登録日:2022/10/22 Sat 00:00:07
更新日:2024/06/27 Thu 10:43:59NEW!
所要時間:約 5 分で読めます
▽タグ一覧
TPUアサカゲ ユウイチロウウルトラマンデッカーテラフェイザー小柳友新生GUTS-SELECT科学者博士
『あてのない善意』というものは、逆に人を傷つける結果になる事もある。気をつけた方がいい。
アサカゲ ユウイチロウとは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマンデッカー』の登場人物。
演:小柳友
【概要】
TPU技術部に所属する科学者。31歳。
短めの金髪が特徴的な男性で、新生GUTS-SELECTに出向し、技術指導を行っている。
詳しくは後述するが、彼の開発したものは新生GUTS-SELECTの戦力の中枢を担っているものばかりであり、一度予算縮小を受けた上に設備配備も急を要した組織にはなくてはならない重要人物である。
【人物像】
冷静沈着で判断力も高いが、基本的に無表情で口数も少なく、どこかミステリアスな雰囲気も醸し出している。
しかし、自信作であるテラフェイザーの機動実験が台風(より厳密には、それを引き起こしていたライバッサー)のせいで中止の陰りが見えた際には露骨に不機嫌になったり、
その拍子にそれまでの説明もどこまでしたのかも忘れてしまうなど、良くも悪くも人間らしい感情はしっかりと持ち合わせている。
また、必要とあれば自ら体を張る事も厭わなかったり、未だにはっきりとした戦う理由を見つけられていないアスミ カナタに上記の台詞で警告半分に諭すと同時に、彼に対して「何か目標ができるといいですね」と背中を押すなど、
その技術力も合わせて頼れる部分や年長者らしい達観した面も垣間見せており、組織の面々からも「博士」と呼ばれて大いに信頼されている。
ある種の後方支援が主な役割のために前線に出る事はほとんどなく、そのせいで出番を貰えないエピソードも一定数あるが、
第12話にてHANE2 / ハネジローの記憶データを閲覧していた際、本機が厳重にプロテクトを掛けていたカナタとの会話を見てしまった事で「カナタがウルトラマンデッカーである」という事実を知ると……
【発明品】
- 電脳友機 HANE2 / ハネジロー
今作のマスコットキャラ。
状況分析や情報リサーチはもちろん、有事の際にはGUTSホークを操って戦闘までこなす高性能AIであり、劇中でもアサカゲがそのアップデートを施すシーンがある。
- GUTSホーク
新生GUTS-SELECTを象徴する新型戦闘機。
ハネジローが内部ボディに意識を転送して操縦する。
2本の巨大マニュピレーター「タロンアームズ」を装備し、フライトモードからタロンアームズを後方に展開した高速移動形態「飛竜モード」に変形する。
また、タロンアームズには高出力ビーム兵器「ホークタロンビーム」が装備されており、単騎での戦闘性能も十分に高いが、
その真価はもう一つのマシンであるGUTSファルコンと合体し、GUTSグリフォンとなる事で発揮される。
また、後に搭載された「ハイパーソーンレーザー」は直撃すればスフィア合成獣すらも葬る程の威力を誇る。
- [[電脳魔人 テラフェイザー>テラフェイザー]]
かつて凍結された「DG計画」をアサカゲが再始動させて完成にこぎ着けた対怪獣用巨大人型戦闘ロボット。
新物質・TR粒子や複数の武装を駆使して戦う、アサカゲ自身も「私の希望」と称する程の最高傑作となっている。
詳しくは個別項目を参照。
【余談】
- 演じる小柳友氏は過去に映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』にて、主人公のランを演じた経験の持ち主。
- オープニングで紹介されるシーンではオープニング用に撮影されたカットインがなく、本編映像の寄せ集めで構成されている。更にオープニングに出てくるのは紹介時のみで、GUTS-SELECTのメンバーと一緒に映るシーンは一切ない。名目上は別部署の人間だからだろうか。
追記・修正は、最高の戦闘ロボットを造ってからお願いします。
&link_up(△)メニュー
項目変更&link_copy(text=項目コピー ) &link_diff(text=項目変更点 )&link_backup()&link_upload(text= アップロードページ)
[#include(name=テンプレ3)]
【注意!】ここから先は第14話以降のネタバレが含まれます。
花……木々……空……風……雲……太陽……虹……海……浜辺……
アサカゲ博士!?
森……石……砂……大地……!
SUMMON TERRAPHASER!
カナタ君……君が“この時代のデッカー”だったとはねえ……。
アサカゲ博士、どういう事ですか!?
君を倒すために造ったテラフェイザーだ。これ以上、邪魔はさせない……!
