登録日:2020/01/11 Sat 01:04:09
更新日:2024/05/16 Thu 10:43:03NEW!
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tcg デュエル・マスターズ デュエマ dm レアリティ デュエマ用語項目
ここでは、デュエル・マスターズにおけるレアリティについて語る。
▷ 目次
概要
基本的なレアとして「コモン」<「アンコモン」<「レア」<「ベリーレア」<「スーパーレア」が存在。漫画や背景ストーリーの主人公に応じて、それらの上に「スペシャルスーパーレア」、「ビクトリー」、「レジェンドカード」、「マスターカード」、「キングマスターカード」、及びそれら以上の上位レアが加わる。
他、いわゆるパラレル仕様として
「カティノカード」→「ヒーローズ・カード」→「ヴィジュアルカード」→「MODE→CHANGE」→「Dramatic Card」と変遷している。
そのほか「シークレット」仕様も存在する。
当項目では、ベリーレア~シークレット、そしてその他のレアリティについてを記述する。
%%?「ここにはレア・ベリーレア・スーパーレア・ビクトリーと全て揃ってますよ!!」%%
各レアリティ解説
スペシャルスーパーレア
デュエル・マスターズにおいて、「コモン・アンコモン・レア・ベリーレア・スーパーレア」の枠組みから外れた上位レアリティの、記念すべき一弾にして最も影の薄いレアリティ。
該当するカードは覚醒編の番外編パックである「ドラマティック・ウォーズ」で目玉カードとして再録された《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》/《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》と《時空の封殺ディアス Z》/《殲滅の覚醒者ディアボロス Z》のみ。
デザインの特徴としては、カードの両面ともキラ加工がされているというもの。それまでのスーパーレアのサイキッククリーチャーはフォイル加工が片面のみと考えると破格の待遇と言える。エピソード1の一部カードを除いて超次元に置かれるビクトリーは基本的に両面フォイルなのでそんなに有り難みはないけど
番外編パックにしか存在しない、該当カードが極端に少ない、再録でない(デフォルトがこのレアリティである)カードが無い、直後の弾でビクトリーが登場したといった理由から、このレアリティの存在を知っている人すら多くない悲しいレアリティである。
ただし、流通数が非常に少ないので下手すれば元のカードのシークレット仕様よりレアだったりする。
名前に「スーパーレア」がそのまま入っているため、《レアリティ・レジスタンス》の対象になってしまうと思われる。ただし、公式への裁定の確認があった痕跡は無い。その程度の扱いというわけである。悲しい。
ビクトリー
スーパーレアの上位に位置するレアリティ。
略称は「VIC」。
デュエル・マスターズ発売から11年後に新たに制定されたレアリティ。
カードデザインの変更や漫画・アニメの主人公が切札勝舞から切札勝太へと交代するのと一緒に追加された。
「ビクトリーレア」「ビクトリーカード」とも呼ばれる*1。
レアリティマークは、アルファベットの「V」。
フォイル加工はシリーズによって細かく違いがある*2ものの、
「通常クリーチャーならカード名の間に、サイキック・クリーチャーならテキスト欄の下にビクトリーマークが印字される」という共通点がある。
なお、エピソード2~3ではビクトリーマークとカード名、パワーおよびイラストの一部が金箔になっている。
封入率に至ってはエキスパンション毎に違いがあり、スーパーレア並みだったり、レアと同等だったりする。
最初に登場したDMR-01では3箱に1枚という低確率であった。
続くDMR-02、03では打って変わって封入率が高くなり、1箱買えばほぼ入っているという状況に。
以降は、スーパーレアよりやや低い封入率となった。
特筆すべき点として、ビクトリーはレアリティ自体に効果を受けることがあるというTCG全体を見ても珍しいレアリティであり、
またそのヒーロー性から非常に強くかっこよく設定される。
その中でも、「ビクトリーを山札からサーチ、または手札からコスト踏み倒し」できる高性能クリーチャー《希望の絆 鬼修羅》は殿堂入りカードである。
ちなみに、この鬼修羅のレアリティはスーパーレアとなっている。
だがこれが《[[覇ァ!>勝利宣言 鬼丸「覇」]]》を生み出してしまったり、
他方で《鬼無双カイザー「勝」》みたいな残念なビクトリーや、デッキタイプが縛られすぎるビクトリーも存在するため賛否もある。
このビクトリーだが、基本的に火文明単色に多く、ついで多色(なかでも火文明複合が多い)や無色、闇文明単色に割り振られる。
一番少なく、かつ登場が遅れたのが自然文明単色。ビクトリー導入4年目でやっと追加されるという遅さ。
