ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

ページ名:ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

登録日:2020/03/29 Sun 12:40:07
更新日:2024/05/17 Fri 11:09:25NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」とは、恵ノ島すず著のライトノベル。
「長いタイトル」「悪役令嬢」「チート能力」「異世界(ゲーム世界)」「中世世界が舞台」とラノベにありがちな要素を主軸としつつ、「介入」という要素をぶち込んで別物に仕立て上げた品


現実世界にいる遠藤くんと小林さんの声が何故かゲーム世界に届くようになったため、破滅を迎える悪役令嬢を救うべく、婚約者である王子に彼女の本性であるツンデレを実況・解説を試みるというもの。
小林さんが悪役令嬢リーゼロッテの性格とこれから起こる展開を把握しているチート状態であるが、あくまで実況と解説という体裁でしか情報を提示しないのもミソ。


本来作中においてされることが少ない「ツンデレの何たるか」の解説を作中に必要な要素として行ってくれるため、ツンデレがよく分からない人にはツンデレ解説書として機能する。


かつて小説家になろうで連載されていたが自主削除に至り、現在はカクヨムに掲載されている。
カドカワBOOKSで書籍化されていて、全3巻(※最終巻となるDisc Exは、本編完結後の書き下ろし続編と店舗特典のミニストーリー再録)。
B's-Log COMIC vol.77より漫画版が連載開始(作画:逆木ルミヲ、キャラクター原案:えいひ)。
コミックスは2022年8月1日時点で既刊5巻。
クラウドファウンディングでドラマCD化もされた。


SFマガジンの「SFファンに贈るWEB小説ガイド」で悪役令嬢作品が取り上げられた際には、
『謙虚、堅実をモットーに生きております!』『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』『アルバート家の令嬢は没落をご所望です』
とともに紹介されたこともあり、女性のみならず男性にも読みやすい作品として知られている。


2022年7月時点で、シリーズ累計75万部(※紙本・電子書籍の合算)を突破している。


2023年1月7日朝2:25からTBS系列にてTVアニメが放送開始予定。(BS-TBSのみ朝1:55開始)




あらすじ

放送部の遠藤くんは、想いを寄せる同部の小林さんから乙女ゲーム「マジカルに恋して」(通称:まじこい)を勧められる。
それはほぼ破滅を迎えることが確定している悪役令嬢リーゼロッテが、実はツンデレで可愛いというもの。
「最悪に可哀そうなリゼたんを一緒に見よう」と斜め上の誘い方をしてくる小林さんの圧に逆らえず、放送部の活動として実況・解説*1をしつつプレイすることになる。


一方その頃、フィッツェハーゲン王国首都にある王立魔導学園では、王子ジークヴァルトが婚約者リーゼロッテの高圧的な物言いに辟易していた。
婚約者の言動が理解できず心が離れつつある王子に、天から謎の声が響く。


「ツンが強い!ツンが強いぞリーゼロッテ!!これはさすがにやりすぎかっ!?」


なんと、遠藤くんと小林さんの声がジークに聞こえるようになったのである。
それに気づいた二人はジークに神々としてアドバイスすることでリーゼロッテの破滅を回避しようと考えるのだった。



用語

  • マジカルに恋して

小林さんおすすめの乙女ゲーム。通称「まじこい」。
恋愛アドベンチャーであると同時にRPG要素もあるようで、ダンジョンになっている学園の裏庭でのモンスター退治や自己鍛練によってレベルを上げることができる。
ちゃんとレベルを上げておかないとラスボスとの戦闘に敗北してバッドエンドを迎える。


ほぼ全てのルートで悪役令嬢リーゼロッテが魔女に乗っ取られて死亡、それ以外も死者が出るという重めな内容。しかし、この重さが受けたらしく、ファンディスクまで作成されている。
全員生存は逆ハーレムルートならあるが、それはそれで一人の少女を全員で取り合う泥沼になるのでは、と遠藤くんに指摘されている。


なお、おそらく最も難しいのは「おひとり様エンド」
開始から負けイベントまでに誰の誘いにも乗らず主人公を鍛え続け、負けイベントで強引に勝利すると到達できる。*2
最難関だと言っても、死者が出る展開には変わらず、新規スチルもないという誰得仕様。