[[アサカゲ ユウイチロウ/バズド星人アガムス>アサカゲ ユウイチロウ]]
登録日:2022/10/22 Sat 00:00:07
更新日:2024/06/27 Thu 10:43:59NEW!
所要時間:約 5 分で読めます
▽タグ一覧
アサカゲ ユウイチロウ バズド星人アガムス ウルトラマンデッカー 小柳友 博士 科学者 新生guts-select テラフェイザー 裏切り 衝撃の展開 歴史は繰り返す フェーズ2 宇宙人 異星人 金髪 ネタバレ項目 ウルトライバル 全ての元凶 だいたいこいつのせい 八つ当たり 哀しき悪役? スフィア 未来人 タイムトラベル 復讐者 人間嫌い 自暴自棄 哀しき悪役 tpu フェイズライザー 綺麗なゴクウブラック 綺麗なザマス 「君だけを守りたかった」男
「アサカゲ ユウイチロウ」とは地球で活動するにあたっての偽名であり、その正体はバズド星という異星の住民であり、本名を「アガムス」という。
【概要(ネタバレあり)】
アガムスとしての正体を明かして以降は、青いラインが走る灰色のレザースーツを身に纏うようになる。
服装以外の外見は一切変わっていないが、その出自や言葉の節々から見た目以上に長い年月を生きてきた事が窺い知れる。
加えてスフィアやデッカー周りの事情について相応に精通しているらしく、さらにはテラフェイザーを対デッカー用の兵器として開発しているなど、デッカーに対して並々ならぬ敵意を抱いており、
そうした事情が絡んだ際にはアサカゲを名乗っていた頃から考えられないような感情的な振る舞いを見せる。
【フェイズライザー】
SUMMON TERRAPHASER!
アイテム音声:マックスウェル・パワーズ
アガムスが携帯する拳銃型デバイス。
テラフェイザーの顔部分のような銃身を持ち、普段は「ガンモード」と呼ばれる形態を取っているが、
銃身にテラフェイザーカードを装填する事で上記の電子音が流れ、その直後に銃身後部のレバーを引いて直立させる事で「スパークモード」に変形する。
それと同時に使用者をテラフェイザーのコックピットに転送し、そこにあるディスプレイに挿し込む事でテラフェイザーの操縦機となる。
また、怪獣カードを装填する事により、「ATTACK(怪獣名)!」の電子音声と共にテラフェイザーにそのカードに対応した怪獣の攻撃データを付与する。
他にも電子頭脳をダウンさせる特殊な光弾を発射する機能も備えている。
【テラフェイザー(フェーズ2)】
デッカーの味方に見せかけて実は対ウルトラマンデッカー用戦闘兵器だった巨大ロボ。
フェイズライザーを使ったアガムスが搭乗する際は、原典『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』の「電脳魔人[[デスフェイサー>デスフェイサー]]」に似た禍々しい顔の「フェーズ2」に変化する。
元々は有人操縦タイプの機動兵器でもあり、アガムスが操縦する際はテラフェイザーの頭部に存在していたコックピットにアガムスが搭乗。
スーツに設けられたコネクターにコクピット内の電子コードを接続する事により、アガムスの思考をトレースする形で操作することが可能になるが、
生体と機械を強引に繋げている都合上、アガムス自身に多大な負担がかかっているらしく、接続時には痛みによる苦悶の声を上げ、戦闘中も汗だくとなっている。
フェイズライザーから怪獣カードのデータを転送する事で更に戦闘力が増しており、
……といった新たな攻撃手段を獲得。
切り札のTRメガバスターもチャージ時間が短縮されてこれまでよりも短いスパンで発射出来るようになっており、HANE2が操縦していた時よりもスペックが上昇している。
【劇中での動向】
第14話「魔神誕生」
デッカーとハネジローが操るテラフェイザーが強化復活を遂げたスフィアザウルスを向か撃つ戦闘の中、上記のうわ言を呟きながら突如現れると、ハネジローの機能を停止させてテラフェイザーから追い出し、代わりに自身が機体に搭乗。
そのままスフィアザウルスと共にデッカーを攻撃する。
デッカーに変身するカナタが突然の出来事に混乱が収まっていなかった事もあってほとんど一方的に圧倒し、TRメガバスターで変身解除にまで追い込むと、止めを刺すべく地上に降りた。
君に恨みはない。その身に宿す“光”が目障りなのだよ。
その場の空気に似合わぬ穏やかな口調でそう告げて発砲しようとするが、その直前に特撮でよく見る顔の謎の男が姿を現し、2人の間に割って入った。
互いに見知った間柄らしく、その男に対して「もうじきスフィアが地球を飲み込もうとしている」事を話すが、男はアガムスに哀しみのような感情も込めて語り始めた。
そんな事を“レリア”が望んでいると思うか?