というか結局《[[古代王 ザウルピオ>古代王 ザウルピオ]]》と《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》の2枚しか出なかった。
しかもニガ=アブシュームは裏面が五色カードのため、実質純粋な自然単色ビクトリーはザウルピオのみである。
そのさらに上、後述のダブルビクトリーに至っては4枚しかなく、いずれもアニメの主人公・切札勝太専用の切り札である。
明らかに子供の人気に合わせているレアリティである…。
2014年からは構築済みデッキが「スーパービクトリーデッキ」に名を変え、再録制限の明けたビクトリーカードが収録されるようになった。
非常に豪快かつヒロイックな能力を持ったカードが多く、今のところビクトリーで殿堂入り(1枚制限)されているカードもそれなりにあり、プレミアム殿堂入り(いわゆる禁止カード)しているカードも少ないながら存在する。
また、そのレアリティの高さと強さ、そしてビクトリー登場と同時に制定された「デュエマゴールデンリスト*3」の存在もあって
シングルカード市場での初動価格が高騰しやすい。
《ガイアール・カイザー》や《覇ァ!!》、《暴騰中5000YEN》がその顕著な例だろう。
ある意味、「デュエル・マスターズの札束化を促進した罪深いレアリティ」と言えなくもない。
DMR-01からDMR-16真までの4年間存在し、DMR-17にて「レジェンドカード」がその地位を引き継いだ。
今後は、パックや構築済みデッキでの再録、大会優勝商品等での登場となる……と思いきや人気があるレアリティなためか定期的にこのレアリティの新規カードが登場しており、2023年には「大感謝祭 ビクトリーBEST」というこのレアリティをフィーチャーした特殊パックが発売された。
同パックではシークレット仕様として「レッドビクトリーレア」「ゴールドビクトリーレア」「ダイヤモンドビクトリーレア」という更なる派生レアリティが登場し、後者になる程封入率が低くなっており、人気のあるカードのダイヤモンドビクトリーレア仕様に関してはなんと数万単位で取引されている。尚、自然文明はまた冷遇されており新規ビクトリーが6枚も登場したのに自然単色のビクトリーは1枚も収録されていない。水文明はようやくメインデッキに入るビクトリーが登場したと言うのに…一応多色では自然文明を含むビクトリーが登場してはいるがそれは他の文明にも言える事なので……
ダブルビクトリー
ビクトリーのさらなる上位に追加されたレアリティで、デュエマ史上最も高い位置に君臨するレアリティである。
略称は「WVC」。
当然、スーパーレアはおろかビクトリーよりも手に入りにくく、1箱ではなく1カートンに1、2枚とも言われる。
レアリティマークは、アルファベットの「V」が二つ並ぶ。
市場での価格も非常に高く、最初のダブルビクトリーであるガイギンガに至っては、初動で10000円越えしていたケースも確認されている。
カードの特徴として、カード名の間とマナのあった位置の両方にビクトリーマークが入っている。
唯一の通常クリーチャーである《超戦龍覇 モルト NEXT》の場合、下部のビクトリーマークにマナを表す数字の1が入っている。
恩恵は低いものの、分類上はビクトリーにカテゴライズされるため、ビクトリーサポートを受ける事が出来る。
DMR-13、DMR-15、DMR-16極、DMR-16真の4エキスパンションでのみ登場しており、下記の4枚が存在している。
- 《銀河大剣 ガイハート》/《[[熱血星龍 ガイギンガ>ガイギンガ(デュエル・マスターズ)]]》
- 《無敵王剣 ギガハート》/《最強熱血 オウギンガ》
- 《[[超戦龍覇 モルト NEXT>超戦龍覇 モルト NEXT]]》
- 《闘将銀河城 ハートバーン》/《超戦覇龍 ガイNEXT》
見て分かる通り、全て火文明のカードである。
そしてそのうち3枚がガイギンガ系、残り1枚はモルト君の最終形態である。
もはやビクトリー以上に子供の人気…というか主人公である[[カレーパン馬鹿>切札勝太]]のために用意されたカードである。
実際、漫画・アニメ共に全てのカードを手に入れている。
なお、2014年度の「ドラゴン・サーガ」から登場したレアリティなのだが、
その翌年の「革命編」から早速「レジェンドカード」に取って代わられることになってしまった。
今後新しいダブルビクトリーが登場する可能性は低いと思われ、実際にちょこちょこ新規が出ているビクトリーと異なりこちらは新章以降一切新規カードが登場していない。
あの「カオスな闇鍋パック」のような拡張パックが出てくれば新規のビクトリーやダブルビクトリーが登場する…かもしれない。
レジェンドカード
DMR-17より、ビクトリーに代わって制定されたレアリティ。
略称は「LEG」。
「レジェンドカード」が正式名称なのだが、専ら「レジェンド」「レジェンドレア」の通称で呼ばれている。Q.伝説って?→A.レジェンドだぁ!