説明を聞いた遠藤くんは「マジで何なんだよ、このゲーム」「なんでゲームにそこまで心折られなきゃなんないの」「製作チームは悪意の塊なの?」と発言している。


ついでに言うと、ハーレムルートのみ助かるというのもなかなか闇が深い。
リーゼロッテに好感度があるかどうかにもよるが、
好感度あり:いくら上げても個別ルートなしor個別ルートでも死ぬ
好感度なし:愛しのジーク含む男たちと仲良くなりまくってると結果的にリーゼロッテも助かるという謎展開
魔女の設定的になしだと無理がありすぎるので、多分好感度はある。製作チームは悪意の塊なの?


何故か二人がプレイしているこのゲームは、自分たちの声がゲーム内のジーク王子に届き、リアルタイムのセリフがメッセージウィンドウに表示される状態となっている。
オートモードが解除できず、ロード時に削除される中断セーブしかできないため、やり直しは不可能。
二人は主人公のフィーネ目線で物語を追っていたが、途中から介入効果によりリーゼ目線に変更された。
この現象を意図的に発生させようとする者もいるようだが……?


また、隠しルートが存在しており、その内容は「フィーネが神様と恋仲となり、最終的には神々の住む世界へと転生する」というもの(通称神様ルート)なのだが、その神々の世界というのがどう見ても現代日本。つまり逆異世界転生である。
これだけならまだフィクションだからですむが、なぜか作中では偶然で済ませられないような事象が散見されている。



登場人物


現実世界側

  • 遠藤碧人(Cast:CFボイスドラマ版 - 広瀬裕也/TVアニメ版・B's-LOG COMICSボイスドラマ版 - 石川界人

高校2年生。野球部だったが肩を壊してしまい、小林さんに誘われて現在は放送部所属。実況担当。
まじこいの説明を聞き、乙女ゲームであるということもあって乗り気ではなかったが、想いを寄せる小林さんとの話題を増やすために一緒にプレイすることにした。
実況は意外と堂に入っており、噛んだりすることはない。小林さん曰くかなりのイケボ。
目下の悩みは自分が小林さんに異性として意識されていないこと。
最終的にゲーム内世界の歴史書に名前が載るらしい。


  • 小林詩帆乃(Cast:CFボイスドラマ版 - 種崎敦美/TVアニメ版・B's-LOG COMICSボイスドラマ版 - 花澤香菜

同じく高2の放送部。解説担当。
ツンデレのリーゼロッテがお気に入り。全シナリオコンプし、至難なおひとり様エンドでさえリーゼロッテが救われないことに落胆していた。
どうやら二次創作にも手を出しており、遠藤君をかわいそうな姿をばねに一緒に作ろうと誘っている。
男子へのボディタッチも気軽にやる朗らかタイプだが、誰もいない自宅に男子を招くことがどういうことか理解してない人。
ちなみに球技大会で息の合った実況・解説を行ったため、同級生からは二人が付き合ってると思われている。


  • 久遠桐聖

「くおん きりせ」。売り出し中の若手俳優。
デート中の遠藤くんと小林さんが街中で彼から声をかけられて、というか小林さんの腕を強引に掴んで呼び止められた。
本人曰く小林さんが自分の恋人である「エーファ」という女性に似ているらしく、見間違えたとのことだが……。


なお前述の「神様ルート」でフィーネと結ばれる神様というのが何故か久遠桐聖そっくりであり、製作スタッフの中に彼の大ファンがいたのではないかと噂されている。


ゲーム世界側

  • リーゼロッテ・リーフェンシュタール(Cast:CFボイスドラマ版 - 石上静香/TVアニメ版・B's-LOG COMICSボイスドラマ版 - 楠木ともり)

