登録日:2021/07/05 (月曜日) 17:05:32
更新日:2024/05/30 Thu 11:39:09NEW!
所要時間:約 10 分で読めます
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bloodborne ブラッドボーン ブラボ ヤーナム 狩り 狩人 みんなのトラウマ ガスコイン神父 心が折れそうだ… 悪夢 狂気 高難易度 獣 ※最初のステージです ヤーナム市街 ヤーナムキャンプファイヤー ヤーナムマラソン 輸血液マラソン 獣狩り 獣狩り狩り スタッフも認める難易度の高さ 聖職者の獣 おい、チュートリアルさせろよ 獣狩りの夜 ヤーナム観光 ヨセフカの診療所
獣狩りの夜、聖堂街への大橋は封鎖された
医療教会は俺たちを見捨てるつもりだ
あの月の夜、旧市街を焼き棄てたように
ヤーナム市街とは、フロムソフトウェアが贈るハンティングアクションBloodborneの最初のステージ。
概要
人里離れた山間の都市ヤーナムの市街地。辺境の僻地かと思いきや建造物群の規模はかなりのもの。
しかし謎の奇病獣の病の蔓延による治安悪化に伴い荒れ果てており、獣狩りの夜に乗じて正気を失った罹患者や異形の生物が徘徊する危険地帯と化している。
この街の診療所で目覚めたプレイヤー狩人の目的はまずここから脱出する事。
まともな住人は家に立て篭り、余所者の狩人が訪れても恨み節を述べる者が殆ど。稀に友好的な住人もいるが…
死にゲーと名高い同社のソウルシリーズを大きく突き放す難易度のファーストステージであり、
- 敵の数が多い
- マップが広く、立体的
- レベルアップ解禁の条件が分かりにくい
- ボスの行動パターンが豊富でHPが減ると更に激化する
…と、初心者は疎かアクションゲームに慣れたプレイヤーの心をバッキバキにへし折った。
名所紹介
- ヨセフカの診療所
オープニングで怪しげな車椅子の爺さん*1から輸血を受けた狩人が目覚める場所。
狼みたいな獣が人間を貪っているのでさっさと殺されて夢を見よう。
- 大通り
最初の難関。通りを進んだ先に、獣を磔にして火炙りに処した炎柱を囲む群集という壮絶な光景が広がっている。
通称ヤーナムキャンプファイヤー。
- 噴水広場
水の枯れた噴水のある小さな広場。大通りとは大橋で隔てられた場所になる。
狂犬の檻地帯へのショートカットが可能。
- 大橋
“聖堂街”へと続く橋。噴水広場から階段を上がったエリア。
教会関係の像がやけに多い。現在は聖堂街への道は封鎖されているようだが…
- 下水道
水量の減少で堆積したヘドロが剥き出しになっている、不浄生物の住処。ヘドロ地帯で足を取られたりはしないのでご心配なく。
『狩人の装束』一式が手に入るので粗末な初期装備から着替えておこう。
- 船渠
ボロボロのドック。2階の吊るされた死体を落とせば『ノコギリ槍』が手に入るが、下水道までは吹き抜けになっているので落下に注意。
- オドンの地下墓
下水道を抜けた橋の先にある墓場。中央の巨大なモニュメントが特徴。ここの大扉から聖堂街へと向かう事ができる。
敵紹介
- 罹患者の獣
四肢の長い大きな獣。これでも獣の病によって変異した元人間である。
ゲーム最初に会敵する雑魚だが、この時点の狩人は武器やアイテムを所持しておらず、素手をポコポコ何発当ててもロクなダメージを与えられずにジリ貧となりYou Diedがオチ。倒されて行き着いた狩人の夢で仕掛け武器と左手装備を貰ってきてやっとまともに戦えるようになる。
回復アイテムの『輸血液』を落とすが、この個体だけはリスポーンしない。