レアリティマークとしては、アルファベットの「L」が印字される。
カードの特徴として、カード全体に大量の小さい丸粒が光るフォイル加工がされており、イラスト枠の右下(テキスト欄の右上)にレアリティマークと「LEGEND」が箔押し加工されている。
レアリティのマークは八方向に伸びた歯車のような形をしており、カード枠が文明の色となっている。
また、初めて「イラスト背景がなく、白一面の中にクリーチャーのみが描かれている」というイラストとなっている。
現状では火文明と光文明に最も多く存在し、次いで多いのが多色カード、その次に闇文明・水文明ときて、自然文明に至っては1枚も無かった。
一応、多色カードに自然文明が辛うじて含まれているとはいえ余りにもあんまり過ぎる対応である。自然文明が何をした
なお、革命ファイナルまでは無色も1枚も無かったが、ジョー編が始まって3年目、超天篇の特別パック、DMEX-06「絶対王者!デュエキングパック」に《ブラッキング・ザ・ジョニー》が初の無色レジェンドとして登場した。
自然文明はレジェンド実装から8年経過したアビス・レボリューション期の特別パック、DM23-EX2「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」に収録された《禁断樹幹 WO-ZERO》にてようやく登場。これにて無色含む全文明のレジェンドが揃ったことに。*4
ビクトリーの後続ということもあり、封入率は低い…と思いきや、なんと1BOXに2枚、時には1BOXに3枚入っているという破格の封入率である。
低年齢層、高年齢層問わず、この仕様は非常にありがたいだろう。
その為か、スーパーレアである《メガ・マナロック・ドラゴン》や《S級宇宙 アダムスキー》、《禁断の轟速 レッドゾーンX》目当てで剥いたら、
《燃える革命ドギラゴン》やら《極まる侵略 G.O.D》やら《伝説の正体 ギュウジン丸》やらがポンポン出てくるというのは良くある事。
レジェンドカードにはハズレア的な残念カードが無いのが救いか。
恒例のシークレット版は3種類ずつ存在する。一つは全身が黄金に輝くバージョン、一つはエフェクトが派手になり文字が書かれたDramatic Cardバージョン(ただし、DMR-19からはこのバージョンはなくなった)。
そしてもう一つがSD体型にデフォルメされたバージョンである。
凛々しい姿の《燃える革命 ドギラゴン》やスタイリッシュなカッコ良さを持つ《轟く侵略 レッドゾーン》、主人公勢の仲間だとは思えない程に禍々しい見た目の《魔の革命 デス・ザ・ロスト》ですら、可愛らしい姿となっている。
このSDバージョンは好評だったのか、DMR-19からは前述のDramatic Cardバージョンに代わり、全身が黄金に輝くSD体型バージョンが収録されるようになった。
革命編から革命ファイナルに掛けて2年間用いられたが、
2017年度の新シリーズからはマスターカードにチェンジとなった。
禁断レジェンドカード
DMR-19で新たに登場した、レジェンドカードの特殊版。通称「禁断レジェンド」「禁断のカード」。
略称は「KDL」。
レアリティマークは禁断文字*5の「X」が使用されている。
「カードの枠が文明の色」「背景が白」といった基本的なフォーマットはレジェンドカードと同じだが、禁断レジェンド独自の仕様として、カード枠に禁断文字が書かれているという点と、レジェンドカードでレアリティマークと「LEGEND」という文字が書かれていた場所に禁断文字で「XLGND」が箔押し加工されているという点が挙げられる。
封入率はレジェンドカードとは打って変わり、かのダブルビクトリーとほぼ同等という圧倒的低さを持つ。
現在、このレアリティに該当するのは《禁断~封印されしX~》/《伝説の禁断 ドキンダムX》のみ。
一応、2体目の禁断クリーチャーである《[[禁断機関 VV-8>禁断機関 VV-8]]》のレアリティマークも禁断レジェンドになっているのだが、封入率及びナンバリング、ジョー編以降に再録した際のレアリティ表記ではレジェンドカード扱いとなっている。
もしかしたら、禁断レジェンドカードとはレアリティではなく禁断クリーチャーに与えられる称号なのかも知れない。