こんな事をしてもレリアは───
貴様がァ!その名を呼ぶなァッ!!
「レリア」という名前がその男の口から出た途端に、それまでの冷静さをかなぐり捨てて激昂。
再びテラフェイザーに乗り込むと、その男が変身したデッカーと対峙する。
またもスフィアザウルスとの連携を張るも、カナタの変身したデッカーに比べて明らかに戦闘慣れしているデッカーにはやや手こずるが、
それでもほぼ互角の戦いを繰り広げ、TRメガバスターとセルジェンド光線の撃ち合いを展開するのだった……。
第15話「明日への約束」
どういうことですか博士!?
言ってたじゃないですか……!『故郷を……地球を守る』って!!
俺の故郷はバズド星! お前達地球人のせいで滅んだ星だ……。
お前達が、宇宙に進出などしなければ……!!
本人や、謎の男こと[[「デッカー・アスミ」>デッカー・アスミ]]の口から、彼らの事情について部分的に明かされた。
アガムスは異星人であると同時に劇中から数百年先の時代からやってきた未来人であった。
その時代、地球は本格的に宇宙開拓に乗り出しており、アガムスの故郷であるバズド星とも外交を結んでいた。
しかしそれが遠因となり、バズド星は劇中時点での地球と同じくスフィアの標的にされ、スフィアバリアに覆われてしまった。
しかも、そんなスフィアとの戦いの中でアガムスは大切な女性・レリアを喪ってしまう。
「宇宙の摂理」とすら称される程の力を秘めるスフィアの存在と、大切な人の死……これらはアガムスに大きな絶望とやり場のない怒りを植えつけた。
そしてアガムスはあろうことか、一連の悲劇の原因をバズド星に接触してきた地球のせいだと責任を丸投げ。
更にそれだけに飽き足らず、スフィアを引き連れて現代までタイムトラベルし、バズド星と同じ状態にしようと動き出した。
即ち、このアガムスこそが『デッカー』の物語における全ての元凶だったのである。
未だ不明な点は多いものの、確かにスフィアがバズド星に近づいた事については地球が関係しているかもしれない。
だが、その全てはスフィアが本能によって勝手に起こしたものであり、アガムスの主張は結果論でしかない。
加えて、他のバズド星人達はデッカー・アスミの口から苦境に陥ってなおもスフィアに立ち向かっている事が明かされており、アガムスの絶望はある意味身勝手かつ、ともすれば同胞達への裏切りにすら繋がり得るものである。
そして何より、彼の行動はマルチバースが広がっているウルトラシリーズの世界観においては、[[未来が分岐して「地球がバズド星と出会わなかった世界線の宇宙」が生まれるだけであり、アガムス達の時代におけるバズド星の運命は少しも変わらない。>アブソリューティアン]]
しかも、アガムス自身もこの事は理解しており、結局のところ一連の行動は本来の敵に敵わないからという理由だけで、直接の関係がない自分よりも弱い存在を相手取った質の悪い八つ当たり以外の何物でもない。
カナタとデッカー・アスミはアガムスを説得しようとするが、もはや恨みと悲しみにまみれたアガムスには何を言っても無駄だった。
ずっと騙してたのかよ……!?
『何か目標ができるといいですね』って、言ってくれたあの言葉も……嘘だったのかよ!?
フッ、純粋だなあ……。
君のその純粋さには……虫唾が走る!!
そして再びテラフェイザーを起動するアガムス。
戦う体力のない彼らを追い回して始末しようとするが、「巻き込まれたからではなく、今いる地球を守りたい」という思いに目覚めたカナタは、デッカー・アスミから託されたウルトラディーフラッシャーでウルトラマンデッカーに変身し、テラフェイザーに立ち向かう。
既に動きを見切っていたアガムスは易々とデッカーを追いつめていくが、デッカー・アスミから力を分けられると、ウルトラマンデッカーは最強形態・ダイナミックタイプへと強化変身を遂げる。
ダイナミックタイプとなったデッカーには流石のテラフェイザーも押されていき、護衛していたスフィアザウルスはデッカーフラッシュダイナミックで倒され、テラフェイザーもダイミュード光線で破壊された。
だが、アガムスは往生際悪く爆発から生き残っていた。
花……木々……空……風……雲……太陽……虹……
――海……浜辺……森……石……砂……大地……――
うあああアアア―――――ッッッ!!!
森の中を彷徨うアガムスは、生前レリアが呟いていた言葉を苦しそうに呟き、虚空に向かい慟哭する。
一方、カナタは未来に帰還するデッカーから「アガムスを救ってやってくれ」と頼まれている。
果たしてカナタはアガムスの暴走を止め、彼を救う事ができるのか……?