大橋では二体が仲良く徘徊している絶望的な光景が拝める。腕に自信がないなら素直に迂回しよう。近くの家の戸口が通れないのでハメ殺せるのはナイショ
- 獣狩りの群集
獣を狩るべく外出している市井の方々。ポジション的には味方…ではなく、獣の病の進行*2で正気を失っている者ばかりで狩人にも襲いかかってくる。台詞からこちらを獣と認識しているらしく、前後不覚に陥っているようだ。
1対1を心掛ければ苦労はしないが、中には寝転んでいたり座っていて狩人が近付くと不意に立ち上がってくる者もいる。
キャンプファイヤー周りには場合によっては10人くらいおり、更に固定で銃群集が2人と犬までいるので無闇に突っ込むとあっさり狩られる。
コートを着て鉈を持ったタイプは動きが素早く、体力も他より多い。
普通の群集は低確率で『輸血液』を落とす。
木の盾と松明を持ったタイプはたまにシールドアタックしてくるが、低確率でお馴染みの『火炎瓶』を落とす。
銃群集は確実に『水銀弾』を落とす。
- 車椅子の群集
車椅子に座った老人。見た目で油断しがちだが、不用意に近寄ると銃をぶっ放してくる。
「老人を許しはしない」
このエリアでは一人しか出現しないものの、慣れると簡単に狩れる上に水銀弾をよく落とすので序盤のアイテム稼ぎに使われることも。
- 狂犬
わんわんお。狂犬と言う割に群集には従順。こちらもシリーズお馴染みの雑魚だが可愛くはない。
動きが素早く翻弄されがち。銃撃で確実にダウンする。
市街の一角には何匹も徘徊している檻地帯あり。
- 屍肉カラス
巨大なカラス。死体を食べまくった挙げ句でかくなりすぎて飛べなくなってしまったらしい。
地面を這いずっているが、近付くと突っついたり飛びかかってきたり、下水道では梁の上から落下してくる。
手頃な投擲アイテム『石ころ』をよく落とす。
- 獣狩りの下男
血の気の失せた皮膚の一回りでかい巨漢。より汚いスポポビッチ。手に持った石が武器。名の通り締め出されたり雑用として働かされている。
狩人の攻撃に殆ど仰け反らず、反撃の突き飛ばしや連続押し付けは強烈。
一体だけ身の丈程の石像を振り回す奴がおり、地形も相まってかなりの強敵。図体に似合わずハシゴを上り下りできるため、段差を隔てていても気を抜かないようにしたい。
銃パリィや背後に回っての溜め攻撃で内臓を引き抜いてしまおう。
高確率で『輸血液』を、低確率で道標アイテム『輝く硬貨』を落とす。
- 解体人
袋小路に一体だけいるフードを被ったデブ。
手にした巨斧による広範囲攻撃やコンボはこの時点の狩人をあっさり葬る威力があるので無理に手を出さない方がいい。
高確率で『輸血液』、低確率で武器を外付け強化する『血晶石』を落とすが、血晶強化はまだできないので尚更。
- 獣狩りの群集(大)
更に獣化が進んだ群集。幽鬼のような細身で、下水道以降のエリアを徘徊している。
槍を持ったタイプの攻撃はダメージと範囲がかなり痛い。
しかし倒せば高確率で『輸血液』、低確率で武器を強化できる『血石の欠片』を落とすのでマラソンの対象になる可哀想な奴。
- 遺跡ネズミ
下水道御用達の巨大ネズミ。
ひっかきか飛びかかりを使用。囲まれないように。
低確率で投擲アイテムの『スローイングナイフ』を落とす。
- 腐乱死体
下水道のヘドロに埋れている群集の成れの果て。名前とは裏腹に生きている
動きは遅いが、飛躍的に上昇した耐久力と数に物を言わせて襲い掛かってくる。
低確率で帰還用アイテムの『狩人の確かな徴』を落とす。
- 人喰い豚
下水道に一体だけいる巨大豚。
距離が離れていると繰り出す突進は地形的にも避け辛いので一気に接近したい。ケツに溜め攻撃からの内臓攻撃が有効。
『輸血液』を確実に落とす。
主な入手アイテム