シークレット版は、どちらもカード名からテキストに至るまで全て禁断文字で書かれているという仕様になっている。
禁断文字はアルファベットが適用されているため、当然テキストは英語で書かれている。そして、この禁断文字verも公式大会で基本的に使用可能となっている。
勿論、対戦相手がカードの情報を知らないからと言って嘘をつくのはご法度である。また、大会主催者の判断で使用を禁止にされる場合もある。
ちなみに、前述のダブルビクトリーが主人公・切札勝太の切り札ばかりであったのに対し、禁断レジェンドカードは全て彼のライバルである赤城山バサラ及びその右腕であるNo.2の切り札となっている。
最終禁断レジェンドカード
革命ファイナル最後のエキスパンションであり勝太編最後の通常エキスパンション*6でもある
【DMR-23「革命ファイナル編 最終章 ドギラゴールデンVSドルマゲドンX」】に収録された、勝太の宿敵・赤城山バサラの最強最後の切り札にして革命編~革命ファイナル編の背景ストーリーにおけるラスボスである
《[[FORBIDDEN STAR>FORBIDDEN STAR~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX]] [[~世界最後の日~>FORBIDDEN STAR~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX]]》/《[[終焉の禁断>FORBIDDEN STAR~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX]] [[ドルマゲドンX>FORBIDDEN STAR~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX]]》のみに許されたレアリティ、
それが最終禁断レジェンドカードである。
略称は「FFL」。禁断レジェンドは日本語名を略したものだったのに対し、こっちは英語で略している(「Final Forbidden Legend」。)
フォーマットは禁断レジェンドカードを基準にしており、名前やレアリティマーク、イラスト枠右下の「XLGND」の禁断文字「X」が《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》を模したフォントに変更されている。
個別項目に記載の通り、《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX》は5枚で一つのカード群となっており、パックにも5枚一組で収録されている。
そのため、このレアリティは「5枚で一つのレアリティを形成している」という、TCG史上稀に見る珍しいものとなっている。
ただ、シングル市場においては5枚一組ではなく一枚一枚バラ売りされている事もあるため、シングル買いする場合(特にネットオークション等)には注意が必要。
なお、名前からして封入率は禁断レジェンドカードよりも高そうだが、実際には禁断レジェンドカードとほぼ変わらない。
むしろ、シークレット版に関しては禁断レジェンドカードのシークレット版よりも封入率が高いという良心的なものとなっている。
マスターカード
新主人公・切札ジョーと共に始まった新たなデュエル・マスターズに併せて登場した最上位のレアリティ。
略称は「MAS」。
派生として「マスター・ドラゴンカード(MDG)」、「マスター・ドルスザクカード(MDS)」、「マスター・ハザードカード(MHZ)」「マスター・ゼットカード(MSZ)」が存在するが特定の種族を持っている事を示しているだけでカード自体の仕様やゲーム中の扱いに違いはない。また、呪文版として「マスター必殺カード(MSS)」も存在する。
背景ストーリー及び漫画・アニメにおける重要なキーワードとなっている「デュエルマスター」にちなんだ名称だと思われる。
なお、一部のカードショップでは「マスターレア」という名称を使っているが、マスターレアはバトルスピリッツにて用いられているレアリティであるため、この呼称は間違いである。
これまでのレアリティと異なりレアリティマークは無いが、代わりにレジェンドカードで「LEGEND」と書かれていた箇所に「マスターエンブレム」と呼ばれるマークが金箔で印刷されている。
