四暗刻(麻雀)

ページ名:四暗刻_麻雀_

登録日:2020/10/02 Fri 01:01:49
更新日:2024/05/23 Thu 10:32:43NEW!
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麻雀 役満 三大役満 四暗刻 四暗刻単騎 ツモスー スッタン ツモ専門役←単騎待ち除く 役満イージーモード ロンアガり時の落胆





/二/ ― /_ |_ _|_ _/ _/ | -′/|  +  /\__/ヽ +    /"""  """ \+   +|(●)  (●)、| + | _ノ(_)ヽ_ | (\(\ `-=ニ=-′ |  \\フ\丶=′ / ⊂二フ′ ノ/⌒)―イ ⊂二7 ノ  //_V|\  |ヽ__ノ)| | | |   \__ノ 二三四二三四二三四◎◎◎伍 伍 萬萬萬萬萬萬萬萬萬◎◎◎萬 萬


%%タンヤオ%%の項目ではありません。





概要


四暗刻スーアンコウ(「スーアンコ」とも。)とは麻雀における役の1つで、役のクラスでは最高位の役満に含まれる。
子:32000点・親:48000点



役満の中では最も作りやすい役とされており、同じく難易度が低いとされる役満の大三元・国士無双と並んで、「三大役満」と称されることも。



条件

  • 手牌に暗刻(or暗槓子)を4つ作ってアガる。


これだけ。
補足しておくと、暗刻(暗槓子)とは「同じ種類の牌を自力でツモって3枚(4枚)集めてできる1組の面子」の事である。
ちなみに順子(連番の牌3つの組)を4つ作ってアガる場合、「一色四順」と言うローカル役満になることもある。
形としては三暗刻(暗刻を3つ作ってアガる)、及び対々和(暗刻以外も含めて刻子を4つ作ってアガる)の上位役という立ち位置になっている。
言うまでもないが暗カン以外の鳴きを1度でも行うと暗刻を4つ作る事が出来なくなってしまうので、必然的に門前役である。
聴牌後の待ち方は刻子に関する待ちなので、シャンポン待ち単騎待ちのいずれかになる。
そしてどちらの待ち方になるかでその後の動き方に若干の変化が生じる。



ツモり四暗刻


上記2つの待ち方のうち、シャンポン待ちになった場合。ツモスーとも言われる。
この名称はあくまで俗称で、一般的に「四暗刻」というと、こちらを指す事が多い。


麻雀において、「シャンポン待ち時に他家の捨てた牌でロンアガりをした場合、そのロンで出来た刻子は明刻になる。」というルールがある為、この状態でロンアガりをすると和了形は「暗刻3つ+明刻1つ」とみなされて、「三暗刻+対々和(+α)」と大幅に役のランクが下がってしまう。
これでも満貫以上は決定しているが…


その為、この形で四暗刻を完成させるためにはツモアガりをしなければならない。「ツモり四暗刻」という俗称はここから来ている。
こういった制約こそあるものの、待ち牌の種類と数ではこちらが上であり、聴牌形もこちらの方が成立しやすい関係から、後述する四暗刻単騎よりも作りやすさは上である。



四暗刻単騎


上記2つの待ち方のうち、単騎待ちになった場合。
ちなみにこちらは正式名称。俗称としては「スッタン」などがある。


この場合は聴牌時に暗刻4つが既に出来上がっているので、ツモでもロンでも文句なしの役満である。
ただしこの状況になる事自体が滅多になく、成立する確率はツモり四暗刻に比べると大きくダウンする。


冒頭部分のタンヤオのAAも牌の並びを変えると、四暗刻単騎の形になっている。(伍萬単騎)


ルールによっては「ツモり四暗刻の上位役」とみなして四暗刻単騎1役でダブル役満とするルールも存在する。
しかし、過剰なインフレを嫌う時にはツモり四暗刻と同等の扱いをされることも多く、プロの麻雀のルールでは普通の役満として扱われる事が大半である。


ちなみに過去には四暗刻単騎だけが役満とされるルールの時代もあった、



特徴


最大の特徴はなんといっても「使う牌に一切の制約がない」こと。
(使う牌に制約がない役満には、他には四槓子天和/地和があるが、難易度は四暗刻に比べると圧倒的に高い。)



34種の牌の中のどれで暗刻を作ってもいい上に、上記の三大役満に含まれる国士無双が捨て牌に中張牌が偏りやすく、大三元が副露を重ねるとアガりにくくなるといった難点を抱えているのに対して、四暗刻は捨て牌に偏りが出にくく、鳴きによる相手への役の予測が立ちにくいため、相手にバレにくいというのが特徴である。
また七対子を作ろうとしていた所に、牌が重なって四暗刻に役がチェンジするという事も珍しくない。


