スタースクリーム(プライム)

ページ名:スタースクリーム_プライム_

登録日:2022/08/29 Mon 23:53:00
更新日:2024/06/27 Thu 10:23:31NEW!
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スタァ~~~スクリ~~~ム、トランスフォ~~~ム↑!


スタースクリームとは、トランスフォーマーシリーズに登場するキャラクターである。
ここでは、『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』及び続編の『トランスフォーマーアドベンチャー』に登場するスタァ~~~スクリ~~~ムスタースクリームについて記す。


CV:スティーヴン・ブルーム/吹:鶴岡聡(プライム)、平川大輔(アドベンチャー)


▽目次


プライム

毎度おなじみディセプティコンのナンバー2である航空参謀。見た目はG1のスタスクとは全く異なる灰色かつ細身のボディであり、F-16風のジェット機に変形する。


メガトロンに代わり指揮を執ることが多く、最大の武器は自身の頭脳だと自負している通り、策略によりオートボットを追い詰めることが多い…かと思いきや、肝心なところで詰めが甘く、自分の策が自分に跳ね返ったりして失敗することが多い。
性格に関しては、卑屈で臆病、自身が有利の時には強く出るが、不利になると一転逃げ出し、追いつめられた時にはプライドも捨てて命乞いをするいつものスタスク典型的な小悪党。
その性格からか敵味方双方から嫌われており、特にアーシー、ドレッドウィングの2人からは、仲間や兄弟の仇という事もあり恨まれるほど。
情報参謀サウンドウェーブとはよく行動を共にしており、その能力を信頼して宛てにする事も多いが、それと同時に「メガトロンのチクリ屋」である彼を警戒する素振りもよく見せる。
またサウンドウェーブの方からも(スタスクが普段から野心を隠さない事もあって)完全に信用されてはおらず、たびたび牽制されている。


ファンの期待通りもちろんニューリーダー病患者であり、さらに実際にメガトロンを蹴落とし、ディセプティコンの新たなリーダーに就任している。この際、一般兵士のビーコンに「スタースクリーム様万歳!(オールヘイルスタースクリーム)」と無理矢理言わせるとともに、珍妙なダンスを踊り、視聴者の腹筋を襲撃した。最終的にはメガトロンが復活、お仕置きを食らった挙句、メガトロンに記憶を覗かれて先ほどの「スタースクリーム様万歳」シーンを見られ赤恥をかくことに。
メガトロン様も彼の扱いに慣れてきたのかとうとう「お前が何度も失敗するのが見てて面白かったから処刑しなかったのだ(意訳)」とまで言いだすようになり、名実(?)ともにリアクション芸人としての立ち位置を確立する。
とはいえ全く無能というわけでもなく、参謀らしくビーコンを統率したり計画を練ってオートボットを嵌めたりと、(一応)No.2らしい事はしている。目先の利益に飛びつくゲスな性格が足を引っ張ったり、何かにつけてやる気が空回り気味だったりするのが問題だろうか。


中盤、オートボットに捕縛されたのを機会として内部情報を手土産に、オートボットに加入しようとする…が、アーシーとの会話の中でクリフジャンパーを殺したのは自分だとうっかりバラしてしまった事で彼女の怒りを買い、失敗。ディセプティコンを自ら脱退*1し、人間の秘密結社メックと協力する…が、裏切られ、自身のトランスフォームコグ(変形に必要な機関)を奪われてしまった。
その後同じくディセプティコンを裏切ったエアラクニッドに協力を求めるが、元々仲間意識や帰属意識など絶無なエアラクニッドにやはり裏切られて殺されかかる憂き目に遭う。
それからしばらくはオートボットでもディセプティコンでもない第三勢力として戦局を引っ掻き回し続け、最終的には「(スタスクを)敵にするよりはマシ」ということでディセプティコンに復帰。この際にメディックノックアウトの治療によってコグを取り戻した。
しかしこのどさくさで自分のせいでスカイクエイクが死んだ(さらにその亡骸をゾンビ化した)事がドレッドウィングにバレてしまい、報復として殺されかける*2。この時はメガトロンが寸でのところでドレッドウィングを射殺した事で命拾いするも、巡り巡ってまたしても自軍の足を引っ張ってしまうことになった。
どう考えてもスタスクを処刑してドレッドウィングを残した方が戦力的に良かった。


日本未放映のシーズン3「ビーストハンターズ」では、裏切りは不可能と諦めたのかあるいは話の都合かこれまでの野心家から一転、メガトロンに忠誠を誓うようになる。
とはいえ、以前から嫌っていたショックウェーブへの対抗心からかヘマをすることも増えたため、何だかんだで参謀・指揮官として活躍していたシーズン2までと比べ空回り気味。そしてショックウェーブ本人からは「自分を見捨てて死亡扱いした」と、当然ながら恨まれている。一応「生存確認出来なかっただけで見殺しにしたわけじゃない」という言い訳を論理的だと認められてはいるが。
ショックウェーブの作り出したプレダキングに関しては、獣として見下している。