カード全体の仕様としては、レジェンドカードを基準に新枠フォーマットを適用し、イラストの各所や外枠に金箔加工を施した重厚且つ豪華なものとなっている。
ビクトリーやレジェンドでは自然文明のカードが少な過ぎた事の反省としてか今回は自然文明に多く振り分けられており現状7種類とダントツ。
次いで光、火となっており意外と主人公が使う無色には振り分けられている数が少ない。(とはいえ火と自然のマスターカードに主人公のエースが選ばれている。)
因みに今回冷遇されているのは水文明でなんと新章の展開が始まって3年目になるまで1枚もマスターカードが存在しなかった。
封入率はレジェンドカードの仕様を採用しており、「1BOXに2枚封入確定」という親切仕様である。そしてスーパーレアの方が狙ったカードを当て辛い、という仕様も続投
シークレット版は3種類ずつ存在する。一つはスーパーレアのシークレットと同様に全身がメタリックに輝くバージョン、二つ目はイラスト違いのバージョン、三つ目は「メタリック仕様」と「イラスト違い仕様」の複合バージョン。
後者になればなるほど封入率が低くなり、その分価値も高くなるが一部のマスターカードはシークレット仕様が存在しない。
DG
DMRP-03のみに登場する、《DG 〜ヒトノ造リシモノ〜》専用のレアリティ。一応マスターカードの派生レアリティ。
略称はそのまま「DG」。
マスターカード同様、全体的に金箔加工がなされている。
キングマスター
十王篇よりマスターカードに代わって登場したレアリティ。パッと見マスターカードの上位に聞こえるがそんな事は無い。
略称は「KGM」。
左右の枠は、そのカードの所持している文明色の格子模様。上下に翼の様な模様、そして上側に王冠をあしらった、「キング」の風格を漂わせる豪華仕様。
ストーリーの都合上、各色に満遍なく割り振られてはいるが、やはり火文明は多め。まあデュエマじゃいつもの事である
十王篇時点では2色レインボーのみだったが、王来篇にて単色と3色レインボーが登場した。
大先生レア
DMEX-15に登場する特殊レアリティ。
《切札勝舞&ボルメテウス -決闘の物語-》、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》、《切札ジョー&ジョラゴン -自由の物語-》専用。
略称は「DSR」。
3枚に共通して、DM歴代主人公とその切り札クリーチャー勝舞の切り札はボルシャックだろと突っ込んではいけないが描かれており、カードの縁が金色に箔押しされている。そして、名前の通り(再録を除き)イラストレーターは松本しげのぶ大先生。
封入率は一箱につきどれか1枚であり、それ故にカツキング以外が出た時の絶望感は凄まじかった。
KGR
月刊コロコロコミック2022年1月号付録のプロモカード《新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド》のみがもつ謎のレアリティ。
上記の「KGR」もカードのレアリティ欄に記載されている略称を便宜上記載しただけで、正式名称すらも不明。
オーバーレア
新主人公・斬札ウィンの登場とともにキングマスターに代わって登場した最高レアリティ。通常パックの最高レアリティとしては初めて「レア」という名称が用いられている。
略称は「OR」。
カード全体の仕様としてはマスターカードやキングマスターカードと同様に専用フレームと箔押しがされており、これまでマスターエンブレムがあった場所に火のようなマークとそれに重なるように「OVER」と箔押しで記されている。
また、アビス系のカードのみ箔押しが紫色。
スーパーレア
デュエマ最初期より、最上位のレアとして設定されていたレアリティ。
ビクトリーやレジェンドカードの存在する今尚、高レアとして多くのデュエマプレイヤー達の羨望の的である。通称「スーレア」。
レアリティマークは、真ん中のみが白い黒十字。
略称はもちろん「SR」。
最初期から現在に至るまで、フォイル加工が何度も変更されている。
再録された時期によっては同じカードでもフォイルに違いがあるため、見比べてみるのも楽しいだろう。