通称「リーゼ」(小林さんからは「リゼたん」)。辛辣な言動が目立つ悪役令嬢。物語が進むと婚約者であるジークに拒絶され、弱った心を古の魔女に付け込まれ、ラスボス化する人。
ファンディスクにて、素直になれない自分を責め、かえって悪循環にはまっていく彼女の心情を記した手記が公開された。
実はツンデレであり、照れが閾値を超えるときつい言動に走ってしまう。しかも、人の物を勝手に破壊する*3など苛烈な為、非常に誤解されやすい。
更に照れが限界を突破すると、真っ赤になって機能停止する。


本来の彼女はジークのことをとても慕っており、実質恋敵であるフィーネに対してもその天真爛漫さに憧れている。
逆ハーレムルートでは彼女もフィーネにメロメロになる辺り、むしろ友達になりたいと思っている様子。ジークとの仲に嫉妬はするけど*4


介入開始後は、ツンデレを把握したジークのアプローチによく真っ赤になっている。
元々彼女をよく知る小林さんによって心情を把握されていたが、目線が彼女に移ったことでツンデレ行動まで筒抜けとなった。
二人の声は目線対象となっているキャラが近くにいないとジークに聞こえないため、ジークは神々を「声が聞こえる=リーゼが近くに居る」とレーダーみたいに認識していたりもする。


  • ジークヴァルト・フィッツェンハーゲン(Cast:CFボイスドラマ版 - 田丸篤志/TVアニメ版・B's-LOG COMICSボイスドラマ版 - 中村悠一

通称「ジーク」。フィッツェンハーゲン王国の王太子。まじこいの攻略対象の一人。
本作においてはゲーム世界側の実質的な主人公。
「王家の血筋は神の声が聞こえる」という伝承から、自分にしか声が聞こえない遠藤くんと小林さんを神だと崇めている。
どこぞのおじさんよろしくツンデレを全く知らなかったのでリーゼの言葉を額面通り受け取っており、嫌われているのだと思っていた。
その真意を知ると可愛く思うようになる。特に真っ赤になった顔がお気に入りらしく、実況・解説を受けて積極的にデレさせにいっている。


突発的な事態に弱いようで、神から(ネタバレは興ざめなので)一つだけ質問を許された際は、焦って「ツンデレとは何か」という明らかに重要度の低そうな質問をしてしまった。
……結果的にそれが大正解だったのだが。
また普段は優雅な佇まいだが、デレたリーゼを見るとちょっと言動がおかしくなる。


一方で理解力・適応力に長けており、わずかな情報だけでかなり正確に状況を把握する。
リーゼの言動について解説をもらえればどうすればいいかを瞬時に理解し、的確にリーゼを赤らめに行く。ちょっとS。
元々鈍感なのではなく、幼少時のリーゼの発言が元で自分は嫌われているのだと刷り込まれた結果。そのため、絶対的説得力の元に「リーゼは殿下が好き」と教えてやれば解決する事態だったのである。


  • フィーネ(Cast:CFボイスドラマ版 - 花守ゆみり/TVアニメ版・B's-LOG COMICSボイスドラマ版 - 富田美憂

まじこいの本来の主人公。元庶民だが、貴族にしか使えない魔法の力を持つことが判明して魔導学園にやってきた。攻撃魔法はからっきしだが回復魔法が得意。
天真爛漫だが、か弱く守ってあげたいキャラ、らしい。
肉は骨までしゃぶる肉食系女子(食事的な意味で)。食堂でちょっとした騒ぎが起きた際も、マイペースに食事を続けていた。


作中の彼女は、本来ならばバルが死亡あるいは負傷することで神様の手により覚醒……という手順を踏むはずなのだが、それをすっ飛ばしていきなりレベルがマックスというつよくてニューゲーム状態のため基礎的な身体能力と魔力の値がやたら高い。
上記の魔法判明エピソードも、「悪漢に利き腕を切り落とされたが即座に魔法で修復して撃退した」というイカれたものになっている。
普段はリーゼのツンにアワアワしてしまう気弱さだが、戦闘に入ると自身に強化魔法をかけて、相手の顔面をザクロにするまで無表情・無言でぶん殴る。前衛・後衛の2人が相手なら、まず後衛から襲撃する派の人。