第16話「君は君のままで」~第17話「過去よりの調べ」、特別総集編「テラフェイザーの脅威」
アガムス自身の登場はないが、その裏切り後の各人物や組織の出来事が語られている。
第16話では回想シーンでのみ登場。
しかし、テラフェイザー暴走の一件はカナタに暗い影を残しており、浮遊幼獣スピニー(双頭怪獣パンドン幼体)の敵意に満ちた眼差しから彼にアガムスを思い出させた。
更に第17話では、新生GUTS-SELETにアガムスを今まで秘匿していた疑惑がTPU本部より掛けられ、その内部調査局長のメトロン星人・ナイゲルによってムラホシが軟禁され、新生GUTS-SELETが一時出撃不能になる事態も発生してしまった。
しかも、特別総集編ではその嫌疑はアサカゲ時代のアガムスと関係の深かった特務3課にも及び、課長のホッタもナイゲルの尋問に遭った事が語られた。
また、マルゥルはテラフェイザーを開発する計画であった「DG計画」を「DECKER GENOCIDE」と読み解き、アガムスが初めからデッカーを抹殺する為にTPUを利用していた事に気が付いている。
組織内の波乱の動向を見るに、やはり彼がアサカゲとして残してきた功績と影響力が如何に大きかったを再確認できたと言える。
第18話「異次元からのいざない」
破壊されたテラフェイザーを異次元空間で再開発後、再び地球に現れるも、その直後にTPUの小隊に発見される。
しかし、その場に異次元人 ヤプールが出現。
小隊を蹴散らしたヤプールは、ウルトラマンが共通の敵であることから、アガムスに共闘を持ちかけ、アガムス自身もそれを承諾した。
そして、ヤプールの手駒であるアリブンタを利用して大規模な陥没事故を起こしてGUTS-SELECTをおびき出し、現場に出ていたカナタを異空間に引きずり込む。
既にデッカーそのものだけでなく、オリジナルのダイナミックタイプの力を発現させたカナタに対しても本格的に敵視していたアガムスは、その場でカナタを亡き者にしようとする。
君は実に危険で邪魔な存在だカナタ君……!
だが、カナタもまたみすみすそれを受け入れるつもりはない。
アガムスはその場でカナタと取っ組み合いになった。
教えてくれ!あんたがやりたいことってのは、本当に復讐なのか!?
黙れ!!地球人のせいで私の故郷は……!
今度はそれが因果の楔となって地球を滅ぼす……!
……分かんねぇ!!
何が分からないというのか!?
あんたを、どうすれば救えるかだよ!!
そうして揉み合いになっている内にカナタともども元の場所に戻ると、ウルトラマンデッカーと対戦するアリブンタを援護するべくテラフェイザーを起動。
ただでさえ超獣のパワーに苦戦するデッカーを、2対1という状況下で更に苦しめ、TRメガバスターで仕留めようとする。
これで終わりだ……!
君も……忌々しいこの地球も……!
『私を救う』?ハッハ……救われるさ!今この瞬間になぁ!
だが、デッカーは土壇場で本領を発揮。
ミラクルタイプやウルトラデュアルソードを駆使した攻撃には流石のテラフェイザーも堪え、アガムスを吐き出して機能停止し、そのまま異空間へ撤収。
残されたアガムスは、ダイナミックタイプに倒されたアリブンタの爆発の巻き込まれそうになるも、咄嗟に庇ったデッカーによって事なきを得た。
……かに思われたが、そのアガムスはヤプールが変身した偽物であり、隙を突かれたデッカーはヤプールによって月面に飛ばされてしまった。
それを見たアガムスは、デッカーの無力化を確信し、地球の殲滅に動き出すのだった。
君が居なくなった地球は、簡単に滅ぼせそうだよ……。
第21話「繁栄の代償」
スフィアの死骸を利用したSプラズマ増殖炉を持つサイテックラボラトリーの敷地に人知れず侵入し、その調査に来ていたカナタを発見した。
スフィアジオモスとそれにスフィアバリアから呼び出されたスフィアザウルスが現れても特に行動を起こす訳でもなく、その2体の討伐作戦の最中カナタが弾薬切れを起こして建物の影に隠れると、新しい弾倉を手渡しながらカナタの前に現れた。
制御できないスフィアの力に手を出した地球人達の愚かさを嘲り、スフィアの力から生み出したSプラズマ増殖炉の試作機を使って戦おうとする姿勢すらも批難した。
繁栄の先で何が起こるか想像もできない……
そんな愚かな生命体が宇宙に進出するからバズドは滅びの道を辿ったのだ……!
