登録日:2021/08/31 Tue 04:00:54
更新日:2024/06/03 Mon 13:47:32NEW!
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ゴールデンカムイ 変態 刺青囚人 脱獄囚 殺人鬼 関俊彦 作者のお気に入り やべーやつ リョナラー 猟奇 サイコパス ドm シリアルキラー 漁師 シャチ 死んだが勝ち組 異常犯罪者 玉切り包丁 ヘンリー・リー・ルーカス
絶望して光を失っていく弟の目……
あの目を思い出すと……
誰でもいいからぶっ殺したくなるんです
辺見和雄とは漫画『ゴールデンカムイ』の登場人物。
CV:関俊彦
【人物情報】
出身地:下野国
誕生日:8月23日
年齢:鶴見≒キロランケ*1より歳上、牛山より歳下
好きなもの:いちご
嫌いなもの:辛いもの(すぐお腹を壊すため)
身長:インカラマッ、姉畑と同じくらい
体重:家永カノと同じくらい
罪状:100件を超える殺人
【概要】
網走監獄から脱獄した刺青囚人の一人。
一見すると礼儀正しく人当たりがいいごく普通の青年(という程でも無い年)だが、その正体は日本各地を渡り歩きながら100人以上を殺害してきたシリアルキラー。
彼にとって人殺しは息をするのと同じことであり、他人の命を奪うことに対して一切の躊躇いがない。
こんな人間になったきっかけは、幼少期のころ弟が大猪に生きたまま食い殺される痛ましい光景を目の当たりした経験に由来している。
幼い辺見はそのさまを隠れて見ることしかできなかったが、必死に抵抗しながらもなすすべもなく無残に殺される弟の姿に言いようのない興奮を覚えた。
こうして弟の絶望した目と必死で抗う姿に魅せられた結果、人が死に瀕した時に見せる「命の煌めき」を求めるようになり、各地で凶行を繰り返すようになった。
また他人の煌めきを見るだけでなく、「自分自身も命を煌めかせて死にたい」と考えており、「圧倒的な強者に残酷に殺されたい」「そんな強者ならば僕が殺そうとしても殺されないはずだ」という歪んだ破滅願望と殺人欲求を抱えている。
そしてそうした殺人欲求が高まると何故か股間が煌びやかに発光するのが特徴。イメージなのか実際に発光しているのかは不明。100億%イメージだろうがひょっとしたら……
作中では玉切り包丁でニシンの粕玉を斬る杉元の姿に、自分の首を跳ねられる姿を投影してその場で絶頂していた。
アシリパさんの前でなんてことを。
網走監獄の中では白石と馬が合ったようで、前述した自身の過去を語ったり、逃走の手助けをしたりしている。
【戦闘能力】
殺人に対して一切の抵抗が無いのが強みであり、玉切り包丁での奇襲で瞬く間に第七師団のモブ2名へ致命傷を与えている。
その一方、戦闘センスには光る物があるが、軍人達と違い戦闘訓練を受けている訳でも武道家という訳でも無い為、奇襲に失敗すると苦戦しがちであり、死に瀕した相手の行動に見とれてしまう悪癖もあいまって仕留め損なった第七師団の一人に手痛い反撃を食らっていた。仕留め損なったと言っても左目と脳が刃物で貫通している筈なんだけど本当に第七師団は化け物だぜ
杉元との戦闘では、至近距離からの銃撃を銃身を手で払うことで躱すという離れ業を見せるが、軍人である杉元との地力の差は跳ね除ける事が出来ず腕力勝負を強いられ敗北した。*2
その為、公式ファンブックの喧嘩番付では割と控えめな格付けになっている。
【作中での活躍】
網走監獄から脱獄した後、ニシン漁に従事する「ヤン衆」として漁場に潜伏。
その傍らで同業者を殺害してその死体に自分の刺青に記されている「目」の文字を刻み、自分を惨殺してくれる強い囚人をおびき寄せようとしていた。
そしてその死体に釣り出された杉元一行に船から転落し溺れ死にかけたところを助けられる。
杉元に人殺しの匂いを感じて交流する中で、彼の持つ優しさと強さ・殺した相手のことを忘れずに罪を背負う覚悟に感激。
反撃によって殺されるために杉元を殺すことを決意する。
偶然鉢合わせた第七師団から杉元を匿うためにニシン御殿に駆け込み、そこにいた師団兵を殺害するも銃で撃たれ負傷する。
心配して逃走を手助けする杉元を背後から襲うも、白石に正体をバラされ、アシリパさんの介入で不意打ちも失敗。ナイフで反撃を受け、杉元と死闘を繰り広げる。
……杉元さん僕のこと 忘れないでいてくれますか?