それに関連してか、経験していないはずの「バルが死ぬ未来」を朧げながら知っており、彼が危ない目に遭うのをよく思わない。
それでもバルが自分を守るために命を懸けるであろうことを理解しているため、それならばと自分が彼を守ることを決意し、暫定的にお付き合いを始めることになった。


  • エリーザベト

フィーネの母親。夫はおらず、女手一つでフィーネを育て上げた。
物語開始前にフィーネを学園に預けて行方を眩まし、消息不明となっている。


+ フィーネ親子の秘密-

エリーザベトの正体は貴族マルシュナー公爵家の令嬢。
そして彼女の婚約者だったのが、若くして病死したリーゼの伯父アウグスト。
二人は政略結婚であるも愛し合っていたのだが、病弱だったアウグストが長くないと知ったマルシュナー家が婚約解消させろとゴネ始め、エリーザベトはそれに大きく反発。アウグストが存命のうちに会瀬を重ねて、彼の死去後に妊娠中ながら持てるだけの金品を強奪しつつ家を出奔し、たった一人でフィーネを産んで育ててきた。
つまりフィーネとリーゼは血の繋がった従姉妹なのである。
フィーネが魔法を使えるのも、リーフェンシュタール家とマルシュナー家という二つの大貴族の血を引いているため。


しかしその後もマルシュナー家は何とかしてエリーザベトを取り戻そうと追手を差し向けており、またそのための障害となるフィーネの命をも付け狙っていており、フィーネの腕を斬り落としたのもマルシュナー家の刺客である。
刺客を返り討ちにしたフィーネを見たエリーザベトは、むしろ自分がフィーネの重荷になると考え、マルシュナー家でもおいそれと手出し出来ない学園にフィーネを預けたのである。


なお本人もただ行方を晦ましていたわけではなく、フィーネを守るための力を求めて御禁制の闇属性魔法を身に付けている。
上記の金品強奪の件などからもわかる通り、性格は非常にアグレッシブかつ子煩悩。愛するものを守るためならなんでもするタイプ。


後にエリーザベトはリーフェンシュタール家にフィーネがリーゼにいじめられていると勘違いして突撃訪問してフィーネや義弟にあたるブルーノと再会。
色々な事情を踏まえてフィーネはリーフェンシュタールの養子となり、リーゼとは義姉妹となった。
なお、ゲーム本編でも養子になる展開はいくつか存在しているが、全てリーゼが死亡後の展開であるため、彼女の姉妹とは穏便とは言えない関係になる模様。
そのため、仲良し姉妹の様子を見られた小林さんは感無量となった。


  • バルドゥール・リーフェンシュタール(Cast:杉田智和

通称「バル」。まじこいの攻略対象の一人。
リーゼのいとこでフィーネの護衛の騎士。フィーネ大好きっ子で、本来は彼女をかばって死ぬことがほとんど。
遠藤くん・小林さんからは「死にたがり屋さんなのかな?」と言われる。
また、好感度が勝手に上昇してしまうので、他のキャラ攻略時でもうっかりすると彼が対象になってしまうお邪魔キャラ。
ただし彼のルートは他ルートよりも甘さマシマシであるらしく、小林さんのお気に入り。
フィーネと結ばれることで死を回避できるため、できるだけ一緒にいるように言付かる。
遠藤くんの恩寵を受けているので、一応彼の目線へ切り替えることが可能。あまり活用はされないが、フィーネの様子を見るには最適。


リーゼからは「すごく頭が悪い」、その妹たちからも「政略結婚なんかできるわけがない」と評される脳筋バカ
リーフェンシュタール家は実力(特に戦闘能力)主義な面を持つが、その中でも飛び抜けた清々しいほどの脳筋バカ
自分に嘘がつけない性格で、物事を深く考えず感じたことを口に出してしまう悪癖がある。
そのくせ自分の恋愛感情には疎いため、好ましいと感じた相手(=フィーネ)には何の自覚もなく全力で口説くような言葉を連呼する。なまじイケメンなだけにタチが悪いタイプの脳筋バカ
大事なことなので3回言いました。