公式もこのことを察していたのか、『スーパーレア100%パック』ではこれまで登場した様々なスーレアのフォイルがランダムにカードに設定されていたりする。最新のカードが昔のフォイル加工をされていたりするその光景は、長年プレイしてきたプレイヤーにとっては感慨深いものがある。もっとも、このパックは半分ぐらいが「なんでコイツが入ってるんだよ…」というのばっかりだが
また、スーパーレアの特徴として、クリーチャーがイラスト枠をハミ出して描かれている。
最初期こそはやや大人しめであったが、戦国編辺りから自重しなくなった。他TCGでは考えられないフォイルが派手すぎてテキストが読めない、あるいはイラストが枠をはみ出しすぎて一部のテキストが隠れている、種族の表記が右や左にずれている…などなど。いいぞ、もっとやれ
そして、遂に開き直ったのか、革命編で全てのスーパーレアがフルフレームフォイル加工されるに至った。
現在は、スーパーレアに限らず他のレアリティでもイラスト枠をブチ抜くカードが存在するものの、今尚この派手さはスーパーレアの魅力となっている。
カード性能としての特徴は派手だったり個性的な能力を有するものが多いという点か。
「他に類を見ない、独特または唯一の能力を持ったカード」や「既存の能力を多く兼ね備えているカード」というものがほとんどである。そのため、スーパーレアを引き当てた多くのデュエマプレイヤーが「このカードを中心にどんなデッキを組もうか」と胸躍らせるのである。
また「さすがスーパーレア!他のカードに出来ない事を平然とやってのける!!(ry」というぶっ壊れ寸前のカードもある。
王様とかキリコとかエクスとかサイクリカとか5C絶対殺すマンとか…
うん、寸前じゃなくて正真正銘ぶっ壊れてるのもあるね。
逆に、強いカードばかりだけではなく、スーパーレアにはデュエル・マスターズ七英雄の4体を始め、さまざまな残念カードも名を連ねていたりする。
DM-07にいたってはスーパーレア全部がハズレという酷い話である。
これは、「希少な能力だけど、独特すぎて使い道がない」「専用デッキ組めば強いけど、それだったら他のカード使った方が早いし強い」「能力は多いけど、それらが全然噛み合ってない」という事態が発生するためである。
あと、「これ絶対、開発陣が調整間違えただろ」と思える普通に弱いカスレアも稀によくある。
これだけ見ると当たり外れの激しいレアリティに感じるが、その多くは適正な強さを持ったカードなので心配はない。ハズレアやぶっ壊れのインパクトが強すぎるだけである。
強いカードとハズレアが混在しているという、もっともカードパワーの落差が激しいレアリティであり、「レアリティの高さがカードの強さに直結しない」という事を教えてくれるある意味非常にありがたいレアリティとも言える。
ちなみに、DMC-67及びDMC-68のみ、「スペシャルスーパーレア」というスーパーレアの上位に位置するレアリティが存在する。後のビクトリーカードの原型と言えるだろう。
ベリーレア
スーパーレアの次に高いレアリティのカード。
黒丸に白い星、というのがレアリティマークとなっている。
略称は「VR」。ビクトリーカードとの混同に注意。
こちらもフォイル加工が施されており、パターンは何度も変更されている。
また、《[[不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー>不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー]]》等、ベリーレアでありながらシークレット版が存在するものも。
光り物なのでカードパワーが高いものが多いが、スーパーレアに比べると派手さに欠け、また、最上位のレアリティではないため初心者からはスーパーレアよりも軽んじられることもある。
だが、実はデュエマ初期の最強カードと名高い3枚《[[無双竜機>無双竜機ボルバルザーク]][[ボルバルザーク>無双竜機ボルバルザーク]]》、《[[アストラル・リーフ>アストラル・リーフ]]》、《[[ボルメテウス・サファイア・ドラゴン>ボルメテウス・サファイア・ドラゴン]]》はいずれもベリーレアである。
というか、殿堂入り及びプレミアム殿堂入りを始めて出したのもこのベリーレアであり、その数もかなり多い。
ベリーレア「レアリティの高さの違いが、カードパワーの決定的差ではないということを・・・教えてやる!」まあ、ハズレアもそれなりにあるんだけどな!!
