訂の前後で効果が大きく異なっている。


改訂前はテキストが「次の自分のターンの終わり」と解釈されていた。
この呪文を唱えてから相手ターンを挟んで次に来る自分ターン、すなわち最大で3ターンは効果が持続するという仕様であった。
単純に唱えるだけでも相手にシールドのブレイクを躊躇わせる牽制としての役割が期待できた他、ターンを持ち越して貯まったマナを用いてシールドを暴発させ、様々なコンボに活用できる器用なカードだった。


ところが改訂後では、「次の自分のターンの終わり」として扱われるようになってしまった。
つまり自分のターンで唱えてもそのターン中には効果が途切れてしまい、S・トリガー化が1ターンしか持続しなくなった
相手ターンにS・トリガーとして発動できれば効果が2ターン続くのは変わらずだが、相手に圧力を掛ける牽制手段としてすら使用できなくなった事で著しく弱体化。
このカードにコンボを依存していたデッキの多くが瓦解し、実戦では最早使われることがない程に落ちぶれてしまった。
どうしてこうなった…かと言うと、転生したこいつの裁定に巻き込まれたせい



奇跡を起こす相方がいれば、その力は何倍にも膨れ上がる。


暴発秘宝ベンゾ R 闇文明 (4)
クリーチャー:パンドラボックス 2000
このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つブレイクする。
星龍の暴発 R 光文明 (7)
呪文
S・トリガー
次の自分のターンのはじめまで、自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。このターンが自分のターンなら、クリーチャー側を出す。

《星龍の記憶》の裁定変更後に収録された調整版。
暴発コンボで共によく使われていた《暴発秘宝ベンゾ》とのツインパクトになった。


コストは7とパーフェクト・アース以上の数値に上昇し、効果の持続時間が「次の自分のターンのはじめまで」指定になった。
S・トリガーとして相手ターンに発動すると自分のターンの始めに切れてしまうようになったが、逆に自ターンに唱えれば次のターンにも効果を持ち越せるので、元々あったシールドブレイクを躊躇わせるための機能がついに復活した。
また、自分のターンに発動すれば唱えた直後にベンゾとして召喚でき、cipで自分のシールドを割る暴発コンボがこれ1枚で実現するようになっている。


接続 パーフェクトワールド VR 光/闇/自然文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/ワールド・コマンド・ドラゴン/ディスタス 11000
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
W・ブレイカー
カードが自分のシールドゾーンから墓地に置かれた時、それが自分のマナゾーンの枚数以下のコストを持つディスタスまたはディスペクターなら、出す。そうでなければ、手札に加える。
自分の他のクリーチャーすべてに「ササゲール2」を与える。

同じく五色レインボーのドラゴンである《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》と接続させられたディスペクター
見た目はパーフェクト・アースをベースとして、AOTWの構成要素であるドラグハートの《龍魂教会 ホワイティ》《龍魂宮殿 ブラックロ》《龍魂遺跡 グリーネ》がそれぞれ背中・右腕・左腕に装着されており、五色レインボー同士の合成でありながら三色しか持たない理由付けとなっている。


効果としてはディスペクター共通のEXライフによる除去耐性に加え、シールドが直接墓地に行けばディスタスかディスペクターでマナゾーン以下のコストを持つなら踏み倒せる。
ブレイクではなく墓地に置かれた時なのでシールド焼却に対応しており、cipでいきなりシールドを3枚まで焼き払ってくる《CRYMAX ジャオウガ》が相手でも粘り強く戦えるようになる。
更には味方クリーチャー全体へのササゲール2付与まで付いており、自身もディスタスを併せ持つ事からディスペクターのサポートに特化した性能に仕上がっている



デュエル・マスターズ プレイス

星龍パーフェクトアース SR 光/水/闇/火/自然文明 (5)
クリーチャー:ワールド・ドラゴン 6000
自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。
攻撃する時、カードを1枚引く。その後、自分の手札1枚をシールド化する。
W・ブレイカー

大まかな効果は据え置きで、新たにアタックトリガーによって山札から1枚ドロー&手札から1枚シールド化する効果が追加された。
攻撃する毎に発動するシールド追加と考えても便利だが、ことパーフェクト・アースの場合は「暴発」と絡めれば任意のカードをS・トリガーとして踏み倒せるコンボに繋がる。
1枚ドローしてからシールド追加するので、踏み倒すための選択肢が増える点でも嬉しい。



背景ストーリー

超絶究極神》までもが降臨し、激化する一方だった闇文明ゴッドの激突。
そんな混戦の最中に星その物が龍となる形で現れたのが《星龍パーフェクトアース》だった。
星龍が出現した事で《ミラクルルン》と始めとしたその他の五色獣も出現し始め、世界はますます混迷を極めていく事に…。


また、背景ストーリー上ではマナやコストといったゲーム上のシステムも超獣世界の出来事に落とし込まれているのだが、パーフェクト・アースの登場によってS・トリガーは「奇跡」として描かれている事が明らかとなった。
この表現は後に《奇跡の精霊ミルザム》でも取り入れられている。



漫画での活躍

『デュエル・マスターズ FE』にて、ザキラとの最終決戦で勝舞が使用。
ヘヴィ・デス・メタルのワールド・ブレイカーで残りのシールドが砕かれていく中で《母なる大地》により場に出た。
効果で残りのシールド3枚をS・トリガー化し、《青嵐の精霊バルキア》《銃神兵ディオライオス》《ボルシャック・大和・ドラゴン》の3体を踏み倒す事に成功する*2


ディオライオスのcipでヘヴィを破壊し、勝舞のターンが回ってくると残るデス・メタルにパーフェクト・アースを自爆特攻させて《ダーク・ルピア》の効果でメタルを道連れに破壊。
絶望的な状況から逆手要素であるS・トリガーをフル活用し、破壊龍神の両翼を捥ぐ大健闘を見せた。


尚、実はヘヴィを破壊した時点で破壊神の攻撃強制効果は失われているため自爆特攻をする意味は無く、返しのターンでのザキラの行動次第ではそのまま押し切って勝てていた可能性があったりする。


余談

  • あまり意識する事も無いだろうが、このカードが出来るのはS・トリガー化であってS・トリガーXではないため、クロスギアを踏み倒してもクリーチャーにクロスさせる事は出来ずジェネレートまでしか行えない。



追記・修正は《黒神龍ブライゼナーガ》の効果で一気に暴発させてからお願いします。


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  • 星龍の記憶は…嫌な事件だったね… -- 名無しさん (2023-01-02 16:18:19)
  • 敵対者であるゼロ・フェニックスがコイツの天敵能力である盾焼却を持ってるのが子供心に上手い展開だと思った思い出 -- 名無しさん (2023-01-02 17:29:03)
  • 漫画での展開は当時のシールドブレイク処理のルール(選んだ順に一枚ずつブレイクしていき、その効果を処理した後で次のブレイクを行う)に基づいているので、現行ルールでは再現不可能な点は留意されたし -- 名無しさん (2023-01-03 11:33:19)

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*1 画像出典:Twitter イラストレーターKotakan(コタカン)氏 @kotakan69 2023年6月24日掲載 https://twitter.com/kotakan69/status/1672468712476246018?s=20 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids
*2 当時のブレイカー能力の裁定がブレイク枚数まで相手のシールドを選んだ後ブレイクする順番を指定し、指定された順番でブレイク処理を行いその都度S・トリガーやS・バックの発動を確認するものだったため可能だった。現在の裁定だと指定されたシールドを全て同じタイミングでブレイク処理を行うため不可能なプレイングになっている。

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