通称「アル」。まじこいの攻略対象の1人。
神官を数多く輩出しているリヒター伯爵家の子息。自身も学生ながら既に優秀な神官なのだが割と軽い性格で女好き。
だがジークとは良き友人であり、夏季休暇中の公務の中でジークの態度からリーゼと会うように勧めたりと気遣いもできる。
フィーネに激烈なアッパーを叩き込まれたことでがぜん興味を持つようになった変人。
女好き故にフィーネもナンパしたが、神官の家に嫁入りしたら自分も神官として修行することになる=お肉が食べられなくなることを忌避したフィーネに丁重にお断りされた。


  • ファビアン・オルテンブルク(Cast:堀江瞬)

まじこいの攻略対象の一人。ショタ枠。
オルテンブルク子爵家の末息子。
弱冠11歳ながら、街一つを容易く焼き払えるほどの大魔力を持つ超天才児かつ美少年。
……だがそのせいで彼の魔力を利用しようとする不届き者や、手籠めにしようと目論んだ変態貴族などによって何度も誘拐(未遂含む)の被害に晒されており、背の高い成人男性に恐怖心を抱いている。
本来はまだ学園に通える年齢ではないのだが、上記の理由から彼の身柄を守るため、そして強大過ぎる力のコントロールを身に付けるために特例で学園の生徒となっている。


ラスボスとの決戦に向けて戦力増強を考えた遠藤くんと小林さんかみがみの指示によりジークとリーゼが彼と接触したのだが、長女気質であるリーゼと末っ子で男性不信のファビアンの相性は神々の予想を超えて良好で、あっという間に「リーゼお姉ちゃん」と呼ぶほど懐いてしまった。
それを見て11歳のファビアンに嫉妬する大人げないジーク
その後リーゼの末妹ツェツィーリエと婚約し、本当に義理の姉弟となった。


  • アデリナ/カトリナ

リーゼの妹で双子。リーゼの言うことをきかないことが多いがリーゼとは別ベクトルのツンデレなだけで実際は姉のことが大好き。
小林さんによるとジークBADルートでは姉を絶望させ死のきっかけを作ったとしてジークとフィーネを憎み、プレイヤーに深いトラウマを刻みこんでくるとのこと。
従兄弟であるバルとの政略結婚は「絶対に嫌」と拒絶しているが、これはバルがあまりに脳筋バカ過ぎて政治に疎いためであり、バル本人を嫌っているわけではない。むしろ「バル兄」と呼んでそれなりに慕ってはいる。


  • ツェツィーリエ

リーゼの末の妹。表情からは何を考えてるのかよくわからない不思議ちゃん。
姉妹の中で唯一バルとの政略結婚を忌避していなかったが、姉である双子たちからのバルへの評価(どれだけ脳筋バカであるか)については同意している。
小さかった頃には自分の名前を発音できず「てち」と呼んでいたが、他者(主に双子姉)からそれをイジられるとキレる。
リーゼによってファビアンと顔合わせした際には彼に一目惚れしてその場でプロポーズし、見事婚約者の座を勝ち取った。


  • ブルーノ・リーフェンシュタール

リーゼたち四姉妹の父。伯爵位を持つ貴族で、将軍の地位に就いている軍人。
厳格な軍人だが、娘たちには甘い子煩悩。
また亡き兄アウグストをとても慕っていたブラコンでもあり、軍人になったのも病弱な兄を守ろうとしたのがきっかけ。
そんな兄の忘れ形見であるフィーネのことは実の娘たちと同等の愛娘として接しており、彼女から「お父様」と呼ばれた際には、バルに「結婚したければ俺を倒せ!」とまで叫ぶ親バカと化した。


  • ヨゼフィーネ・リーフェンシュタール

リーゼたち四姉妹の母で男装の麗人。番外編に登場。
宮廷でも名の知れた画家だが、人混みや暑さを嫌っており滅多に人前には出てこない。特に夏場は避暑のために山中にあるアトリエに引き籠っている。
代表作は愛らしく美しい桃色の髪の少女を幻想的に描いた「妖精」シリーズ。