- ノコギリ槍
狩人が獣狩りに用いる、工房の「仕掛け武器」の1つ 変形前は人ならぬ獣の皮膚を裂くノコギリとして 変形後は距離をとって戦う槍として、それぞれ機能する 刃を並べ血を削るノコギリは、特に獣狩りを象徴する武器であり 酷い獣化者にこそ有効であるとされていた
下水道最上段に吊るされた死体が持っており、攻撃して縄を切断して下段に落とすことで入手できる。
やや隠された位置に配置されているが少し念入りに調べれば分かる程度。
ノコギリ鉈の亜種であり初期武器3種に準ずる存在。
どの過去でも初期ステータスで扱うことができ、その性能もノコギリ鉈の亜種だけあって折り紙付き。
人によっては最初のステージで早くも最強武器を入手することになる。
- 狩人の装束
工房の用意する、標準的な狩装束の1つ 血を払う短いマントのついたもの 優れた狩装束であり、ヤーナムを蠢く人ならぬ獣に対するとき 安定した防御効果を発揮するだろう 夜に紛れ密かに獣を狩る、そのための装束である
こちらも下水道に配置されている。やや入り組んだ経路を通る必要があり、初見では見つけるのに苦労するか。
説明文通りクセなく安定した防御力を持つ防具であり、防具がお飾り気味というブラボの仕様もあるが、最終盤までほぼ通して使える逸品。
一部特定の耐性が必要な場面で他の装備に付け替える必要があるくらいである。
やはり人によっては最初のステージで早くも最強防具を入手することになる。
NPC
- ヨセフカ
「…あなた、どなた? 獣狩りの方、かしら?」
「だとしたらごめんなさい。この扉を開けることはできないわ」
「私はヨセフカ。この診療所をあずかる者として、大事な患者さん達を、感染の危険にさらすことはできないの」
最初に目覚めた診療所の所長。獣の病を遮蔽するため扉を開けてくれないが狩人へは友好的で、貴重な回復アイテムの『ヨセフカの輸血液』を貰える。
誤解されがちだが、ゲーム開始時に主人公に契約を持ちかける帽子の老人はヨセフカではない。
本人の発言やスタッフロールの記述からも分かる通り、ドア越しに話しかける事ができる女性こそがヨセフカである。
「狩りの成就を、祈っています」
- ギルバート
「…ああ、獣狩りの方ですね」
「それに…どうやら、外からの方のようだ」
「私はギルバート。あなたと同じ、よそ者です」
最初の灯りの前の家の住人。NPC共通の赤いランプが目印。
日本語版声優は奈良徹。
同じよそ者のよしみ故か狩人に友好的で、診療所の謎キーワードの考察や大橋から聖堂街のルートが封鎖されている事、下水道からのルートなら向かえるかもしれない事などを教えてくれる。
不治の病で床に伏せて咳き込んでおり、かつて治療のため血の医療を頼ってヤーナムを訪れたとの事。
- ヤーナムの住人達
通りにポツポツと赤いランプがあるのでノックしてみても塩対応ばかり。
噴水広場の一角の狂った笑いの住人も哀れむだけで同様。
- 少女
「…あなた、だあれ?」
噴水広場近くのオルゴールの音色が聞こえる家の少女。
日本語版声優は黒沢ともよ。
父親を探しに母親が出て行ったので留守番中。狩人に捜索を依頼してくるので聞いてあげると、母親は真っ赤な宝石のブローチをしている事、見つけたらオルゴールを渡してくれと頼まれる。
「お父さんの好きな、思い出の曲なんだって」
「もし、私たちの事を忘れちゃってても、この曲を聞けば思い出すはずだって」
「…それなのに忘れていくなんて、おっちょこちょいなお母さんだよね」
小さなオルゴール
ヤーナムの少女から預かった、小さなオルゴール
両親の思い出の曲が流れるらしい
蓋の裏の紙片は、どうやら古い手紙のようで
かろうじて2人の名前が読み取れる