更にアガムスは、地球人こそがバズド星にスフィアを持ち込んだことをカナタに突きつけ、その心を大きく揺さぶった。
その結果、迷いが生じたカナタは、ウルトラディーフラッシャーを起動できなくなってしまう。
一方、GUTS-SELECTの奮闘によってスフィアザウルスは撃破されるが、残ったスフィアジオモスはその死骸を吸収してダメージを回復。
再びスフィアザウルスを呼び出そうとする。
だが、スフィアザウルスがバリアから這い出ようとした直後、その体は木端微塵に粉砕された。
そこに降り立ったのは……
色の指定が間違っています。
そのままスフィアジオモスとも戦うダイナを妨害すべく、またもテラフェイザーを起動。
数の優位性でダイナを手こずらせるが、懸命に戦う仲間達の姿で奮起したカナタはウルトラマンデッカーに変身し、ダイナとのタッグでテラフェイザーとスフィアジオモスを迎撃する。
その激戦の最中、ダイナのウルトラフォークがテラフェイザーのTRメガバスターの砲身に直撃。
怯みながらも怒りを燃やすアガムスだが、その時、コクピットからスフィアの鳴き声が響きわたった。
実際、ハネジローもスフィア反応をテラフェイザーから探知しており、アガムスは「こんな時に……!」と苦虫を噛みしめた表情をしながら、テラフェイザーで撤退するのだった。
【余談(ネタバレあり)】
- 彼の発明品であるテラフェイザーのモチーフであるデスフェイサーやテラノイドの末路から、アサカゲにも闇堕ちや裏切りの疑惑は多くの視聴者の間で持ち上がっていたが、そもそもの正体がアガムスという宇宙人な上に、デッカーとも長い間因縁深い相手であるという、壮大なオリジナル要素が断片的とはいえ開示された為、単なる予想通りの展開で終わると油断していた視聴者を大いに驚かせた。
ちなみにその種族名と本名は正体が発覚した第14話では劇中で明かされておらず、後に番組公式Twitterなどで公開された。
- 演じる小柳氏及び共演者一同は本編の撮影開始時点でこの設定を把握しており(「科学者ですが、ヴィランです」というオファーだったらしい)、
特に小柳氏本人はウルトラDフラッシャーで遊んでいる甥っ子のムービーが身内から送られてきた際には、今後の展開を知っているだけに困惑してしまったらしい。
- 前述の通り小柳氏はかつてゼロの変身者を演じていたわけだが、第14・15話で一時的にデッカーに変身出来なくなったカナタ役松本大輝氏の「ものすごく嫉妬した」という言葉に対して、「元カノの結婚式見てるみたいな気持ちになる」と、変身者が頻繫に変わる元ゼロ役らしいコメントを残している。
- 防衛チームに潜んでいた悪役という事で、『ウルトラマンネクサス』のラスボスである石堀光彦ことダークザギを思い出した人もいたとか。
ちなみにこちらの演者である加藤厚成氏はシリーズ屈指の問題人物役を経て、善人のペダン星人役に回帰している。
- フェイズライザーは後にプレミアムバンダイ限定商品としてDX玩具化。
本体の他にテラフェイザー、ゴモラ、エレキング、モンスアーガー、ネオメガスの5枚のモンスディメンションカード*1も同梱されている。
また、本体側にもアサカゲ / アガムスの劇中台詞が収録されている。
- フェイズライザーの音声を担当するマクスウェル・パワーズ氏は前作から登場するGUTSスパークレンスの音声を担当しており、2年連続でアイテムのシステム音声を担当する事になった。
機構も似ているため「GUTSスパークレンス系列の改造品なのでは?」という意見もある。
追記・修正は、素性を隠してロボットを開発してからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 立て乙です。なんか監督&脚本つながりか、「エピソードZ」のトキオカ隊長ことザビルっぽくも見えてしまう… -- 名無しさん (2022-10-22 00:18:05)
- 「宛ての無い善意は~」って台詞が気になるけど先代デッカーの善意でレリアを喪ったのか? -- 名無しさん (2022-10-22 04:45:58)
- もはやTPUは「街に出るときは擬態してるけどほんとは宇宙人です」とCOしてくれる輩の方が信頼できそうである -- 名無しさん (2022-10-22 08:30:16)
- 最終的にはテラフェイザーともども味方に戻ってくれそうな気がする(願望) -- 名無しさん (2022-10-22 11:25:49)
- イグニスは地球の技術を使ってウルトラマンの力を手に入れたけどアサカゲ博士は地球の技術使ってウルトラマンを倒そうとしてたんだな。あとは母星を諦めてない男と母星を諦めてる男で反対なのも面白いね -- 名無しさん (2022-10-22 15:10:23)
- ↑同じ復讐者だけど、「ウルトラマンの力で母星を滅ぼした元凶を狙う」イグニスと「母星を滅ぼした元凶を利用してウルトラマンと地球を狙う」アサカゲで対になってるな。 -- 名無しさん (2022-10-22 15:37:42)