ノックアウトの作戦に協力した際には、それが原因でディセプティコンの戦艦ネメシスでテラーコン(ゾンビ)が横行するバイオハザード状態を起こしてしまい、死を覚悟した際にはノックアウトと互いに褒めあうなど、友情が目覚めたかに思えたが、最終的にノックアウトに騒動の責任を押し付ける。
終盤では、プレダキングに殺されそうになったメガトロンを助ける、最終決戦でメガトロンが倒されたときには激高しオートボットに襲い掛かろうとするなど、メガトロンへの忠誠心を強く見せている。


完結編の「プレダコンライジング」では、メガトロンがいないからか、ニューリーダー病が復活。また、ショックウェーブと共にダークスティールとスカイリンクスの2体のプレダコンを作成している。
メガトロンが復活した際には喜ぶが、ユニクロンが憑依してたこともあり、その後離反。
オートボットの捕虜になっていたノックアウトを救出、ネメシス奪還を目論むが、スタースクリーム嫌いからすでにオートボット側に付くことを選んでいたノックアウトに裏切られる。戦いが終わり、メガトロンがどこかへ飛び去った後は、要塞ダークマウントにて再びリーダーになろうとたくらむが、散々見下していたプレダコンに、報復として襲われる。



前述の通り、小悪党ながらも、逆にそれが魅力と呼べるようなコメディチックなキャラだったが、日本語版では鶴岡氏の怪演からかその傾向は加速。
「テトリスの長いやつじゃないよ~」といったボヤキなどのアドリブが多数追加されていたり、変形時の「トランスフォーム」の掛け声が「スタァ~~~スクリ~~~ム、トランスフォ~~~ム↑!」とやたらテンションが高かったり、メガトロンから「お笑い芸人」呼ばわりされていたりと、ネタ要素が追加。


そうしたこともあってか、子供人気が高かったらしく、変形時の掛け声をマネされたり、公式の人気投票では、悪役ながらキャラクター部門1位を獲るなど、人気がうかがえる。
さらに深夜特番では、メガトロンを中の人繋がりで「ひろし」呼ばわりしている。実はその後、オプティマスも…




アドベンチャー

プライムの直接続編であるアドベンチャーにも登場。シーズン2「マイクロンの章」で登場し、なおかつ同シーズンのメインヴィランである。
宇宙征服のためにボディを強化した結果、見た目は大幅に変更されており、G1離れしたプライムから一転、G1に近いデザインやカラーリングになった。変形モチーフも前進翼機に変更された…が、劇中ではトランスフォームしない。



前述のプレダコンライジングの最後でプレダコンに襲われていたが、勇敢に立ち向かい無事撃破することに成功した…と本人は言うが、実際にはダークマウント内を逃げまどっていたら、偶然セキュリティシステムが起動して、ダークスティールとスカイリンクスの撃退に成功、といった感じである。
逃げ出した先で、ハイパーマイクロンと呼ばれるマイクロン7体を発見、彼らの力で自分を見捨てたメガトロンへの復讐と、宇宙制服を企む。しかし、ハイパーマイクロンは脱走。スタースクリームは3人の傭兵を雇い、ハイパーマイクロンの捜索を行う。


その後ハイパーマイクロンが地球に降り立ったこと、そしてバンブルビーが地球にいることを知り、バンブルビー及び仲間たちと対決。メガトロンの剣「ダークエネルゴンセイバー」を奪うなどの悪事を行い、最終的には7体のハイパーマイクロンを捕縛し吸収、ハイパーサージスタースクリームへとパワーアップする。
圧倒的な力でオートボットを蹂躙しようとするが、調子に乗ったことでハイパーマイクロンの1体、エアロボルトと分離させられる。その後もハイパーサージを維持し続けるが、エアロボルトと合体したオプティマス及びバンブルビー達によって残る6体も分離させられ敗北、御用となった。




玩具

日本で発売された玩具について記述する。

玩具(プライム)

アニメ放映前から、「ファーストエディション(FE)」としてデラックスクラス版が発売。細身のボディを再現しており、評価が高い。


本格的なシリーズ開始後は、通常ラインの「AMシリーズ」にて、ボイジャークラス版が発売。アームズマイクロンのグルが付属している。
ただし初期ラインナップにはスタスクは含まれず、しばらく後に発売された。そのためか、初期ラインナップにはFE版の仕様変更で劇中未登場のスカイワープが発売。後に同じ仕様で、やはり劇中未登場のサンダークラッカーも限定発売された。