それはヴィオラと、そしてガスコインであろうか
- 老婆
「…ああ、あんた、狩人なんだろう?」
「だったら、知らないかい? どこか安全なところをさ」
狂犬に吠えられている家の住人。
日本語版声優はよのひかり。
事態を解決できず避難場所も知らない狩人へ苛立っており、辛辣な言葉をぶつけてくる。
- アイリーン
「…なんだい、あんた狩人かい…それに、外から来たんだろう?」
「因果な事に巻き込まれちまったね」
船渠の2階奥にいる烏羽装束の狩人。正気を失った狩人を狩る狩人狩りの女性。
日本語版声優は沢海陽子。
後輩への餞別として『狩人の確かな徴』を4つも貰える。
「…しっかりするんだよ」
「もう誰も人じゃあない。人を喰らう獣どもだからね…」
更に話し掛けるとジェスチャー『露払い』をゲット。
協力NPC
- ガスコイン神父
噴水広場で呼び出せるNPC。年季の入った狩り装束に2メートル近いガッチリ体型と目から上を布で包んだ外面、獲物は斧と散弾銃という殺意全開の極悪神父。彼もまたよそ者であるらしい。*3
少女の父親のようだが、家の前に連れて行っても反応してくれない。
骨格・モーション・武器に至るまで専用でプレーヤーによる再現が不可能、さらに戦闘中に声を発するなど、協力NPCの中では一際異質な存在である。
- アルフレート
聖堂街で出会える処刑隊の青年。ヤーナム市街をクリアする必要があるが、協力していれば呼び出せるようになる。
ボス
封鎖されたという大橋へ進むと…
聖職者の獣
大橋の先で飛び降りてくる、歪で毛むくじゃらな身の丈数メートルの化物。
巨体に見合わぬ素早い動きや膨れ上がった左腕の一撃は凶悪。地形もそこまで広くないのでカメラがフサフサな体毛に覆われる事も多い。
HPが減ると掴み攻撃や跳躍からの踏み潰しが解禁される。
ヒットアンドアウェイを心掛け、隙を見て腕や弱点の頭を狙い、怯んだらすかさず内臓攻撃を叩き込もう。獣なので『火炎瓶』も有効。ガスコイン神父やアルフレートも連れて行けるので囮に最適。
名前や落とすアイテムの説明文から聖職者が変異した獣らしい。
オドンの地下墓に到着すると…
静まる墓地にて 男が一人
手にした斧で 群衆の亡骸を解体していた
「…どこもかしこも、獣ばかりだ…」
「…貴様も、どうせそうなるのだろう?」
振り返った男は 狩人に狙いを定める
その顔は 目の上を布で包み込んでいた
ガスコイン神父
獣の病や血によって正気を失った狩人にして、ヤーナム市街のボス。聖職者の獣で共闘した人や少女の依頼を聞いた人は複雑な気分になれる。
日本語版声優は立木文彦。
勿論武器は斧と散弾銃。特に後者は発生早い、範囲が広い、弾数無限とかなり厄介で、こちらの連続攻撃の合間に撃ち抜かれて中断される事もしばしば。リロードモーションが唯一の慈悲。
「…匂い立つなあ…」
「堪らぬ血で誘うものだ」
「えづくじゃあないか…」
「ハッハッハッ…」
「ハッ、ハハハッ」
HPが減ると斧を変形させてリーチを伸ばし、突きや溜め回転斬りを解禁する。両手持ちにも関わらず散弾銃も健在。ズルい
猛攻を凌ぎ、ようやくガスコイン神父を追い詰める狩人。
だが…
「ウオオオオオオォォ!!」
更にHPが減るとまさかの人狼化。武器や狩装束は消し飛ぶもスピードや攻撃力が上昇し、引っ掻きや蹴り、大ジャンプから急降下などよりアグレッシブに。
しかし獣化するのでノコギリ系武器や『火炎瓶』がより有効になる。
攻略方としては、
- 銃パリィで体勢崩しを狙う
斧攻撃や人狼のひっかきは対応している。
- 障害物を盾にしてリーチの長い武器で攻撃
墓石や木を利用。但し人狼状態の攻撃は墓石を粉々にする。
- 『小さなオルゴール』を使う