引っ剥がしたお前の入れ墨を広げるたびに思い出すよ
生きててよかった
銃剣で腹を刺されながら常軌を逸した語り合いをしていると、突如現れたシャチによって海に引きずり込まれた。
杉元たちが驚愕する中、レプンカムイの尾びれで空中へと打ち上げられ弄ばれる。*3
うそ……なにこれ……
想像を超えてる
こんな死に方……
最高だッ!!
こうして殺人鬼辺見和雄は、命と股間を煌めかせながら海上で果てるのであった。2つの意味で。
なお、辺見を食べようとしたシャチはアシリパさんの銛で仕留められ、辺見の皮も杉元により剥がされた。
倒されたシャチは浜の人たちと白石により揚げ物にされ、アシリパさんは「このシャチは辺見を殺したから」と食べるのを躊躇していたが、杉元が「直接の死因は俺」と釈明すると秒でヒンナヒンナした。
【余談】
- モチーフはおそらくアメリカの殺人鬼「ヘンリー・リー・ルーカス」。
全米17州で殺人行脚を繰り返し、数百人あまりを殺したと言われている。*4
- 作者の野田サトル先生のお気に入りのキャラであり、自画像に使われている。
そのため野田先生のことを辺見先生と呼ぶ読者もいるんだとか。
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▷ コメント欄
- なかなか建たなかった項目 というかゴールデンカムイあまり人物記事建たないね -- 名無しさん (2021-08-31 09:10:16)
- メインキャラの個別項目は立たず、脇を固める変態達の項目が先に作られる漫画。それが『ゴールデンカムイ』。 -- 名無しさん (2021-08-31 10:20:07)
- 杉元がシャチに寝取られる形になる決着で爆笑してしまった -- 名無しさん (2021-08-31 10:23:11)
- 圧倒的強者に虐殺されたいって夢は最後に人間として強いから杉元と動物として強いシャチに殺されたことで叶ったんだよな -- 名無しさん (2021-08-31 13:13:12)
- 変態が出揃う前にシャチに食い殺されてたら刺青人皮集めっていう目標がいきなり暗礁に乗り上げてたから、色々手加減してくれたレプンカムイに感謝だ -- 名無しさん (2021-08-31 15:09:05)
- やってることを見たら辺見も家永もやべーやつなんだが、姉畑や江渡貝と比べたらこれでもまだマシな方… -- 名無しさん (2021-08-31 19:10:21)
- ↑変態度合いでは確かにそうかもだが、コイツの場合はキルスコアが他者とは別格だからな。百人超はほぼいない(はず) -- 名無しさん (2021-08-31 20:42:15)
- 関俊彦さんの悪役って低音域(木原マサキ、クルーゼ、エンブリヲ、無惨etc)の声が多いから、土井先生みたいな声で喋るこいつは彼らとは別ベクトルで嫌でも印象に残る。実際某所じゃ「汚い土井先生」呼ばわりされてた -- 名無しさん (2021-09-01 00:01:29)
- 他にアク強すぎるキワモノがいて、理解はできないでもないってだけで、所業はダントツなんだよな -- 名無しさん (2021-09-01 22:39:52)
- 辺見ちゃんは特別身体能力がある訳でもないのに「考え方の違い」だけでキルレ100超なのがヤバい。 -- 名無しさん (2021-09-24 18:38:26)
- 登場した頃は『うわ、コイツやべー』と思ったけれど、宇佐美とか鶴見中尉とかウィルク達に比べたらまだかわいいもんだ、って思えてしまう -- 名無しさん (2022-04-27 19:48:36)
- キモいし文句なしのジェノサイダーなんだけど 根本が共感できる感じが絶妙だよな -- 名無しさん (2022-05-06 00:38:29)
- 辺見ちゃんは最初だからってのもあるけど真っ直ぐに歪んでるんだよね そうなった経歴も真っ直ぐだし二律背反も真っ直ぐ、しかも死に様も真っ直ぐに打ち上げられたし -- 名無しさん (2022-05-07 23:51:48)
- 弟がイノシシに食われなければまともな人だった感もある。 -- 名無しさん (2022-05-15 02:56:19)
- 自分が死ぬってのに最高だ!って言い切るのが筋が通ってて良い -- 名無しさん (2022-05-23 14:36:22)
- どこまでも殺したいし殺されたいだけっていうのがイカれてるけど邪悪さは感じない -- 名無しさん (2023-06-25 11:31:48)
#comment(striction)
*2 アニメだとほぼ劣勢なのが分かりやすい
*3 シャチのこの行動には子供に狩りを教えるため、獲物の抵抗を無くさせるためなどの説があるがはっきりしたことは未だわかっていない。餌となるアザラシはこれによって海面25メートルまではじき飛ばされるんだとか。
*4 ただし確定している殺人容疑は3件だけであり、その殆どが虚偽の自白だとされている
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