さらに、『参乗合体 トランスフォーマーGo!』にて、ビーストハンターズ版を基にした「ハンタースタースクリーム」が発売。デラックスクラスながら、FE版ともAMシリーズとも異なる新規造形になっている。


簡易変形版のEZコレクションではやや大型のコマンダークラスで発売、またガチャ限定アームズマイクロンの「スタースクリームブーメラン」は彼を模したデザインである。


玩具(アドベンチャー)

従来のデラックスクラスにあたるウォリアークラスで発売。アドベンチャーらしい簡単ながら意外性のある変形が特徴。


さらに、ハイパーサージスタースクリームも大型玩具として発売。サウンドギミック搭載で、胸に取り付けたマイクロンによって、異なる音声が楽しめる。ハイパーマイクロンのランスロンも付属。




余談

プライムでの担当声優である鶴岡氏は『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ』にて、マッハキックの上官ストラーダ隊長の声を担当していた。また、アドベンチャー版の担当声優である平川氏は、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』にてエクシリオン(エクシゲイザー)の声を担当していた。


鶴岡氏は大のトランスフォーマーファンであり、放送開始前のインタビューでは直撃世代であったG1シリーズの魅力を熱弁。
当時からデストロン(現在のディセプティコン)推しで、玩具は両親にねだってよく買ってもらっていたらしい。
スタースクリームもその例外ではなく、独特のカラーリングやメガトロンに対するふてぶてしい態度から気に入ったとの事。
お陰で他のキャストが1~3行でまとめる中、鶴岡氏だけ5行以上の大ボリュームとなった。


また、鶴岡氏は、後に『トランスフォーマー サイバーバース』にて再びスタースクリームの吹替を担当。プライム版とほぼ同じしゃべり方となっており、変形時の「トランスフォ~~~ム↑!」や、アドリブも健在。





追記・修正はニューリーダーになって変なダンスを踊りながらお願いします。


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  • 復活したメガトロンに捕獲されるシーンはまさに鷹に捕獲された小鳥 -- 名無しさん (2022-08-29 23:58:18)
  • 懐かしいな OPの「気分は徐々に上空にFly」 -- 名無しさん (2022-08-30 00:56:12)
  • 普段は小悪党気質な愚か者でも戦えば何だかんだ強い過去作のスタスクを思うとこの体たらくにはちょっと複雑 -- 名無しさん (2022-08-30 01:04:25)
  • ↑同作の音波さんが歴代最強クラスの実力者なのもそれを引き立たせてる印象 -- 名無しさん (2022-08-30 01:10:19)
  • 裏切りに関しては…ノックアウトも大概だな! -- 名無しさん (2022-08-30 08:07:58)
  • ↑↑↑アニメイテッドのスタスクめちゃくちゃ強かったよね -- 名無しさん (2022-08-30 10:05:31)
  • ↑ギャラクシーフォースのスタスクもめちゃくちゃ強かった -- 名無しさん (2022-08-30 17:58:11)
  • ↑↑スタスクがノカウ先生のオートボット寝返りの為に裏切られるのは散々裏切りを繰り返してきた因果応報感あって好き -- 名無しさん (2022-08-30 22:21:38)
  • なんか異様にメガトロンがこいつにだけ甘かった印象がある。 -- 名無しさん (2022-09-01 15:52:14)
  • スタースクリーム(プライム)の声を担当した(演じている)鶴岡聡さんは初代(G1)トランスフォーマーのアニメでスタースクリーム(初代(G1))が大好きだったのでプライムとサイバーバースでスタースクリームを担当できてよかったですね -- 名無しさん (2022-09-01 16:54:26)
  • ↑スタスクの狡猾さとコメディリリーフな役割を初代から1番よく受継いでいるからプライムスタスクを演じれたのはよかったとおもう -- 名無しさん (2022-09-01 17:39:54)
  • ドレッドウィングは「スカイクエイクがオプティマスに倒された」までなら多分スタスクを恨みながらも「ディセプティコンの戦士として戦った結果だから」と諦めただろうけど、その後テラーコンにしたのが完全にトドメになった気がする -- 名無しさん (2022-09-02 22:06:04)
  • ホイルジャックの船を撃墜したり、メガトロンを追い詰めたドラゴトロン(プレダキング)を怯ませてメガトロン反撃の機会を作ったりと、武装ミサイルの火力はかなり高い。あと何だかんだ言って空中戦の機動力や咄嗟の機転も侮れない -- 名無しさん (2022-09-10 00:38:30)

#comment(striction)

*1 後々メガトロンにも指摘されるが、あくまでスタースクリーム自身が勝手に離反したのであって、別に追い出されたわけではない。
*2 ドレッドウィングの性格からして前者だけであれば「ディセプティコンの戦士として呼び起こされて戦った結果」とまだ諦めも付いたと思われが、後者の弟の死を冒涜した件が決定打になった

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