娘のオルゴールを鳴らすと悶え苦しむ。かなりの隙ができるので背後に溜め攻撃→内臓攻撃→起き上がりに溜め攻撃が決まる。しかし人型に3回使うといきなり人狼化してしまい、人狼状態では1回しか効かない。
- ヤーナムマラソン
ヤーナム市街を駆け巡り、『輸血液』と『水銀弾』と『火炎瓶』をかき集め、『血石の欠片』で武器を強化し、溜まった血の意思でレベルアップを重ねる。
彼を倒すと『地下墓の鍵』を落とすので、これで大扉を開いて聖堂街へ行けるように。
その後
- ヨセフカ
「…あら、あなた…」
「無事でよかったわ。あなたに、お願いがあるの」
“聖堂街“に辿り着いた後に再訪すると、理性の残っている人へ保護や治療もできるこの診療所を教えて欲しいと頼まれる。
以後は避難民へヨセフカの診療所への誘導ができるようになり、人を送るごとに狩人へアイテムのお礼も。
しかし相変わらず扉を開けてはくれず避難民の安否は不明、また貰えるアイテムも、回復を阻害する『感覚麻痺の霧』、一定時間スーパーアーマーとなる『鉛の秘薬』、敵に探知され難くなる『青い秘薬』と奇妙なラインナップだが…
あなた、どうやって入り込んだのかしら?
中盤、“禁域の森“からヨセフカの診療所の裏側へ侵入できるようになるが、外周には夥しい数の死体が転がっている。
診療所内に入ってみれば、ぶよぶよの宇宙人のような敵『星界からの使者』が佇んでおり、奥の診察台には人間の手の面影を残す星界からの使者の死体が放置されている。
そして避難民を送った数だけ星界からの使者が増え、倒すと避難民に所縁のあるアイテムを落とす…と、ヨセフカが人体実験していた事実が明らかに。
扉を開けて二階へ進もうとすると気付かれるが、本人はこの実験を「救い」と称し、狩人へ見て見ぬ振りをして引き返すよう忠告するも、狩人への治験も得難いと薄ら笑うのどう見ても狂っている。
忠告を無視して二階へ向かうとヨセフカと戦闘に。
「ねえ、いい子だから…」
「おとなしくしなさい…」
「なんにも恐くないのよ…」
「すぐに気持ちよくなるから…」
「さあ、死ねっ!」
「おとなしく、しろっ!」
「するんだっ!」
倒すとカレル文字『オドンの蠢き』を落とす。
医療教会関係の装備に高威力の秘儀を使用する事から医療教会の者らしい。
倒さずに赤い月が昇った後に訪れると、二階の診察台に四つん這いになったヨセフカがいる。
「…ああ、気持ち悪い…あなた、分かる?」
「私、ついにここまできたの、見えてるのよ…」
「やっぱり私は、私だけは違う。獣じゃないのよ」
「だから…ああ、気持ち悪いの…選ばれてるの…」
「分かる?頭の中で蠢いてるの…」
「幸せなのよ…」
「ヒヒヒッ、ヒヒヒヒヒッ…」
この状態の彼女を殺すと『3本目のへその緒』を入手。
恐らく上位者オドンの子を身篭ったものと思われる。
なお、エンドクレジットのDoctor IosefkaとImposter doctor、それぞれCVが異なる点から聖堂街到達後のヨセフカは偽者である。
本物については、診療所内に『ヨセフカの輸血液』を落とす星界からの使者こそが成れの果てと思われる。
- ギルバート
聖堂街へ到達した後に話し掛けると、
「ごほっ、ごほっ、ごほっ、ごほっ」
「…ああ、私のことは、もう気にしなくて構いません」
「もう、お役に立てることもないようです」
「最後に、これを」
と言って『火炎放射器』をくれる。
「結局、私には無為の品でしたが、あなたなら違うでしょう」
「ごほっ、ごほっ、ごほっ、ごほっ」
その後も話し掛けられるが、ストーリーが進行するにつれ段々と弱っていく。
それを本人は獣になって死ぬよりは良いと笑うのだが、最後にはその苦しみで神に縋り…