- 映画だけとはいえ、ウルトラマンやった人を同シリーズの悪役として再起用とは思い切ったことするなあ -- 名無しさん (2022-10-22 16:24:36)
- ↑2改めてみると、母星を完全に滅ぼされたのに「へこたれねえぞ!一から復興してやる」と意気込むイグニスニキが鋼メンタルすぎる -- 名無しさん (2022-10-22 17:18:21)
- ↑3,4あとはイグニスが地球で仲間を得たのに対して、アサガゲは地球で得た仲間を自分から捨ててるな。最終回までにどれだけイグニスとアサカゲの相違点が出て来るのやら -- 名無しさん (2022-10-22 19:12:19)
- アガムスはレリアって人失ってからの復讐つってるけど母星はまだ戦い続けて本当の加害者がスフィアなのに勝てねえからでやっても意味のない地球へのスフィア送り込みは復讐というより八つ当たりにしか見えんぞ -- 名無しさん (2022-10-22 20:12:05)
- 今のところジャグラス ジャグラーが一線を越えてさらに悪辣になっちまったのがアガムス、逆にジャグラスでも凹みそうな局面でも耐えて前向きに生きてるのがイグニスって感じですねぇ。 -- 名無しさん (2022-10-22 22:24:46)
- デッカーではニュージェネヴィランいないのかな? と思わせておいてからのニュージェネヴィラン枠だったとはなー -- 名無しさん (2022-10-22 23:53:48)
- ↑3 15話の台詞だとバズド星にスフィアが入るきっかけを作ったのが地球人と聞こえるから、その点で地球や地球人を恨むのは分からんでもない。ただ時間遡行能力でバズド星来訪を変えようするでなく遡れる限り戻った上で地球を滅ぼそうとするのはさすがに筋が通らない気もするし、その意味では一種の弱い者狙いでもあったのかなとも思う。 -- 名無しさん (2022-10-23 02:48:24)
- イグニスとの対比で考えると、直接の敵であるヒュドラムのみを復讐対象として拡大解釈して他の闇の巨人も対象にするなんてことはしなかったイグニスと、直接の敵であるスフィアを対象にせず無関係ではないにせよ八つ当たり気味に地球を対象にしているアガムスで逆になっているね。逆に共通点としてはヒュドラムと同じ闇の巨人であるトリガーダークに変身したイグニスと直接の敵だったスフィアと地球の技術がベースのテラフェイザーで地球を攻撃するアガムス、で敵と同じ力を使っているって共通点があるかな。 -- 名無しさん (2022-10-24 21:38:13)
- これスフィアにめちゃめちゃにされた別の宇宙人が”やらかしの原因が未来から来たバズド星人”と知ってブチ切れて現代のバズド星に攻め込むとかもありうるのでは・・・ -- 名無しさん (2022-10-29 08:25:06)
- 自分的には同情はしないけど救いはあってほしいし、けじめとして何発も殴られてほしい。あと弱い犬ほどよく吠える。 -- 名無しさん (2022-10-29 10:56:19)
- バズド星の人々は超能力的なの持たないタイプの異星人か?生身の戦闘力は低そうにも見える。非力な科学者タイプの異星人がここまでの事引き起こしたのか -- 名無しさん (2022-10-29 16:50:03)
- バズド星がどんな惑星だったか今のところ謎だけど、もとから自然豊かだったのか、それとも自身らの科学力のせいで環境破壊の危機→地球人の自然を愛する心を知り、自然を戻す技術や地球固有のものを譲渡。アガムスが地球を逆恨みする理由はできれば後者であってほしい。 -- 名無しさん (2022-10-30 11:38:46)
- 初期のジャグラーっぽさもあると同時に、手が付けられないほどクソガキって感じもする。 -- 名無しさん (2022-11-01 19:12:16)
- 話を聞くに「スフィアには絶対勝てない、バズド星は助からない」から自暴自棄になったみたい。となると最後は現代でカナタ達がスフィアを倒す→希望を得たアガムスが未来へ戻りデッカー(子孫)と協力して闘いに向かう…って感じかな -- 名無しさん (2022-11-01 21:31:33)
- アガムスが色々と発明してたのって最初からテラフェイザー開発への段階を踏む為だったのかな? -- 名無しさん (2022-11-04 21:11:08)
- ナイゲルとムラホシ隊長の話を見た後でこいつを思うと、責務を放棄した挙句、私情と感情に任せて迷惑しかかけてないでかい駄々っ子でしかない改めて思う。 -- 名無しさん (2022-11-05 12:19:39)
- 今は隠してるだけで「なんで自分がウルトラマンに変身できない!?レリアまで喪ったのに!」とか思ってそうだなぁ -- 名無しさん (2022-11-05 16:01:50)