封入率は比較的緩めに設定されているのでとんでもなく高騰するという事は少ない。
流石に環境デッキに複数枚必須となるとそこそこの値段にはなるが。
長らくの間、ベリーレアは一部のカードを除いて基本的にはカードの枠の中にイラストが納まっていたが、レアカードの派手さが日増しに加速していく現状を考慮したのか、革命編でイラストがカードの枠組みを超えるに至った。
要するに初期のスーパーレアのような感じになった。このことに嬉しく思うプレイヤーは少なくないだろう。
シークレット
DM-24(極神編最初のエキスパンション)から導入された、特殊なレアリティカード。シークレットが入っていないエキスパンションも存在する。
レアリティマーク*7は○に漢字の「秘」が入る、いわゆる「マル秘」マーク。
基本的に、そのエキスパンションの目玉カードである最上位レアの特定のカードのアルトアート版となっており、中にはフレーバーテキストが変わっているものもある。また、エフェクトが非常に派手になりカードを切り裂いてカードの裏面が見えていたり、噴出す炎がテキスト欄を焼き焦がしていたりするものもある。一部はそのせいでテキストが読み辛くなっているという事態も。
例外的に、DM-28の《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》とDM-30の《[[戦極竜ヴァルキリアス・ムサシ>戦極竜ヴァルキリアス・ムサシ]]》のみ、ベリーレアでありながらシークレットとなっている。このヴァルキリアス・ムサシは、エキスパンション収録カードで現状唯一の「ヴィジュアルショック・シークレットカード(遊戯王で言うところのホログラフィックレア)」仕様となっている。
戦国編から神化編のシークレットはヒーローズ・カード仕様になっているため、評価が分かれる。
エピソード2では、なんとシークレットにしか存在しないカードが収録されるようになった。幸いにも、封入率はベリーレア程度で、シングル価格もそんなに高くないため入手難易度は言うほど高くないのが救いである。
エキスパンションによっては、シークレット版が複数存在したり、特定のカード複数枚にそれぞれシークレット版があったりと、コレクター泣かせのレアリティである。
レアリティ無し
その名の通り、「レアリティ分類がなされていない」カードの事。
主にプロモーション・カードや構築済みデッキの目玉カード、ブラック・ボックス・パック、超ブラック・ボックス・パックといった特別拡張パックの一部のカードが該当する。
当然、「レアリティ無いから希少価値は低い」ということは無く、当然レアリティ無しでもスーパーレアやビクトリー並みかそれ以上に希少価値が高いカードも少なくない。
特に有名なのが、シングル市場がデュエマ史上類を見ない高騰を見せた《ニコル・ボーラス》だろう。
因みに本wiki含め、多くのサイトでは便宜上「P*8」と表記される。
再録される際には、多くの場合レアリティが割り振られる。
C.C.系
コモン・アンコモン・レアのうち、通常版とは異なりフォイル加工がなされているカード群の事。各エキスパンション毎に、決まった数種類のカードが選ばれる。
開発陣の一人であるチャーリー・カティノ氏がお勧めするカードが由来。
革命編ではレアリティの封入率が見直されたために廃止された。
- 極神編にて、始めて登場。イラストの右下に「C.C.」というエンブレムが印刷されている。これは『カティノ・カード』または『カティノ・チョイス』の略称とされている。
決して「シーツ―」や「ち〇こちっちゃい」の略称ではない - 戦国編~神化編では、『ヒーローズ・カード』として登場。イラストの右下に「h.c.」というエンブレムが印刷され、漫画版デュエル・マスターズの登場人物のイラストが追加されている。
後のブラック・ボックス・パックや超ブラック・ボックス・パックにも収録された。超BBPでは、VSRのキャラクターがアニメ版イラストで追加されている。 - 覚醒編では『ヴィジュアルカード』が登場。イラストの右下に「V.C.」エンブレムが印刷され、イラストには派手なエフェクトが追加されている。
一部はイラスト自体が枠からはみ出しており、一見するとスーパーレアかと勘違いするようなものも。ただしこれのみ他のカードと異なりフォイル仕様ではなくラミネート仕様になっている。 - エピソードシリーズには『MODE→CHANGE』として登場。イラスト右下に印刷されるエンブレムは、そのまんま「MODE→CHANGE」。基本的にはヴィジュアルカードと同じだが、一部のカードはイラストの色が変わっているものもある。
- ドラゴン・サーガに登場したのは『Dramatic Card』。イラスト右下に「Dramatic Card」と印刷されている。イラスト自体に変化はないが、効果音や台詞と思わしき文字が大きく印刷されているのが特徴。
- 革命ファイナルにて発売された特別拡張パック「輝け!デュエデミー賞パック」では『GRAFFITI CARD』が登場。いわゆる再録&アルトアートカードなのだが、なんと各イラストレーターが自身のTwitterにて公開した拡張パック発売記念イラストに加筆・修正したものがカードイラストとして採用されているというもの。