「なんで、私だけが…こんな…」
「神よ、あんまりではありませんか…」
「助けて、ください…」
「助けて…」
…
- 少女
オドンの地下墓の女性の死体から『真っ赤なブローチ』が入手できる。
真っ赤なブローチ
女物の真っ赤なブローチ
刻まれたヴィオラの名も見てとれる
その宝石は、誰か狩人の贈ったものだろうか
(略)
これを渡すかどうか選べるが…
渡すと、母親の死に泣き崩れてしまう。
その後に訪れると家の明かりは消えており、反応もない。
渡さないとそのまま母親を待ち続けるが、オドン教会かヨセフカの診療所への避難ができる状態だと、誘導もできる。
誘導しないとそのまま。
どちらかへ誘導するとお礼を言ってもらえる。
「うん、わかった!」
「ありがとう獣狩りさん」
「お母さんとお父さんと、お爺ちゃんの次に大好きよ」
だがブローチを渡す or オドン教会を教えると、その後に下水道の人喰い豚が『使者の赤リボン』を落とすようになる。
使者の赤リボン
なぜか使者のつける赤いリボン
臭いたつ濃い赤は臓物の血の色であり
持ち主の運命は想像するに難くない
(略)
悲観したか、避難所への道中でか、少女は豚に喰われてしまったのだろう。お陰でこの豚は多くの狩人から「豚を許すな」の言葉と共に様々な方法で日夜殺戮され続けている。
狩人たちが彼女の生存を願う想いの現れか「少女はガスコインに鍛えられており、リボンを巻いた腕で豚に内蔵攻撃を叩き込んで逃げ、その際にリボンだけ豚の腹の中に残ったのではないか?」といった説も唱えられるようになった*5。
ヨセフカの診療所を教えると、ヨセフカからお礼のアイテムを貰える。
その後、中盤以降に裏側から診療所へ進入して倒すとカレル文字『姿なきオドン』を落とす星界からの使者が少女の成れの果てだと思われる。
なお、ラストダンジョンのボスメルゴーの乳母戦のBGMはオルゴールの曲と同じであり、関連性を見出す説もある。
- 老婆
オドン教会かヨセフカの診療所への避難を誘導できる
オドン教会を教えると小柄な婆さんが教会へ居つくが、相変わらず狩人へは辛辣。
しかしストーリーが進むと正気を失って一人笑いを繰り返すようになり、やがて狩人を自分の子だと笑いかけるようになる。
「…ああ、おかえりなさい」
「早かったねえ。私の可愛い子」
「大丈夫かい?」
「何か辛いことがあれば…」
「お母さんが何とかしてあげるからねえ…」
ここで辛いことがあるを選択すると、発狂ゲージを回復する『鎮静剤』をまとめて貰える。結構貴重で店売り価格も高めなのでかなりありがたい。
「ほら、これで全て忘れてしまえばいい」
「嫌なことは、ぜーんぶねえ…」
その後も立て続けに貰えるが流石に在庫が尽き、狩人へ置き手紙を残してどこかから調達してくる。
1度目は無事帰還するが、2度目に姿を消した後教会近くの広場で老婆の死体が見つかり、『鎮静剤』が手に入る。
ヨセフカの診療所を教えると、ヨセフカからお礼のアイテムを貰える。
その後、中盤以降に裏側から診療所へ進入して倒すと『鎮静剤』を落とす星界からの使者が老婆の成れの果てだと思われる。
- アイリーン
大聖堂の門を開けた後にオドン教会近くに現れる。
「ああ、あんたかい」
「丁度いい。警告があるのさ」
話によると、相棒であるガスコイン神父の死により正気を失った狩人ヘンリックが地下墓に現れたので近付くな、というもの。
同時にジェスチャー『静かに』をゲット。
この後に地下墓へ行くとヘンリックと戦闘になり、アイリーンも参戦。2対1で有利に戦えるが、こちらの攻撃はアイリーンにも当たるのでダメージを与えすぎての敵対に注意。