+ 実は……-

フィーネの母エリーザベトとは親友だった間柄。
「妖精」シリーズで描かれている桃色の髪の少女のモデルになったのもエリーザベトである。
またフィーネの名前もエリーザベトが親友のヨゼフィーネから捩って名付けたもの。
まさかエリーザベトが生きて、自分の前に現れるとは思っておらず、その上で彼女の娘が自分の養子になるという事態の際は自分は死んだのだと変な方向に悟った
その後、夫にお米様抱っこされて正気に戻った
そんなわけでフィーネのことは超ラブであり、個人資産は全てフィーネに相続するつもり。なおブルーノ曰く「リーゼたち四姉妹には既に資産を用意してあるので丁度良かった」とのこと。
ついでにリーゼとフィーネをモデルにした新しいシリーズも描き始め、相続予定の資産はますます増えていくと思われる。







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  • この作品大好き。リーゼロッテが可愛いのだが、解説組も微笑ましいしフィーネ達も微笑ましい。ニヤニヤしっぱなしになる。 -- 名無しさん (2020-03-29 16:37:59)
  • 正直原作が短いのが残念なんだが、ダラダラ続けるより面白いのは確か。 -- 名無しさん (2020-03-29 19:37:00)
  • 短い分読みやすいし、人にも進めやすい良い作品 -- 名無しさん (2020-03-29 20:20:24)
  • ………コミカライズ見てるとな〜んかフィーネさんが乗っ取られるポジになりそうなんだよなぁ〜 -- 名無しさん (2020-03-29 20:30:27)
  • コミカライズの絵師さんがとにかく絵が上手い。この人もっと売れるといいな。 -- 名無しさん (2020-05-02 13:55:35)
  • 原作読んでないんだけど、青い顔して眉をひそめながら「可愛すぎる」って思ってるシーン、あれ原作再現?それともマンガオリジナル? -- 名無しさん (2020-05-02 16:47:58)
  • ↑基本王子のノロケは原作基準だが、顔芸?の尊いとか焦点思想とか可愛さに悶えてる表情は絵師さんの腕で魅せてる。 -- 名無しさん (2021-05-27 00:37:01)
  • 因みに作者さんは新作書いててこちらも悪役令嬢だが「乙女ゲームに転生したけど、そもそも乙女ゲームがよーわからん上にこのゲームの内容も知らん」というもの。悪役令嬢とヒロインは親友で、王子も家族も「イジメ?こいつがそんなことするかよ」というスタンスなので、ギスギスドロドロしてないのが好みな人は楽しめると思う。 -- 名無しさん (2021-05-27 00:39:38)
  • 異世界にもゴリラいるんだなあ… -- 名無しさん (2022-01-12 01:26:52)
  • リーゼの妹ちゃんズがかわいい。原作だとほとんど出番なかったけどコミカライズで出番増えてて嬉しい -- 名無しさん (2022-01-13 20:50:29)
  • 神の声がゲーム実況のノリというなんか神視点からしたらありそうでこまる -- 名無しさん (2022-02-15 22:02:19)
  • 左メニューでの表示が千葉ロッテ -- 名無しさん (2022-02-15 22:22:09)
  • 漫画オリジナルエピのツェツィちゃん強者すぎて笑っちゃった。10歳の少女の姿か?これが…… -- 名無しさん (2022-06-24 15:52:51)
  • アニメから入って原作一気読みした。 -- 名無しさん (2023-02-15 21:05:28)

#comment

*1 実況とは言っても、所謂ゲーム実況プレイ動画のようなものではなく、スポーツ試合のTV中継で行われるプロの実況・解説をお手本としたもの。
*2 攻略対象に勝手に好感度が上がってしまうキャラがいるため、これ以外ではそのキャラルートになると思われる。
*3 フィーネの杖をへし折った。が、これは彼女の使っていた杖があまりにオンボロで、そのままではいずれ事故を起こしてフィーネが怪我をすることをリーゼが危惧したため。つまり100%善意。その上「自分の予備の杖を恵んでやる」という体で、完全にフィーネ専用に誂えた特注の杖を渡すというツンデレとして百点満点の行動をしている。
*4 これは家系の気質が脳筋なため、フィーネの戦闘能力に対するライバル心も含まれている様子。

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