特に目を引くのが、アニメでの使用者であるルシファーがイラストに登場している、中村エイト氏の《ミラクル・ストップ》、全てのイズモ君が炬燵を囲んでまったりしている、かわすみ氏の《プロジェクト・ゴッド》。 - 同じく「輝け!デュエデミー賞パック」に収録された『アワード受賞カード』は、公式サイトで行われた「デュエデミー賞選考会」という投票企画にて、【人気カード・パワーアップ部門】での5部門*9で優勝したカードと、【人気カード・スタイルチェンジ部門】での5部門*10で優勝・準優勝したカードに送られる栄えあるレアリティとなっており、カード枠の右下あるいは左下に「Duedemy Awards」という勲章が刻まれている。
ウルトラゴールデンカード
略称UGC。
デュエル・マスターズ15周年記念パックであるDMEX-01「ゴールデン・ベスト」から登場したレアリティ……というよりも再録枠に与えられている仕様。
元ネタはMTGのマスターピース。
あくまで仕様の一つなのでこの仕様のビクトリーやレジェンドカードもあれば同じ仕様のコモンも存在する。
マスターカードのようにカード枠やイラストが金箔で縁取られており、全てフルフレームイラストになっているので見た目が非常に派手になっており、一部の全身イラストが存在していなかったカードは新たに描きおろされている。
ただし、通常のフォイルカード以上に反りやすかったり見た目が派手過ぎるのでデッキに投入すると存在が浮き、美観を損ねやすいのでこの仕様のカードを使わない人も多い。
基本的に収録されている他のカードと相性の良いカードや高騰している過去の強力カードから選出され、特に《ニコル・ボーラス》や《偽りの王 ヴィルヘルム》の再録は大きな話題になった。
……実際の所かなり当たり外れの波が激しい枠であり、上述の2枚のような高騰しているカードばかりではなく《フェアリー・ライフ》や《狂戦士 ブレイズクロー》といった今まで何度も再録されているカードも同時に選出されている事が多く狙ったカードを当てるのは至難の業。
封入率はDMEX-01の時のみ1箱に2枚のランダム封入でDMRP-05以降は1箱に1枚となっているが、一部のカードには封入率操作が行われているようで上述したヴィルヘルム等は封入率が1カートンに1枚になっているようで結局値段は殆ど下がる事もなかった。
それでも貴重な絶版カードの再録や今までフォイル仕様が存在していなかったカードのフォイル化等も相俟ってプレイヤー達からは概ね好意的に見られており、事実この枠を取り入れた双極編からは売り上げを大きく伸ばしている。(カードパワーがかなり高くなったエキスパンションシリーズだったのでそれ以外の理由もあるが。)
一部の例外を除いてこの枠に選出されているカードにはエキスパンションマークが施されておらず、2ブロック大会では使用することはできないようになっている。*11
余談
2016年1月「超ブラックボックス・パック」にて効果の対象にレアリティを参照する呪文《レアリティ・レジスタンス》が登場。
具体的には、バトルゾーンにあるベリーレア・スーパーレア全てをバトルゾーン・マナゾーンから山札に戻すという、ネタカードとは思えないぐらいに強力且つ恐ろしいカード。
ビクトリー以上には触れないあたり、所詮はコモン・アンコモンという悲しさを感じる1枚。
また、レアは双方の争いを黙って見ているらしい。なかなか強かな奴である。
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*1 長い間正式名称は「ビクトリー」だったが、DM23-EX1「大感謝祭 ビクトリーBEST」において「ビクトリーレア」と表記されたので今後はこちらが使われるものだと思われる。*2 エピソード1ではスーパーレアと同じ加工、エピソード2からDMX-25、26までは≡V≡の字が浮かび上がる専用加工(ドラゴンサーガ以降で若干仕様が変わっている)、それ以降ではDMEX-06を除いて主に再録カードに施される縦線フォイルになり金箔加工が無くなった。ちょっと寂しい。
*3 旧称「DASHゴールデンリスト」。いわゆる「再録禁止リスト」で、これに登録されたカードは発売から2年間は再録がされない。エピソード2以降の特別拡張パック等の例外を除き、ベリーレア以上のレアリティカードは必ずリスト入りされる。
*4 尚、WO-ZEROのカード番号は他の特殊レアリティと違ってスーパーレアの前ではなくベリーレアの途中になっている。
*5 アルファベットの換字式暗号。ポケモンで言うところのアンノーンや、デジモンで言うところのデジ文字である。
*6 このDMR-23の後に発売となる特別拡張パック【ファイナル・メモリアル・パック】シリーズが勝太編最後のエキスパンションとなるため、このような記述とした
*7 厳密にはカード番号の記号
*8 プロモーション・カードを意味する。
*9 【初期殿堂部門賞】【聖剣編部門賞】【極神編部門賞】【戦極編部門賞】【勝太編部門賞】の5部門
*10 【マナ加速部門賞】【おじゃま部門賞】【S・Tゲート部門賞】【速攻部門賞】【ブロッカー部門賞】
*11 UGC仕様のカードが使えないというわけではなく規程年内にUGC枠以外で再録されていればUGC仕様のカードも問題なく使用できる。
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