また、ヘンリックはNPCとしても非常に強く、手を出さずに放っておくとアイリーンを返り討ちにしてしまうこともよくある。2対1だからと油断しないようにしよう。
ヘンリックを倒すと狩人へ感謝とガスコイン神父を殺したのを見抜き、自己防衛だろうが狩人を狩るのは私に任せればいいと笑う。
「あんまり、手を汚すんじゃあないよ」
「あんたは狩人。獣を狩ればいいのさ」
やだ、このババア…カッコいい…
そしてジェスチャー『賞賛』をゲット。
ああ、もしかして、妹をご存じではありませんか?
少女のイベントを済ませて赤い月が昇った後に少女の家を訪れると、留守番をしていた妹に心当たりはないか聞いてくるNPCが出現。
日本語版声優は花澤香菜。
『使者の赤リボン』を渡すと妹の遺物に悲しみ、しかしこれで妹のために祈る事ができると礼を言われる。
だが少し家から離れると、
「綺麗なリボン…やっと私のものね…」
「とっても似合うでしょうね…」
「ウフ、ウフフフフフ…」
という含み笑いが聞こえる。
一旦ロードを挿んで家に向かうと明かりが消えているが、近くの梯子下に少女の死体が見つかる。
調べると『使者の白リボン』を入手。
会話内容*6から少女の姉を騙る偽者とする説もあるが、そうだとして何者なのか、何故死んだのか、などなど色々不明な存在。
正気を保つ者が少ない赤い月の下でまともに会話可能だったことも不気味である。
追記・修正は狩人の方がお願いします。
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▷ コメント欄
- このゲームで二度と戦いたくない相手ナンバー2は遺跡ネズミ、ナンバー1は悪夢の複眼豚かな -- 名無しさん (2021-07-05 17:31:17)
- 豚を許すな(怒りのケツ内蔵) -- 名無しさん (2021-07-05 18:24:33)
- 偽姉はガチで怖かった -- 名無しさん (2021-07-05 20:18:31)
- 最初、NPCに話しかけるギミックに気付かず、何処に行けばいいのかも分からず丸一日彷徨い(死に)続けたのはいい思い出。 -- 名無しさん (2021-07-05 21:33:18)
- 少女は豚に内蔵攻撃決めた説 -- 名無しさん (2021-07-05 21:43:08)
- 延々と彷徨ってもう嫌だって思ったのに赤い月出るくらいになると帰ってきて安心する場所 -- 名無しさん (2021-07-05 21:46:17)
- この時点でもだいぶ不気味だけど不気味の方向性が途中で変わるからね… -- 名無しさん (2021-07-05 23:32:20)
- ↑赤い月が昇った後はクトゥルフ神話のバットエンド後みたいな惨状でも人がいるだけマシって感じ -- 名無しさん (2021-07-05 23:37:19)
- オープニングで怪しげな車椅子の爺さんってゲール爺さん? ナニモンかってわかったけ? -- 名無しさん (2021-07-05 23:45:46)
- 梯子の下の下男に石投げて遊んでたら、急に梯子上りだしてビビった -- 名無しさん (2021-07-05 23:56:02)
- ディスタウンフィニッシュト… -- 名無しさん (2021-07-06 07:50:42)
- ホワイホワイ! -- 名無しさん (2021-07-06 11:56:44)
- ギルバートさんは家の前の獣にビビって窓を突き破って逃げただけだから… -- 名無しさん (2021-07-06 19:56:48)
- ↑滅茶苦茶健康じゃん… -- 名無しさん (2021-07-06 22:42:14)
- 女の子を助けるにはどうすればいいんですか?→一切話しかけるなそんな女の子はいないと思 -- 名無しさん (2021-07-06 23:28:26)