ただし、刻子を作るという事は必然的に手牌の牌の種類が少なくなっていくという事でもあり、聴牌時には牌が5種類、ツモった牌を含めても6種類しかない為、その頃には手牌全てが他家の危険牌と化す可能性も否定できない。
相手にバレやすい分、オリもしやすい国士無双とは対照的である。
他家からの先制立直や大物手などが見える状況で慎重に打ち回す、極端な場合オリを選択する必要がある(もっとも、そんな機会は滅多にないだろうが。)際には攻めてもオリても厳しい立ち回りになってしまう。しかし一度通すことが出来れば、暗刻落としが可能になる為、この辺は打牌の度胸と状況把握の力が試されるだろう。



その性質上(あくまで理論上ではあるが)、国士無双・九蓮宝燈以外の全ての役満と複合可能である。
無論その「他の役満」の成就が至難の業なので、現実的にそんなことが起こる事はまずない。(他の役満と重なりやすい役には字一色があるが、あちらは鳴ける分まだ現実的である。)



役満聴牌した場合に、一般的にはツモアガりだけでなく出上がりの目を残しておきたい為、ダマで進めていく事が多いが、ツモり四暗刻は逆に積極的に立直していく事が求められる。


理由としては以下の2つがある。


  • 他家に対する牽制をして、回し打ちやオリに回らせツモる機会を増やす為。
  • 仮に出上がりになった場合に裏ドラが暗刻で乗った場合、最低でも倍満になる。

逆に四暗刻単騎は待ち替えが出来るというメリットを殺してしまう為、あまり立直は推奨されない。




ただしこの立直についても、「使う牌に制約がない」事がかえって裏目に出る場合がある。


例えば……


三 三 四 四 伍 伍 伍 一 一 一 七 七 七

萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 索 索 索 筒 筒 筒



この形だと三萬・四萬でツモアガれば四暗刻が成立する。しかしこの形の場合、それ以外にも二萬・伍萬の待ちもある。
このような多面張の場合、もし四暗刻以外の役が頭から抜けていると、フリテンになってしまう危険がある。
他にもこの状況で例えば立直をしていて、かつ伍萬を引いてきたとする。アガる場合はそれで問題ないのだが、この状況でカンをしてしまうと、アガっても流局してもチョンボとなってしまう。(ダマであればカンをしても問題ない。)



また四暗刻単騎の場合でもこのような事はあり、例のAAも聴牌形は純粋な単騎待ちではなく、二萬-伍萬の亜両面待ちになっている為、



/二/ ― /_ |_ _|_ _/ _/ | -′/|  +  /\__/ヽ +    /"""  """ \+   +|(●)  (●)、| + | _ノ(_)ヽ_ | (\(\ `-=ニ=-′ |  \\フ\丶=′ / ⊂二フ′ ノ/⌒)―イ ⊂二7 ノ  //_V|\  |ヽ__ノ)| | | |   \__ノ 二三四二三四二三四◎◎◎伍 二 萬萬萬萬萬萬萬萬萬◎◎◎萬 萬



一度この様になってアガってしまうと、本当にただのタンヤオになってしまう。(厳密にはこの場合は一盃口も付く。)
二萬を暗カンすれば四暗刻単騎の目は残るが立直していた場合はやはりチョンボになってしまうので注意。



他家に気付かれにくい分、その他家をあてにしようものなら役が大幅に下がってしまったり、手牌に安全牌がなくなってしまったりする事のある四暗刻だが、それらを乗り越えることで達成感と高得点を獲得できるため、安易に暗刻を作るのを面倒くさがって早々に鳴いたり暗刻に進化しない内に対子落としせずに、ロマンを求めてみるのも麻雀の醍醐味と言えるだろう。





追記・修正はロンの刻子が明刻である事を間違えて三暗刻・対々和に終わってもへこむ事のない方がお願いします。


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  • まさお「身ぐるみ剥がされちゃったァ~!!」(泣 -- 名無しさん (2020-10-02 01:32:57)
  • 「暗刻」ってそもそもどういう意味? -- 名無しさん (2020-10-02 04:51:09)
  • ↑追記しました。 -- 名無しさん (2020-10-02 07:22:38)
  • ↑3スッタン国士大三元のトリロンのあれかww -- 名無しさん (2020-10-02 14:58:23)

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