- まだ未来がどうなってるのか断片的にしか明かせない以上ここの連中程悪意的には見れないな。少なくともこの人殺してめでたしめでたしは絶対にありえない。 -- 名無しさん (2022-11-08 21:06:59)
- アガムス「虫唾が走る!」(バキューン!) 俺(躊躇なく普通に撃ちやがった!?) おっさんがかばってくれたが、あれは最初から殺傷力を抑えたビームを撃ったのか、おっさんが人間離れした頑丈さだから助かっただけで威力は普通に致命的なのかどっちだ -- 名無しさん (2022-11-08 21:48:48)
- アガムスを非難する声は多いが、ジャグラーから続くヴィラン枠は基本的に少しは救いのある終わり方をするし、デッカーから救ってくれと頼まれた以上は斟酌無き断罪は望めないだろう -- 名無しさん (2022-11-09 21:01:03)
- 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-11-13 16:43:52)
- ↑2ただアガムス大切な人を失い故郷すら滅ぶ寸前で心へし折れそうなのを復讐心で何とか持たせてるっぽいしこの先どうなるかね -- 名無しさん (2022-11-18 14:20:07)
- なんとなくデッカー・アスミの前世(バハト)を思い出す境遇や立ち周りだな -- 名無しさん (2022-11-18 15:07:56)
- アガムスの地球への復讐が、地球のバズド星への復讐につながる事になったりしてないかね… -- 名無しさん (2022-11-19 19:14:27)
- 大地♡が某不愛想なウルトラマンの変身者へのラブコールに聞こえてしまう -- 名無しさん (2022-12-03 01:21:29)
- 真相出たけどバズドも宇宙進出するほど発展してる以上地球の関与の関係なくスフィアに襲われるの確実だったんでは? -- 名無しさん (2022-12-17 10:10:22)
- レリアの件で恨むのは仕方なしにしても地球側との接触で事前情報もなくスフィアに取り込まれるのを避け連携して戦う道選んだの事態は間違ってないと思うけどな地球関係なく遅かれ早かれだし -- 名無しさん (2022-12-17 10:18:15)
- 記憶消し飛んジャッタ… -- 名無しさん (2022-12-17 10:42:06)
- 予告でしれっと不敵な顔してる辺り記憶飛んだフリしてる可能性?ある程度は本当に記憶消えてるけどそれを利用してTPUの保護下に入って時間稼ぎとか? -- 名無しさん (2022-12-17 14:07:55)
- アガムスが時間移動した影響でこっちの世界のバズド星はもうスフィアに滅ぼされてたよ、みたいなオチだったら楽しい -- 名無しさん (2022-12-17 14:42:05)
- スフィアを欲望の為に利用した地球人を非難しておきながら自分もスフィアを欲望の為に利用するダブルスタンダード -- 名無しさん (2022-12-17 15:14:40)
- 「こんなのは無意味だとわかってるのにやらないと気が収まらない…復讐者は皆コナンや金田一の犯人みたいな心境なのかな -- 名無しさん (2022-12-17 16:16:12)
- 元々優秀な科学者でおそらく元の時間軸じゃこの人が地球との交流とスフィアとの戦いの先鋒になった……結果があれだと考えるとまああんな風に逆恨みに沈むのもわからなくはない -- 名無しさん (2022-12-17 16:48:57)
- 真相はわかったけども結局スフィアをどうにか消滅させない事には何の解決にもならないしバズド星の記憶もスフィアに把握されてるんだろ?何かスフィアを倒す隠し玉とか仕込んでないとこの世界軸のバズドも危ういよな -- 名無しさん (2022-12-17 17:00:16)
- そもそも地球よりスフィアのほうが根本的な原因であり本当の仇なのだが、そのスフィアの手先になって地球を滅ぼすというのが根本的におかしい。百歩譲っても、スフィア→地球の順で滅ぼすべきだろ。 -- 名無しさん (2022-12-18 11:09:10)
- スフィアが強大すぎてどうしようもないからまだできそうな地球滅亡に着手したっていう弱い者いじめ的な考え -- 名無しさん (2022-12-18 11:49:40)
- ↑思わずDBのライフル銃の男を思いだした -- 名無しさん (2022-12-18 19:55:42)
- わかりやすく言うと俺は悪くねぇの時の仲間達の心境かな。そもそもの元凶は別にいるんだけどとりあえず近くにいた原因の一端を責めちゃったっていう -- 名無しさん (2022-12-18 19:59:49)
- レリアやファスティ(わんこ)の自我の強さ次第ではワンチャンスフィアから戻って来れるかもしれない。 -- 名無しさん (2022-12-18 20:04:56)