- 慣れてくると遊び場と化す 物資も豊富に手に入るし -- 名無しさん (2021-07-06 23:36:56)
- こことガスコインクリアできりゃブラボの一週目はクリアできるよねって -- 名無しさん (2021-07-08 20:37:17)
- ↑ 謝れ、ヘム婆で心折れた俺に謝れ。……それはともかく、本当ここ、慣れるまでは迷いまくるんだよなぁ -- 名無しさん (2021-07-08 20:51:06)
- ヤーナム市街が一番楽しかったなぁ。他のエリアに比べて縦にも奥にも広くて探索してる感が強かった。 -- 名無しさん (2021-07-09 20:30:25)
- 冒頭の爺はヨセフカ医師じゃないの? -- 名無しさん (2021-07-09 20:31:46)
- 少女のリボンエンチャント内蔵攻撃説は大好き -- 名無しさん (2021-09-07 08:15:03)
- 豚を掘って赤リボンを入手→狩人の夢に帰って豚の再配置を確認→姉にリボンを渡す→豚を掘ると赤リボンを再ドロップする。やっぱり拳にリボンを巻いて内臓攻撃してるんじゃないか! -- 名無しさん (2021-09-16 17:37:46)
- ↑推測できるのは「姉が豚に内蔵攻撃を決めた」「少女が生きていて定期的に内蔵攻撃をしてる」のどちらかか。 -- 名無しさん (2021-09-16 20:49:52)
- 最近ブラボを始めたが、最初は本当にトラウママップだった。しかし途中から消耗品補充のマラソンコースに変わってくるのはまぁ良く出来てるというか、自分がフロムの調教に飼い慣らされた証左なのか……。 -- 名無しさん (2021-09-26 22:14:53)
- そもそも突破率50%未満のガスコインの娘が豚ごときにやられるわけないよね -- 名無しさん (2022-03-09 11:26:56)
- ハワーイ!ハワーイ! -- 名無しさん (2023-06-24 17:22:33)
- 実家のような安心感。心が落ち着く良い町並みだ -- 名無しさん (2023-06-24 17:32:21)
- ガスコインの娘さんのイベント、ブローチ返さずどこにも案内せずしてたらいつの間にか居なくなってて豚ぶっ飛ばしてもなんにも出てこなかった。成程、つまり彼女は母の事を探す為に合理的な父と同じ狩人の道を辿ったんだろう…2でネームド狩人として再会できるのだろうな!! -- 名無しさん (2023-10-21 21:31:55)
- 赤い月が上った後はどの家からも反応がなくなるのは市民が死ぬか発症したかで全滅した、ってことでいいんだろうか? -- 名無しさん (2023-10-21 22:42:29)
- むしろブラボからソウル系に入るとロードランで「ヤーナム市街が天国に思える…」ってなる -- 名無しさん (2023-12-10 19:47:09)
#comment(striction)
*2 異様な体毛の増大や腕が長くなっている
*3 「神父」とは元の土地での呼び名で、ヤーナムに神父は居ないとのこと。
*4 「窓の外の獣に驚いたギルバートが、鉄格子を破って逃げたのだ」という珍説もあるが
*5 少女が人喰い豚の水路まで辿り着く事自体が困難である、リボンが汚物ではなく臓物の血で染まっている等の点はたしかに不自然ではある
*6 妹の「お母さんとお父さんと、お爺ちゃんの次に大好きよ」という発言から、姉の存在を疑問視する向きがある
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