- 話が進む度に同情できなくなってるな。どうして救わないといけないんだ -- 名無しさん (2022-12-18 21:02:46)
- 地球に対する復讐というより、レリアが普通に一生を送れる並行世界を作り出すことが目的だったりするのかな? -- 名無しさん (2022-12-20 13:01:50)
- 冒頭の台詞ってひょっとして自虐か?故郷がアテのない善意でスフィアに手を出したから滅んだ(正確には滅ぶ直前)から。時期的にまだカナタ=デッカーって分かってない時期だし -- 名無しさん (2022-12-20 20:47:50)
- ↑4回想見た感じ取り込まれたんでなくスフィアソルジャーの射撃もろに直撃したっぽいし死んでそう。 -- 名無しさん (2022-12-20 21:00:48)
- もしかするとファスティ描写や放送倫理的なアレで犬になった感じでレリアとアガムスの子供だったりする? -- 名無しさん (2022-12-20 21:04:16)
- 今のアガムスっていわゆる「無敵の人」のような心境なのかな。今後の希望はない。失うものもない。でも座して死を待ちたくもない。ただ彼の場合はレリアとの大切な思い出という失うものがあるだけに、なお悲惨だな。 -- 名無しさん (2022-12-24 17:24:37)
- なんか今回のアガムスを見てると、生きていても絶望と苦しみしか無いからレリアの元へと死なせる事が彼の希望であり救済なんだと思った -- 名無しさん (2022-12-24 23:42:54)
- 過去の地球へ攻撃はマルチバースの原理からして八つ当たりではあるが、自分の優しさと科学力への自信が地球とスフィアと絡み合った結果妻を死なせる遠因になった辛さも分からんでもないのよな。復讐のためにスフィアを利用しようとしたのに侵食され逆に利用されてるのは因果応報であるが個人としては哀れでもある。 -- 名無しさん (2022-12-24 23:59:06)
- 改心させるにしても、イグニスあたりに一発ぶん殴られて説教されてほしい。 -- 名無しさん (2022-12-28 08:30:39)
- どんどん救われない立場に追い込まれてるな… -- 名無しさん (2022-12-30 10:27:57)
- まさかバズド星に犬がいるとは。アガムスが吠える弱い犬でしかない指摘は当たったけど負け犬な上に犬死だけはしてほしくない。 -- 名無しさん (2023-01-08 16:56:46)
- 20話で弾切れか?ってカナタの横に唐突に表れ普通にマガジンを渡すシーン、敵対してるのに流れが自然過ぎてコントみたいになってるけど、ああいう面倒見の良さが本来のアガムスの性質と考えるとやるせないな… -- 名無しさん (2023-01-08 23:43:51)
- あの言葉は思い出の一つであるのと合わせて「自分の夢と甘さが妻を殺した」ことを忘れないよう戒める言葉でもあったのだな。 -- 名無しさん (2023-01-14 12:23:19)
- 第24話において、遂に退場……😭 -- しらさぎ (2023-01-15 21:19:13)
- とりあえず悪役としてポンコツ過ぎて悪役降りろとか言われて草生えたいい思い出 -- 名無しさん (2023-01-30 22:04:06)
- 終わってみて、良くも悪くも「普通の、でも他人よりちょっとだけ優秀な人」だったなぁと…理不尽に見舞われて当たり前に嘆くんだけど本当の原因に復讐できるだけの力はなくて、でも優秀ではあるから一因のほうに八つ当たりすることはできる。むしろ何もかも失くしてるからそうするしかない こういうのはいろいろアレだけど、震災のときにさんざん見たよこういう人 -- 名無しさん (2023-01-31 09:01:27)
- 改めて見直すとアガムスはテラフェイザー乗っ取り直前も迷うような顔してたり手段を問わねばハネジローに破壊プログラム仕込むなりカナタ以外の隊員を殺害する機会はいくらでもあったのにそれをやったのがスフィアに乗っ取られてから位で本当に根っから善人過ぎて顔見知りの人を直接手に掛けるのはやりたくなかったっぽいのが何とも -- 名無しさん (2023-02-03 21:21:43)
- ヤプールに自分の意思で行動してると思い込ませつつ、本当はスフィアに都合のいい行動を取るように洗脳していた。なんてのをウルフェスでスフィアがやってたけどアガムスも似たような感じだったのかな -- 名無しさん (2023-12-14 03:39:29)
- 最終回放送から1年経っても22話以降の記述がないのが寂しい…。 -- 名無しさん (2024-02-01 22:01:26)
#comment(striction)
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